ハンターハンターの新着コメント

新着コメント

自分だけのオリジナルの念能力を考案
三ツ星の考察ハンター 2024/12/06 03:24

パンテオン/推し並べて標支神柱

強化系の拡散型&徴収型。強化6割放出4割くらいの系統ポジション。
発動条件は握手でオーラを渡し、相手の同意ありきでオーラを融通する契約を結ぶ。発動すると、自分は常時絶になり、契約してオーラを融通してる相手が絶にならない限り、オーラが一切使えない状態となる。

一撃必殺技、ペンテコステバプテスマ
/感嘆するべし万神の宴に興じん

オーラをパスした全員に連絡取っておいて「いと高き所から力を着せられし主と、聖霊があなたの上に望まれる時、あなた方は力を受け取るでしょう」と詠唱すると、絶った全員からオーラが徴収され、術者のオーラは復活。とんでもない顕在オーラを全身に湛え超パワーアップする。発動中味方は絶で瞑想をキープしなければならず、一人でもそれをやめてオーラを纏うと、術者は強化解除され、またオーラ使用不能状態に戻る。

自分だけのオリジナルの念能力を考案
三ツ星の考察ハンター 2024/12/06 03:18

エブリシング・エブリウェア・オールアットワンス
溢れんばかりの全ての未来

能力名の元ネタはドラマ。分類は特質系の予知&感知タイプ。網目模様の入った球体が具現化され、目玉が滞留する渦のように球体表面をうごめいている異様なビジュアル。空中に浮かぶコレの中に入ると、空間、時間、物質、およびエネルギー物理定数、法則すべてを見はるかし、欲する情報の存在を明確に浮き彫りにする。マルチバースを俯瞰して見るように、何でも把握出来るが、より深く突っ込んだ内容を見ようとすると、かなりの数の生贄が必要。

自分だけのオリジナルの念能力を考案
三ツ星の考察ハンター 2024/12/06 03:15

ヤン=ガン=ティターン(具現化系)
共に手を繋ぐのは悪魔の誘い

なんかのほほーんとした剽軽なカオの悪魔を具現化。意思もあって陽キャかなりフレンドリーな性格してる。コイツとハイタッチをしてオーラをチャージし、常に手を繋ぐと色んな恩恵を受けられる。変身能力があって、武器や乗り物、あるいは分身、戦闘アシストと助言もしてくれる。ただし見返りとして相応のオーラを要求される。オーラが枯渇してても具現化出来るが、その場合、見返りで寿命を要求される。

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
pull 2024/12/04 13:47

今回の韓国の戒厳令がハンターハンターに及ぼす主な影響

作中で特殊戒厳令が発令されたが、建前上カキンが民主主義国家である以上は、国会議員が集まって解除案を可決すれば戒厳令は解除されるんじゃないのか?
カキンの国会議員が乗船しているのなら一層か?
すぐに自由になるっぽいからやろうと思えば簡単に集まれそう。
それとも彼らは継承戦に関与しない立場を取って、消極的にベンジャミンに利する行動を取るのか?
それとも実質的には王族政治体制であるカキンにはそんな権利は議員には付与されてないのか?
軍部に匹敵する権力を持つのは司法局だけなのか?
立法府は司法局と違ってカキン王朝の犬なのか?

という疑問が噴出すること。
冨樫はこういう読者の認識レベルに対応して、それなりのリアリティラインを示すアンサーを作中で描かなければならない。
だがこれ以上、有象無象のキャラクターを登場させるわけにもいかないか?

カキンが建前上とはいえ民主化をしたのなら、君主制の民主主義国家ということで、名目上の君主のナスビ国王とは別に首相と議員がいなければならないと思うのだが、これがさっぱり描かれない。
まぁ描くまでもなく立法府が王朝の傀儡であることは想像に難くないのだが、じゃあなんで司法局だけは強権を持ってるのかこれが不思議だ。
都合の良い舞台装置である感は否めないのだが、冨樫ならこの歪みにもなんらかの意味を持たせているのではないかという信頼がある。
情報爆弾などを集めるよう指示しているであろう最高裁判官クレオパトロはその地位にしては随分若い見た目だ。
恐らく念能力者でオーラで若さを保っているか、親族がナスビの側近か、あるいはその両方か。
戒厳令が発令されると裁判所はその機能と、継承戦に対する抑止力を失う。
だが司法局は当然、特殊戒厳令も想定し、なんらかの対策を講じているようだ。
カイザルがシュタイナーに渡したスイッチがなんなのか。
あんなちっぽけなスイッチ一つを押したところで何が変わるのか?
こればかりはさっぱりわからないので続きを待ちたい。
だが今連載期間内にわかることはどうやらないんじゃないんだろうか…

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
pull 2024/12/03 01:20

モレナ
「キスするのは仲間として私の能力を与える為の条件の1つなの」

やはり仲間になるのも能力を得るのも3つの条件を揃えなければいけないような気がする。

「B,私とキスして能力を感染する事」

これは能力が感染はするが発現はしないというような文意か?

そしていよいよボークセンの真意がわからない。
仲間にもならず、能力も得ず、YESと答えるメリットとは?
Xの安全性役を放棄してるだけなので、すぐにボークセンを処理場へ連れて行って誰かを殺せば「仲間」にすることが出来てしまう。
それはボークセンの主体性を踏みにじる行為だからしないのか?
YESと答えた以上は、それくらいはする連中だと思うが。

とはいえ、仲間にはまだ一人空きがいるので、特質系枠はボークセンでなくてもいい。
ボークセンはどうにか切り抜けるのだろうが、生還後に仲間の保身だけのために行動するようなつまらない展開にはならないといいが。

問:ボークセンは持ち帰った情報を誰に伝えるか?

・国王軍
モレナとの結託を疑われそうだし、特殊戒厳令下でまともに機能して無さそう。
実質ベンジャミンへの報告となるので、ボークセンが王族政治肯定派に与することはないだろう。
・オトシンたち
まずは仲間内での情報共有はするだろう。
拐われたら探すなと言われていたが、戻ってきた仲間を疑って拒絶しろとまでは言ってない気がする。
操作系能力を想定した上で、身の潔白を証明する秘密の符号をボークセンなら考えていてもおかしくはないがどうだろう。
・ツェリードニヒ
ここに対するアプローチをどうするかが肝か。
モレナの凶行を止めたい気持ちを考えれば、二重スパイとして制限した情報をツェリに与え行動を誘導しようと考えるのでは。
しかしツェリには嘘に厳しいウマ霊獣がいる。
念に半端に覚醒していたらそれも見抜かれる。
一番身の潔白を証明するのが難しい相手といえる。
そういえば講習会に行った私設兵はどうなったのだろうか。
手土産とは獲得した能力のことだと言えば許してもらえたのだろうか?
操作されてない証明としてクラピカの首でももってこいというような意味で言われてた気もするが。
・十二支んミザイストム
ボークセンは准協会員であり、ハンターは念のスペシャリスト集団であり継承戦にも中立の立場。
善意の第三者に助けを乞うのならここが駆け込み寺として一番有力だろう。
その情報はクラピカ,下位王子同盟とも共有され、一気にクラピカ陣営が優勢になる。
しかしそんなイージーゲームは冨樫の好みではないか?
・シュウ家シャ家
元々ボークセン達と連携していた両ヤクザ。
モレナ達の情報を売れば、旅団にも伝わり、一気にモレナ一派は劣勢となる。
だがおそらくボークセンはそんなことはしないのではないか?

しかし眼の前でシャッフルするのは、ジャンケンの手が見切れるゴンキルクラスの動体視力があれば簡単にイカサマが出来てしまうと思うが、ノブナガの前でイキったルイーニーといい、どうもカキン編は達人クラスのフィジカル強者を軽視している傾向がある。

まぁゴンはビスケにすらバレずにジャンケンでイカサマをしていたのだが。
しかしゴンにイカサマジャンケンを教えたクジラ島の漁師は一般人だろう?
この世界の軍人のフィジカルだって相応のものであるような気もするが。

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
pull 2024/12/02 13:08

勘違いしてたが、3つの条件で達成されるのは仲間になることか。
能力の感染自体はキスのみで達成される。
これは3つめの条件さえ達成しなければ仲間になる強制力は働かないってことか。
逆じゃないかうっかりしていた。

とはいえ、レベル1の感染状態になったところでたいした得があるようには思えないが。
制約で安全が保証されていたXの方がまだ生存確率は高かったように思う。
つまりリスクを押して能力を獲得しやりたいことがボークセンにはあると。

しかしボークセンは、殺人を手段にはしないし、情報を持ち帰ってモレナ達を止めるつもりなんだろう?
まさかこの心の独白をいきなり冨樫が翻すとは考え難い。
それにいったいレベル1の感染状態が何の役に立つのか…?
やはりさっぱり先が読めないなこのマンガは。

・ボークセンイカサマ説

二枚のカードを表にする時にリターンカードに傷をつけ、XとNOの二択を外し、最後にリターンを引き当て、傷を隠すためにクシャクシャにしたらしい。
なるほど、気付かないモレナ達はどうかしているが、筋は通っている。
モレナ達は制約上イカサマが禁じられているが、感染側はそうではないと?
これが認められるのなら、進んで仲間になりたがる人間がローリスクで条件を達成できるので制約にならないんじゃないのか…?
まぁモレナ達に気づかれなければセーフ判定なのだろうが、制約のリスクを聞いた上でイカサマを実行したのならボークセンは予想以上に頭がキレて肝の座ったキャラだ。

カードの心配をしたのは、状況を誤魔化すためで、オトシン達を感染させようとしていたわけじゃないらしい。

しかしわざわざ新品のカードを使うのになぜイカサマの印に気付かない?
それだけがこの説の瑕疵だ。

37巻120ページ
クラピカ
「能力の系統は本来、他人には決して教えてはいけないトップシークレットだ」
「私のようにどの系統か判別のつかない特質系ならば影響は少ないが」

当時はこのセリフを理解するために頭を捻ったものだが、ようやくその解答が得られた。
疑似エンペラータイムのようなもので特質系は自由に系統パラメーターを伸ばせる。
私自身完全に納得はしていなかったが、論理的に考えてそうとしか考えられなかったのでそういうものなのだろうと結論づけていたが、ほぼ正解じゃないだろうか。
特質系自由位置説を唱える翁と似てる説でまったく誰の賛同も得られなかったが、考察とはこういうものだ。
このサイトのどこかに書き捨ててあるので読んでみたい人は見つけてみるといいだろう。

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
pull 2024/12/02 09:35

第三の条件を満たしたところで、ボークセン自身が殺人を行わないのならレベルは0のままで特質系能力は発現しない。
しかし、YESの答えを引き出しながら協力はしないなんて状況くらいモレナは想定しなかったのか?
YESと答えた以上、殺人と協力を強要される強制力が能力にあるものだと思っていたが、あくまでモレナは仲間の自由意志を尊重するようだ。
私の主体は私。
モレナの怒りの源泉がそこにあるのだからしかたないこととはいえ、世界を滅ぼす目的に言葉の説得だけで賛同してもらえると思っていたのならちょっとお花畑じゃないだろうか?

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
pull 2024/12/02 07:54

ボークセンの解答はYES
ただし、仲間にはなるがアジトからは出ていってボークセンなりにカキンを変えるように動く。
ここでの出来事を忘れるなんてのは適当な嘘。
情報を最大限活かすという心の声がボークセンの本音。

うーむ、面白い。
予想の斜め上を行く。
ハンターハンターはこうでなくては。

今回明かされた第三の条件、モレナ一派の殺人を目撃しない限りサイキンオセンには感染しない。
一見、Xを即没収され無意味に思えたターンにもちゃんと意味がある。
更に聞き出した情報によって、ボークセン自身の行動が制限されない確信を得たのだろう。

くしゃくしゃのカードの心配をしたのは、さらにオトシン達を感染させるためか。
仲間の数を明示したのも、感染枠の残りを読者に明示するためだろう。

しかし感染枠は減ったら増やせるんだな。
てっきり一度限りの制約だと思っていたが。
まぁこれはメンバーゼロ側にも時間制限の制約があるとすれば帳尻は合うが。

出入り口は5つ。
ボコンテのトビラが3つと、二層への出入り口と三層への出入り口か。

>一言一句同意だな。

珍しく同意見なようだね。ありがとう。

>ツェリードニヒはモレナと旧知なのだが、まさか顔面の二線(ヒキツレ)が嘘っぱち〈 = 王家の血を引かない 〉だとは知らないのだろう

普通に傷跡が二線者か肉の印なのは知ってると思うが。
それにツェリは本物のモレナとは旧知であっても、偽物のすり替わった肉モレナとは面識はないんじゃないか?
襲名式で顔を合わせていたとしても、今の顔が元の顔でない可能性は高いし、本物のモレナと勘違いしてた可能性もある。
二線者は王家の血を引いた祭孤児ということが確定したので、そこまで本物のモレナもツェリと深い付き合いはなさそうに思えるが。

>こんな遅くにサイキンオセンを始めなきゃいけない理由が判らない。

感染してから1,2ヶ月以外に100人殺傷して抗体を作らないとサイキンに殺される能力で時間制限があると見ていたんだけどな。
だがこのリスクの説明をせずにキスをした意味がわからない。
4つ目の条件としてリスクの説明がなければおかしい。
そんな制約はないとみるべきか、あるいは死ほどの高リスクではないが時間制限はあるとみるべきか。
1ヶ月たったら自然治癒して能力が消失する制約…とかか?
これならボークセンにとってはノーリスクだが、モレナにとっては痛手だろう。
ただし再び感染したら力を取り戻すことができるので、能力を永続させるには永遠に殺し続ける必要がある。
こんなところじゃないか?

>サイキンオセンに感染したからといって、たちまちフィジカルエリートに成れる訳でもないのだし

いやなれるだろう。
念無しと念ありは子どもと大人の差が出るぞ。

>ちゃんとしたヤクザの力を弱めたせいで、反社のヤクザ未満が暗躍している今の日本は、コレを笑えない。

どうだろうなこれは。
行政の手の届かない、ヤクザが管理するしかなかった領域というものがあった頃ならその存在は必要悪として認められていたのだろうが。
現代にヤクザが裏社会で実権を握っていたとして、半グレが闇バイトができないように睨みを効かせられるものか?
それはヤクザでも管理不可能な手に余る領域だろう。
ネットでつながる闇バイトはある意味、完成した旅団のシステムともいえる。
手足をどれだけ失おうとも、たとえ頭が代わっても、根絶することは不可能なんじゃないのか?
これを根本から解決するには2つ、闇バイトしなくてもいいくらい生活レベルと教養レベルをあげるか、民衆を武装させるか。
前者はただの理想論で実現困難。
実際には後者の蛮族に対処する中世の価値観に戻るしかない。
セキュリティとスタンガンがこれからのトレンドになるんじゃないかと商機に敏い者なら気が付くだろう。
そんなことより第三次世界大戦の勃発の方が近いと思うがね。

はじめのボークセンの日和見主義な価値観は実に日本人的で、対岸の国でどれだけ人が死のうと私達は知ったこっちゃない。
自ら銃を手にとって戦いに行こうだなんて死んでも考えやしない。
だが精神の安寧上、反戦を願っても見せる。

絶対に殺人を手段に選びはしないボークセンが、彼女なりの戦いをはじめようとしている。
情報を手に、特質能力には頼らず、モレナたちに救いの道を示せるのか?
まぁ第三の条件を満たすのは時間の問題だろうが。

>名簿未定出の期間が、この期に及ぶほどに長きにわたっているのか?

名簿に載ってる人物は元エイイ組で、全員殺されてるんじゃないか?
モレナだけでも45人殺している。
まぁエイイ組にも10点念能力者はいただろうが。
すると最大でも4人。
随分少ない気がするがそんなものか?
シュウとエイも判明してるのはそんなものかも。
まさか無能力者に念能力者が殺されるなんてこともないだろうし。

>それらのサンプルデータを取る機会がなかったとは言い切れない。

いや、水見式って水に対して発を行うんだぞ?
念覚醒してないとムリなんだが、何か勘違いしてないか…?

やはりモレナが持つ能力に、未能力者の系統を判別するオプションが備わってると考えたほうが自然かな。
その精度はドッグマンには劣るが、何故か私設兵の中に特質系がいることはわかるというなんとも不自然で奇妙な性能の能力ということになってしまうが。

>クラピカの方が先に、ウボォーギンが未修了の、より高い強化系の技・自己治癒力の強化・上を修得していたのではないか? 

そりゃそうだろう。
クラピカのそれは治癒という昇華された固有能力なんだから。
高度な治癒を強化系で行いたいのならそれなりのメモリを支払わなければならない。
ビッグバン一本強化のウボォーは固有能力に匹敵する治癒能力にメモリなんてふりたくなかったんだろう。
戦闘続行できるだけの止血能力などがあればウボォーには必要十分。
欠損の治癒は後でゆっくりマチにでも任せていたんじゃないのかな?
マチなら欠損部位だって他者から移植なりして拒絶反応すら起こさない神業治療を披露してくれそうだ。

>貴方はモレナやヨコタニが持つメモリ全体を、どう考えているのよ?

モレナの系統は5系統バイブリッドと明言されている。
どれを何にって話だが、サイキンオセンに具現化要素はないな?

強化:メンバーのオーラを増強
変化:オーラを唾液に
放出:遠く離れたメンバー間の補助
操作:カードゲームなどが条件型の制約
具現化:コミューン形成能力?

けっこうしっくりくる解釈だと思うがね。
さらにエイイの念能力者推定4人を殺した能力。
念能力者のヤクザ4人を能力なしに素の強化オーラだけでやれるのかな?
まぁ特質ならなんでもありではあるが。

>余裕がある

サイキンオセンは制約マシマシで強化した能力だとは思うが、余裕があるとは感じなかったな。
世界を終わらせることが出来る能力の核なんだから全身全霊を注いでいそうなものだが。

>サイキンオセンと自動修復の壁の、全く別の技を二つ、個人で持つのは、かなり難しいと思うのだぜ?

モレナのサイキンオセンがもらいものって説はまだあるんじゃないかと思ってる。
モレナのレベルが45なのはメンバーゼロになるとレベルもゼロにリセットされるから。
モノローグでモレナプルードの能力と説明されていたが、これは本物の二線者のモレナのことかもしれない。
壁の術者が遠く離れているよりは、こちらの方がまだ可能性はあるだろう。
まぁ無理筋ではあるが。

>ヨコタニ

プレデターといい相変わらず具現化念獣は燃費の悪そうな能力だなと思うよ。
ダブルで示された放出・操作・具現のハイブリッド能力の高メモリ性を制約でどうにか解決して運用してるんだろうが、そもそも効率の悪い系統をブレンドするなという話だ。
ヨコタニ自身がガンダムになるとかもっと効率の良い能力があるんじゃないのか。
だがそういうのはツボネやゴレムのようになぜか運用にジョイントエネルギーを必要とする。
このへんどうやって冨樫の中で帳尻を合わせてるのか聞いてみたいものだね。

墨攻の条件が、「モレナのいるアジト」だが、さらにこのアジトの作成者が第三者だとすれば、ボコンテも合わせて4人でコンボ能力してる能力となる。
人員を割きすぎじゃないかね。
「モレナのいるアジト」を条件に組み込むのならそのアジトの強化もヨコタニがしてるとするのが自然な気はする。
はて、強化といえばオラルジ…?
ノブナガの系統推理が外れてると見たほうがいいか…?

ヨコタニは犯罪者には無敵だが、国王軍には無力。
そいつらを蹴散らす強化系能力者がオラルジだと思っていたが…?
まぁ壁の強化をしていたからといって、素の強化系能力が弱いなんてこともないんだろうが。

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
長文翁 2024/12/02 00:32

>> 22 、pull氏の文を引用しつつ、我が意見を書く。

>>ボークセンが特質系
>特質系は3000分の1の確率(思ったよりずっと低い)なのに、本当に私設兵6人の中から特質系をピックしてきていた。これはたまたまなのか?
>あらかじめ私設兵の中に特質系がいるという情報でもなければ立てようがない計画に思えるが…
>私設兵さらってくるついでに特質がいたらラッキーだからそいつさらってきて、なんてお願いをしてたのか?
>そのために時間をかけてレベルをあげた?
>いまいち腑に落ちないんだが、これ他の読者は気にならないんだろうか…?

  →  一言一句同意だな。このまんま追加の説明( = 作中での仄めかし)がなかったら、これこそ冨樫やっちまったなぁ~案件だ。
  考察:冨樫が、物語が余りに冗長になるのを避ける為に、いくつかのエピソードを纏めた? 知らんけど。

    ✔ 第 38 巻、P74、75。後にボークセンがカードゲームをやることになるモレナの居室にて、エイイ組の面子が作戦会議をやっている。この時の趣旨は、
  1.今までツェリードニヒ王子の動向を報告していた間者(執事らしいが、その形貌を筆者は知らん。知っている人が居たら教えて下さい)が消されたので、情報が手に入らなくなった
    【 ❈ … ツェリードニヒが消したその人は、サイキンオセンに感染してはいなかったんだよな。能力の人数制限の 22人からは漏れてるからね? 】。

   つきましては、新たにツェリードニヒの動向を探れて、モレナに報告できる立場の人間が〈 今さら? 今から新たに!?〉必要になった。だから、

  2.リストに乗ってる私設兵を一人、新しく間者として仕立て上げようと思う。 “ サイキンオセンに感染させる事で ”   ←  !?

   ❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊

    1と2の段階で既に、間者の仕様からして違いが在る。
  先に消された人は誰かの、そして何らの念能力の支配下にも居なかった( 金等の欲得のみで務めていた )が、新しい私設兵はサイキンオセンに感染させる予定だ。
  しかも最近の作中の話を追うに、サイキンオセンに感染したからといって、必ずしもモレナの支配に逆らえない訳でもなさそう。上意下達かつ不可逆の縛りが無さそうなのだ( = サイキンオセンとは、下剋上が可能な操作系能力だと見受けられる )。
   【 だからこそエイイ一家は、ボークセンを心から説得しようとカードゲームをやってもらっている 】。

    ツェリードニヒはモレナと旧知なのだが、まさか顔面の二線(ヒキツレ)が嘘っぱち〈 = 王家の血を引かない 〉だとは知らないのだろう。だからという訳ではないが、今まで同じ父の子だと思っていたから、表面上は仲良くしていた。
  そうでなくとも、三つのマフィアの均衡を崩すような事は、ツェリードニヒは大嫌いだと思う。
  さらには、陽射しを浴びる王道を歩ける王族に対して、常に日陰者として生きる二線者としての立場の違い。それをわきまえないモレナを粛清する事は、王族として必定。

   ♡〜♡〜♡〜♡ ♡〜♡ ♡〜♡〜♡〜♡

    一つ懸念するのは、死後残り強まる念について、ツェリードニヒはいつ勉強する事になるのか?
  単にサイキンオセンというだけでもモレナの死後に残るのは確定なのに、モレナが死んだら、そのオーラは飛んでいって、仲間たちに均等に分配されるだろう(?)。
  ? → そうではなく、モレナが最も気にかけている感染者が、モレナのパワーを一手に受け継ぐ事になるのか? ビヨンドの種による強い添え物ではないが、殺してはマズい念能力者も居るという事は早目に学習せねばならない。

✢✢ 〜〜 ✢✢ 〜〜 ✢✢ ✢✢ 〜〜 ✢✢ 〜〜 ✢✢

    ☆ エイイ組がサイキンオセンを発動、開始したタイミングが、何故に上船して二、三日後だったのか?

> カード面接→エイイ惨殺→サイキンオセン授与
> 念覚醒前のパンピー状態でエイイ組を「殺し合い」で皆殺しにしたのは違和感があるが、覚醒前から殺人技術に優れた達人たちなのだろうか? / 中にはフィジカル系じゃないメンバーもいそうだが。

  →  まさしく。乗船した人間の中には幻影旅団もいた事から、念能力者で有る無しに関わらず乗船できたはずだ。こんな遅くにサイキンオセンを始めなきゃいけない理由が判らない。

    さらに言えば、元々のエイイ組の構成員を皆殺しにせねば、そりゃ乗っ取りなんて事は上手くいかないだろうから。皆殺しはしていることだろう。
  でも、じゃあどうやって? サイキンオセンに感染したからといって、たちまちフィジカルエリートに成れる訳でもないのだし、単純にポイントの加算の件だけでも、感染を後回しにする理由が不明。

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    一つ言えるのは、エイイ組の面子だけは他の組と違って、 “ 名簿 ” を提出していない … って点だ。

    □ 筆者の言う “ 名簿 ” とは何か?  →  ✔ 第 37 巻、P197。エイイ組の女が、シュウウのヒンリギに対して、自分らエイイ組の面子は未だ一般人扱いなのだ … と告げるシーン。
  ■ マフィアの構成員である事を軍隊や司法が管理できるように、マフィアは国家カキンに対して「構成員リスト」を提出している。
    ❈ これは日本式( つまり冨樫は、古来のカキンマフィアを日本式のヤクザ組織に準えている )。例えばシャアア組で言えば、薔薇の刺青の面子がそれに当たるハズだ。
  →  肝心な点は。国家カキンにおいては、構成員リストすなわち筆者が言うところの “ 名簿 ” を提出して、国家から管理されて初めて、カキンマフィアだという事。
   そうして初めて、縄張りと収入(シマとシノギ)が確約するのだ〈 = 国家から目こぼしてもらえる = 管理の抜け穴をワザと作ってもらえる = 実利が手に入る 〉。

    ❈ 余談:コレを完全に悪だとは言い切れない。ちゃんとしたヤクザの力を弱めたせいで、反社のヤクザ未満が暗躍している今の日本は、コレを笑えない。
   昔は、ヤクザになる事はカタギに戻れない事を意味していたのだ。刺青を入れてないから、俺はヤクザではない … では済まないのだ。悪いことやったらヤクザもん。まさかウェブ上でスカウトされてしまう程の価値判断、先行き判断しかできない世代が増えるとは … 。ワシはトホホと嘆いているよ。

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    余談:それに対して例えば、イタリアンマフィアは目立たないようにマフィアをやっているので、構成員リストなんてものは存在しない。
  日本人にはピンと来ない話なのだが、イタリアンマフィアにとっては実利が旨味であり、大事。それを隠す事にも大事な意味が有る。だって、金持ちだと露見すれば、その財産を悪者に狙われてしまうだろう?
  立派なスーツを着こなして外車に乗り、大門を飾り、刺青で一般人を威嚇し、見栄を張るなんてバカバカしい。そんな目立ち方をしたら、反社の連中に「強盗に来てくれ」と言っているようなものだ。
  そもそも、目立つマフィアを壊滅させない警察組織とは何なのだ? 市民からの突き上げもある。イタリアでは警察のやり方だって反社会的なのだ笑。日本のように「法に違反しない限りは壊滅できない」なんて甘いイタリアではないのだ。だから彼らは、目立たないように隠れて反社会的殖産に勤しんでいる【 資料:ジョジョ奇妙の第5部、イタリア編 】。

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

    ゆえに。エイイ一家がスムーズに代替わりできた件の裏には、 “ 名簿 ” を提出していない件が、なんか関わっているんじゃないか?
  警察はもちろん、元のエイイの構成員も、シン・エイイ組の面子を捕捉しそこねた原因 … ? まぁ解んないけど。

    そして冨樫のこの作劇には、まだ謎が有る。というのは、そもそもなんで、名簿未定出の期間が、この期に及ぶほどに長きにわたっているのか?
  普通に考えたら、代替わり即、名簿提出じゃなきゃ、国家はマフィアを管理できないだろう? (  ←  その点は、いざの時に超法規的裁断で新生・エイイ一家のケツを持つ予定の、ツェリードニヒとて同じことだ。管理できなきゃ困るのだ )

    で、今更ながら一つ判ったのは、どうやらエイイのモレナと、シャアアのオウケンイは、目的を一つにした仲間なんじゃないか? って匂わせだな。
  そうすっと、後から読者が「ああ、なるほど」と納得の行くウルトラCを、冨樫が作中で示してくれる蓋然性 … コレは残っている。

▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲

    ☆ 作中での特質系の扱いについて
> モレナが特質系の確率を独力で調査??

    筆者は、10万人のサンプルデータが採れたから、自分の学説を発表したっていう人物を知ってる。
  モレナは前のエイイ一家で、人身売買取引のアジトに居たらしいので。それらのサンプルデータを取る機会がなかったとは言い切れない。

    やり方は単純に、何か栄養が有る浮き実(パセリやクルトンの類い … 貧乏ならば、一枚の乾燥した茶葉を浮かせても、それが不自然だとは言い切れない。単なる香り付けだと言えばよい )が浮いた白湯を、両手で掴む類いの〈 真っ白系の色味の 〉器に入れて、被験者に持たせて、手を温めさせて、次いで飲ませていたのではないか?
  つまりは、直ぐに飲むにはもったいない温かさを保持した白湯を被験者に持たせる、水見式って事だ。体が冷えた被験者ならば、結果的に水見式になるって事は、あり得るんじゃないか?
  器の内側に模様が有れば、そこまで白湯を注いでおく。増えるか減るかすれば、強化系生まれだ。

    「 真ん中に浮いたお茶っ葉が動き出すかもしれないわよ? 手が暖かくなるまで、見つめていたらどうかしら? 」 ←  素直な子供ならば、じっと見ているかもしれない。
  茶葉の色ではない変色を来たせば、そりゃ放出系生まれって事だ。そもそもカラカラに干からびてひねくれた茶葉の一枚くらいでは、そこまでは著しくは変色しないものだ。
  もしも茶葉に油気があれば、浸水が遅れて、しばらくは浮いているかもしれない。それでは油気の有る茶葉とは何かと言われても、筆者は知らんけど。
  … あ、そうか? 「 甘い!」とか「 味がヘンだ!」とか抜かす子供がいればそれは変化系って事だが … なるほど、お茶っ葉が一枚でも、そりゃ味は変わるな? この仮説の大抜け穴だな笑。本来の味は単なる白湯だ … ってのが、本来の水見式の端緒だもんな?

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    ついでながら。豆知識。
  モレナが長く居たそのアジトは、闇病院とも繋がっていたそう。闇病院ってのは、表の玄関は一般社会に向けて開いている。つまりは普通に営業しているのだ。じゃないと収入が足らない。
  ただし。特別な患者が来た場合に、非合法的な便宜をはかる場合が有る。そんな病院を裏社会では闇病院と呼称している。つまり闇の営業からのアガリは、表の営業の、プラスアルファってことだ。税理士が知る事のない収入源ってこと。
  大なり小なりどの病院も、患者や身内に都合のよい、例えば本当の診断結果を逸脱した処方箋を出す … くらいの事はしているだろう。その線で一線を越えてなお甚だしいのが、闇病院って事。詳しくは書かない。

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

    でもねえ … 。モレナの顔面がカタギならば、その病院で看護師だの栄養士だのの真似事をしていたのだろう … という仮説にも信憑性が有るのだが。なんてったって、生まれて直ぐに二線者だものな。
  全部の祭孤児をとりあえず二線者にするってのは、管理のやり方としては徹底しているとは思うが。
  肝心な、いつ、どこでモレナは、サンプルデータを採取していたのか?  の解からは遠のく。なぜなら二線者に可能な職業や役職なんて、本当に肉くらいしかなかろうもん?
  肉の立場では、「 ちょっとこのお湯の器を、両手で持っていなさいよ。飲んだらいいわよ。温まるわよ 」なんて物言いは難しい。まぁサロンでは飲み物くらい出て来るものだが、それがお茶っ葉が一枚浮いた、不完全な白湯って事はあり得ない。

◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇

> 心源流あたりがまとめているデータを見聞きしたのであれば納得できるが、私調べというセリフがひっかかる。

    私調べが不可解な件は上に書いた。次は ☆ 心源流が保有する特質系のデータや、分析の中身について。
  ★ ひよっこウイングの言う事は当てにならない、アイツの台詞は冨樫の作劇上のギミックに過ぎない、後の展開で読者をあっと驚かせる為の、前フリでしかない … というのが、元来の筆者の主張なのだ、が。

    それでなくとも今回、モレナが明かした特質系の特性と、ウイングの言った事の間には、齟齬が有る。
  有名なウイングの提言をおさらいしよう。筆者ははじめからそれをクソミソにけなそうという立場だったのだが、今回は別件から … モレナの言質から、間違ってると言わざるを得ない。
  ウイング曰く、✔ 第 13 巻、P125〜127。

    「(意訳 … 練の稽古に勤しむ操作系生まれのズシの眼の前で言ってしまうが笑。まぁキルア君の前では言わなかったから、それだけでも良しとしよう笑 )
    強化系に生まれたからには、私にもゴン君にも、特別な必殺技なんて要らないのです。なぜなら、
     “ 特質系も含めた6つの系統の中で ” 、最も攻守のバランスが良いからです 」

   ❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊

    ❈ 早目に、筆者注意:筆者は別に、ウイングが言った件が、そのまま心源流の公式見解だと( そしてそれが間違っているのだと )言ってる訳ではない【 つまり筆者は、モレナの言った件とは食い違っている … と言いたいのだ 】。
   ウイングは自己の拙い経験から得た、間違った感想をゴンに述べているだけかもしれないし、それは心源流の意見とは異なっているかもしれない
   【 だってビスケは実際に、六性図を山形に稽古せよと言ってる訳だし。けして強化系に生まれたら強化系を伸ばすだけで最強、他の系統には負けない = ウイング提言 ↓ なんて支持してはいないんだからね? 】。

   ♡〜♡〜♡〜♡ ♡〜♡ ♡〜♡〜♡〜♡

    押さえておくが。ウイング提言とは  →  ◇ 強化系に生まれたラッキーメンは …

  ◆ 一。纏と練を極めて行けば、その他の五系統に競り勝てる必殺技レベルになる

  ◆ 二。放出や変化等の隣り合う系統すら、不勉強で構わない。まして具現化や操作なんてもってのほか
    〈 ✔ 第 7 巻、P111。ウイングによるカストロボロカス理論。
    同じくP110。ギドが独楽に用いていた操作系すらもじんわりと否定している。
    強化系を極めて行けば = 放出、変化、具現化、操作なんて要らない … という、第 13 巻で初出のウイング提言に回帰する理論・言質だ 〉。

  ◆ 三。特にゴン君。締め切りの迫ったオーディションに向けて、特別なリスクを背負おう … なんて早まった真似をしては、絶対にいけませんよ
   〈 = クラピカの真似をしてはいけない = ウイングは、クラピカという人が極めて危ない制約を設けて、誓い、バネを跳ね上げた使い手になってしまったのだと見抜いている。
    そしてゴンには、制約を設けた中でしか使えない、バネの跳ね上げで威力を増す技を求める事を、勧めたくないのだ。それが強化系の使い手にはいまいちそぐわないのだと、経験的に理解しているのだ。
    この件は後にナックルが、予備動作が大きく、絶のリスクを背負うジャジャン拳を全否定した件と、まったく同じだ 〉

    ❈ 上の ◆ 三 については、ビスケがゴンの修行を診ていて、後のジャジャン拳を否定しなかった件が補足となる。すなわち、ウイング提言が真に心源流の意見であるならば、そもそもウイングとビスケの段階ですら違いが生じているのだ。
  結果的に我々読者は、ビスケの方すなわち『 ジャジャン拳を許容して伸ばす師匠 』の方が漫画としては正解だ … という件を既に知っている。

❀〜〜〜❀〜〜〜❀〜〜〜❀〜〜〜❀〜〜〜❀

    さて、本題。我々はウボォーギンを知るから、ウイングの言う事は半分は頷ける。
  例えば。フランクリンの念弾に耐えて接近し、掴んで、指や手首を引き千切れば、ウボォーギンの勝ちだろう。
  けしてウイングの台詞ではないが。『 リノリウム等の床材を指で抉って掴んで、オーラを込めて投げつければ、念弾の稽古も要らない。放出系の稽古なんて要らんのです。なぜなら強化系の稽古を積めば、放出生まれにも張り合えるからです』。自分の服の飾りボタンを引き千切って投げつけても良い。

    ウイングが言ってるのはそういう事だ。念使いの誰もがせねばならない、強化系の稽古だけで良いと言っているのだ。そして強化系の自分はいつか未来、ウボォーギンに成れるし、ゴンにもそれを勧めようというのだ。
  バカか? それでフィンクスに、フェイタンに、どうやって勝つというのだ?
  自分は紙っぺらカッターを飛ばす放出系や操作系の必殺技を持っているクセに、ゴンには放出系や操作系の修行を勧めないつもりか?

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    上でウイングはさも、心源流には特質系についてのデータが有り、その分析も済んでいる … だからこそ言える事 …『 “ 6つの系統 ” の中で最も攻守のバランスが良いのは、強化系の生まれだ 』と言っている。
  しかしながら今の我々は知っている。モレナの台詞を信じる限り … 特質系に生まれたならば、床材や石ころや飾りボタンを投げつける技でさえ、強化系生まれを上回るんだろう?
  例えば紙っぺらを投げる際に。手から放す纏を介する以上は、強化系の稽古だけでは威力は距離を経て低下するのだ。
  でも、同じ技を特質系生まれが「 自分の人生に必要だ 」と信じて稽古すれば、放出も操作も、衰え知らず。命中精度も威力も、強化系生まれを上回る。

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    強化系に生まれたならば、接近戦に持ち込むが吉。その当たり前の特性を、同じく特質系生まれも持っているのならば、その線上の戦術を伸ばさない手はない。
  なぜなら、最も必要となる攻防だからだ。不意打ちへの耐性一つとっても、時間を多く割いて伸ばしておけ ↓ 、と言える( つまりはより固い纏ってことね )。
  ✔ 第 9 巻、P26〜28。戦闘中のテンションのウボォーギンですら、遠距離射撃をモロに食らっている。アレがそのウボォーギンを( 複数人で喋りながら )物見していた( = つまりは遠距離射撃を食らう蓋然性が高かったのだ )シズクやマチならばどうなったものか、判らないだろう?

    まぁそれはともかく。ウイングの言質は、強化系に生まれた自分やゴンの最大のライバルとなる特質系生まれの特性について、間違っている。結果的に、ゴンにはウソを教えている。
  端的に言えば。接近戦での我が優位を志して成長した特質系生まれとその通り接近戦になった場合、ウイングやゴンは高確率で競り負けるって事だ。特に、攻防力の削り合いから、ちょっと距離を取った瞬間がマズい( その理由は既に上に書いた。ちょっと離れても威力の減らない念弾が飛んで来るからだ )

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

    長く書くが、結局言いたいのは、心源流の特質系のサンプルデータは … ウイングの意見を聞く限りは、間違ってるって事だ。
  さりとて、モレナが言った事を完全に信じる訳にもいかない。なぜなら筆者がしょっちゅう言ってる通り、作中人物は、ワザと冨樫によって “ 間違った事を言わされる ” 役回りが有るからだ。
   ❈ この後者の件はまだ、どう転ぶのか定かではない。

   ✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫

    僅かながら微かながら、冨樫自身が特質系について公式に作中で説明したのは、これまた有名なクラピカ・スケール … だけ … なんじゃないかな?
  ✔ 第 12 巻、P66。冨樫は言う。具現化系と特質系を行ったり来たりできるクラピカは、六性図上の具現化系の位置に留まったままで、そのどちらかの特性を出し入れできる(❈ 結果的には緋の眼ver.が優位だが、そのぶん燃料消費は多い )のだ、と。

  ▷ 具現化クラピカすなわち通常クラピカが、既に修得した放出系の攻撃技・指先どどん波を使う場合、100 オーラを費やしても、その威力は 40 オーラぶんしか出力できない。
  ▶ 具現化系能力者・クラピカが緋の眼ver. になった場合、同じ指先どどん波を使えば、100 オーラ費やして、100 オーラの威力で出力できる。

    このクラピカ・スケールの件は、モレナが言った内容と、半分は合っている。
  反対に合致しない方の半分とは、仮に緋の眼クラピカが稽古を積み重ねても、放出系をレベルマックスまではけして極められない … という点だ。

   ✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾

    ❈ 上の件の際に、クラピカの六性図上の立ち位置が、けして特質系の位置には移動しない … って点について、要注意。もしもそれが可能ならば …

  ✕ その1.クラピカは緋の眼の際に〈 例えば具現化系レベル10 の時に 〉その他の五系統について、レベル10までも修得可能という事になってしまう【 違うんだけど、影分身の時に内容が濃い稽古が積めるナルトに少し似通っている。そんで冨樫はココで、そんなこたあ無いと言っている 】。

  ✕ その2.特質系の位置に移ったクラピカは、最も苦手な科目が強化系( = 修得レベルが 4/10 の、そのオーラ消費効率が 100 % )となってしまう【 それではせっかく冨樫がココでワザワザ、緋の眼クラピカにとって最も苦手な系統は放出系だよ、と言っている甲斐がない 】。

    重ねて言います。冨樫はワザワザ描いたクラピカ・スケールにおいて、具現化生まれの緋の眼クラピカの特質系においては、それは〈 = 六性図上の立ち位置を特質に移動する事は 〉不可能なのだ … と言っているのだ。
  →  つまり特質系といっても、人それぞれあり得るって事だ。クラピカの場合はたまたまそうなのだ。他人にはまた別の特質系がある。

   ∉〜∉〜∉〜∉ ∉〜∉ ∉〜∉〜∉〜∉

    今回、連載中にモレナがボークセンに説明した特質系の内容を鵜呑みにする訳にはいかない。
  が、クラピカ・スケールの内容と合致する部分も有った。そしてそれは、長い連載の中で、少なくとも半分はそっくりそのまま、辻褄は合っているのだ【 上で解説した 】。

    で、ウイングの言った “ 6系統の中で既に分析済みだったハズの ” 特質系の特性だけが、間違っていた。それがモレナの説明で判明した。

  【 強化系の稽古しか積めないウイングの感想と。強化系の稽古は当たり前に、そして特質系の稽古も積めるモレナの感想と。特質系との比較において、この二者のどちらが正しいのかと言えば、それは後者である 】

    もう一度言うが、強化系生まれが得意な肉弾戦、接近戦一つとっても、特質系生まれに劣る。それが今回、判明した。では、以下の件 ↓ は?

   ♡〜♡〜♡〜♡ ♡〜♡ ♡〜♡〜♡〜♡

    作中の一例を上げると … ✔ 第 9 巻、P148、158。ウボォーギンの左肩のやや内側、僧帽筋を見て欲しい。病犬に噛み千切られた痕跡が痛々しい。
  この後、クラピカとの戦闘中にあっという間に治って、跡形もなくなってしまう … のだが、それこそが漫画なのであって笑、それを認める訳にはいかない。
  クラピカと出会う前に落ち着いて治せる時間も有っただろうに、その時に治していなかった傷跡なのだ。戦闘中に治ってたまるものか。傷跡が消えたのは冨樫が漫画上描かなかっただけであり。本来は死ぬまで治らなかった。当たり前の話だ。

    で。片やクラピカは、それを治したではないか?
  ✔ 第 10 巻、P7〜9。自己治癒力の強化だそうな。
  こんな複雑骨折は、残っていてまだ使える骨を器具で固定して、粉々になって体内で無くなった骨の、代わりの部品が成長するまで、数ヶ月はかかりそう(強い衝撃を受けると、体内で骨が粉砕して、その細かい欠片はレントゲンに映らなくなるのだ )。
  あ、ちなみに。体内に、折れて残っている役立たずの骨の破片は、切開して取り出さねばならない場合も有る。そしてクラピカはそんな手順をすっ飛ばしている。医者がいなかった原始時代の骨接ぎの技を見せてくれた笑。

    ✔ 第 28 巻、P126〜131。メルエムに右足を吹っ飛ばされたネテロは、その部品を再生する事はやっていない。確かに、切れた手足が再生する事は、人間であれば「 自己治癒力の強化 」とは言わない。トカゲじゃないのだから。
  強化系最高峰の、しかも具現化のメモリも埋めた経験のあるネテロをして、手足の再生という技を持たないという事は、それは強化系や具現化系のミックス技ではないって事になるのだろう。

    ゲームのカードの大天使にならばできる事なのだから、けして念能力で不可能な技ではないのだ。例えば特質系の、過去の時点を指定して、回帰する技ならば、手足も生えてくるのかもしれないけれど。
  ちなみに片足を無くしたシュートも、足の再生を試みたという経緯は無さそうだ。
  治癒能力者はまた、天空闘技場で金を貯めた闘技者を患者として治療すれば儲かりそうだ。が、あっという間に200階まで到達した使い手は、まだ稼いでいなかった蓋然性もある。そんな身体障害者の下には、金のかかる治療能力の使い手は訪れないのかもしれない。

   ❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊

    筆者が何を言いたいのかと言うと。
   ネテロの件はともかく。クラピカが骨折を治せて、逆にウボォーギンが僧帽筋と肌を復元していなかった件は、もしかして … 。
  クラピカの方が先に、ウボォーギンが未修了の、より高い強化系の技・自己治癒力の強化・上を修得していたのではないか? ( ウボォーギンは自己治癒力の強化・下までしか修得していなかった? )

    仮にクラピカがレベル10の具現化系能力者だとして、修められる強化系能力 = 自己治癒力の強化・上が、レベル6の強化系能力だった場合。
  そしてウボォーギンがレベル5までのしょうもない強化系能力だけを沢山稽古した強化系能力者だった場合、上のような不等号が成立する。
  ( 冨樫は書いている。✔ 第 9 巻、P102。作中、冨樫による公式の人物紹介:ウボォーギンとは、肉体を鍛えることとケンカで勝つこと以外興味がない … そうな。つまり、肉体を修復する事は、彼の無意識でやってる。もちろんソレを意識的にやらなきゃ、技にはならないよねェ〜。残念! )

✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽

    pullよ? 貴方はモレナやヨコタニが持つメモリ全体を、どう考えているのよ?
  まぁヨコタニはともかく。今回、割とモレナには余裕が有るのだと判明した。だからといって、サイキンオセンと自動修復の壁の、全く別の技を二つ、個人で持つのは、かなり難しいと思うのだぜ?
  まぁモレナ自身が自ら攻撃しないタイプならば、或いはあり得るか?
  その点はまさしくヨコタニとの比較で浮き彫れるわな? 少なくともヨコタニは、反撃能力を持つからね? その点モレナが攻撃しない制約持ちならば、イケるかも? 以上です。

Q「結末は決まっていますか?」A(冨樫先生)「A・B・Cの3パターンの終わり方を用意していて、未完のまま死んだらDが結末」について考察
三ツ星の考察ハンター 2024/12/01 17:07

四半世紀越えの大連載が画太郎オチで終わったらある意味伝説だろうな…考察界隈は阿鼻叫喚になりそうだけど

操作系最強説について考察
三ツ星の考察ハンター 2024/11/30 17:46

     命題その1:
  ○ ノストラード組の新人マフィア・ヴェーゼの操作系能力「 インスタントラヴァー/180分の恋奴隷 」は …
  →  蟻の王・メルエムに、効くのか? 効かないのか? 是か、非か?

    次。同じく命題その2:
  ◎ ノストラード組の新人マフィア・ヴェーゼの操作系能力「 インスタントラヴァー/180分の恋奴隷 」は …
  →   ハンターの長、心源流拳法の師範・アイザック = ネテロに、効くのか? 効かないのか? 是か? 非か?

    1と2、それぞれの命題。皆さんはどう思いますか?

自分だけのオリジナルの念能力を考案
匿名 2024/11/30 11:52

能力名:ボルテス・V(電磁童)
系統 :変化系
能力 :自身の念を磁力に変える事で周囲の貴金属に影響を与える。
    発の修練度が高ければ高い程に影響を与える事が出来る範囲が広がる。

能力名:コンバトラー・V(電磁漏)
能力 :自身が触れた機械を自身の磁力影響範囲にある間操作下におく。
    一度影響を与えた機械類は再度影響範囲に入れば再び操作可能。
    操作をおこなった機械類は磁場の影響によりすぐに壊れる。
    携帯など自身が普段よりよく使用する機械タイプであるほど操作する
    機械は操作中壊れにくくなる。
    

自分だけのオリジナルの念能力を考案
匿名 2024/11/30 11:00

能力名:フィッシャーマン(釣王)
系統 :操作系
能力 :自身の専用釣り道具で釣り上げた生き物を自身の操作下におく。
    自身の使用する釣道具であれば、道具は網でも問題ない。
    操作が可能となるのは使用者が釣り上げたと認識した時点。
    網の場合も釣り上げた生物全てを操作可能。
    操作対象には、自身の念を付与する事も可能。
    操作可能時間は釣り上げ後24時間。
   

自分だけのオリジナルの念能力を考案
匿名 2024/11/30 10:17

能力名:シックス・センス(碌面)
系統 :具現系
能力 :6面のルービックキューブを具現化する。
    揃え方により対応した能力を発動する。
    赤・・・6秒間キューブが展開し、自身に危害を加える攻撃を防ぐ。
        自身が既に対象に危害を加えていた場合は、発動出来ない。
    青・・・6分間視覚以外で自身を他人に認識出来なくする。
        オーラによる視認や、音による判別も出来ない。
        時間が終わる、自身が念を再度発動すると能力も解除される。
    黄・・・6秒間キューブ全体からすさまじい光を発する。
        自身以外でこの光を見た者の視覚を60秒間混乱させる。
        混乱する対象に対し、自身は如何なる危害も加えられない。
    緑・・・キューブ内の念空間へ自身を6時間強制移動する。
        揃えた面が崩されると強制的に現実へ戻されるが
        それ以外の方法では6時間を経過する以外で自身は現実に
        戻る事は出来ない。
    燈・・・60分間キューブが自身の分身へ変化する。
        分身は自身と全く同じ性能であるが、分身自身の意思で動く為
        必ずしも自身の指示に従う訳では無い。
        分身自体は、念で形成されている為、凝で見分ける事が出来る。
    白・・・白面キューブがその場に精製される。最大で66個キューブを揃える毎に
        精製可能で66.6666秒経過又は66個目のキューブを精製と同時に爆発する。
        爆発自体に殺傷力は無いが爆発から半径6m以内にいる対象の念を
        爆発後6秒間だけ強制的に使用出来なくする。
   全面・・・自身と対象者が戦闘行為を行った場合のみ発動可能。
        自身と対象にキューブを具現化し、対象が指定した揃え方を完成させる速さを競う。
        その間自身も対象も相手側を如何なる手段でも傷つける事は出来ない。
        指定した揃え方を先に完成させた者に対し、負けた方は同様のキューブ勝負で勝利するまで
        一切敵意や、危害を加える事が出来なくなる。
        能力解除目的の再戦時の扱いは、必ずしも念で出来たキューブで無くても良い。
    
        

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
pull 2024/11/26 07:43

特質と思われてるけど特質と確定してなくて特質じゃないかもしれない能力たち

・メレオロン(具現化系)
完全ステルスはドルフィンとサイレントマジョリティと同質の認識阻害能力か?
具現化が可視化⇔不可視化を制御する系統と考えれば具現化の能力と解釈することも可能か。

・シザーハンズ(強化系)
パクノダと似てるが、ドッグマンとも似てる。
匂いから念系統を判別する能力が嗅覚強化で説明可能なら、髪の味から身体情報を分析するのも味覚強化で説明可能か。
心音を聞き分けるセンリツも聴覚強化か。

・レンタルポッド(操作系)
・ベンジャミンバトン(操作系)
能力の逆操作は操作系のシカクの遊戯王。
能力再現は放出系のメルエム。
死体の念操作は強化系()のイカルゴ。
イナムラは水の操作。

・ネコノナマエ(具現化系)
死後念プログラムは変化系のヒソカでも出来る、高度ではあるが汎用技術。
蘇生はしらん。

・ハルケンブルグ(操作系)
魂の憑依。
肉体が寝ていても行動できることから、脳を動かしてるわけでもない。
ラヴィアンローズやリトルアイと同質の操作能力。

まぁカキン王族は全員特質と言われても全然納得できるが。

クロロを見たゼノ
(強化系が強いのに操作系っぽい盗む能力…?そんな極端なビルド構成が出来るのは…)
「ふむ…特質系じゃな」

モレナの説明を聞くと、特質にしかできない能力なんてそんなになくて、多系統をハイブリッドすることでしか実現できない能力を特質で実現してるように聞こえる。

明確に特質補正の能力は予知とかエンペラータイムくらいなものか…?
ピトーなんかは操作100強化80具現化80みたいなステ振りにしただけで特質補正を用いてないんじゃないか?
治癒は強化の領域なので納得感がある。

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
pull 2024/11/26 04:45

「リタイアしたらYESかNOを言う他の自由を一切奪われる」
つまりリタイアしたらYESカードがなくてもYESと答えられる?
その場合は制約バフ効果が受けられそうにないように思えるが、死の制約は履行されずに済むのか?
サイキンオセンに感染させられないのなら、ボークセンの特質系の資質も役立てられそうにないからモレナにとっては最善の結果ではないだろうが。

なのでジョーカーとNOの二枚が残った場合、ボークセンはリタイアしてYESと言ったほうが得となる。
バフと死を天秤にかけて賭けをするような性格ではあるまい。
少なくとも今の時点では。
YESの解答次第では心変わりもありそうだが。

難しいのはXとNOの二枚が残った場合、リタイアして仲間入りか死か生還かの三択となる。

また、先にDカードでXを回収できた場合、リターンカードをあてても使わない方がXを引き当てる確率は上がる。
問題は、リターンカードの不行使が可能なのかという点と、使わないことでNOの確率が上がる場合があること。

最後の二枚がXとリターンであれば、ボークセンの生還が確定。

だがXとNOの二枚の状態でリターンを引き当てたのなら、YESかジョーカーを回収しておいたほうが、NOを回避する確率は上がる。
リタイアYESと変わらないと思うかもしれないが、YESの問答でわかるボークセンに期待される能力と役割によっては、ボークセンが能力を得たほうが得だと思うかもしれない。

ジョーカーとXが残った場合、最悪の死は回避されているので次善の二択となる。

なかなか良くできたゲームだ。
リタイアの処理とリターンの処理をどう解釈できるか次第だが最後までどう転ぶか読みにくい。

そして最も意外性があり、最もありえそうな展開が、ラストターンでリターンを引当てXを選ばずYESを選ぶこと。
特殊戒厳令の状況変化とYESの解答次第でこうなるんじゃないんだろうか。

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
pull 2024/11/25 20:27

謝肉祭と不敬罪:
ツェリやビヨンドが可愛く思えてくる暗部が明るみになるカキン王国。
王族全員ツェリのような趣味があるとしか思えない因習国家である。

2年間死ぬまで意識がなかったモレナの母親はシャブ漬けにでもされたのか。
子供を生むために生かされていたと見るほうが自然だろう。
単なる乱交パーティではなく、二線者を生むためのカキンのシステムなんだろう。

謝肉祭にはオニオールやブロッコリーも参加していたのかな?
女系の王やトランスジェンダーの王が選ばれても種を絶やさないための因習に思えるので、王の同世代の二線者たちで謝肉祭は行われ続けるのだろう。

逆に言えば、トランスジェンダーは王位継承上まったく不利にならないし(体外上は悪いかもしれないが)、そのことを知らないことから、謝肉祭には王子たちは関与してないと見ることもできる。
というか王位継承するまで王子の子作りは禁じられてそうな気がする。

このカキンの因習を知って、正そうとしないハルケン以外の上位王子は全員悪人じゃないか。
ハルケンもためらわずに弓をひけるものである。
むしろカミーラが一番カキンを改革したともいえるか。

民主化()したのは一昨年らしい。
じゃあ30年前の静かな革命ってなんだ…?
まぁ民主革命じゃない革命であってもいいんだが。
建前上は王の子が継承してるのだからカキン王朝が革命されたわけじゃないはずなんだが…
次代に代替わりするだけのことを革命と呼ぶのか…?

傷跡がないことからモレナの仲間は肉ではない。
やはりネットで募った殺人仲間か。

カード面接→エイイ惨殺→サイキンオセン授与
念覚醒前のパンピー状態でエイイ組を「殺し合い」で皆殺しにしたのは違和感があるが、覚醒前から殺人技術に優れた達人たちなのだろうか?
中にはフィジカル系じゃないメンバーもいそうだが。

ボークセンは混乱を嫌う平和主義者だがモレナに同情はしてる。
状況次第ではリターンでYESカードを回収してモレナ一派入りもあるか?

ボークセンにとってはXがベスト
NOの死が最悪
YESが一番物語が面白くなる

特殊戒厳令という混乱を回避するために能力を身につける展開が濃厚に思える。

次ターン、Dカードで小さなリクエストを聞いてXカードを回収するボークセン

手札からリターンカードを引当てジョーカーを手札に回収する

NOとXがなくなりジョーカーが最後の一枚となる。
ボークセンの解答はYES。

多分こうなりそう。

ボークセンが特質系
特質系は3000分の1の確率(思ったよりずっと低い)なのに、本当に私設兵6人の中から特質系をピックしてきていた。
これはたまたまなのか?
あらかじめ私設兵の中に特質系がいるという情報でもなければ立てようがない計画に思えるが…
私設兵さらってくるついでに特質がいたらラッキーだからそいつさらってきて、なんてお願いをしてたのか?
そのために時間をかけてレベルをあげた?
いまいち腑に落ちないんだが、これ他の読者は気にならないんだろうか…?

クロロをドナーとして勧誘するルートもあるのか?
未能力者にしかサイキンオセンは効かない気がするが。

ルイーニーがぶち壊してしまったが、ボノレノフがぶち壊し返したので、このへんの関係性がどうなるのかまだまだ読めない。
ボノとヒンリギは関係修復不可能に思えるが、エイイ旅団はルイーニーにキレてたノブナガを説得すればいいだけなので全然ありそう。

モレナが特質系の確率を独力で調査??

だからボークセンが特質系だとあたりをつけた?
だがならば何故ドッグマンの力を借りた?

これはサイキンオセンにもドッグマンと同系統の能力が備わってるということか?
子の系統をレベル20以前に知る方法があると言っていたが、あれは水見式のことだろう?
どうやって調べたのだろうか…?

現存ハンターが600人程度。
GI参加者が200人以下。
キメラ繭で5000体。
やはり未能力者の系統を判別する能力なしには確率を割り出すのは不可能だろう。

心源流あたりがまとめているデータを見聞きしたのであれば納得できるが、私調べというセリフがひっかかる。

特質系はどの系統も極められる。
ただしメモリの概念はあるので、特質以外を鍛えすぎて困ることがあると。

クロロ、ピトー、ベンジャミンの強化系強すぎ問題のアンサーが出る。
というかこれもっと早くに説明しとけよ。

特質系のステ上限100+80+80+60+60+40=420
強化系のステ上限100+80+80+60+60+0=380 
具現化系のステ上限100+0+80+60+60+40=340 

このいずれの法則が適応されるのかはわからないが、このポイントを各系統に自由に割り振れるなら、強化と具現化を100%極めたクラピカのような存在もエンペラータイム抜きに説明可能になってしまう。

アトヅケにしろ、ウボォーのセリフと矛盾なく考察するのなら、特質系といえど極められる系統は一つまで。
クラピカがエンペラーを持たない特質系だとしたら具現化100強化80特質80か強化100具現化80特質80が習得限界。

ノブナガフィンクスが確率が低いながらも特質系を想定してるのは、定石から思考ロックに陥っていたウボォーの反省を活かしてのことか?
作中には確率以上の特質系が登場しているので、あくまで3000分の1の確率は未覚醒者の割合であって、特質系は無意識に念に覚醒しやすいという設定があるのかもしれない。

この設定ならメルエムもやっぱり特質でいいんじゃないかという気がするし、六性図じゃなくて五性図でいい気がする。
具現化操作が割を食う謎の空白が不平等なメリハリを与える設定でもあるんだが。
まぁあまり十数年も前の設定の不備をつつくのは野暮というものだが。

モレナに念を教えたのはオウケンイか?
モレナが念知識に詳しいことから指導者がいたのは間違いない。
もはや誰がカキンを滅ぼしたいと願っていてもおかしくない気がする。
オウも大事な人をカキンに奪われたりしてるんじゃないのか?

特殊戒厳令の発令

これはハルケンがしくじったか?
あるいはハルケンか同志がベンジャミンを乗っ取って発令したか?

弓矢を発動状態で葬列全員で上に行くパワープレイの予想は外れたが、バルサinハルケンはかなりの数の刻印を打って回る時間があったんじゃないんだろうか。

戒厳令が発令され、ヤクザと民衆が結託し暴動が起き、その中に一万人の刻印持ちがいたとしたら…?
キメラ5000体どころではないパワープレイが行われることになる。
むしろここでキメラ投入か…?w

>21

壁能力モレナ説の根拠としては

ノブナガのセリフの後のモレナのカットインはノブナガの視点想定ではなく、神の視点だから。
モレナが特質系で五系統のハイブリッド能力であること。
サイキンオセンはコミューンを形成する能力なのでオプションでコミューンを守る能力があっても不思議じゃないこと。
結界の術者は壁の近くにいるのが定石なので、ガードの二人以外にモレナ以外の該当人物がいないこと。

まぁ無敵の拠点を守る具現化能力の墨攻のオプションと考えてもいいんだが。
だとすると墨攻の説明に不足があったことになるので、カードの制約など詳細不明なサイキンオセンの方が妥当に思える。
まぁこっちもこっちで一応モノローグで説明はされてるんだが。
この二択が現実的かな。

クラゲ念獣は第15王子の霊獣?
今なんとなく思いついた。

ツェリ善人説

王族特権を利用し殺人を趣味とするサイコパス。
殺さなければならないほどの悪人であるとテータに認識され、ベンジャミンにはクズと蔑まれている。

だがどうもただのクズで切り捨てられるほど単純な人物ではないようだ。
ハルケン、ツベッパ、オトシンらに示される親愛。
これらがただの見る目のなさを示すものではないことは明らかである。

ここらでツェリのダークサイドならぬライトサイドが描かれるのではないだろうか。

ヒント:
頭部とセットなほど価値が高い緋の眼。
何故旅団は眼球のみを持ち去り、ツェリだけは頭部とセットで所有するのか?
よりレアリティを高めたいという依頼があった?

ビヨンドの隠し子:
念の達人のネテロの血
特質系が発現しやすいカキン王族の血

エイイ組の人身売買組織とママヘルプの繋がりが気になるところ
エイイのケツモチはツェリだがやはり旅団とも関係ありか?

王位継承戦で王子殺しを重罪としている理由を考察
長文翁 2024/11/25 00:40

     … 自分の長文をあらかじめ読むと、客観視してるから、作中で読み落とした点がよく判る。
  こりゃつまり。ワブル王子を監視していた黒服達が死んだから、そこでマイナス壱。
  そしてモモゼ王子を監視していた黒服達がが拘留されて、事実上退場したから、そこでもマイナス壱。
  各王妃の、下位王子の監視役の兵士の数から差し引いたら、きっと合うのだろう。

    ドゥアズル王妃の、生き残りの下位王子の監視役の兵士が、8名居るという。派遣先は?
  チョウライ、タイソン、サレサレ、カチョウ、フウゲツ、マラヤーム … 6人で済むやんけ? なるほどワカラン笑。

王位継承戦で王子殺しを重罪としている理由を考察
長文翁 2024/11/25 00:13

    疑問点:ウンマ王妃の所属兵が、下位の王子を監視するのに必要な人数って、9人であってるの? 足らなくない?

    ✔ 第 34 巻、P190。椅子に縛られた黒服は、各王妃が各々の所属兵を使って、下位の王妃と王子を監視するシステム … それが存在し、また既に機能している事を説明している。
  ❈ 下位の王妃が、上位の王妃と、上位の王妃が産んだ王子を監視する事は許されていないらしい。

    ✔ 第 36 巻、P76、77。王妃所属兵についての冨樫による公式の説明。下の文章のみならず、図中の数字にも注意。

   ❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊

     ❈ ✔ セイコ王妃の所属兵の項目を参照  →  カチョウ、フウゲツそれぞれの王子の居室の世話人は、どちらも 計 10名で平等【 カチョウ = 2+3+5=10人、フウゲツ = 2+8=10人 】。
  →  セイコ王妃所属兵には、冨樫が左側に記載した人数( カチョウ、フウゲツ共に2名ずつ )とは別に、下位王子の監視に回る所属兵も存在する。
  ▷ その記載は、カチョウ王子の項目にのみ有る
  ▶( 下にも同じ事を書いたのだが )セイコ王妃は、自分よりも下位の王妃 … セヴァンチ王妃、オイト王妃がそれぞれ産んだ、モモゼ、マラヤーム、ワブル各王子の居室を監視する 3名を所属させるところまでしか許可されない
  ▶ その3名はもちろん、カチョウやフウゲツの側には控えていない

   ♡〜♡〜♡〜♡ ♡〜♡ ♡〜♡〜♡〜♡

    ☆ 疑問点:✔ 第 36 巻、P70〜74。
  もう既にモモゼ王子が死んでいて、彼女を監視していた各王妃の所属兵達は、収監されてしまった。さらにはタフディが遺書を残して既に自殺している … とクラピカは言う。
  →  仮にそれで裁判が結審した場合 … 残る各王妃所属兵達は、モモゼ番を非番、すなわちお役御免になってしまう。でしょ?
  →  冨樫が各王子の居室の従事者の申請人数について書き留めているが、この人数を増やせるのだろうか?  … 増やせるのであれば、まぁ1名ぶん狭くはなるが、何処か誰かの居室に充てがうのだろうか?

*~*~*~*~*~*――――――――*~*~*~*~*~*

    上の資料を諸々鑑みると …
  ○ オイト王妃(ワブル王子)の居室・1014号室の監視をする黒服の数 = 7人  ←  わかる!

    7人の内訳 … ウンマ、ドゥアズル、トウチョウレイ、カットローノ、スィンコスィンコ、セイコ、セヴァンチのそれぞれ7人の王妃が、1014号室で起こる事を監視する為に派遣している。そのための各王妃の所属兵達だ。
  ❈ … 図式の中では、『 〇名( 下位王子の監視 )』とまとめて表してある。
  ちなみに上の7名はそれぞれ、大量に血を抜かれるか、包丁で刺されるかして全員死んだ。

✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱

    それでは例えば、第二王妃・ドゥアズルの所属兵8名( 下位王子の監視 ) … についてみてみよう。
  ☆ 8名は、それぞれ何処に配置・派遣されているのか?  ←  ドゥアズル王妃のケースはよく理解できる。

  ✕. ✕ …( 第二王妃、ドゥアズルよりも階級が上の、第一王妃・ウンマ王妃が産んだ )ベンジャミン王子は、監視できない 

  1.  第三王子・チョウライの居室

  ✕.  ✕ … 第二王妃・ドゥアズルの実子であるカミーラ王子は、そもそも監視しない( この件、以下 ↓ ツベッパ、ルズールス、ハルケンブルグの各王子についても同じ )

  ✕.  ✕ … ( たとえドゥアズル王妃が産んだ第二王子・カミーラ王子よりも後生まれといえども、名目上 )第一王妃・ウンマ王妃の王子である第四王子・ツェリードニヒは、監視できない

  ✕.  ✕ … ドゥアズル王妃が産んだカミーラ王子とライバル関係になるとはいえ、等しくドゥアズル王妃が産んだツベッパ王子は、監視しない( この件、以下 ↓ ルズールス、ハルケンブルグの各王子についても同じ )

  2.  六・タイソン王子の居室
  3.  八・サレサレ王子の居室

  ✕.  ( たとえウンマ王妃の実子である事が既にバレバレだとしても、また他のドゥアズル王妃の実子達のライバルとなるとしても、名目上 )我が子であるハルケンブルグ王子は、監視しない

  4.  十・カチョウ王子の居室
  5.  十一・フウゲツ王子の居室

  6.  十二・モモゼ王子の居室( 注意:もちろん継承戦開始時点では生きて居たので、派遣した数には数える )

  7.  十三・マラヤーム王子の居室
  8.  十四・ワブル王子の居室

  ↑ この数字が = ドゥアズル王妃所属兵 8名( 下位王子の監視 )  … の意味である  ←  わかる! 単純に言って、下位王子の人数ぶんだけ必要な訳だ。ところが ↓ ?

✢✢ 〜〜 ✢✢ 〜〜 ✢✢ ✢✢ 〜〜 ✢✢ 〜〜 ✢✢

    以上の資料を踏まえた上で、問題の、ウンマ王妃の所属兵 9 名( 下位王子の監視 )について、詳しくみてみようぜ?
  ★ 9名は、それぞれ何処に配置・派遣されているのか?

    ❈ … ウンマ第一王妃は、我が子、ベンジャミン第一王子、ツェリードニヒ第四王子については、はじめから監視しない。
  ❈ … ウンマ王妃は最上位の第一王妃なので、名目上ウンマ王妃の監視を免れる … その他の王子なんて、いないはずだ … が?

  1.  カミーラ第二王子の居室
  2.  チョウライ第三王子の居室

  ?.  ? … ツェリードニヒ第四王子の居室

  3.  ツベッパ第五王子の居室
  4.  タイソン第六王子の居室
  5.  ルズールス第七王子の居室
  6.  サレサレ第八王子の居室

  ?.  ? … ハルケンブルグ第九王子の居室

  7.  カチョウ第十王子( 母・セイコ王妃 )の居室
  8.  フウゲツ第十一王子( 上と同じく母・セイコ王妃 )の居室
  9.  モモゼ第十二王子〈 母・セヴァンチ王妃 〉の居室
      ( 継承戦開始時点では生きているので派遣は必要。上のドゥアズル王妃のケーススタディと同じく、数には数える )
  10. マラヤーム第十三王子〈 上と同じく母・セヴァンチ王妃 〉の居室
  11. ワブル第十四王子の居室

  ↑ この数字が、ウンマ王妃にとって名目上必要となる、下位王子の監視の為の人数。ご覧の通り11人って事になるが( 冨樫の記載人数の9人に対して )2人も足りてないではないか … !?

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    ウンマ王妃が、名目上の実子であるツェリードニヒ第四王子も、ドゥアズル王妃の子と見なされているハルケンブルグ第九王子も、等しく監視していないと考える事は可能( 上 ↑ で筆者は ? マークを書いて、数えていない )。
   … だとしても、そもそも2人も足りてないじゃないか?

    冨樫、やっちまってないか? ここをひっくり返すウルトラCは、他に二名、ウンマ王妃の実子が紛れている … だな笑?

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    もう一つあり得る擁護(考え方)は、上に書いた通り、セイコ王妃・セヴァンチ王妃が母親として重なっている姉妹王子、姉弟王子の監視兵士を、それぞれ1人しか派遣していない … という数え方。
  もしもこれなら、11名から引くことの2名であり、9名で辻褄は合う  ←  だとしても! ( 名目上はドゥアズル王妃の王子だとされている )実子のハルケンブルグ第九王子の監視はしていない … という配置の状況が透けて見える。
  だってウンマ王妃は、( ドゥアズル第二王妃の実子の )カミーラ、ツベッパ、ルズールスの三人は監視しているんだぜ? ↙

   【 ❈ 下に書いたのだが。スラッカのモノローグにより、ウンマ王妃の所属兵が、チョウライ王子の居室にも派遣されている事は確定。作中ではその人物が非番で、たまたまいないタイミングで物語が進行している。結構な下記参照 ↓ 。
    ん … ? あ、そうか? ウンマ王妃の兵がチョウライ王子の監視をしてる = カミーラ達、ドゥアズル王妃の王子達も監視している とはならないのか? ドンマイ私♡ 何の証明にもならなかった笑 】

↘ ハルケンブルグだけノーマークってんなら、最初からウンマ王妃が彼を溺愛しているとバレバレ。ベンジャミン王子からすりゃ面白くないわな?

▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲

    次の疑問点:他にも、ちょっと人数の数え方が謎のところが有る。

    ドゥアズル第二王妃が、下位王子を監視する為に必要な人数は、8名 … これは下位王子の人数と等しく、妥当な数字だった。上にそう書きましたね?
  それを踏まえて … ?

  ○トウチョウレイ第三王妃が … 必要な人数は、7名  ←  わかる。つまりは上のドゥアズル王妃にくらべると、一人減らす … ってことだね?
  ○ カットローノ第四王妃が … 必要な人数は、6名  ←  わかる。

  ★ 疑問点:スィンコスィンコ第五王妃が … 必要な人数は、4名  ←  わからん!?  1人足らんでしょうが!?
    ❈ … 下位王子には、カチョウ、フウゲツ、モモゼ、マラヤーム、ワブルの5人が存在している(していた)のだぜ?

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

  ○ セイコ第六王妃が … 必要な人数は、3名  ←  よくわかる。内訳 … モモゼ、マラヤーム、ワブル各王子の居室。

  ☆ 疑問点:セヴァンチ第七王妃が … 必要な人数は、1名  ←   … なんだけど、図中には、そう書いてはいないじゃないの!?

  ( ワブル王子を監視している黒服の兵士が元々【 合わせて7名 … ウッディとかが 】居て、その人【 たち 】は体にいくつも穴を開けられて血を吸われるか、サイールドの包丁に切られるかして死んだ。セヴァンチ第七王妃が派遣していた1名も死んだ黒服の中に居たはずなんだよ。
   念の為 … ビルの仲間だった〈 サイールドに刺されて死んだ 〉カートンはハンター協会の協専ハンターであり、どの王妃の所属兵でもなかった )  

    それぞれの疑問点( ★&☆ )について、理解している、または考察した読者が居たら、レスポンス下さい。なるほどと思ったらお返事します。

◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇

    コラム:冨樫のオリジナル用語と思しき、辞書に無い日本語「 階令(かいれい)」について【 以下は全部コラムなんで、もちろん読まんでもいいです ↓  】。

    まずは余談から。
  現在刊行されている新版では改訂されているかもしれないが。筆者の手元の第2刷の、✔ 第 10 巻、P84。ゼパイルの台詞にこうある。
  「 その子達の雇われ客師(きゃくし)だ」  ←  日本語の間違い。
  雇われ客師 … 間違った日本語を掘り下げても詮無いことだが、そもそも「 雇われ 」と「 客 」ってのがたまたま同じ意味なのだ。食客、客分とかね。養われている、の意味で。

    冨樫は正しくは、雇われ商師( 商い師/あきないし ) … とゼパイルに言わせたかった。そう言える理由は以下 ↓ 。
  そもそもその前の ✔ 同じくP54。某オークションハウスの黒服が、ゴンキルを前に喋っている。
  「 優秀で良心的な商師のつてがないならば… 」  ←  冨樫は黒服に、商い師って言わせている。

    商い師という日本語も同じく辞書には乗っていないが、まぁ意味はわかる。商売に通じた年長者、先達、あるいは単に商売人 … くらいの言い換えで、まぁ大まかには捉えているだろう。

    冨樫、編集者間のレベルでは、向かうなら東がいいだの、雇われ商師(商い師)だのの突き詰めはしている … というよりも、疑問点にさえなっていないのだろう。が、
  (昔で言うところの)写植さんは漫画の作劇までは追っていないから、手書きの「東」が活字の『束』になったり、手書きの「商」が活字の『客』になったりするのだろう。似てるからね。
  このようなミスをしない為には、写植の段階で編集者が介入する … というか、給料の内で責任を持つしかないんじゃなかろうか?

    さて。冨樫は唐突に、辞書に乗っていない日本語( … 二線者とか神字とか祈語とか )を作中に登場させる … という話を踏まえた上で、以下、階令(かいれい)の話だ。

❀〜〜〜❀〜〜〜❀〜〜〜❀〜〜〜❀〜〜〜❀

    ✔ 第 35 巻、P121。
  ベンジャミン王子の私設兵・コベントバは無線の向こうの人物( 後述 ↓ )と話した後、横に立つスラッカに言った。「 スラッカ、王妃令だ(後略)」
  次。ドゥアズル第二王妃所属の警護兵・スラッカは、自分が警護するチョウライ第三王子に言った。「 王子、ウンマ(第一)王妃の階令(かいれい)によって … 」  ←  その言葉はチョウライ王子によって遮られてしまったが … 。

    ❈ 筆者による注意:はじめにコベントバがスラッカに対して言った「 王妃令 」という用語からして既に、『 階令(かいれい)』という下敷き … あらかじめ施行されているルールの中から派生している。その件は以下を読んで頂ければ分かると思う。

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    さて、ところで。上でコベントバが話していた、無線の向こう側の相手は、誰だろうか?
  無線通信は例外なく(主に)バルサミルコ兵隊長が詰めている、ベンジャミン王子の居室・1001号室に併設されている司令室(の無線)へと繋がっている【 ✔ 第 35 巻、P82。他にも ✔ 第 36 巻、P95 等】。

    ✔ 第 35 巻、P65。インターホンの向こう側、室外のビンセントはこう自己紹介している。「 先程連絡をしました、第1王子帰属・王室警護兵のビンセントです 」と。
  彼の言う通り、件のコベントバも含めて、彼らの帰属はベンジャミン第1王子が統率する私設兵隊であり、けして第一王妃のウンマではない【 同じくP61、62、63 も参照 】。

    彼らは国王軍の軍人の中から、特にベンジャミン王子に近い念能力者達が選抜されて、ベンジャミン私設兵 “ 隊 ” を組織している( その兵隊長がバルサミルコだ )。
  →  つまり言いたいのは、コベントバが無線通信していた相手はけしてウンマ王妃( とその警護兵部隊の長 )ではない … という推察だ。
  それはそのまま、コベントバが無線通信で話していた相手は、司令室に詰めていたバルサミルコ兵隊長( か、若しくは彼の代理の者:バルサミルコが非番の時は当然、代理人が居る )であると言い切ってよい事を意味する。

✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽

    さて。無線通信を終えたコベントバの口から出た言葉は … 、
  「(意訳 → )ウンマ王妃の命令により、私・コベントバは 1003号室に居残るチョウライ王子の護衛を続ける。君(ドゥアズル王妃所属兵のスラッカ)はチョウライ第三王子私設兵のサカタ、ハシトウに着いて行って、1014号室でこれから起こる事の顛末を、私に後で教えておくれ 」… であった。

    そしてそれを受けての、ドゥアズル第二王妃所属兵・スラッカの返答は … 。
  まずコベントバに対して「 了解した 」と在る。これは、後の階令という用語が補足してくれている。

    【  もう先に書くが。この、あらかじめ想定していない状況に対応する為の判断・決断に関しては、あらかじめ設定してある段階・階位・階級 … すなわち上下関係における、ウンマ王妃の判断が上回り、ドゥアズル第二王妃所属兵のスラッカでは、議論・抗弁の余地は無い … という話であり、それこそが件の階令である。だからスラッカは了解する他はないのだ。
     その資料は、すぐ右側の ✔ 第 35 巻、P120 にある。スラッカの脳内を読者に開放する事で説明している  】

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    解説:コベントバが無線通信で話していた相手は、バルサミルコ( か、その代理の者 )。
  →  それだけの事でなぜ、ウンマ王妃による『 王妃令 』が、コベントバの口から伝令できてしまうのか?

    この理屈も同じく、上のスラッカの脳内開放( モノローグ )の中にあって、説明が可能だ。
  簡単に言えば「 想定していない事態が起こった場合は、第一王妃・ウンマ所属兵か若しくは第1王子・ベンジャミン所属の私設兵の判断が、それ以下の階位の王妃や王子の所属兵、また私設兵の判断よりも優先する 」と言い切れる。
  故にコベントバが無線通信で話した司令室の相手 … ベンジャミン私設兵のうちの誰か(主にバルサミルコだ)との打ち合わせが、スラッカの判断よりも上回る … という話だ。

   ✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫

    ❈ 意外な事に … 現段階では別の資料によりこの件 ↑ を補足できる。✔ 週刊少年ジャンプ 第 47 号、そのP366。
  ウンマ王妃はおそらくは、バルサミルコ兵隊長の皮を被ったハルケンブルグ王子と話している … “ 電話 ” で。
  そう。高貴な婦人であるウンマ王妃は、下賤な無線通信機器なんぞは触らないのだ笑。

    つまり。( コベントバからの無線通信を受けた )司令室に居るバルサミルコ兵隊長が仮にウンマ王妃と話そうと思えば、電話を取り次いでもらわねばならない … のだが、
  作中でコベントバが無線通信していた時間の経過を鑑みると … まぁウンマ王妃との電話を取り次いでもらい、その命令を頂戴する時間が経っていた … そこまで考える事は極めて不自然( = そこまでの時間が経ったとは思えない )。
  よって、階令という概念が有効に機能した … と読み解く方が自然だ … と解釈できる。

    ❈ … ちなみに我々読者は、普段黒服を着て勤務しているはずの、第一王妃所属兵の姿や名前 … その個人を、誰一人として特定してはいないはずだ。
  重ねてちなみに、ワブル王子の居室で血を抜かれるか刺されるかして死んだ黒服7人の中に、確実に一人、ウンマ王妃所属兵も居た事になる。
  →  何が言いたいのかというと。軍服(ジャンパー)を着て勤務しているコベントバ達は、けしてウンマ王妃所属兵ではありませんよ … という確認だ。

七〜七〜七〜七〜七〜七〜七〜七〜七〜七〜七

    作中にない描写:ウンマ王妃所属の警護兵( 達はおそらく、黒服を着ているはずだ )と、その隊長の存在について。
  →  なぜ? コベントバ( や無線の向こうのバルサミルコ )は、ウンマ王妃の警備隊長を介さずとも、ドゥアズル王妃所属のスラッカに命令が可能なのか? という章、段落です。

    ウンマ王妃が直接、例えば下賤な軍人であるバルサミルコ兵隊長と電話で話す … なんて事はなく。
  ウンマ王妃にも当然、マンダム警護(兵)隊長( 下記した ↓ )のような、ウンマ王妃警護隊長が居るに決まっている。が、
  この際はその地位の人物の出番すらなかった … というのが今回の筆者の主張であり。
  【 = 電話の取り次ぎや、そもそもその人物による判断そのものの機会。つまりは未登場の警護隊長は当然のように、ウンマ王妃の側近として勤務しているはずだが … その人物に話を通さねばならない … という必要すらも、第1王子の私設兵達は感じていないし、事実そうしてはいない = それこそが階令 という解説 】

    例えば緊急事態に際してそもそも、ウンマ王妃の警護兵及びその隊長が意見する必要を省く為のあらかじめの仕組みこそが、件の『 階令 』である … というのが、この章の趣旨である。
  そうなっている … つまり『 階令 』が布設されている理由はもう既に書いたも同然なのだが、重ねて言えば「 緊急事態に即応する為 」である。
  →  あらかじめ上の王妃及び王子から、下の王妃・王子よりも優先的に、旨味の有るであろう判断をしてよいのだ … と、その為の序列が決まっているのだ。

    さらに言えば、緊急事態に即応する為なのだから、当然高貴なる王妃その人によるお上品で緩慢な判断を待つのではなく、信頼して現場を任せている警護兵や私設兵の判断を優先する … という当たり前の前提。それが階令である。

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    ☆ 証明が難しい … と筆者が思っている件が。「 緊急事態への即応においては、なぜに(例えば)ウンマ王妃所属兵達とベンジャミン王子私設兵達の判断が同等の階位となり、その後の結果の事後報告、事後承諾でよいのか? 」という疑問についてだ。
  これまたトートロジーで申し訳ないが、緊急事態に対する即応だから … と言うしかないんじゃないか? ↓ 。

    ✔ 第 35 巻、P120。今回話題にしているページのすぐ右側。スラッカの脳内開放(モノローグ)による読者への説明の中に、その答えは既に在る。スラッカが教えてくれている。
  『( 意訳 → )下位王子( ここではチョウライ第3王子 )の監視報告をまとめるのは、ウンマ第一王妃所属の監視役の警護兵か若しくは、ドゥアズル第二王妃所属の監視役の警護兵( … つまりその用件で今はスラッカがここにいる)の役目 … 。
    故に必ず “ どちらか、あるいはその両方が ” (各)王子の側で警護する事になっている(以下略)』

  →  そう。つまり今現在は、ウンマ王妃所属の、チョウライ王子の監視役の警護兵( 作中には未登場の黒服 )は、非番というタイミングなのだ【 当然その裏には、ドゥアズル王妃所属のスラッカがたまたま非番というタイミングも存在していた。が、それは作中では描かれていない 】。
  →  ウンマ王妃所属の、チョウライ監視役の警護兵が今ここにいない … という事実が、コベントバと無線の向こうのバルサミルコの間での判断が、あらかじめ布設(発布)されている “ 階令 ” によって、優位優先となっている … その事態、有り様が描かれている場面 … という事だ。
  ベンジャミン王子に帰属している私設兵達の( 無線通信での )判断が、ドゥアズル王妃所属の警護兵であるスラッカへの命令となる。即応においてはそれをあらかじめ定めている階令があるからこそ、揉めずに速やかに先へと進める … 眼前の事態に対応可能だ、と言える。

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    ✔ 第 35 巻、P120。今回話題にしているページのすぐ右側。スラッカの脳内開放(モノローグ)による読者への説明 … その中にしか登場していない人物がいる。それが件のマンダムだ。
  ドゥアズル第二王妃所属の警護兵の、その隊長であるそう。もちろん下位王子の監視役なんてしない。ドゥアズル王妃のお側役に決まっている。

    似たような人物は他にもいる。
  ✔ 第 36 巻、P67〜。セヴァンチ第七王妃所属の警護兵隊長・ウェルゲーがそれに当たる。

    ❈ 似てるけど、マオールは異なる。✔ 第 35 巻、P94。マオールはクラピカに「 ツベッパ第5王子に直属の(帰属している)マオール少尉 だ 」と自己紹介している。
  ✔ 第 36 巻、P76。ツベッパ王子の私設兵隊は 14名いるそうで、マオールもロンギもその一人(二人)だ。

    この場合の少尉とは、国王軍内での階級であろう。たとえばツェリードニヒの周りにも、軍服(ジャンパー)の若者 … ボークセンがいましたね?
  ツベッパの側に控えたマオールやロンギが黒服を普段着にしているのは、単にツベッパの要望だと思える。本来ならば動きやすい軍服の方が緊急事態には即応しやすいのだが、高貴なる者は現場の面倒や不便を軽視しがちだ。

❋❋❋❋〜〜〜〜❋❋❋❋❋❋❋❋〜〜〜〜❋❋❋❋

    冨樫の脳内を推察する章:階令(かいれい)という用語は、どう生まれたのか?
  大した話ではない。以下の五つが仮定できる。

  ① 階位すなわち階級が優先する、( 各王妃が銘々勝手に発する )命令か?
  ② 階位すなわち階級が優先するという(王妃間の秩序を保つ為の、あらかじめ布設された、単なる)、ルール(令)か?
  ③ 状況や条件の推移 … その “ 段階 ” に応じて、臨時の判断も応変すべし … という、あらかじめ発せられて継続している、命令か?
  ④ 状況や条件の推移 … その “ 段階 ” に応じて、臨時の判断も応変してよい … という意味内容の、あらかじめ規定されていた、ルール(令)か?
  ⑤ その他、貴方が仮定するもの。

    おさらい。スラッカの発言を見直そう。✔ 第 35 巻、P121。「 チョウライ王子、ウンマ第一王妃の階令(かいれい)によって … 」 ←  ここでその台詞はチョウライ王子に遮られてしまった。

    結論を出すつもりはないが。筆者の意見は、上の ② と ④ のミックスである。スラッカは実際にはここまで言いたかった。
  「 チョウライ王子。まず、ベンジャミン第1王子の私設兵のコベントバはここに居残り、チョウライ王子の警護を継続する … と たった今、決まりました。
    また私・スラッカは、チョウライ王子の私設兵であるサカタとハシトウをサポートするようにと、ベンジャミン第1王子の私設兵であるコベントバから、たった今、依頼されました。
  これらの決定は、あらかじめ定められた王妃間の秩序を保つ為の、階令によるものであります 」

   ∉〜∉〜∉〜∉ ∉〜∉ ∉〜∉〜∉〜∉

    スラッカは「 ウンマ王妃の階令によって 」と真っ先に言っているが。
  筆者が意訳すればこれは後から追っかけて補足しても同じこと。それが意味するところは、
  スラッカ「 (前略 … 先の台詞を言った後に )この件については、階令で上位と定められている ( ウンマ王妃所属の警護兵 と )、ベンジャミン王子所属の私設兵  ↙

   〈 ❈ 注意:この際作中では、ベンジャミン王子の私設兵達の出番と判断しか存在していない。ウンマ王妃警備兵に対しては事後報告・事後承諾となる。その理由は前記 ↑ している 〉

  ↘  による判断であります。ドゥアズル第二王妃の所属兵である私・スラッカの判断ではありません 」 … となる。

    つまりスラッカの台詞の中の「 ウンマ王妃の階令によって 」とは。
  →  『 階令では上位に位置するウンマ王妃所属兵&ベンジャミン王子私設兵の決めた事が、そのまま我々、下位の王妃また王子に所属する者の行動を規定します。従って私達、コベントバ&スラッカの動きもたった今、( 以下のように )定まりました 』の意味となる。

   ♡〜♡〜♡〜♡ ♡〜♡ ♡〜♡〜♡〜♡

    うーん … 。よく考えなくても、上の ② は ① を、④ は ③ をそれぞれ、はじめから内包しているな。ややこしい。  ↙

    【  あらかじめ発せられている命令ってのは、言い換えれば、あらかじめ敷かれているルールのことだ。対して、即応の為に臨時臨時で発せられるのが命令である。しかしながら階令とは、その臨時の命令を発する優先順位を、あらかじめ定めたルールなのだ  】。

  ↘ そのややこしさを大きく跨いでその先の共通理解、共通認識とする為に、このタイミングでこの漫画には、辞書に無い新しい日本語 “ 階令 ” が必要なのだ … と、冨樫は考えた訳だ。これはよく分かる話だ。
  今回は以上です。ご清聴ありがとうございました。

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
長文翁 2024/11/24 23:38

>>18
>モレナの能力とノブナガに目されている壁の能力は、オラルジのものか?
> 変化・具現化・特質が候補にあがっていたので強化のオラルジでは違和感がある。

    強化系が主導する壁ならば、それよりも強い力で当たれば壊せる。コレは攻撃側の人数の問題で、その陣容によっては時間稼ぎにすらならずに突破されそう。ワシも違うと思う。

    異論:ノブナガは、会ったこともないエイイ一家の頭目が、壁専門の防衛能力者だ … と決めつけてはいないぜ。
  単に、あの壊しにくい壁が守っているのが、敵の本丸、メインのアジトだと推測しているだけだ。そこにエイイの頭目も高確率で本拠地を構えているだろう … って思ってるだけだ
  ( 冨樫が漫画上の演出でモレナの微笑みを付け加えただけであり。モレナが術者だなんて誰も決めつけてはいない。壁は正体不明の術者の … それも臨時の作為で応変している訳ではない。ノブナガの斬撃に対してオートで防衛している ↓ )。

    考察:ワシは操作系能力者だと思うぜ。まだ作中では未登場の、モレナに念能力を教授した人物が、大切なモレナとその仲間達が逃げ込める、頑丈なアジトを守っている … に一票。
  卵が先か鶏が先か解らんが、モレナの初登場の際の彼女のモノローグ … 『 この糞溜めみたいな世界を壊すため、少しだけ頑張れる 』  ← これに賛同したのだと思う。師匠の側がね。モレナの決意を良しとした。
  はじめから師匠もその性向の人物ではあったが、年下のモレナの方がより強く明確な論理と倫理で、世界の破壊を希求していた。

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    考察の続き:その操作系能力者がアジトの側に居れば、(彼が守りたい)モレナが居る居ないは無問題。壁があらかじめ持つ様々な化学的、物理的、呪術的対応力は、外からの破壊、突破、通り抜け工作に対して、オートセレクトで顕現する。

  ◇ 操作系のルールで無敵や破壊不可を達成していた場合は、突破者は同じくルールをクリアする事で突破してしまう。なのでこの部屋の壁はそうではなく、
  ◆ 種々様々な変化、具現化を強化し、操作でオートセレクトしたもの。及び
  ★ 時系列を遡り、壊れていない時点の壁へと蘇る特質の混合( 過去のある時点に回帰するのは特質だけど、そこはジョイントの外部メモリかな? 操作系生まれならば他人の念能力を借りるのも巧みだ )。
  ☆ … よく考えたら、特質系の時点固定( &遡り)の技のみならず。操作系の術者だけで、壁が備える化学的、物理的、呪術的対応力の全てを生み出せる訳ではないので … 術者はそれらを、過去に出会った変化系、具現化系、特質系、強化系の術者からそれぞれ、メモリや要素の負担を願う、その契約している。
  他人からの借り物の念能力の要素を複数、巧みに操る。しかもオートセレクトで。その一点でもって操作系能力者が今回の壁の防衛能力の発案者だと推察している。

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    考察 … 壁の攻略法:最も厄介な突破者は、くぐり抜けのワームホールを先へ先へと伸ばす具現化系能力者。
  ちょうどノヴのスクリームのようなワームホールが、人が立って歩けるサイズで現実空間を無視して貫いて、部屋の中に異空間の出口を繋げようとしてくる。それを臨時臨場で作るヤツ。これも本人がその場で作るから強力( 作ってもソコに残せない。後から他人が利用できない )。
  →  これに対するには、受ける壁の側が後ろへ後ろへと接点を下げて反らして、部屋の反対側へとワームホールが突き抜けるように間合いを調整せねばならない。
  例の壁も可変なので、仮に臨場ワームホールの術者が一人で、かつ一つしか発動できないのならば、まぁ自動で対応できる。

     … でも。既にフウゲツのワームが黒くじら号の中を探索済みであった場合、あの壁の中の部屋に、出口の扉を具現化してしまうかもしれない。

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    考察 … モレナは如何にして念能力を習得したか?:
  作中の他の二線者が、念能力や守護霊獣に対して無知なのとは対照的に、モレナはやたらに念能力に詳しい。他者に教授する様は念の師匠級と言っていい。
  だからモレナは正規に念能力の師について習ったと思える。LV.45 までのアゲも、モレナの師匠の庇護の元の殺人だったのではないか? 野良、野放しの殺人経験ではなく、船内の処理場でエイイがやってるような。ちょうどビスケが見守る中、ビノールトと戦ってたゴンキルのようなやり方。

    モレナはこの能力 … サイキンオセンのオリジナルの開発者で間違いないはずだ。なぜなら本人は未だレベル 100 に達していないのに、未来の新世代のメンバー0と同じく、現段階で既に感染集団を形成する有資格者だ。
  だからモレナが他人から能力・サイキンオセンを貰ったという読み解きは無理筋。それならばモレナは既にレベル100に到達していなきゃならない。

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

    考察 … モレナに念能力を教えた人物って、どんな人ならばあり得るのか?/ 壁の防衛能力者と同一人物?

    モレナの師匠は … サイキンオセンをモレナがエイイの仲間達に発動するタイミングでは、既に身を隠している。
  待ち構えるしか能がない防衛能力者なので、補給や排泄が可能なこじんまりとした設備の中に引きこもっているのだろうか? 結局はモレナと、割と近くの居住空間に身を隠しているんじゃないかな?

    身を隠すというのは、壁の防衛能力の保持の為なのだが。
  →  現エイイの組員から殺されてしまうリスクを踏まない為でもある( 殺したら十点ゲットだし、死後の念で能力固定だし、メリットだらけ )。

    ❀ ノブナガやバビマイナの単なる円でも発見できる隠れ方なのか? それとも、✿ 円では発見できない、誰かの念空間の中にいるのか?
  もしも実在空間の中に引きこもっていた場合、センリツが居合わせたら、心音を聞いて察知してしまう。

✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱

>>19    強化系のドッグマンに探せる人物とは、どんなヤツか?
    仮にドッグマンが特質系ならば、かなり変わった指標で探せるのだがな。強化系だと判明してる以上は、読者が首肯できる指標、ものさしでしか、探せない。

    ✔ 第 38 巻、P74、75。モレナの指令は結局のところ、ツェリードニヒの配下であるにもかかわらず、ツェリードニヒを裏切って情報を横流ししてくれる人物を、サイキンオセンに感染させたい … というもの。
  元からモレナの仲間となる性向の人物でないと、感染させても、ツェリードニヒへの間者としては役に立たなそう … 。だから今回、ゲームして、納得してもらおうとしている。

    まったくのモレナの敵に対してサイキンオセンを感染しても、その敵はモレナとの敵対を継続する事が可能なのだ … と、今回示されたと言ってよいだろうか?
  サイキンオセンに感染しているメンバー達は、操作されているという痕跡が無い。まるで自由意志で行動できるかのようだ。
  →  サイキンオセンは、メンバー0に対する下剋上を防ぐ作用を設けてはいないのか?

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    謎のカードゲームについて。
  少なくとも初めの23人に関しては、カードゲーム無しで集まったんじゃないかな?
  そして今のボークセンに対しては、操作系能力者が司るカードゲームを適用しようとしている … ? ゲームを拒否ったボークセンには、何らかのルールが適応する事になる?
  ゲームなんだから勝ち負けが有る? 負けたボークセンならば勧誘できる?  勝ったボークセンでも自らエイイの手先になり下がる?
  まぁ種明かしの時を気長に待つよ。

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    ドッグマンが「 リストに入っている兵士( ✔ 第 38 巻、P74)」の中からなお、嗅ぎ分けねばならない希少な兵士とは … ?
  ★ ツェリードニヒか、王室か、あるいはカキン国へと弓引く性向を内在している人物。それがボークセンだったんじゃなかろうか?
  →  ドッグマンは、生き物の感情が発する特有の匂いを感じ取る受容体を、強化している( 出典:バオー来訪者 by 荒木飛呂彦 )
  微笑むモレナの内在する何者かへの怒りを目ざとく察知できたボークセンだったが、それはそもそも、彼女自身も何者かへの怒りを内在している者だったから、だ。

    ボークセンの生まれや過去は謎のままだ。今後何らかの掘り下げを開示して、冨樫はここでもまた読者を驚かせようとしている … んじゃないかな?

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    モレナ達、エイイ一家が起こしたい騒乱 = 同じくP80。兵士達の推察により冨樫は読者に匂わせている。
  →  これが冨樫によるミスリードなのか正解なのか? まだ判らん。

    ベンジャミン王子がしょっちゅう狙ってる、ナントカ特殊戒厳令。それはシュウウもシャアアも巻き込む制圧作戦。国王軍が、カキンマフィア全体を的に掛け始める。
  →  結果的に、エイイの敵 = カキン国という構図には留まらない。シュウウもシャアアも国王軍に逆らう、三組全体による抗争へと発展する。

    【 その先読みとは無関係だが、既にシュウウのヒンリギはジャンパー着用の軍人を二人、蛇で抹殺している。別件で、エイイが殺したマイザン伍長も国王軍人の犠牲者だ 】

    そうすると、ケツモチのルズールスだのチョウライだのはどうするのか?
  チョウライのコインは軍人に対しては無力だが、ルズールスの守護霊獣は有効な技を持っている。逆用できる軍人の数は多くなるだろう。

    チョウライ、ルズールスが内心で、ベンジャミン王子率いる国王軍の侵攻に対して、本気で実父の居るマフィアとその組員を守りたいと願うだろうか? 本気で願えば、守護霊獣は然るべく動き出すだろう。
  余談だがチョウライの守護霊獣のモチーフは、古代インドの神話上の王の武器・輪宝である。王が出現する前に四方を平定(露払い)するという。

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

    ツェリードニヒはといえば …
  この件では割と、ただでさえ裏切ったモレナへの怒りから国王軍に協力的になるだろうに … 今回は同級生のボークセンまで誘拐されている。怒りの導火線はさらに短くなった。
  よく考えなくても、今回みたいなあからさまな誘拐戦術のせいで、行方不明だ、捜索だとなれば、オトシン達は報告を上に上げる  ↙。

    【 非番のボークセンを秘密裏に攫って、操作して、速やかに返却する … 作戦ではなかったのだ … 。確かにそれは難しいのかもしれんが、エイイがボークセンにやった事はあからさま過ぎる 】

  ↘ すると、帰ってきたボークセンには何らかの念のマーキングが入っている … と、テータやサルコフ、ツェリードニヒは思う。それが最悪の操作系支配型かどうかはともかく、一度殺されかけているツェリードニヒはさらなる警戒を敷く。
  ツェリードニヒは長兄と協力してエイイを叩くのか、それとも自分がエイイを叩きに出向くと宣言するのか?

    ボークセンが間者として機能する … かと思いきや、こんなやり方では単に返却しても無意味だ。案外と事態は風雲急を告げ、ツェリードニヒ自ら戦うハメになるかも?
  テータの時と同じように、刹那の十秒で対策を練るツェリードニヒであったが … しかしながら今回は、ツェリードニヒ自らボークセンを殺さざるを得ない状況に追い込まれる。
  そうすっと、この俺様にボークセンを殺させやがって!、モレナの野郎!!!  … という怒りに突き動かされる展開が来るやも?
  →  一回ツェリードニヒに読者の感情移入を誘導しておくと、その後のツェリードニヒ退場の作劇での落差が大きい。

   ✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫

    テータのモノローグによると、ツェリードニヒの念能力戦闘の発想の瞬発力は、彼女よりも上だという。
  念の戦闘にも色々あるだろうが、結論を言えば( もはや念能力バトルのネタばらしになるが )。
  →  サルコフとかテータ、タンジンを先見させて実験体とし、彼らに対して、敵に先に念能力を使わせて、ソレを後ろから観察した後に、対応策を講じて、その敵に対すれば百戦百勝なのだ【 そこにシャルナークやイルミの優位性が在った。実験体を先に出せるからね 】。
  ツェリードニヒがヒソカのように、戦闘の緊張感を好むのならばそんなことはしない。しかし単に勝つ事が好きならば、そりゃそうするだろう。何しろ、後方から観察するどころではない。彼はその場で十秒も、寝転がりながら、先見味見する部下の戦闘を観察できるのだから
  ( しかも十秒以内にツェリードニヒが反撃を始めるならば、テータもサルコフもタンジンも、失わなくて済むのだ )。
  そのような客観視による経験値は、彼のレベルを早期に上げる。

   ✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾

    しかし残念ながら。ビヨンド = ネテロの傀儡に成り下がり、新生カキン国を統べる次代の新王となる予定のツェリードニヒ … なのだと、作劇上ほぼ露見してしまった。
  当然ビヨンドの呪いには、『 我が子は父母へと弓を引けない 』というくびきが憑いている。 ↙

    【 同じくビヨンドの娘だと自称するロンギとて、十二支んの一角を占めるクラピカとのつなぎを持ちながら、その十二支んが監禁しているビヨンドへと迫る渡りを付けようとはしていない 】。

↘ これでは全くラスボスとしての魅力はなくなってしまった。なので、刹那の十秒の能力をもってしても負ける展開が来ることでしょう。

   ∉〜∉〜∉〜∉ ∉〜∉ ∉〜∉〜∉〜∉

    守護霊獣・九尾の鞭の馬女。あの面に二線者のヒキツレはなかったのだが … 。
  あの女の顔が、ツェリードニヒの愛する実母、エイイ一家の病死した、モレナの前の組長の女の顔だったんじゃないか?
  ツェリードニヒは案外と思いやりがあるので、無意識に二線者のヒキツレを消して、守護霊獣を … つまり馬女の顔を具現化している。
  カキンの祖先が子孫を守る為に憑けるのが守護霊獣。であれば、ツェリの憧憬の中に居た実母の面がソコに顕現していてもおかしくはない。ツェリが潜在的に「この人に守られたい」と願っている人なのだとしたら。

   ♡〜♡〜♡〜♡ ♡〜♡ ♡〜♡〜♡〜♡

    我が子を王位継承戦に参加させねばならなかったツェリの母親は、どういう心境で、ウンマ王妃にツェリードニヒを引き渡したのか?
  例えばオニオールは、実子のチョウライがこの先、死のうが生きようがあまり気にしてない様子。なるようにしかならないものだと達観した様子だ。ブロッコリーに関しちゃ描写すらない。
  どちらかと言えば二線者の実子を王位継承戦に参加させる事は、カキン王族の側の目論見、段取りなのであり … 二線者にしてみたら、生まれて直ぐに引き渡す実子の事などどうでもいいのかもしれない。

   ❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊

    ツェリードニヒの母親を我々が分析する時、どちらかと言えば肝心なのは、育ててもいないツェリードニヒではなく、まぐわったビヨンドとの関係だ。
  やり方がよくわからんのだが、ロンギの話を信じる限り、ビヨンドは( 30年程前から、新しい王子が産まれる度に )実際に種を付けた女と、それに充てがう疑似の夫妻を演じさせる為の、夫役の男【 ← 少なくとも男の方は国王軍所属の軍人だという 】を用意している。それも二十組前後だ。
  どんだけの資金力なのか? そしてどういう操作系能力なのか? ビヨンドの大義を、腹を貸した女がどう捉えているのか? 普通に考えたら、男女とも正気を失くしていると考えるのが妥当だろう?

    で、肝心なツェリードニヒの母親は、ビヨンドに対する愛情があったのか?
  愛する男との間に産まれた男子であれば、たとえ早期に引き取られても愛情は有る。その逆ならば、産まれただけで憎んでいるやもしれぬ。
  ビヨンドが、二線者の血を必要として、操作系能力でたぶからして種を付けたのならば、記憶補正していてもおかしくはない。極端な話、ビヨンドとの間の子だとは覚えていないかもしれない。

✢✢ 〜〜 ✢✢ 〜〜 ✢✢ ✢✢ 〜〜 ✢✢ 〜〜 ✢✢

    ☆ パリストンが(ジンの )ラスボス。中ボス・ビヨンドと( 十二支ん )の対決の章は、その前に畳まれる物語だ。

    カキン王族と継承戦の片が付いてから、暗黒大陸編へと移行する … ビヨンドは暗黒大陸で十二支んと競い合うライバルだ … と思っていたら、もっと小物だった。
  結構な金を既に使い切ってしまったので、今後の暗黒大陸での冒険に資するスポンサーが必要だった。普通ならホイコーロとのタイアップで済ますだけだが、まさか傀儡を次の王とし、実質的な乗っ取りを企んでいたとは笑。くだらん。
  裸一貫で暗黒大陸に乗り込んでもよいと願うジンに比べたら、少年漫画的にはなんとも小物。
  カンザイはサイユウが邪魔するせいで不覚を取るかもしれない。ビヨンドの操作系能力のせいで敵に回ったカンザイ … 彼を殺したくないギンタも後手に回るかもしれない … が、本気を出したミザイはカンザイを、ボドパイはサイユウを、サッチョウとギンタはビヨンドを抑え込む事に成功するだろう。

▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲

    ☆ クロロが死なずに済む作劇

    冨樫がクロロの死後に、例の本を死後に残る念として残して、物語に利用しようとしているとは思っていた。かねてから。
  しかしここに来て、スキルハンターという器物自体が、国際舞台に登ろうとしている。
  筆者は、その正当な所有者はヒソカとなり、彼がマネージャーを欲しがっていた関係で、蜘蛛がヒソカのマネージャーチームになると予想していたのだが( マチやボノは感情で、フランクリンやシズクは道義で、ヒソカを団長と認めそう。ノブナガ、フィンクス、フェイタンは残念ながら … 。イルミとカルトは契約解除でヒソカが高い違約金を払って手打ち )。

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    なんの話をしているのかと言うと。
  ツェリードニヒがビヨンドの実子だと判れば、その死の演出はレベルダウンしたも同然。
  逆にスキルハンターが国宝級以上のお宝道具として残るならば、クロロの死の演出はレベルアップした。
  どっちが先かは、プロの冨樫の作劇なので … どうだろう、解らん。

    クロロが決定的に死を免れる展開。それは、鎖野郎の中指の鎖に捕まることだ。
  ワブル陣営は大変だが、今のところ、中指の鎖以外にもクロロの念能力を封じて単なる青年に貶める、他の能力の出番も有るだろう?

    クロロの本体に中指の鎖を巻いたままで、 “ 透明言葉(ゲッコウジョウレイ)” に署名させるとよい。
  約束の内容は、自らずっと絶でいろ!( = 約束を破ったら、能力による強制絶だ笑 )、そうすれば物理的には殺さない! … だ【 小指の鎖を負担しなくて済むので、クラピカは楽だ笑 】。
  クロロが本を具現化しないままで殺されたら、残るものも残らない。アレが具現化してる時に死ぬから、死後に残る念化する訳でね。だからメタ的には、絶のクロロの死は無い。死なずに済む。

◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇

    考察:隠という応用技で、念使いができること、あれこれ。

    クラピカの小指の鎖は、対象者に具体的な約束を、二つしか強制できないっぽい? まぁ妥当な数だな?
  そんであの小剣は、単に打ち込む事ってできるのか? どうにも、鎖を心臓に打ち込んだ後に、「(とりあえず)動くな! 喋るな!」ってのはダメっぽくて、あらかじめ相手をどう管理したいのかを、クラピカが決めてから、繰り出してるっぽいんだよね。
  通常戦闘で単に心臓を傷つける為の、動くな、喋るなという命令が有効だったら、そりゃ強い。

    その逆に。クラピカは「もしも私がツェリードニヒ王子と握手できたら、使える能力がフルマークする。君たちはお役御免だ 」とビスケ達に言っていた【 ✔ 第 33 巻から意訳 】。
  右手の五本の鎖を隠で消したままに、その全ての鎖で王子の右手に触る。これでダウジングもいつでも可能なんだけど … それより何より。

    なんの取り決めも無しに、緋の眼クラピカはいきなり王子の胸の中に、小指の鎖と掟の剣を巻き付ける事ができる … と考えた方が、クラピカの発言に沿っている。適っている。握手して、不意打ちで掟の剣を心臓に憑ければ、そら勝ち確だろう。
   【 上の、具現化物で対象(者)に直触りするってのは、クロロの本を参考にしました。まぁ確かに、そりゃ高いハードル越えとなるだろう。
    ❈ 当たり前の話だが、クラピカの右手の鎖がスーツの袖から顕現している状態で、王子との握手を許すセキュリティはいない。隠で見えなくするのが大前提だ 】

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    寛大な王子が誰とでも握手している。だからその好意に付け込んで、悪意の鎖を打ち込む。例えばそう、前夜祭で、晩餐会会場で、音楽劇場で。
  仮にクラピカがそれが可能だと言うのならば、掟の剣は、具現化してるようで具現化していない、いわゆる隠の状態で、人の心臓に巻く事が可能なのだろう( だって、剣で胸板に穴開けて突進したら、出血しちゃうからね。王子の胸から血を出したら逮捕されちゃうからね )。
  なんの事はない。放出でも具現化でも、ある程度の厚みの有る実在する緩衝材を突破して、他者に攻撃できる … ってことだろう。それが隠の真実?
  そう。理屈で言えば、柔らかい筋肉に過ぎない心臓だの血管だのを傷付けずに巻き付く事ができるのは、あのデザイン通りの掟の剣ではなく、安全無害なオーラなのだ。巻き付いた後に、実体化する。だから柔らかい体内を傷付けなくて済む。

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

    昔、『 ネテロのすぐ背後の地平線の中に巨大な観音の下半分が埋まってるから、具現化していない 』という意見に、なるほどと思ったものだ( つまり観音立像そのものが実体化以前のオーラ体だ … という意見ね。具現化していないという派閥の一理だ。なるほどね )【 ✔ 第 27 巻、壱乃掌で埋まった王を見下す観音 】。

    が! 仮に具現化した観音立像であっても、地平線の、地べたの中に溶け込めるのだ。それはつまり、オーラのデザイン化と、実体化はまた別の現象ってことだろう。
  →  でなければ、絶のクロロの狭い心臓の周りは、ズタズタになってる。

    【 ✔ 第 13 巻、P29 … うお … 記憶よりもエグい。掟の剣ははじめから、心筋に刺さって具現化しているではないか笑。
  ✔ 第 10 巻、P17。このウボォーの心臓に沿った剣のイメージだったが、確かに次のページでは、ウボォーの心臓にも、はじめから剣は刺さってる。✔ 第 13 巻、P30。パクノダの心臓にもはじめから刺さってる。
  ❈ … それも当たり前の話で、ウボーの時の心臓の絵をコピペして使い回しているから、そりゃ同じだよね笑 】

    つまり。隠の段階では単に鎖が透明になって見えないのではない。オーラのままで鎖としての仕事をする … ってことだ。だからツェリードニヒの胸板を傷付けずに、心臓に巻き付いて、その鎖を離す事が可能。

    こういう観点は、クラピカの先の発言を敷衍することで初めて生じる。
  「 まだ敵対していないツェリードニヒ王子に小指の鎖を打ち込む 」という意味で、クラピカが彼と握手できたら万事終了 … と言ったのか? そんな仮説に立脚している。

  【  鎖野郎を鎖野郎だと知らないままに、小指の鎖を打ち込まれた人間はまだ作中にいないのでね。仮にツェリードニヒに不意打ちで打ち込めるのならば、そりゃ初だ。
    それは筆者の言う … クラピカが右手の鎖を先に見せつけて、我は鎖使いだ、と相手に認識させる … というフェアネスの提示ね。具現化物を先見せするっていう情報開示ね。ある種の制約、思い込みね  ←  それをしなくていい … とクラピカがビスケ達に言っていた … ってことになるだろうか? だとすれば緋の眼クラピカの、ハイレベルな操作系の到達度、ってことだ  】。

   ✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫

    ヒソカのバンジーガムのロープも、通常ならば何らかの盾でキャッチできる。しかしながら、成長したヒソカが繰り出す隠のバンジーガムは、一般的な盾ならばスルーして、敵の本体にくっつく … という仮説。

    ✔ 第 34 巻、P43、44。ぶ厚いおっさんを透過させるバンジーガムの隠の技は不可能なのか? ヒソカはおっさんの向こうのクロロに隠のバンジーガムを飛ばしはしなかった。しかしながら!

    ✔ 同じくP79〜82。5人の観客を飛ばす時からずっと、ヒソカは左手の人差し指をクロロ(の偽物)に向けっぱなしだ【 ココ、重要。なぜなら … ↓ 】。
  その5人がクロロを覆う壁になっていたというのに、ヒソカは「 観客を飛ばした時 … すでに付けていた … ‼ 」という。
  偽物クロロの左足のあの位置にガムが付着するってのは、隠のオーラで潜行したから可能だったんじゃないか?  つまり、観客の体を、クラピカの鎖と同じく、透過したのではないか?

   ✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾

    クラピカの鎖と違って、操作系が劣るヒソカはバンジーガムのロープを蛇行させる事ができないと判明している。
  その反面、クラピカよりも多い数のオーラを隠で見えなくする事は上手いようだ。この点は、隠が基礎の先の応用である点で、ヒソカに一日の長があるようだ。
  隠から通常のバンジーガムに戻すタイミングには困難があろうが、まぁヒソカの指から敵の本体まで、(盾と本体の位置が動いて)何らの透過・スルーも無い状態になったら、通常に戻せると考えたら、無理筋は無い。
  上の偽物クロロの時も、そうだったのかも?【ご清聴ありがとう御座いました 】。

自分だけのオリジナルの念能力を考案
三ツ星の考察ハンター 2024/11/22 14:10

頁気持ち(ページエーアイセンタートセンサー)

特質系 適当芸(人気)ボスハンター

世界のAIを具現化し手紙(能力情報通信技術)のやり取りができる。

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
pull 2024/11/21 20:41

葬列がいい機会→
私設兵が群衆警備で駆り出される機会

ツェリ私設兵の顔→
さすがに知ってるはず。

嗅ぎ分けていたのは何か?→
ドッグマンの能力は「忌まわし電話」のような数万人の中から特定の人物を探し出す能力ではなく、あくまで系統と習得の有無を嗅ぎ分ける能力。

ボークセンの性格→
具現化っぽい。
ワンチャン特質?

ドナーの適合者=器官のパーツ?
ボークセンの役割は単なるツェリのスパイではなく、やはり器官にかかわる何か。
YESの回答が得られれば終わりの始まりの号砲となる。

器官のマトベール(変化系)→
ドッグマンの探索フォローをするのは汚れた服を着替える必要があるのでめんどうだっただけ?
器官役はレベリングを続ける必要がある?

器官のベリゴル→
手をケガをすることが許されない立場?
ナイフをヘビに変化させてズタズタにして殺す事も可能なので単に命を危ぶまれていただけ?

器官とはレベル100に到達したメンバーゼロのことか?
器官の感染先として選ばれたのがツェリへのスパイとヒットマンを兼ねたドナーのボークセン?

ヨコタニ、オラルジ→ガード
ジェラート→プロゲーマー、カードゲーム好き
ボコンテ→逃亡用避難経路

パンピーちゃんだけ役割が不明なのでパンピーちゃんが器官か?

処理場が下水処理場と明らかになったことで、本拠地の隣室のシャワールームは処理室であって処理場じゃない別の場所ということがわかった。
死体解体部屋と処理場を繋げたという発言が不可解だったので、これはタッシ以外のヤクザは解体部屋から下水処理場へ送られたということなんだろう。

ボコンテは地雷形式なので設置できるワープは2.3個。
だがこれはそれぞれのトビラの1往復分で1個とカウントするっぽい。
ノヴと同じで出口を設けるのは移動系の制約らしさはある。

1:
爺の部屋3101号室入口→本拠地の隣室の処理室(シャワールーム)
シャワールームから本拠地リビングへの扉→爺の部屋3101号室

2:
解体部屋⇔下水処理場
だがヒンリギは解体部屋の扉から連れ出される際、下水処理場へはワープしなかった。
ボコンテがオフにしてただけか?

3:
3131号室⇔アジト
ノートルとスフレの移動経路

4:
C.31の一般客室方向へ向かうペリゴルとビレ。
これは3131号室を利用しているっぽい。

疑問:
ノートルとスフレの戻った先の3131号室とは?
30部屋離れた位置から3101号室の様子を伺うために戻ったノートルとスフレ。
だがその経路が不可解。

往路:
3131号室→アジト→死体処理室
わざわざ死体処理室を回る意味がわからない。
3131号室→アジトの一回のジャンプではなく複数回ジャンプを挟んでいるのか??

復路:
センタクルーム(死体処理室)→シャワールーム(処理室)→リビング扉(本拠地)→3131号室
これはノブナガヒンリギと同じルートでは?
これではワープ先が3101号室にならないか??

扉をくぐる順番によってワープ先が変化する条件か?
ドラクエにも似たトラップがあった気がするがそれか。

自己蘇生の念能力を持つカミーラを倒す方法を考察
kami 2024/11/21 19:29

特殊戒厳令が強過ぎて、ますます真っ先にベンジャミンをとりに行ったカミーラの判断力が光る。

しかし木曜9時を過ぎても1014号室の様子が描かれないのは、サラヘルが近付けさせてもらえず部屋の隅に追いやられてるんだろうか。
愛の裏打ちが得意と言っていたが、特殊戒厳令下で信頼を示して近づくようなシナリオなんだろうか。

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
pull 2024/11/18 23:23

6人のツェリ私設兵の中からソドムの条件を満たす私設兵をドッグマンが探していたとすると、ドッグマンとソドムの役割が逆転してしまう。
飽くまでドッグマンの能力が探索の主体で、そのフォローをソドムが買って出たはずなのに。

実はツェリ私設兵の顔はモレナ一派に割れていなくてドッグマンが匂いでツェリ私設兵を警備兵士原因の中から嗅ぎ分けたのか?
系統が判別できるという能力から、特定系統能力者を探していたと多くの読者は予想していたようだが、それはレベルをあげた際のオマケの能力で、感知距離をレベルアップしたいだけだったのか?
よくわからんなこれ。

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
pull 2024/11/18 16:51

静の回なれど今週も数多くの情報が散りばめられていた。

疑問:
既に顔が割れているボークセンを探して連れてきたのはドッグマン?
それとも別に探している任意の系統能力者(特質系)がいる?

・38巻74ページ
モレナ「ドッグマンをフォローしつつツェリの私設兵を捕まえてほしいの」
ソドム「ならばオレが行こう」
ドッグマン「レベルもう少し要るな」

・49号
大勢の人間が集まる絶好の機会→
これは雑踏に紛れて頭を嗅ぐ機会でも、大勢の人間の中から任意の系統能力者を見つけやすい機会でもなく…
人が多い分警備も増え私設兵も駆り出されるということを言っていたようだ。
広範囲をカバーするために兵士同士の間隔距離も広がりボークセンを拐いやすいということもあったのかもしれない。

つまりドッグマンが判別していたのは、ソドムの操作能力が効く能力未習得者であるか否かだった。
私設兵の能力系統はまったく無関係。
さすがにたった6人の内から都合よく特質系をピックしてくる計画を立てるわけがない。

疑問2:
カードゲームは「なんのために」行われるのか?

表の理由:ボークセンの人格と知性を図る面接
裏の条件:サイキンオセンの制約条件、口頭で「はい」と答えさせるため
表の理由2:モレナの計画を明かしボークセンを説得するため
メタ的理由:モレナの計画を読者に説明するため

やはり「YES」の回答さえ引き出せれば強制的に仲間に引き入れられる能力なのか?

ツェリとカキンの悪行をぶちまけ、ツェリとカキンを滅ぼす計画を打ち明けるんだろうか?
ボークセンは私設兵の中でもツェリの側近の位置にいるので既にツェリの悪行は知っていそうだが。
オトシンらがどこまで知っているのかはよくわからない。
きっとモレナの怒りの理由が語られるのだろう。

疑問3:
ではボークセンを仲間に引き入れることが何故終わりの始まりになるのか?

・38巻74ページ
「本拠地が見つかるまでもう少し時間があると思っていたけれど」
「オレできれば器官の方をやりたいな」

終わりの始まりとは、対一般人のレベリングを終えて、対王子への開戦の号砲という意味かな?
そしてそれは器官とは関係ないが、同時並行して行われてるものらしい。

疑問4:
リスクとは何か?
旅団が迫るモレナ側に時間がないのはわかるが、ボークセンのリスクとは?
ボークセンは時間稼いでいればいいんじゃないか?

ゲーム自体にはイカサマを認めないフェアネス精神が見られるが、こういう言い繕いをするものだろうか?

・38巻74ページ
トビラの見張りをお願いされているヨコタニとオラルジ

隈取顔の男オラルジ(強化系)
この男もヨコタニ同様に守備隊(ガード)のようである。

強化系ならDAMAGEの男のようにヨコタニを守るのが仕事か?
その割には奥の席順だったのが違和感がある。
まさか雑誌でナイフをガードすることを想定してあの位置に居たわけじゃあるまい。

モレナの能力とノブナガに目されている壁の能力は、オラルジのものか?
変化・具現化・特質が候補にあがっていたので強化のオラルジでは違和感がある。

プロゲーマー・ジェラート
二人のガード以外にもう一人、ヒンリギ襲撃時と面接時にいたメンバー。
具現化系だったら「敵を倒すのに何発撃てばいいのかがわかる能力」を希望していた。
これも壁の能力とはズレているので違う能力者か。

やはり壁もモレナの能力なのか?
本拠地と目されていたが、本当に目と鼻の先にモレナの居室があった。
強力な結界能力の制約上、術者はこの部屋の中にいなければおかしいので、外へ出ているスフレも除外される。
レベル20未満の死体処理役のモンブランとシフォンも除外。

メンバーゼロであるはずのモレナのレベルが45だったのがヒントか。
サイキンオセンを発現したことで、自身もその能力の恩恵を受けて別の壁の能力を獲得したということなのだろうか?

モレナのサイキンオセン自体が他者からの貰い物だとする説はここでは考慮しない。

自分だけのオリジナルの念能力を考案
三ツ星の考察ハンター 2024/11/18 02:08

あなたが眠っている間 (特質)
“アンメット”

・記憶に干渉する能力
・念獣付きで、頭をパカッと開けると出てくるビジュアル
・ツギのあるぬいぐるみの顔外科医のような白衣を羽織った形状

制約) 計算が発動条件で、義務~高等教育期間で学習する計算式、公式、数式を一度忘れ、自力で1から発見、編み出す必要がある。

一撃必殺技、1から始まる明日
「ブラッシュアップライフ」

完全忘却技で、念獣が相手を掴み、頭をバクン!と食べると統べての記憶を抹消出来る。発動条件はかなり厳しく、自信の数式記憶を消し去った後に、ミレニアム懸賞問題クラスを解く。

自分だけのオリジナルの念能力を考案
三ツ星の考察ハンター 2024/11/18 01:19

大闘技贅沢三昧 ver.2
オンパレードフィニッシュホールド
強化系の必殺技ラッシュで、プロレスラーの決め技フィニッシャーがベース(制約と発動条件は以前の投稿を参照の事)
━━━━━━━━━━━━━━━━

・空中戦機墜落直下弾
ストームブレイカー
(ネックブリーカー技で、相手を持ち上げてロックしたまま体を横一回転させて放つ)

・蛸が絡め取る卍の固め
オクトパスホールド
(コブラツイストよりも強力な卍固め、固められたら最後脱出不能で、もがくほどに、締め付けのパワーは増す)

・星屑の瞬く間に願いを唱えよ
スターダストプレス
(助走をつけて高所よりダイブし、空中で体を左に180度回転、更に270度前方回転した後、180度左方向に錐揉み回転して打撃を叩きつける)

・燃え尽きても尚燃え尽きぬ枷
カレリンズリフト
(パーテールポジションから相手の胴体をクラッチし、よしんば背骨をブチ折って後方に、エビぞりの体勢でひっくり返す、俵投げの一種だが、反則上等!!ハナから脛椎を狙って繰り出す)

・運命には唾を吐き捨てろ
ピープルズエルボードロップ
(自分の手に唾を吐き、パワーを腕に集中”If you smell what The Rock is cookin!”と叫び、全体重を乗せてエルボードロップを叩き落とす)

ハルケンブルグの守護霊獣の能力について考察
長文翁 2024/11/17 17:40

    命題その1:もしもハルケンブルグ王子の人格ではなく、集団行動の中の単なるモブ従者のうちの一人が魂の矢となり、バルサミルコ兵隊長の体の中に入っていたら、ハルケンブルグ王子の作戦はどう変わっていたのか?

    そもそも論として。
  確率論から言えば、ハルケンブルグ王子の魂が矢として選ばれて射出される確率は、多くても 1/13人 しかなかった( 或いは 1/18人 しかなかった。加えて、もっと多い分母を計算できる考察についても後述しておく )。
  逆算すればまさに上の仮説のようになる蓋然性 … すなわちハルケンブルグの魂が矢として選ばれない確率の方が 13倍も( 18倍も )高かった( ん? 正確には 12/13 や 17/18 だな)。
  普通に考えれば、ハルケンブルグ陣営はこの仮説(命題)の通りの、そうじゃない方の作戦をあらかじめ用意していた … と考える方が道理なのだ。
  だから当然、作中では描かれなかった … 上のもしもの方のハルケンブルグ陣営の行動選択 … その考察をやろうぜ? という動議である。

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    上の話の論拠は以下。✔ 2024年 週刊少年ジャンプ 第 48号、No.404 ◆ 思惑の巻。ハルケンブルグは我々読者に、内心で能力説明をしてくれている。
  ✔ そのP381。「(前略 … 僕の能力 “ グリマル・レ・ディゾナンス/少年は残酷な弓を射る ” は )発動側の集団からランダムで一人選ばれ、矢で射抜かれた人物との人格交換がなされる … !(後略)」
  ✔ 同じくP382。「(前略 … バルサミルコ兵隊長をオーラの矢で狙うに際し )僕自身がバルサミルコと人格転換する事は低確率だが想定内の事象だった… 」

    そう。ハルケンブルグの言う通り。確率で言えば 1/13(1/18 または 1/27 … 後述 )しかなかったのに、そうなってしまったのだ。
  だからそうではなかった場合のハルケンブルグ陣営の作戦は、どうするつもりだったのか? 妄想してみようぜ?

    メモ:27人 = 作中に見えた刻印有りの人物が14人 + 死んだスミドリ君を除く元々の刻印有りの私設兵が 13人。合わせて27人。後述する ↓ 。

*~*~*~*~*~*――――――――*~*~*~*~*~*

    ❈ 筆者の勝手な用語についての注意:以下の文中の “ 死に体作戦(しにたいさくせん) ” という表現について:
  仮にこれを死んだふり作戦と呼称すれば、半分正解、そして半分不正解になる。何しろハルケンブルグは作中で本当に死体となるのだから。死んだふりでは終わらないし、終われない。
  作中でハルケンブルグ陣営は、王子が生きて戻ってはこれない決死作戦を選んでいるのだ。

    ここで言う “ 死に体(しにたい) ” とは、大相撲に言う、例えば土俵際で、逆転不可能な体勢のこと。普通ならばこのまま負けるに決まってる … そんな体勢のこと〈 ところが大相撲では攻めてる側の力士がミスして勝手に負けてくれて、死に体の力士が勝ちを拾うことも時としてあり得る 〉。
  大事なことなので二回書きます。大相撲では、死に体だったのに試合としては勝ち名乗りを受けた … という結果が起こる。勝ちを拾うことがあり得る【 相撲の技比べの勝負には負けたが、試合には勝った … いわゆる『勝負に負けて試合に勝った』というヤツね 】。

  →  筆者の言う「 死に体作戦 」とは、作中の通り、ハルケンブルグ王子の体を滅ぼすことで、王子がそのチカラを失い、また同時にいなくなり、継承戦から脱落した … と他の王子に思わせる作戦。
  だから普通に考えれば、作中では今後、( バルサミルコの体内から、次々と居住先を移していく )ハルケンブルグ王子はノーマーク = 周りの王子からは見えない … 継承戦のインビジブル・ライバルとなる。

    ノーマーク … 本当に? そんなに上手いこといくものかね? 本当にバルサミルコ兵隊長が他の王子達からノーマークになる為に、必要な条件を一つ、下で確認してみよう ↓ 。

✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱

    あまりにも重要な余談:
  ☆ 命題その2:守護霊獣の次なる寄生先 … 移り住む先の、寄生すべき人物について

    仮定:もしも作中の、バルサミルコ兵隊長の中に居るハルケンブルグ王子の魂に、守護霊獣【 単眼双角荒い鼻息羽毛だらけ爪スゴ獣 】がくっついて来たとしたら …
  →  周りの国王軍兵士から見たら、バルサミルコの中にハルケンブルグ王子が居る事がバレバレとなる。
  そうなると … ノーマークどころか、「 バルサミルコ殿を始末しろ! アレはハルケンブルグ王子の傀儡だ!! 」… となるんじゃないか?
  →  これでは無意味にも程がある。だからむしろ、例の守護霊獣はハルケンブルグ王子の肉体と共に滅ぶ … と考えた方が、バルサミルコの肉体を乗っ取った “ 死に体作戦 ” の甲斐がある、筋が通るってものだ。

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    もちろんこの場合、元々ハルケンブルグ王子に流れるカキン王族の血を拠り所として発現していた守護霊獣が、滅んでいなくなる事を意味している。それが自然な有り様だと思う。のだが … !?

    ☆ それとも?、守護霊獣【 単眼双角荒い鼻息羽毛だらけ爪スゴ獣 】の、新しい寄生先 … 拠り所が生じるのだろうか?
  →  あり得るとしたら守護霊獣が以前からハルケンブルグ王子の味方陣営に配りまくっていた、★ 左手の甲の羽毛の紋章「 覚悟の刻印 」の、持ち主の体内だ。そこに移住するかもしれない。
  以下、この件を深堀りしてみよう。

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    ✔ 第 35 巻、P43。ホームパーティーでノリノリのサレサレ王子とは対象的に。
  己の従者が10人以上、仲良くぶっ倒れてる異様な光景に恐れ慄くハルケンブルグ王子。ここが彼らの謎の羽毛の紋様の初出だ。
  →  次の場面は 同じく✔P113。ハルケンブルグ王子すらも、守護霊獣による操作系・記憶補正攻撃の対象のようだ。確かにこの方が本人の罪悪感は低い。従者達を自分の覇道に巻き込んでしまったのだから。

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

    次。同じく✔ 第 35 巻、P184。一人だけ右手甲の者もいるようだが笑( この点 … 右手甲の者については後述する )。ハルケンブルグ王子も含めて、陣営は皆同じ紋章を、左手甲に持っている。
  メガネの若者・シェジュールは直感的にこの紋章を、ハルケンブルグ王子の守護霊獣の仕業だと看破し。同じく黒髪の若者・ユヒライもその名を「覚悟の刻印」だと知っていた( 二人は何らの忌避感も違和感も湧かないようだ )。
  つまり二人によると、この紋様の意匠は見慣れたシロモノ … そもそもハルケンブルグ王子が日頃説くテーマの象徴そのものなのだという。 ↙

    【  余談だが。画家の冨樫の左右盲はワザとなのか、それとも何か意味が有ってのことなのか?
  週刊少年ジャンプ 第 50号、最新話のラストのコマで、クロロが右手で(具現化ブツであるハズの)携帯電話を閉じて保持している。それができるのは左手のはずだろう?
  共闘説の根拠の一つとして作劇から読み解ける仮説 … それは。クロロが本に栞を挟んで、実際に一度でも使用した他人の能力は、本から栞を抜いて本を閉じたタイミングで、元の能力者に返る … というものだった。
  だから仮にクロロが「 忌わし電話/故意のダイヤル6700 」のページに栞を挟んで、右手で携帯電話を保持していたのだとすれば、本から栞を抜いてページを閉じてしまった場合、二度とこの能力は使えなくなる。だから筆者は個人的に、右手で携帯電話を持ったクロロは作画ミスだと思う  】

   ✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫

  ↘ 次。✔ 第 36 巻、P29、30。クラピカ主催の念能力初心者講習会にて、ユヒライとシェジュールは、初心者には似つかわしくない大量のオーラを湧出させている。これはもちろん二人が守護霊獣から紋章を渡されていることが要因だ。それを知らぬクラピカは二人に食ってかかる。 ↙

    【 余談:けして守護霊獣の側に居らずとも、二人はオーラで身を守り、強化した身体能力で運動することが可能だ … とここにて証明した。つまりは例の、強化系生まれの守護霊獣による放出系統の加護により、遠隔地に居ても強く在れる訳だが …
    ここでは修行だから問題ないが( ✔ 第 20 巻、P31、32。ゴンやキルアのように、一時間以内にへたばるだけだ )。
  →  仮に初心者の二人が念の実戦に遭遇した場合 … 起こり得るリスクは早目のガス欠だ。そしてそれを回避する為に、ハルケンブルグ陣営はあらかじめ計画していた集団行動を敢行する … ものと仮説できる。 
    つまり闘う二人とは全くの遠隔地にて紋章憑きの初心者達が一丸となり、二人の為に祈れば( その一丸の地点ではなく) 二人の体それのみから、初心者には分不相応なオーラが湧き上がり、戦闘に勝利し得る。その一丸にたとえばハルケンブルグ王子が参加していようと、全員が等しく生命力を消費することが可能 … という事だ。

    補足:第 47 号で車椅子の身体障害者が居たことで思いついた件だが:消費する生命力は等しい定量ではなく、等しい割合なのかもしれないね? 例えばプロレスラーも伏した病人からも等しく1万オーラを集める … のではなく、プロレスラーも伏した病人からも等しく五割を徴収する〈 オーラ量で言えばプロレスラーが多くなる 〉 … 。この場合も同じく、紋章の精神 = 平等と言えるんじゃないか? 】

    【 ちなみに:強化系生まれの守護霊獣からしてみたら、作中ではたまたまハルケンブルグが人格を入れ替える操作系能力を選んだので、ランダムにこちらの魂入れ〈タマ入れ〉の中から一人が選ばれて飛び出していく( 交換となる )事になったが。
    それはそういう操作系能力だったからそうなったっていうだけの話であり。単なる物理的な戦闘の為に前線の兵士に遠隔でオーラを送るだけの時には、別に誰一人として倒れたり、魂入れから魂を一つ消費したりはしないのではないか?
    例えば前線の、メガネのシェジュール君がウボォーギンを殴り殺す為ならば、ハルケンブルグ国王を支持する国民が共に1万人も祈れば、秒で片が付くだろう … ? ウボォーには彼のメガネ一つ壊せないんじゃないか? 】

   ✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾

  ↘ 次。✔ 第 36 巻、P39〜43。黒髪の男・ユヒライは、ハルケンブルグ王子も含めて皆の左手甲に同じ記しが現れた、とクラピカに告げた。 ↙

    【  ❈ ちなみに左手という点まで平等である必要は無いと思う。後にハルケンブルグ王子の支持者の中に、車椅子の身体障害者が居てはたと思った件だが。
  つまりは、足が無役の者と同じく、左手が無い身体障害者を考慮する場合は、右手に付与しても同じことではないか? ( あぁ、先の一人だけ右手に紋章が入った黒スーツの彼こそが、左手の無い隻腕だったのかもしれないね? ) 】

    【  ❈ 余談だが。冨樫はユヒライに「記/マーク」という用語を言わせている。つまりはマーキングということだ。
  もちろん、マーキング = 移動 … ただそれのみの関わりではない( 他の念能力にもマーキングは使う )が、★ 今ココでの話題はまさしく移動だ。マーキングをあらかじめ持った念能力者の体には、いざという時にはハルケンブルグの守護霊獣が移り住む … その前提はあらかじめクリアしてあるもの … と、言えなくもない  】

   ∉〜∉〜∉〜∉ ∉〜∉ ∉〜∉〜∉〜∉

  ↘ クラピカは、初心者のユヒライにはなかった認識を教える。曰く、「 王子自身にも同じ刻印があるという事は、かなり危険な兆候だとも言えるな 」
  続けて曰く、「 刻印に差異が無いという事は『志』に対して王子も支持者も平等だという意志の表れ(中略)。念獣の能力に対するリスクも同等に負うという事を示している 」

    参考:仮定の話:例えばベンジャミン王子は。自分が継承している先死した仲間たちの能力までをも、生き残る仲間の誰か一人に、授与して死んでいく事があり得るだろうか? まぁ無いだろう。
  ベンジャミンの場合はコントロールできない守護霊獣の能力ではなく、自分で管理した(設定した)能力なのだから。自分の死後の仲間たちの利益を考慮した設定にしておく事も可能だった。しかしきっとそういう設定にはなってはいまい。
  そこんところいくとハルケンブルグ王子の場合は。コントロール不可能な方の、守護霊獣の強化系・相互協力&集団行動型の能力であるにもかかわらず。全体のメリット&デメリット、リスク&リターンの扱いを、自然とみんな平等に設定してあった。
  これを踏まえて ↓ 。

   ♡〜♡〜♡〜♡ ♡〜♡ ♡〜♡〜♡〜♡

    上のクラピカの話はつまり。
  ユヒライに対して、▷ 攻撃の際のリスクすなわち、ハルケンブルグ王子の魂までもが一介の弾丸として射出される … そのリスクを予言していた( もちろんそこまで具体的ではなかったが )。
  それを踏まえてこの際の我々の話題・議題は、もっぱら ▶ 守備・防衛の際のリスク管理の話となる。それが作中の有り様 ↓ だ。

    リーダーであるハルケンブルグの魂が、本体を捨てて出張し。今またハルケンブルグの肉体までもが失われた。この際は何らかのデメリット(或いはハードル)を新しく一つクリアすることで、◇ 守護霊獣の棲家がハルケンブルグ王子の死せる肉体から、◆ 紋章を等しく持ち合わせる誰か一人の生ける体へと、移り変わる事を示唆している。
  聡く勇猛なハルケンブルグのこと。たとえ検証はできずとも、それを端から信じて敢行する … という覚悟を持っての、自死であろう。
  今後例えば、描写の簡単なユヒライの体内に、守護霊獣が移り住む事もあり得るだろうか? どうなるものかな?

 
✢✢ 〜〜 ✢✢ 〜〜 ✢✢ ✢✢ 〜〜 ✢✢ 〜〜 ✢✢
 

    もとい。本題に入る。
  仮説:もしも作中の通りにハルケンブル王子の魂がバルサミルコ兵隊長の肉体を乗っ取る … なんて事にはならず! 本稿の先の仮説の通り …
  命題その1:単なるハルケンブルグの一支持者が魂の矢となり、バルサミルコ兵隊長の肉体を乗っ取っていた場合、ハルケンブルグ陣営の作戦 … これはどうするつもりだったのか?

    例えば手始めに。筆者が今回取り上げて引き合いに出している、例の車椅子の女性の場合を考えてみようぜ?

    彼女の前半生がどのようなものであったか? 我々は知らない。例えば元軍属で、半身不随になったから後半生はハルケンブルグ王子の支持者になったのかもしれない。そうなると彼女の精神は、実力をもって平和を遂行する実力平和主義者なのかもしれない。さらにはドラマ・演劇好きでもあれば、バルサミルコ兵隊長を演じるに足る資質・技能は十分だと言える。
  肝心な観点は、当然その真逆である蓋然性もあり得る … という点だ。その場合は、建前上のボスのベンジャミン第一王子と上手いこと電話で話すことすら不可能となる。これは当たり前の話だろう?
  単なる運動神経の鈍い( が故に事故に遭い車椅子乗りとなった )ミーハーのおばちゃんが、ハンサムでスポーツマンのハルケンブルグ王子の支持者になる蓋然性も有る。鈍くさい純朴なババアに何が出来るというのだ?

    であるが故に。当然ハルケンブルグ陣営の構想及び行動選択として、演技功者が選ばれて飛び出すか?、逆に演技下手が選ばれて飛び出すか? その分岐点は有ったものと考えるべき。

     … というよりもむしろ、作中の “ 死に体作戦 ” を敢行する為の必要十分条件からしてそもそも ☆ ハルケンブルグ王子本人が矢として選出されることだったのではないか?、と言いたくなる
  ( だってバルサミルコ兵隊長が普段どんな態度でベンジャミン王子と話し合っているかなんて、王族のハルケンブルグ王子だからこそイメージし得るのであって。今回王子の周りに居並んだ普段着の支持者風情には、想像もできまい? )。

    だからその逆のパターン、★ ハルケンブルグ以外が魂の矢として選ばれて飛び出した場合の、陣営の行動選択を考えてみたいのだ。

▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲

    本考察の特記事項:ハルケンブルグ王子が “ 仮病作戦 ” を敢行するのか? 逆に、しないのか? という話。
  ❈ ここで言う仮病作戦と、先に書いた “ 死に体作戦 ” は別物です。

    ✔ 第 47 号、そのP362。裁判は予定通りには始まらなかった。
  その理由は原告、被告の双方に有ったという【 ❈ 筆者注意:原告・バルサミルコ側の理由である “ 機器のトラブルによる準備不足 ” ってのはコレ、兵隊長の中身のハルケンブルグ王子が裁判所に対してワザと言い出したシロモノである。でもなんでそれを言い出す必要が有るのか? 解る読者が居たら教えて下さい 】。
  ベンジャミン王子の部下かもしくは裁判所の職員( いずれにせよ形貌も名称も不明 … ひょっとしたら、気絶する前のウォーリオ = ベイ君か!? )が、電話の向こうから、裁判の進捗を気にするベンジャミン王子に説明している。曰く、
  「(前略)『 被告本人の体調不良 』が〈 裁判所あるいは裁判長から 〉認められ、回復し次第の開始となります 」
  →  なんでまたハルケンブルグ王子は『 体調不良 』になったんだい? ↓

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    作中の事実としては。たまたまハルケンブルグ王子が魂の矢として選ばれて飛び出し、バルサミルコの中身となった。
  そうなると、バルサミルコの中でハルケンブルグ王子の人格が覚醒している以上は、その逆で、ハルケンブルグ王子の体内のバルサミルコの人格は眠りっぱなしとなる。が故に、
  →  ハルケンブルグ王子は眠るように倒れて、医務室に運ばれるハメになった訳だが … 。
  この作劇に不審な点はない。問題視すべきは、以下の件だ ↓ ↓ ↓ 。

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    この際に、今回話題にしているように。仮にハルケンブルグ以外の人物が魂の矢として選ばれて飛び出していれば、どうなったか?
  →  射手のハルケンブルグ王子はピンピンしている。眠りもしなければ倒れもしない。
  だから仮に倒れる段取りを踏まえた行動選択をするならば、それはハルケンブルグ( 本体の中にそのまま宿っているハルケンブルグ )本人の意思による仮病、詐病 … 。つまりは “ 仮病作戦 ” の発動となる【 … その実態は不明! 】。
  →  筆者は今回、そうなる確率の方が最大で 12 倍も高かった … と主張しているのだ( 1/13:12/13 )。

    参考資料:✔ 第 37 巻、P38〜42。ハルケンブルグ王子にとっての初めての個人的念能力の発動。
  ご覧の通り( ハルケンブルグ王子ではなく)スミドリ君が矢として選ばれて飛んだ場合には、倒れるのは( シカクの人格を閉じ込めた )スミドリ君であり。
  射手のハルケンブルグ王子はちゃんと立っているし、その後の行動も可能なのだ。
  すなわち。陣営の端からの作戦次第では、バルサミルコをオーラ矢で射た後に、必ずしもハルケンブルグ王子までもが倒れる … そんな行動選択をしない事もあり得る。

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    注意:ハルケンブルグが倒れる倒れないの話じゃなく、その他の集団失神する連中との兼ね合いについて

    今回、作中の人物を数えてみると、ハルケンブルグ王子を含む 14人の、等しく覚悟の刻印を持つ者が “ 集団失神 ” に巻き込まれている。
  これは彼の守護霊獣が、彼の支持者に対して初めての、例の羽毛の紋章を授けた際に記憶補正をしたせいで、集団失神の有り様となった訳だが  ↙

    ( ❈ 別に気絶させなくてもいいのに … 強化系生まれのくせに拙い操作系能力なんて使うから、自然な記憶のつなぎ目を誤魔化せなくって『 気絶したから私の記憶のつなぎ目は曖昧なんだわ 』… という演出の為に失神させている ← ✔ 第 36 巻、P40。クラピカが記憶補正の意味合いについて語る )

    【 ❈ 別段初めてではないならば〈 = はじめから覚悟の刻印を左手甲に持っていたならば 〉、集団行動したからといって彼らは失神なんてしない 】

  ↘ 肝心な点は、作中、ハルケンブルグ王子が実際に倒れるかどうかは、集団失神とは別問題(パラレル)だった、という話だ。これはどういう意味か? ↓

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

    今回、以下のケースが考えられた。

  ①( = 作中の実際をおさらい ) ハルケンブルグ本人の人格が魂の矢として選ばれて飛び出した場合、実際にハルケンブルグ王子の体も( バルサミルコの人格を閉じ込めたままそれを眠らせて)倒れる。

  ② ハルケンブルグ以外の人物が魂の矢として選ばれて飛び出した場合( その選ばれた人物だけはバルサミルコの人格を閉じ込めてそれを眠らせて倒れる )、ピンピンしているハルケンブルグ王子もまた、集団失神に紛れ込んで体調不良のフリを始める【 これが上の “ 仮病作戦 ” だ。その先の展開はさっぱり不明 】。

  ③ ( ② と同じく)ハルケンブルグ以外の人物が魂の矢として選ばれて飛び出した場合、ピンピンしているハルケンブルグ王子は、けして集団失神に紛れ込まずに、別の行動選択をする【 言うなれば “ キビキビ行動作戦 ” だ。その先の展開はさらに不明瞭となる 】。

    ① の場合は作中の通り。② と③ の場合はそれぞれ考えてみる意味がある。

   ✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫

    特記事項として。上の ② の場合。架空の作劇上無視できないのは、
  →  ハルケンブルグ王子の仮病は、運ばれた医務室では高確率で医者に見破られてしまうであろう … という点。
  そして見破られた場合にも、その医師達が被告・ハルケンブルグ王子の味方をして、裁判の開廷を遅らせる場合や、逆に被告に何らかのペナルティを課す( 法廷侮辱罪等? )場合、その他様々な展開があり得る。

   ✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾

    加えて。② の場合のさらなる特記事項として。
  医務室にて、仮病で寝たフリをしているハルケンブルグ王子に対して、支持者の一人が操るバルサミルコ兵隊長が、もしも軍靴の細菌兵器を使った場合 … 。
  →  仮病で寝ているハルケンブルグ王子は、普通に細菌兵器に侵されて死んでしまう … という話だ。
  だって。寝ているハルケンブルグの中に、普通にハルケンブルグ本人の人格が有るのだもの。そりゃ体が死んだら、中身も死ぬよね?

    だから普通に考えたら、② の仮病作戦と同時の “ 死に体作戦 ” は不可能だ。そう考えるのが当たり前だと思う。
  この件は流石に、異論はあるまい?

   ∉〜∉〜∉〜∉ ∉〜∉ ∉〜∉〜∉〜∉

    念の為に軽く指摘しておくが。
  ③ のケースすなわち、ハルケンブルグ王子が仮病作戦に移行せずに “ キビキビ行動作戦 ” を選択する場合。
  →  細菌兵器による “ 死に体作戦 ” はますます不可能となる。その理由は以下 ↓ 。

    何しろ … 生きて歩く高貴なハルケンブルグ王子に対して、イチ軍兵に過ぎない下賤の( 実際には名無しの支持者が乗っ取って操る )バルサミルコ兵隊長が
  〈 しかも裁判で争う張本人、原告その人がバルサミルコである 〉、接近してお話しようなんてのは、酷いマナー違反。接近する許可が裁判所から出るはずがない。

     ❈ 作中ではあくまでも、病身のハルケンブルグ王子を見舞うという建前で、( ハルケンブルグ王子の人格が操る )バルサミルコ兵隊長の、医務室への入室が許されていたのだ。
  冨樫は作劇上描いていないが、当然( ハルケンブルグ in )バルサミルコは裁判所に申請して、その許可が出ている。もちろんハルケンブルグの支持者達が原告であるバルサミルコによる見舞いを受け入れれば … という条件付きでの話だ( そこんところは実際には同じ陣営の身内同士なので無問題なんだが )。

    仮定:読者の中にはひょっとしたら … 裁判所の意向なんて無関係、無視して接近すればよいではないか … ? などと乱暴なお考えの向きもありや? そんな行動選択が、誇り高き国王軍の兵隊長にできる訳がない。
  裁判で争う原告が、一方的に被告に詰め寄るなんて、見た目も外聞もみっともない。 … ん、いや?
  言われてみると … ソレは確かに、国王軍を率いるベンジャミン王子の面汚し作戦としては確かに有効かもしれないが【 バルサミルコを信頼していたベンジャミン王子なれば、操作系能力による尊厳破壊だとすぐさま看破し得るところだろう 】。

    余談だが:作中では、人格を支配された兵隊長・バルサミルコが、ボスのベンジャミン王子に( 医務室で横たわるハルケンブルグ王子を見舞う為の )許可をもらっていた。
  これはすなわち、( ハルケンブルグの人格が操る )バルサミルコ兵隊長が、ハルケンブルグに取り込まれたとベンジャミン王子から疑われる … その上で暗殺計画を遂行するのだ … と前もってベンジャミン王子に断っておく為の電話にすぎない。
  ベンジャミンに渡りをつけておく事 … コレははじめから裁判所及び法律上のクリアすべき作法ではなかったのだ。お解りだろうか? 真に許可を得ねばならないのは、描写には無い裁判所の方だ。
 
◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇
 
    命題その1の話の続き:
  どういう訳だか不明だが … 被告のハルケンブルグ王子陣営は、原告のバルサミルコ兵隊長が新手の細菌兵器を( 秘密裡に軍靴に隠して )裁判所に持ち込み、ハルケンブルグ王子を病死に見せかけて暗殺するつもりだ … という事をあらかじめ知っていた様子だ。  ↙

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    【 ちょいと追っかけ切れてないんだけど … ベンジャミン陣営の国王軍属が、各王子の居室の警護員をローテーションしている事実がある。例えばいつの間にかカンジドルがハルケンブルグ陣営の誰かにより中身を乗っ取られている … なんて事はあり得るだろうか? であればバルサミルコが細菌兵器を用意しているところをどうにか見抜いて、そして作中には未登場の通信能力で、ハルケンブルグ陣営に伝えていた … なんて事もあり得るのかもしれない。
    何しろハルケンブルグ陣営には既に、ビクトの身柄を隠し通す能力が備わっているのだ。他にどんな能力を開発していても驚かない。その為のクラピカによる講習会であり … そもそも念能力のど素人・ハルケンブルグ王子は、何の修行も無しにいきなり己の発に目覚めたではないか?
    ハルケンブルグを守る為、ハルケンブルグの覇道の為ならば、陣営の各員が望む能力が秘密裏に発動していても不思議ではない。そして度々話題にすべき要素であるが … ことハルケンブルグ陣営においては、霊獣憑きのハルケンブルグだけが特別ではないのだ。その他の( 覚悟の刻印を持たされた )人員も同じく念能力に目覚めたいのだとしたら、強化系生まれの守護霊獣は等しくその力で、個人個人の内在する念を推し上げることだろう 】

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

 ↘  そうでなければ、とてもとても、アドリブでハルケンブルグ王子の肉体を亡き物とする “ 死に体作戦 ” なんて敢行できない。

    そしてここが真に肝心な要点なのだが … 作中で、ハルケンブルグ王子自身の死に体作戦に着手できる確率( 前の章の ① のことね )は、▷ 大きく見積もっても実に 1/13人。▶ 小さく見積もれば 1/18人 にすぎなかった ↓ 。

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

  ▷ 1/13 の場合の根拠 = ✔ 47号のそのP361。オーラの鳴動『 ゴゴゴゴゴ、ゴゴゴコ 』 のコマ。ちょうど車椅子の女性支持者の正面が見えるコマ( 同時に椅子に腰掛けたノーパソ使いの協力者の、秘密のハンドサインが『 ス、ス 』と見えるコマ )。
  →  オーラの弓矢をつがえる一群の人数が、ハルケンブルグ王子も含めて 13人だ。故にここから射出され得る魂の弾丸役は、1人/13人だと言える。
  →  作中の作劇では、射手のハルケンブルグ本人がその1/13 を見事に引き当ててしまった … そんな世界線上の物語が進行中。

   ✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫

  ▶ 1/18 の場合の根拠 = ✔ 47号のそのP374。ベンジャミン王子「 それは … 確かか!? 」のページ。
  ハルケンブルグ王子がその肉体を乗っ取ったバルサミルコ兵隊長が、ベンジャミン王子と電話で話している【 医務室に横たわるハルケンブルグ王子を見舞うことが許可されて、彼の鼻呼吸に合わせて細菌兵器を吸わせる事に成功した … という報告 】。問題はその下のコマだ ↓ 。

    先の、オーラの鳴動『 ゴゴゴゴゴ、ゴゴゴコ 』 のコマに集いし13人が、今は医務室に居る。ベッドに横たわるハルケンブルグを含めて、逆にたまたま居合わせた司法局の次長・カイザルを除けば、13人。ここまでは上の ▷ と同じ。
  そしてここに、ハルケンブルグの死に体作戦に協力したのでは? と疑わしき面子を5人、加える。
  1.バルサミルコの退路を断つように仁王立ちする、行方不明だったはずのビクト( ❈ ビクトの手の甲に「覚悟の刻印(羽毛の紋章)」は無い )。
  2&3.あたかもバルサミルコの前進をさせじと、T字路を塞ぐように立ってくっちゃべるスーツ姿の男女。
  4.射手のハルケンブルグに秘密のハンドサインを『 ス、ス 』と送った、椅子に腰掛けたノーパソ使いの短髪の若い男。
  5.司法局の局員・ウォーリオ = ベイ【 裁判の直前に金属探知機まで使う所持品検査を受けて尚、集団失神したハルケンブルグ王子の支持者達12人と、このウォーリオ君の左手甲の覚悟の刻印は見つかっていなかった。何しろカイザルの耳に入っていなかったのだから〈 いや、そりゃ当然、ハルケンブルグ王子の左手甲の刻印は見つかっていたと思うよ? 〉。という事は今回の刻印に限っては、まさしくオーラの鳴動すなわち強化系の強制活性と運用が始まった後に、守護霊獣から付与された訳だ〈 初めて刻印を授けられた際には、操作系の記憶補正攻撃を受けて失神する 〉 】。
  →  彼ら5人を合わせて、考慮すべき人数は最多で18人だ。
  →  作中の作劇では、射手のハルケンブルグ王子本人がその 1/18 を見事に引き当ててしまった … そんな世界線上の物語が進行中。

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

     … ちょっと待てよ?
  普通に考えたら、射手のハルケンブルグと、ウォーリオを含む集団失神した13人を合わせて、14人の中から1人、たまたまハルケンブルグ本人が魂の矢として選ばれて射出されてしまった … と考えるべきだな? 1〜4人目の人物は、刻印無しのようだし、初めての失神を経験していないようなのでノーカンでも問題なさそうだ。
  まぁ14人という数は、13 人と18 人の間に在る数字なのでこの際無視してもいい( 閾値の端っこを汲み取るものなので )。
  問題にすべきは、ハルケンブルグが魂の弾丸として射出される確率は、最大でも 1/13という低い数値でしか計算できない … という件だ。

❀〜〜〜❀〜〜〜❀〜〜〜❀〜〜〜❀〜〜〜❀

    命題その1のまとめ:もしも … 単なるモブ従者のうちの一人が魂の矢となり、バルサミルコ兵隊長の体の中に入っていたら、ハルケンブルグ王子の作戦はどう変わっていたのか?
  その取っ掛かりとして、そうなる確率を一応、計算し終えた( 12/13 だったり 13/14 だったり、あるいは 17/18、はたまた 26/27 でしたね? ↓ 後述 )。

    取っ掛かりだけ提示して、筆者はその先をぼちぼち、妄想してみようと思う。
  もしもハルケンブルグ陣営のクリティカルな行動選択を思いついた読者がいらしたら、このトピックに書いておいて下さいよ。

    もう一つ。ハルケンブルグ王子の守護霊獣が持つ、放出系統による遠隔管理の技法について、書き留めておく ↓ 。

✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽

    命題その3: 強化系生まれの守護霊獣【 単眼双角羽毛だらけ荒い鼻息爪スゴ獣 】の、遠隔でオーラを移送する、放出系統の管理技能について:

    今回、作中の裁判では … 司法局 = 裁判所がベンジャミン陣営の要望を受け入れて、ハルケンブルグ陣営の私設兵達を王子の身柄から遠ざける事は叶った。
  しかし遠ざけられた私設兵達が〈 例えばハルケンブルグの居室・1009号室にいたとして 〉、オーラの鳴動 … すなわちオーラの合力に参加できなかった … と言い切れるだろうか?  ↙

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    【  ✔ 資料:第 36 巻、P76、77。冨樫はこう書いている。
  〇 私設兵 … 王子が独自の人脈で集めた兵隊。ただし第一王子の私設兵は正規国王軍の資格を有する。上位5人の私設兵は幼少から王子の為に身を捧げる訓練を受けており、士気も忠誠心も高い。
  ◎ ハルケンブルグ王子には、14人の私設兵が付いている … とある。

  ● 筆者注意:そのうちスミドリ君は死んだので、最多で 13人だ。
  ⦿ 筆者注意:ハルケンブルグ第9王子の私設兵達は、上の冨樫の書き方だと “ 上位5人(の生まれの王子) ” の私設兵には含まれない。そう考えるのが自然だろう〈 … ところが。読者も知っての通り、真逆だ。スミドリ君は警護任務ですらない、単なる実験の為にすら自ら死を選んだではないか? 〉。
  ◉ ハルケンブルグ王子の居室にはその他の警護員として、ウンマ、トウチョウレイ、カットローノ、スィンコスィンコ各王妃の兵が4名居着いているはずだが、本稿では計算しない。
❈ 余談:疑問:母のウンマ王妃はツェリもハルケンも等しく監視していない? 9人の兵の配置の内訳は? 】

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

   ↘ 等しさの象徴・覚悟の刻印を等しく持つ全員が、たとえ何処にいようと等しい割合でオーラを負担することが可能だ … と仮定しよう( ハルケンブルグの側にいない者にもオーラの合力への参加が可能だとなれば、参加者一人一人の負担割合は減る )。
  気絶する気絶しないは “ オーラの合力に参加するのが初めてか否か〈 初めてならば記憶補正を受ける 〉 ” という問題であり。オーラの強制徴収というハードルは、目に見えている刻印がクリアしてくれている。そしてこれは、放出系統の遠隔管理・制御の技法だと言える。 ↙

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    〈   参考:例えば特質系生まれでより強い操作系能力を持つ( = ハルケンブルグの守護霊獣よりも強い強制力を持つ )クロロは、誰の目にも痕跡がまったく見えない手のひらへの具現化本によるタッチのみで、対象者からの遠隔での “ 純正のオーラ ” の強制徴収をクリアしている。ただしクロロの場合は放出系統ではなく具現化系統の遠隔管理の技法。
    ❈ ここで言う純正のオーラとは = その人固有のオーラのこと。クロロが盗んだ能力を上手く使えるのは、元々の能力者のオーラを遠隔で融通しているからだ( だから対象者が死んだらお終い )。けしてクロロ本人の純正のオーラで、他人の能力を使いこなせはしない。逆の面を言えば、クロロのガス欠の心配もない。
    ✔ 第 36 巻、P75。クラピカによる解説を意訳する … 離れた二点間を特別な用件の為に融通する技法は、六性図上相反する放出系統と具現化系統の双方に有る〈 ❈ この件はフウゲツの具現化系生まれの守護霊獣・マジカルワームの登場により説明が容易くなった 〉。
    別件:筆者の考察では、破壊不可のマンションを具現化しているノヴは具現化生まれなのだが、冨樫展を企画したバカのせいで、そうとは言えなくなった。なぜなら確かに、ハイレベルな放出系生まれのノヴを仮定する時に、破壊不可のマンションの具現化は不可能ではないからだ。しかしながらフウゲツの守護霊獣はまだ一歳にも満たない未修行の念能力者。二種類のドアと通路を具現化しての遠隔管理は、放出系生まれだとしたら不可能 … というか、具現化の手間をワザワザかけない   〉

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

   ↘ 本件は。
  裁判所が傍聴を拒否したせいでその場に立ち会えなかった、もはやベテランのユヒライやシェジュールを始めとする、ハルケンブルグ王子に忠誠を誓う私設兵達 … 彼らも等しく、
  バルサミルコ兵隊長を襲う弓矢の技の為のオーラの合力〈 in 裁判所 〉 … に、遠隔地から加担していた … という仮説である。

    将来的にハルケンブルグ国王が誕生した場合:
  参加人数が国家規模で増えるほどに個々の念能力を使用する際の威力・精度・効果範囲は拡充し。
  また何らかのペナルティを負うはずの個人が、同時に全体にとって極めて有用な個人である確率 … これはぐうっと下がる = 比較的どうでもいい個人を技の使用時の犠牲者として費やす事ができる … その確率が上がる。

✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽

    死んだスミドリ君を除く13人の私設兵もまた、( 裁判所内で )バルサミルコ兵隊長を襲うオーラの弓矢の一撃に加担していた場合の人数計算:

  1.ハルケンブルグ本人
  2.ハルケンブルグ王子の周りにいた、今回初めて覚悟の刻印を授かった( そのせいで集団失神した )支持者、12人
  3.離れたところに居たのに今回初めて覚悟の刻印を授かり、等しく集団失神する羽目になった、司法局員であり、ハルケンブルグ王子の隠れ支持者でもある、ウォーリオ = ベイ君
  4.おそらくはハルケンブルグ王子の居室である 1009 号室に待機していた、ハルケンブルグ王子の私設兵達( 既に死んだスミドリ君を除いて )、13人。
  →  1〜5を合計すれば 27人だ。

    ❈ 3 と4 のケースでは、守護霊獣は放出系統の( マーキング:覚悟の刻印を介した )遠隔でのオーラの強制徴収を行う。【 1 と2 のケースでは守護霊獣の広げたオーラの中に全員居るので、放出系統を介さずともよい。そのまま吸い上げる 】。

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    ハルケンブルグとその支持者達 12人は一箇所に固まっていた。だからオーラの合力に加担したのは当然だろう( 13人 )。
  そして今回、其処とは無関係の位置にいた司法局員・ウォーリオ君までもが失神した。故にやはりこう言わざるを得ない。
  →  ウォーリオ君は、離れていたって、守護霊獣からオーラを強制徴収されていただろう? ( 13+1=14人 )
    おっと … 以下は余談の性質が高い:
  裁判所内で働くウォーリオ君。彼には今日まで覚悟の刻印はなかった( 仮に数日前から左手甲に刺青が有れば、上役のカイザル君の耳に入っていない訳がない )。
  そしてまた彼には、ハルケンブルグ王子の隠れ支持者である … それ以外のアイデンティティはなかった。
  そんな彼に、ハルケンブルグ陣営はあらかじめ、まさか裁判所で対決するバルサミルコ兵隊長に、これから弓を引く作戦がある … と、教えていただろうか? 筆者はそうは思わない。

    ✔ 週刊少年ジャンプ 第 47号、そのP373。ウォーリオ君は上役のカイザルに説明した。
  「 ハルケンブルグ王子は、貴方が( カイザルが )念能力について自ら言及したら、こちらも包み隠さず話すようにと …(中略)
    ハルケンブルグ王子は、間もなく死にます 」

    合わせて鑑みる資料: ✔ 週刊少年ジャンプ 第 47号、そのP372。ウォーリオ君が失神したのは、ハルケンブルグがバルサミルコに弓引いた位置とは無関係なのだそう。まず場所が違う。そして失神のタイミングが違う。

    以上の二点から言えるのは …
  一。ウォーリオ君は、ハルケンブルグ王子がベンジャミンに弓引くよりも早い段階で王子本人とこっそりお話して、自分が中立を逸脱した、彼の隠れ支持者である事を告げた。
  二。だもんで、ハルケンブルグはウォーリオ君に秘密を開示した( 開示せざるを得なくなるなった … なぜならハルケンブルグにもコントロール不可能な守護霊獣は、勝手なタイミングでウォーリオ君を気絶させて、覚悟の刻印を憑けるだろうから )。

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    作中の展開を分かりやすく説明する為に、架空のハルケンブルグ王子の台詞を書いておく。本来は二人の台詞のやり取りだが、ここでは一方的に。

    架空のハルケンブルグの台詞:
  ハ:「 ウォーリオさん。貴方の志を有り難く受け取ります。僕の手の甲を見て下さい。僕の支持者には皆、この『 覚悟の刻印 』が等しく現れるのです。コレは手術ではなく、念能力という不思議なチカラによるものです。貴方にもやがて同じ物が現れますが、怖がらないで下さい。
     ウォーリオさん。今すべてをお話はできませんが、僕はこの王位継承戦を勝ち抜く為に、その不思議なチカラに頼る所存です。
  ( 零。)僕は一旦死して、後にまた再び、生きて貴方と巡り合います。その時は今、この出会いの件をお伝えします。お約束します。だから今後の成り行きも落ち着いて受け容れて下さい 」  ↙

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    【  … どう考えても、バルサミルコの軍靴に隠された、新手の細菌兵器を用いた “ 死に体作戦 ” を敢行することが、あらかじめ決まっていたことになってしまう。冨樫、やっちまってないか? 
    読者よ? 以下の件をクリアできる擁護を用意できないか?

    壱。ウォーリオ君と、後に気絶するはずのハルケンブルグ王子が話すタイミングは、弓矢の技を使う前しかない … 。
    弐。しかしながら弓矢を使う前には、まさかハルケンブルグの人格が矢として選ばれて飛び出すなんて、誰にも判らない。
    参。矢として飛び出さず、本体に居残るハルケンブルグ本人には、まさか死に体作戦は使えない。

     … あ、擁護できた!。自己完結笑。
   →  肆であり解答。ハルケンブルグ王子の人格が中に入った、原告・バルサミルコ兵隊長が、彼の空き時間を使ってウォーリオ君と面会し、「 ね、会えたでしょう? 」と自己紹介した ↓〈 この件は下で解説しておきます 〉 】

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

  ↘ 架空のハルケンブルグの台詞の続き:
  ハ:「 ウォーリオさん。今、とりあえず貴方にとって大切な事を打ち合わせておきます。
      一つ … これまでの我々の経験則から言って、貴方は間もなく気を失う事になるでしょう。目覚めた時には私と同じ『 覚悟の刻印 』を持っているはずです。
      二つ … 貴方が今後、勤務中に気を失うことにより、保健当局のみならず、司法局員もまた貴方に興味を持ち、あるいは取り調べが行われることでしょう。なぜなら、すぐ後に私と面会する予定の12人の支持者達もまた、貴方と同じく気を失う予定だからです
     ( これが集団失神。あらかじめ他の司法局員にも伝えておく事になるヤツ。ハルケンブルグは接見の喜びと緊張からの解放故に起こるというが、もちろん実際には守護霊獣が攻撃して覚悟の刻印を憑け、その恐怖体験を雑な記憶補正でフワッと誤魔化す。守護霊獣は強化系生まれで操作系が低レベルなので、手っ取り早く気絶させる程度の事しかできない )。
      三つ … その取り調べの際に、貴方が持っているはずのこの『覚悟の刻印』を見せて、不思議なチカラについて説明して下さい。貴方が私の支持者である事を隠し通す事はもはや難しくなっていることでしょう。
      四つ … もしも私がピンピンして居たら、取り調べは私にも行われる。逆に万が一、私が死の淵にあったら、私への取り調べは不可能。貴方への事情聴取はより念入りに行われることでしょう 」

   ✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫

    筆者による注意:どうにも、時系列をおいかけて展開の整合性を取ることが難しくなった。というのも …
  弓矢の技を使う前。ハルケンブルグは …
  1.自分の人格が矢として選ばれて飛び出した場合の事後策と、
  2.自分ではない支持者の人格が矢として選ばれて飛び出した場合の事後策の、それら両方を区別してウォーリオ君に授けることが可能だっただろうか?
  →  そんな訳がない。なぜならば、ウォーリオ君はあまりにも、ハルケンブルグ陣営としての経験値が足らないからだ。念能力が介した後の未来の行動選択なんて、あっさり簡単な用件しか記憶できないし、伝わらない。

    だから上のハルケンブルグの台詞からいくつかの要点 … おそらくは四つ目を差っ引いて。真相は!
  バルサミルコ兵隊長の中に入ったハルケンブルグ王子がどうにかこうにかウォーリオ君と面会して
  ( 気絶から目覚めたウォーリオ君なれば、司法局員として原告のバルサミルコとの何らかの確認が必要で、遭って話す事自体はおかしくはない。それは例えば病身の被告・ハルケンブルグ王子を原告・バルサミルコ兵隊長がお見舞いすることよりはむしろ自然だ )、
  その面会の時にバルサミルコが言ったのだ。

    バルサミルコ兵隊長の中に居るハルケンブルグ王子の架空の台詞:
  バ:「 ね? 生まれ変わって再び、貴方とお会いすると約束したでしょう? 今はこうして生きてるんです。詳しく説明することは不可能ですが、この不思議なチカラを念能力というのです。私に使えるのですから、やがて貴方にも使えます。ただし、覚悟の刻印を持つ貴方に可能な念能力は、私の王道すなわち、未来のカキン国を良い方向へと導く為のものとなるはずです。
  まぁ遠い未来の話よりも、喫緊の課題が先です。実は総合病院の集中治療室に居る私の体は、間もなく死にます(後略) 」

    ちょっと苦しいな?
  ウォーリオ君が、Ⅰ … 弓矢の技の前にハルケンブルグ王子からもらう情報量と、Ⅱ … 後にたまたまバルサミルコの中に入ったハルケンブルグからもらう情報量の差異を突き詰めれば、
  Ⅲ … 極めて少ない確率で起こった、バルサミルコ兵隊長の中に移住したハルケンブルグ王子の人格と、本人の体を失う “ 死に体作戦 ” との、整合性を取れるかもしれない … ?

… 今回は以上。ご清聴有り難うございました。

ネテロ会長の念能力「百式観音」の系統について考察
オニャンコポン 2024/11/14 14:04

なんか消えてるから書いとくか

・モラウがタバコを燃やして煙を出した明らかな作中描写(確認出来る限りでは存在しない)
→タバコを燃やしてない描写なんてない
・具現化系のみで壁抜け可能だと言った理由
→具現化とはオーラの物質化だから
・メルエムの吸収能力は女王から受け継いだ先天的な能力という説
→そんな説を唱えてる奴は頭が悪い
・メルエムの吸収能力は軍棋で手に入れた後天的な能力という説、および上の説との矛盾
→明らかな能力覚醒のトリガーの一つだが、この言葉の意味を理解できない人もいるらしい
・メルエムの極能力が能力吸収だと断定した理由(お前の妄想でなく、作中で確認できる根拠)
→ユピー、プフの能力が弱体化しているから
・フランクリンの念弾にエネルギー弾への変化系能力が必要だという、作中に一切出てない説の根拠
→エネルギー弾になってるから
・質量のある具現化系ほど加速にエネルギーが必要なのに、なぜそれを無視しているのか
→相応のエネルギーが必要だと思うが、何故無視されてると思ったのかわからない
・ボノレノフの能力とは全く速度が違うのに、なぜ類似していると言えるのか(観音の打撃速度はメルエ
ムよりも速い)
→ボノの能力も速くて大質量だから
・放出系念獣の特徴をなぜ勝手に自分で定義しているのか(放出系念獣という用語は作中に登場しないし
説明もない)
→用語がないから定義する必要がある
・最終戦は閉所で戦ったのになぜ無視しているのか(閉所でも問題なく戦えている)
→まったく閉所ではない
・念獣全般が具現化系を利用しているという、見た目以外で判別できる明確な根拠
→見た目が最大の根拠。変化系で作れるのはぐにゃぐにゃしたオーラ体の描写のみ。
・具現化系に「可視化の制約」が存在するという根拠(可視化の制約はネット発信の謬説で、作中に説明
や描写が全くない)
→行動制約という言葉でクラピカが説明済み
・「現実の物体に擬態するのはメモリを食う」という説の根拠(ネットでも見ない説なのでこいつの妄想
の可能性あり)
→複雑高等能力のダブルで説明済み。擬態には様々なメリットがある。性能があがればメモリを食う。
・放出系は発動に溜めが必要だという主張の根拠(観音のワープにはそもそも溜めが存在しない)
→観音はツェリと同じ潜伏型の念獣。デメちゃんのようにいつでも出し入れ可能。
・観音に触れた時の感触がなぜ分かるのか(観音の感触についてメルエムが述べた描写が特にない)
→ギチギチとした鍔迫り合いの描写がなされている。メルエムが最大級に硬いのだから観音も相応に硬い。
・観音を具現化した後、さらに放出系のオーラに変換する理由と合理性(そもそもオーラの塊であれば変
換する必要が無い)
→観音の中に溜め込んだオーラを放出しているので、観音の体をオーラに変換しているわけじゃない。
・強化系の主な修行は練の訓練だが、なぜオーラ総量の上昇が多系統の能力に影響しないと思うのか
→練は強化系にかかわらず行う基本的な修行。強化系じゃないとオーラが増やせないと思ってるのなら完全な間違い。
・変化系で見た目の質や色を変化できるのに、なぜ具現系だと断定できるのか
→ドッキリテクスチャーのことを言っているなら、それは具現化変化の複合能力。
・なぜ作中描写を見て思ったことを客観的だと言い張れるのか(感想を事実のように扱っているのが全く
理解できない)
→作中描写が最大の考察材料。考察を事実のように受け止める側に問題がある。

幻影旅団のルールや思想について考察
mare 2024/11/14 11:18

疑問:
クロロが天空闘技場で探していた能力とは何だったのか?

天空闘技場にいる時点で既にヒソカに100%勝利するコンボ条件は整っていたはず。
その上、クロロは何の能力を求める必要があったのか?

これはヒソカ確殺にかかわらず、クロロが常に探しているたぐいの能力があるということだろうか?

パクを失ったのでその欠員を補填する能力を求めていたか?
いつのまにか失われていたラブリーゴーストライターの補填か?
やはり一番便利そうなレアで強力な能力はツェリの予知能力だろう。
だがこれには一つ問題がある。

疑問2:
仮にツェリやカミーラの能力を盗んだとして、その発動には絶が条件となるので、発動した瞬間にスキルハンターと栞が消え去って能力は未発動になるんじゃないのか?
これは両手の能力どうするんだ問題と同じで、スキルハンターを進化させ対応させる必要がある。
スキルハンターを一度具現化したら本人が絶状態になっても維持できるような蓄積型の機能を追加する必要があるんじゃないか。
それも踏まえて文句なしの国宝級のお宝を狙っている。
神器が3つある点がポイントか。
三種の神器を全部盗むことでスキルハンターは三段階の進化を行える。

1.レア能力収納ページ枠の拡張
2.第三の能力、蓄積型念獣「目録司書官・ビブリオマニア」の獲得
念獣にスキルハンターを預けることで、クロロが絶の間もページを開いてもらって能力を維持できる
3.ビブリオマニアの死後念化プログラム

それはサラサのような少女の姿をしているという

幻影旅団のルールや思想について考察
mare 2024/11/14 01:25

スキルハンターの明文化された盗みの条件は4つ。
これに加えて今回お宝を盗むという条件が追加されたのだが、実はこれ後付けに見えてちゃんと伏線がある。

ゼノ「4つか…5つ。盗むまでにクリアせねばならない条件があると見た」

御名答。
極のドラゴンヘッドがレア能力にあたるのならば、条件は5つとなる。

氷の微笑や、優しいリンチなど、ひっくり返す前に緻密に伏線を張ってるのが冨樫節だが、これすら計算ずくだとしたらちょっと怖いぞ。
地下競売シーンを読み返したら国宝館のお宝を競りにかけている。
やはり設定上は存在していたが隠していただけなのか…?
アトヅケじゃないのか冨樫…?

フクロウから二日目分の競売品を奪っていたから5つ目の条件は満たしていたのだろう。

シズクがレアあつかいならファンファンクロスもラブリーゴーストライターもレアだろう。
レアでも非力なら条件はゆるくなるのか?
非レアで強力な能力にもいくらかのお宝が必要そうだ。

さて、常々囁かれていたクロロのメモリどうなってんだ問題にようやく回答が得られた。
盗む条件で能力を拡張進化させ続けて来たので無法な能力でも運用できる、ということらしい。

今回、ヒソカ確殺能力獲得のためにカキンの国宝を盗もうと画策しているが、おそらく能力の進化とはレア能力枠拡張だけではないだろう。

通常能力収納用のページ数の拡張。
スキルハンターの死後念化。
ダブルフェイスの習得。

ダブルフェイスの厄介な制約とは、ヨークシンで獲得したお宝枠を使い切ってしまったという意味なんだろうか?
あるいはリボ払いでお宝支払いノルマが溜まってしまったとか?

緋の眼は元々クロロが売却したものだから盗んだ判定にはなっていなそうだ。
読み返したら7大美色で36対だった。
おぼろげな記憶で適当を言っていた。

そういえばヒソカがログインしたGIはクロロの持ち物なんだろうか?
元々クロロはこれに興味があるに違いないと旅団は予想していたが、GIの競売を待たずクロロは旅立ってしまったのだが。
元々持っていたのか、ヒソカに依頼してバッテラ邸から盗んできてもらったのか…?
セーブスロットが埋まってるゲーム機なら、ヒソカがまともにゲームをプレイしてなかった理由にはなるが。

自分だけのオリジナルの念能力を考案
三ツ星の考察ハンター 2024/11/13 20:49

死の指(フィガロ・ダミア)
放出系
念光線を発射する。被弾した相手は死ぬ。
光線は鏡で反射する

誓約:撃つ際に3秒程「硬」で指先にオーラを集中させる
発射した指は精孔が閉じ、二度とオーラが練れなくなる

ハルケンブルグの守護霊獣の能力について考察
haru 2024/11/13 19:38

>死ぬ覚悟が有ることと、それが制約として成立する事は違うんじゃないか?

覚悟と制約はほぼイコールだと思うがなんで違うと思うのかよくわからないな。

羽刻印を打ち込む際に、霊獣から要請があるのだろう。
ハルケンに協力しハルケンの能力の弾役になるリスクを受け入れるか?
否と答えたのがシカク。
応と答えたのがハルケン従者と支援者たち。
この時点でジョイントパーツの資格を手に入れると共に自死のリスクの制約を負うのだろう。

直接に死後の念を運用するネコノナマエやヨモツヘグイの方が強力な制約だろうが、クラピカ同様に決死の覚悟の制約も効果があるのはクラピカ自身が証明してくれてるだろう。

肉体との別れは即座の死ではないので、その分は制約効果も落ちるか?
そのへんはパーティフォームでカバーだ。
だがまぁ一死一殺(一操作一人格)のすこぶる燃費の重い制約だとは思うが。
ネコノナマエとチェーンジェイルは何度も使えるのですこぶる燃費が良い。
比べるとヨモツヘグイが一死一殺で長期間の蓄積条件の割に遠距離だと効果が遅くて守護念獣にも一蹴される程度の弱い能力なのが気になるが。
まだ14分割された霊獣の段階で死後の念も祓えるのは性能が高すぎる。
(これは勝手に王になったら14王子の霊獣のオーラが統合されて成獣(聖獣)になると仮定している)

また魂の交換がいつまで続くかは、ハルケンの魂が消えるか、継承戦に敗北し継承権を失い霊獣を失うまでという条件も付随するだろう。
核の術者がいなくなってしまえば、従者が貴人の中にいようと能力は解除され攻撃者の魂だけがどこかへ行ってしまうんじゃないだろうか。
ハルケンと継承戦を勝ち抜くために魂を捧げる制約なので、敗北者に待つのは魂の消滅だろう。

>フラッタの死体に残る彼のオーラを使い果たすまでしか使えない

このへんは別の解釈をしてるな。
まずオーラはガソリンで能力はエンジン。
死体のオーラはゼロで、エンジンのみが肉体に残されている状態。
これにイカルゴが自分のオーラ・ガソリンを注ぐことでフラッタの能力・エンジンを動かしている。

肉体と魂は相似形であり、肉体を離れた魂にも同様のエンジンが搭載されている。
相似とは量子もつれと言ってもいい。

肉体と魂が離れた場合、死後の能力の優先権は早いもの勝ちであり、例えば死後のシカクをイカルゴが操作してもカルドセプトは使えない。
ベンジャミンは能力と共にそれを運用するためのメモリも譲渡されてるはずだから魂のエンジンごと継承しているはず。
クロロが盗んでいるのは能力の使用権であり、能力エンジンそのものは複製され能力者と本の両方にある状態。
クラピカも同様で、能力一回分のオーラにエンジンを複製し、能力者の使用権を剥奪しているだけ。

オーラを生み出しているのは肉体に宿る魂。
死後、肉体から離れた魂がオーラを生み、魂のエンジンが能力を発動している。
効果対象はテレプシコーラ、ガム、ジャッジメントチェーン、ラヴィアンローズなどあくまで生前の能力を強化増幅する効果で発揮される。

肉体が死に魂が他人に憑依してる状態のハルケンは、死後の念状態と言ってもいい。
意識もオーラも能力もあるのだからまぁ霊獣もセットで憑いてくるんじゃないか。

一方、霊獣が具現化変化したカチョウは継承戦失格扱いだと言っていたが、こちらもハルケンと大差ない状態。
フウゲツの霊獣扱いということで存在を許されている。
先日まではハルケンもこのパターンと一緒で、継承戦を脱落したが悪い王子を殺すマンになったものと思っていたんだが、ここに何の違いがあるのかを考える必要がある。
やはり、逃亡して死んだ者と、自死の覚悟の違いじゃないだろうか。

ハルケンブルグの守護霊獣の能力について考察
長文翁 2024/11/13 15:01

>>34
>自死を前提とした制約はいったいなにに働いてるんだという話になる。

ハルケンブルグの従者達は、余所の体に出張した結果、たまたまの運命で死んだり生き延びたりするのであって。それは例えばヨモツヘグイのような自死を決行する制約とは違う。
この件は、クラピカの心臓の掟の剣の鎖とどう違うのか … を説明するのが難しいが。まぁ賭けるモノが有るか無いか、で言い表せないものかな?
ワシには、ハルケンブルグの従者の魂が出張した後の結果の死は、全部成り行き、たまたまの死に思える。
夢に賭けた結果、死んでも構わない! と、夢に向かって先ずは自殺! ってのは、大きく違う。

そう、クラピカの場合は、先に、中指の鎖は幻影旅団にしか使わないから、オーラにブーストかけて欲しいんだよね? と、自分の無意識に要望している。
あ、これだと、ハルケンブルグの従者も同じく、自分の未来はどうなっても良いから、ハルケンブルグ王子が王様に成れますよう〜に!
僕は死んでもいいです! っていう切望なんだから、こりゃクラピカの剣と同じか?
   … 何の結論も出なくてすみません。

例えば貴人の体内に入って、贅沢三昧に生きる未来を手に入れる事、及びその貴人の人格を下賤の自分の元の肉体に閉じ込める事は、何にも制約にはなっていないと感じる。

別件:死後の念には、言い方の違いで、二つあったよな?
① 死体に残存したオーラについて:ネテロのように、精孔を持つ体細胞の生命力がすっからかんになって死んだ後には、死後の念は生じない。
  だから。イカルゴが使うフラッタのサテライトんぼや死体と遊ぶな子供達には、フラッタの死体に残る彼のオーラを使い果たすまでしか使えない … という限界が有る。

② 13巻でフィンクスが初出した、マジの死後の念について:
  例えば鎖野郎の死体に残った残存オーラが、死体から離れて、恨みに思うクロロ(心臓の鎖でマーキング済み)に高級邪霊として祟るようなパターン。
  これはネフェルピトーの死後、死体に残ったオーラが彼の本来の死人使いとしての能力を遺憾なく発揮し、自らの死体を操り、王を守る為に脅威となる眼の前のゴンさんに襲いかかった件も同じ。

    ① には死後のオーラに意思がなく、② には死後のオーラ自体に意思が有る。
  ハルケンブルグはそこんところを … 守護霊獣ってのは “ 気高く尊いボクの王道の為のボク自身の犠牲 ” が先に立つ場合には、ボクの魂にくっついて来てくれる存在 … だと、信じてるっぽいんだよね。

    自分の肉体が滅んでも、自分の魂の有るところに、我が守護霊獣よ、宿れかし!  ←  そうはいかないんじゃないか? っていうのが、ワシの疑問。

    バルサミルコ兵隊長の中のハルケンブルグは、自分の残った死体と共に、自分の守護霊獣もめちゃ元気を失くしている事に、誰かを介して、気付く(教えてもらう)事になるんじゃないか?

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
長文翁 2024/11/13 13:48

    一枚ページをめくると、実は 40時間(以上)が経過していた … という、冨樫の漫画上の仕掛けの話を書きます。

    2024年、週刊少年ジャンプ 第 50号、No.406 ◆ 神器の巻。

    その ✔ P346 にて、新しく判ったこと。ヒンリギがエイイのアジトの一つ、洗濯部屋に残してきた生牡蠣が、発信機に戻っている。
  ❈ 発信機については … ✔ 第 38 巻、P154〜158、同じくP187( ヒンリギがその生牡蠣を、その洗濯部屋にほっぽって来た … もとい、巧妙に隠してきた様子 )。

   ❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊

    ✔ 第 38 巻、P156。ヒンリギは、自分が飲み込む( そして敵のアジトに設置してくる予定の )発信機が、生牡蠣に変身していられる限界時間について、旅団に説明している。
  それは「 おそらく2時間程 」だという。  ↙

      【 … まったく余談だが:かねてからの筆者のオーラスタミナの考察、これが正解だった事がヒンリギの発言によって一部証明された。己の人体にオーラを纏う段階からして、人体の大小にそれぞれメリット、デメリットが有るのだ。

    ヒンリギ「( 前略 … オーラを纏わせようとする物体の )体積が大き過ぎても小さ過ぎても燃費が悪くなる 」

    例えば巨人のウボォーギンはゆったりたっぷり密度の低いオーラを纏える〈 例えば全身でゆったり 20,000オーラ 〉が、逆に小柄な老人達が同じゆったり密度のままでは、多くのオーラを纏う事は困難なのだ。 老人達が多くのオーラを我が身に纏いたければ、ぐっと圧縮せねばならない。その圧縮という作業に、無駄な燃費がかかるのだ … と、ヒンリギは言っている。
    逆にウボォーギンがネテロレベルで高密度の圧縮オーラで全身を防御したければ、全開オーラのさらに倍程のオーラを纏って圧縮する必要が有る。つまり〈 全開オーラ未満の 〉通常ウボォーギンは局所を破壊されるに際し弱く、小柄な老人達は強い〈 両者共に例えば 20,000オーラの堅の場合 … 老人達の全身の肌はウボォーギンよりも固い 〉。
    逆に小柄な老人達は大きなかめはめ波に全身を晒された場合に早目に全身のオーラを相殺されてしまうが〈 20,000オーラを圧縮した堅 〉、ウボォーギンは大きなかめはめ波を全身で受け止めて楽に相殺してしまう〈 全開すれば大きな体に楽に 40,000オーラ以上を纏える 〉 】

  ↘  ✔ 第 38 巻、P190( & 問題の 同じくP191 はすぐ左だ )。ノブナガが( ヒンリギを追いかけて )ジャンプワープ してから、再び戻って来て、フィン&フェイ と合流するまで、まだたったの 10分くらいしか経っていないのだという。

    ★ で。その直ぐ左の、同じくP191 の、問題の、黒くじら号中に響き渡る “ 緊急放送 ” である。曰く、
  「 緊急放送です。皆様、お手を止めて静粛にお聞き下さい。皆様 … 大変悲しく残念なお知らせです 」

    これは時系列上、フェイタンが「 このままシャアアのアジト行くね 」と急ぐところを、ノブナガが「 いや … 最低でもフランクリンは連れて行こう 」と遮った、その会話とまったく同じ世界線上の、そのままの流れだ( 後述する ↓ )。

*~*~*~*~*~*――――――――*~*~*~*~*~*

    仮に … というか、それしかあり得ないと思うんだが、上の緊急放送が、ハルケンブルグ王子の訃報であれば。
  その時刻は、12日目の木曜日、午前中である。今号で描かれた ハルケンブルグ王子の葬列が、およそ同日の 正午くらいの出来事。だから訃報はその数時間前だ。

   ♡〜♡〜♡〜♡ ♡〜♡ ♡〜♡〜♡〜♡

    そもそも今回 … 第 50 号、No.406 ◆ 神器の巻 … で。生牡蠣が発信機に戻ることで初めて。
  めっちゃショックだから二回書くが、それで初めて! そこから逆算して、時系列を遡る事が可能になった。まったくもう! プンスカプンプン!

    結論から言えば。✔ 第 37 巻、P185〜189。No.390 ◆ 衝突の巻 … の、
  ▷ コベントバの持つコインの数字が1から10にクラスアップした、10日目・火曜日の世界線の話。
  →  チョウライ王子が父のオニオールの元を訪れて、念能力について尋ねるところまでの話と。

    その直ぐ後ろ。背中合わせのページの、✔ 同じNo.390 ◆ 衝突の巻 ①。同じくP190〜 。
  ▶ シュウウ一家の組長・オニオールと、若頭・ヒンリギが電話で打ち合わせて、ヒソカを探す物語が始まる話の、
  →  今回の、生牡蠣が発信機に戻るところまでの、12日目・木曜日の世界線上の話と。
   ▷ と▶ の、二つあった。
  →  冨樫の奴! 漫画展開上のギミックとして、12日目・木曜日 【 … 既にハルケンブルグ王子が死に体になってる時刻だ 】、その刻時をしないままに、しれっと別の時系列の、別の世界線上の物語を始めてやがった!

    オニオールがチョウライと別れて【 頼んだぞ、父さん! 】、オニオールは直ぐに携帯を耳に当てている。
  だからてっきり読者は、オニオールがそのままヒンリギと携帯で話し始めたと思い込んだ … のだったが、違った笑( 何しろ紙っぺらを一枚めくるだけだ )。
  →  そのオニオールが、実際にヒンリギとヒソカを確保する作戦を打ち合わせるまでには … 実に 40 時間以上の時間が経っていたのだ。
  そんな事が有るのか!? 有ったんだよ笑!!

    
   ∉〜∉〜∉〜∉ ∉〜∉ ∉〜∉〜∉〜∉
  

    冨樫がいつの間にか、時系列上、遡った時点から物語を再生している切り替えポイントを、指摘しておく。
  ✔ 第 38 巻、P192、1006 船室・タイソン王子の居室でのエピソード。
  →  ここからだ。10日目・火曜日に遡っている。
  →  その前のページの、ハルケンブルグの訃報が鳴り響くまでは、12日目の木曜日の物語を再生していたというのに!

   ✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾

    ✔ 2024年 週刊少年ジャンプ 第45 号。No.401 ◆ 月光の巻。 ←  連載再開のヤァ〜ツ。
    ここで久しぶりに冨樫は、時系列を刻時してくれた。▷ 10日目・火曜日の午前11時45分なのだそう。

    この後、ジャンプの 46、47、48 号と …
  ▷ カチョウとセンリツが色々作戦を考えて、カイザルがルズールス王子の死体を担いで運ぶ作戦を考えたり、お手紙を各王子に配ったり( 11日目の水曜日の物語 )、
  ▶ バルサミルコ兵隊長がハルケンブルグ王子の暗殺を企てたりする( 11日目の水曜日の物語。本来なら裁判を開廷していた )。

    いずれにせよ、物語は ✔ 第 48 号、No.404 ◆ 思惑の巻で、旅団の三人が直立不動でハルケンブルグ王子の訃報を聞き届けるシーンで、ようやく噛み合う。
  ❈ 鳴り響いた訃報は、12日目の木曜日の、午前中である。

    結論は以上。でもめっちゃ書いたので、下のまとめ ↓ を付録しておく。

✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱

    今週我々が初見の、第 50 号( 12日目の木曜日 )の、その前日〈 11日目の水曜日 〉の世界線上で起こった事を纏めると …

    ❈ 以下の資料は ✔ 週刊少年ジャンプ 第 47 号、No.403 ◆ 成果の巻。

  ○ 午前6時45分 すぎ。裁判の準備をしているバルサミルコ兵隊長を、ハルケンブルグ陣営が弓矢の技で狙い、見事命中。ハルケンブルグ王子の人格はバルサミルコの人格を眠らせ、その肉体を乗っ取る事に成功した( ベンジャミン陣営は、元々のハルケンブルグ王子に忠誠を誓う私設兵達を遠ざけていたので、弓矢の技は撃てないと思っていた。たかをくくっていた )。
    ぶっ倒れたハルケンブルグの体は、簡易な医務室へと運ばれた。
  ☆ すぐさまハルケンブルグ王子は、バルサミルコの肉体でウンマ第一王妃に電話をかけた( ようだ … としか言えない。そんな事が可能なのか笑 )。
   →   電話の内容は、今後しばらく後に死ぬ予定の、ハルケンブルグ本人の肉体を司法解剖に囘さないように、実母として懇願して欲しい … というシロモノ。コレによって( 後ろで手を引く悪玉の )ベンジャミン王子が後に気にする、細菌兵器による他殺である事が露見せぬように … という段取りのようだ( 48号、ハルケンブルグの内心にてそれが明かされた。そうすると、ハルケンブルグの司法解剖を拒否する権利は、名目上の母親であるはずの、ドゥアズル第二王妃には無い事になる … 司法省も変わり種の托卵の噂通り動くというのだ笑 )
    【 この内容の電話をウンマ王妃にかけるという事は、ハルケンブルグ王子はいつの間にか、バルサミルコが軍靴の底の細菌兵器を用意していた事を知り得ていた … という事になる。それはいつ、どのように知ったのだろうか? 仮に、バルサミルコの脳みそを乗っ取った直後 … にそれを知り、自分の暗殺計画を遂行したのだとすれば、あまりにも思い切りのよい性格だと言わざるを得ない。だから裁判よりも前の段階で、バルサミルコの軍靴の細菌兵器を知っていたのだと思う。既にベンジャミン陣営に、脳みそを乗っ取られた私設兵が( 配置のローテーションで )紛れ込んでいるのだろうか? 】
  ◎ 午前7時50分。ハルケンブルグ王子は、その人格が操るバルサミルコ兵隊長に成りすまして、ベンジャミン王子と電話する。医務室で寝ている( … 中身のバルサミルコが起きてこない事は、弓矢の能力を把握しているハルケンブルグ王子には解っている … )ハルケンブルグ王子を暗殺する為に、面会する許可をよこせ、と。そしてベンジャミン王子はそれを許可する。
  ⦿ はたして〈 ❈ 注意:ハルケンブルグ王子本人が操る 〉バルサミルコ兵隊長は、医務室で多くのハルケンブルグ王子の支持者が見守る中、軍靴に仕込んだ細菌兵器を医務室内で散布し、寝ている王子本人の口鼻から吸引させ、その体を被毒させる事に成功した【 作中、その描写は割愛してある 】。
  念の為指摘しておくが、これはバルサミルコ兵隊長による殺人ではなく、ハルケンブルグ王子本人による自殺である 。

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    続いての資料は ✔ 第 48 号、No.404 ◆ 思惑の巻。

  ◉ 寝ていたハルケンブルグ王子は嘔吐した。細菌兵器が効いてきたのだ。ハンター協会の医療部隊は、医務室から隣接している総合病院へと患者を搬送し、治療を開始した。
   →   バルサミルコ兵隊長はその件を電話でベンジャミン王子に報告。王子はハンター協会の医療班をハルケンブルグの肉体から遠ざける為に、王族専属の医師と軍医からなる医療チームを総合病院へ派遣すると応えた。
  ● ベンジャミン王子の内心によると、嘔吐の症状が現れてから死ぬまではおよそ 12時間だという。自身ではコントロールできないハンター協会の医療班がハルケンブルグ王子の死体の検視にしゃしゃり出る事を危惧し、上のようにした。
  ☪ ハルケンブルグ王子の内心によると … バルサミルコ兵隊長の人格を閉じ込めていたハルケンブルグが死体になると、バルサミルコの人格は生きているバルサミルコの本体に戻ってしまう。そしてその中でハルケンブルグと共存を開始するという。こうなると、バルサミルコの本体と相性の良いバルサミルコの人格の方が優位となり、共存しているハルケンブルグ王子の人格を〈あたかも眠らせるように〉封じ込めてしまう … という。
   →   ハルケンブルグ王子は実験により、その対策法を心得ていた! ハルケンブルグ王子の肉体が死ぬ直前に、バルサミルコの肉体で催眠剤を服用する。すると、より肉体に馴染むバルサミルコの人格の方が薬の影響を受けて眠りに入り、およそ 10 時間程は間借りしているハルケンブルグ王子の人格の方の覚醒が維持できるし、その意思で行動できるのだという【 睡眠剤で眠るのは … 人格だけなの笑? 体は? 】。
   →   ハルケンブルグ王子はその 10時間以内に、継承戦の勝者となる為の次なる一手を決行する覚悟だ!  それはいったい、なんなんだぁ〜!?

     … ここまでが、我々が 第 50 号を知らない時の物語。

✢✢ 〜〜 ✢✢ 〜〜 ✢✢ ✢✢ 〜〜 ✢✢ 〜〜 ✢✢

    ✔ 同じく週刊少年ジャンプ、第 48 号、P390。日付を跨ぐ重要な描写( 冨樫め、ちゃんと日付時刻を漫画内に書き入れてくれたらいいのに! )。
  クラピカとビルが、明日の12日目の木曜日、念能力講習会でのカミーラ王子陣営の初の参加者の処遇をどうするか、打ち合わせている。シマヌも聞いている。
  →  その真下のコマ。コレは黒くじら号がその両眼のライトで真っ暗闇の大海を照らしながら航海する様子だ。
  →  つまりこの真夜中の描写をもって、日付は11日目・水曜日から、12日目・木曜日へとまたぎ変わっているのだ。

  その後、医師達が見守る中でのハルケンブルグ王子の肉体の臨終の描写が来る。訃報によるとその死は 12日目の木曜日の、未明だったという。

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    世界線というか、冨樫は時系列を揃えるつもりで描写しているのだろうか?
  まったく上の資料( ✔ 第 48 号、No.404 ◆ 思惑の巻 )の続き。✔ そのP393。ハルケンブルグ王子の訃報が、黒くじら号の船内中に鳴り響く。
  比較しやすいように引用しよう。

  「 皆様 … 非常に悲しく、残念なお知らせがあります … 。本日未明 … ハルケンブルグ王子が御逝去なされました 」  ↙

    【 ❈ 注意:直ぐ前のページで、ハルケンブルグ王子の人格が操るバルサミルコ兵隊長が、恭しくベンジャミン王子に電話で伝えている( 自分の事なのに笑 )。
    以下の葬送だの葬列だのの仕様は、なんと死期を悟った王子自らの遺言通り … なのだそう。例の細菌兵器の被害者にそんな事が可能なのか?、ベンジャミン王子には判りそうなものだ。つまりは可能なのだろう。
    それにしてもハルケンブルグ王子は、いったいいつの段階で、葬列を用いる何らかの作戦を考案していたのだろうか? そうは言っても、まだ彼の陣営が何を仕掛けるつもりなのか判らないのだが 】

 ↘ 「 本日〈 12日目の木曜日 〉正午より、ハルケンブルグ王子の葬列が中央階段を通り、第1層へと向かいますので、第3層の皆様、最後のお見送りは中央階段広場にてお願いいたします 」

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

    旅団の三人のリアクションも書いておこう。
  「 この王子はどれかの組のケツモチか?」 / 「 いや、違うね 」 / 「 なら関係ねェ。さっさと〈 下の 〉第4層行くぞ 」

  ☆ ノブナガは言う。「 ヒンリギが機転を利かせて発信機を見つかり難い所へ隠してくれたおかげで時間に余裕ができた  /  エイイのアジト〈 それは第2層すなわち上に在る 〉へ向かう前に、他の2組(のマフィア)に確認しておきたい事がある 」

    ★ 生牡蠣が発信機に戻るのは、ヒンリギが飲み込んでから吐き出して設置して、およそ2時間後だ( まぁ吐き出すまでの 10分くらいは誤差の範囲だ )。
  →  それじゃあ … 生牡蠣が発信機に戻る2時間前 … ヒンリギが飲み込んだタイミングってのは、当然、12日目の木曜日の朝っぱらだったことになるね?
  ❈ 上の緊急放送すなわちハルケンブルグの訃報は、まだその日の正午ですらない。早い時間帯だ。

▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲

     … んなわきゃない!!! というのが、もっぱらの頭痛の種なんだよ!
  ヒンリギが発信機を生牡蠣に変えて飲み込んだのは … ✔ 第 37 巻、P190。ヒンリギが、ボスであるオニオール = ロンポウと電話で話している時系列から連なる世界線上の日付だ。

    【  … と書いた後に、冨樫が実は、読者に何の断りもなく、10日目・火曜日の昼下がりから、12日目・木曜日の朝っぱらへと、物語の世界線をすっ飛ばしたのだ … と筆者は結論した。
    上にも書いた件だが、チョウライ王子を見送るオニオール組長が携帯電話を右耳に当ててから、実際にはしれっと40時間以上の時が流れて、オニオールはヒンリギとヒソカ確保計画について話している  】

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    そしてその時系列は … 同じく第 37 巻、P183。
  1003 号船室、チョウライ王子の居室にて、ベンジャミン王子の私設兵・コベントバが、隠し持つコインの数字が、いつの間にか1から10へとクラスアップしている事に気付いた世界線から、そのまま繋がっているのだ【 ❈ 筆者注意:つながってませんでした! 】。
  お解りのように、初日の数字が1だったコインが10へと変わるのは、10日目の事だ。

    漫画上の時系列をさかのぼる。✔ 第 36 巻、P86、87。1003号船室にて、二日目の昼食をチョウライ王子が食べている。

  【  なんで昼食と断定できるのか … というと、✔ 2024年 週刊少年ジャンプ 第 48号、 No.404 ◆ 思惑の巻。そのP378 にて、クラピカが内心で我々読者に教えてくれたからだ。
    ☆ コインは毎日、午後1時に出現する … と
    ★ あんまり冨樫を追い詰めたくはないし、比較的どうでもいい点だが笑 ✔ 第 36 巻、P121。 “ 今朝もまた ” 、落ちてきたコインを手に入れた … とチョウライ王子は言う。これが3日目かな?  】

     … で。コベントバは内心思っている。意訳すると … 『 オレは昨日の1日目に、守護霊獣の口から落ちてきたコインをこっそりゲットしているがね … 』
  →  つまり。コベントバが所有するコインの数字がクラスアップしたのは、10日目・火曜日(の時系列)となる。
  →  そしてそれがそのまま、ヒンリギ達が〈 ボノレノフが変身した偽物の 〉ヒソカと出会った世界線上の話であり … 。
  →  そのヒンリギがノブナガとともに、エイイ一家のアジトへとランデブーして、帰って来た世界線上の時系列だと、筆者は言っている。

    【  訂正:ボノレノフが変身した偽物ヒソカがリンチ、ザクロと巡り合う世界線は、もちろん 12日目・木曜日の朝っぱらから続く時系列の世界線だ。
    だからその後、カジノにて、偽物ヒソカが本物ヒソカを背後から観察するシーンは、ハルケンブルグ王子が臨終した後の午前中という事になる。オーラの大鳴動で言えば5つ目の後。ヒソカは5つ目の大鳴動も無視(我慢)できたのだ。凄い術者だからとて、狩りに行く事はなかった  】

◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇

    作劇上の、大きな疑問点としては … フランクリンはどうした? 誘うんじゃなかったの?

    ✔ 2024年、週刊少年ジャンプ 第 49号、No.405 ◆芝居の巻。
  ❈ のっけから本物のヒソカが登場し、そこに偽物の〈 ボノレノフが変身した 〉ヒソカが接近したから、その時系列は、いったい漫画上のいつのタイミングなんだよ!? となる訳だが。

    フランクリンについても疑問だ。✔ その同じくP347。
  結局の所、旅団の三人はフランクリンを帯同するよりも先にシャアアの詰め所に赴き( エイイ一家についての疑問を詰め合わせて )、そのフランクリン無しで、秘密の扉を潜り、上層・第2層のエイイ一家のアジトへと行こうとしている。

    冨樫のことだから、フランクリンにはフランクリンに相応しい物語を裏で進めていてくれると嬉しいな。イットクと気持ちよく共同しているのが望みだ。

    先を考察:ノブナガだけは、下に向かい、4層と5層の間にある下水処理場で、シャアアの下請け業者に成り代わり、殺人を繰り返しているエイイ一家に色々な質問をするつもりだ。つくづく冨樫の作劇では、旅団は単独行動を好む。ウボォーやノブナガは特にそう描かれている。バカみたいである。
   そもそもノブナガが単身乗り込んだところで、シャアアの下請け業者なのか、それともそれに成り済ましたエイイの面子なのか? 見分けが着かないだろうに? … という訳で、詰め所にいるツドンケ君たちの出番になりそうだなぁ … ノブナガさんの胸の中で死んで行きそうだなぁ。今回は以上です。

リンチ=フルボッコの念能力「体は全部知っている(ボディアンドソウル)」について考察
more 2024/11/13 13:36

すまんな
リンチが死んでたのが衝撃だったんでね

リンチ=フルボッコの念能力「体は全部知っている(ボディアンドソウル)」について考察
三ツ星の考察ハンター 2024/11/13 13:18

長文でスレチを書き込むなよ

幻影旅団のルールや思想について考察
mare 2024/11/12 12:35

壺中卵
サイキンオセン
スキルハンター

これら3つの能力が念集団を支えるシステムとして見事に対比されているという話をしよう。

念のメインシステムを担う初代カキン王の具現化物質、三種の神器。
儀座禅仏は初代カキン王のミイラか?
吉兆丸は破邪の剣で死後の念でも祓える除念能力でもありそうだ。

サイキンオセンの殺人ブーストを古典的と評していた旅団。
これは壺中卵の儀をモデルとしてモレナが開発した能力なので似ているのは当然。
さらに殺人を盗みの制約に変化させたのがスキルハンターである。

団長一人の能力を進化させるために、旅団は集団で盗みの条件を達成している。
これは「なんのために」が複数あるケース。
能力の進化条件を満たすため、マフィアなど闇勢力の力を削ぐため、旅団と流星街の活動資金獲得のため、旅団の畏怖を喧伝するため、売り払ったお宝からその手の趣味の人間の情報を得るため。
旅団の活動そのものが見事に殺人と盗みを行うことで複数の目的を達成するようデザインされている。

スキルハンターの重要性:
旅団の活動はスキルハンターに支えられている。

・お宝を下層から虱潰しに探す能力、これはカルトやザクロのような探索能力か?
・必要な能力者を探す能力「忌まわし電話」
・旅団半壊を回避した占い能力「ラブリーゴーストライター」
いわばスキルハンターこそがクモの心臓。
これなしには旅団は畏れには足らない。
クラピカやヒソカクラスに狙われれば簡単に壊滅してしまうだろう。
牙だけの獣を火竜とは呼ばない。

クロロの死後の次善の策とは何か?
頭が潰れても足だけでクモが動き続ける理由・仕掛けとはなにか?
精神論だけで足が動くなら苦労はしない。

これは壺中卵のようにスキルハンターを次代団長に継承できる次善が整っていると見ていいだろう。
頭を潰しても、サンムンと報復の掟と共に本は継承されクモの心臓は止まることなく足は動き続ける。

継続と破滅で目的が違うのがサイキンオセンとの違い。
より長期的な運用を目的とするほど、制約条件の難度がはねあがる。
壺中卵>スキルハンター>サイキンオセン
レアの等級があるとすればこうなるだろう。

理想のシナリオ:
モレナ、マフィア、旅団、王子、入り乱れての乱戦。
ボノを皮切りにヒソカに次々と殺されていく旅団員たち。
クラピカとクロロが透明日記で契約し協力し三種の神器を盗み進化条件を満たしツェリとヒソカを倒すクロロクラピカ。
神器がなくなり儀式は破綻し王子たちは解放され、カキンは衰退する。
契約を果たしクラピカに贖罪から命を捧げるクロロ。
スキルハンターを持った次代団長(マチでもいい)に報復されるクラピカ。
流星街はジャイロによって壊滅させられていた。

パームとウェルフィンがメルエムと接触しているのに毒が伝染していない理由について考察
三ツ星の考察ハンター 2024/11/12 12:18

当時の311からまもない時期で編集者の判断で放射線を比喩表現として毒と言い換えさせられたのかどうかで変わってくる
文字通りの毒なら解毒剤があってもおかしくない

幻影旅団のルールや思想について考察
mare 2024/11/12 09:45

トイレの壁は普通に斬ってるだろw
そんな奥義をやすやすと、仲間の前とはいえたかがトイレの壁を斬るごときで披露するとは思えんな…w

まぁフランクリンをはじめとして仲間はノブナガの技を知ってて当然ではあるんだが。

幻影旅団のルールや思想について考察
三ツ星の考察ハンター 2024/11/12 05:37

<<45
ノブナガの刀
そんな奥義をやすやすと、仲間の前とはいえたかがトイレの壁を斬るごときで披露するとは思えんのだがなぁ。

それとも披露したのはどこか別のシーン?前どこかでトイレのシーンの斬り方で刃を伸ばした能力に違いないというのを見かけたから。

幻影旅団のルールや思想について考察
mare 2024/11/11 20:42

やぁ翁。
議論板なんだからたまには妄想を書き飛ばすだけじゃなくちゃんと異論には反論してくれよ?

翻訳はネットの拾い物だから間違ってる可能性もあるから調べてみてくれ。
マクガイトは「イトナミ、マクルガ」のアナグラム
出会い目的の能力だよ。

>ヒソカを生け贄

生贄にしたいのか道連れにしたいのかよくわからない能力を想定しているな。
ヒソカの同意なしに強制的に生贄に出来る能力なんてナニカくらいなものだろう。
強力な条件型ほど説明は必要になる。
バトルIQの高いヒソカがむざむざヘタなトラップにかかるとも思えないな。

>緊急放送

ハルケンの訃報以外の何物でもないと思うが?
特に矛盾は感じなかったな。

幻影旅団のルールや思想について考察
長文翁 2024/11/11 20:09

>>45 毎回楽しく読んでます!

いまわし電話 … ではなくて、今は無い電話 … じゃないかな?
それはともかく、もう一つのタイトルは、フィンガー5の曲だな。6700 ってのは。

ハンター文字が読めるんだね? ワシは読めない! 今回は辞書を引いた。マクガイトってのはなんだろうね? 野球選手か?

ヒソカを確殺する能力ってのは、ヒソカを生け贄として設定できる能力だと思う。
カキンの儀式は、他人の生命力や念能力、オーラを食べて纏める仕組みがあると思うが、何のマーキングも条件指定も無い人物は生け贄にはできない。そこでヒソカをどうにか設定できる能力だと思う。

逆説的には、ベンジャミンのベンジャミンバトンがそれに近いけど、好き好んでアレに近いものに参加するヒソカではない。
一度は死んで蘇ったヒソカなれば、次は確実に殺したい。不安定になったその魂を引きずり込むに足る、呪力を持った儀式。
当たり前の設定だけど、勝負して負けたら、生け贄として引きずり込まれる … みたいな、卵が先か鶏が先かみたいな話しで申し訳無いけど。

別のトピにワシが書いた長文の、謎の緊急放送の正体、アレ、解ったら教えてちょうだい! またね!

王位継承戦で最後まで生き残る王子は誰なのかを考察
長文翁 2024/11/11 19:26

    週刊少年ジャンプ 第 49 号。No.405 ◆ 芝居の巻。
  ○ ヒソカの処遇、待遇。その不思議について

    クロロはボノレノフに言っている。『 本物のヒソカの方はいずれかの王子に接触し、既にVIP待遇で(黒くじら号)一層の客船に入り込んでいる可能性が高い 』
  一見するとクロロの言う通りだ。カジノを彷徨くヒソカの装いや様子を見る限り、VIP待遇だ。そしてもう一つ … ↓ 。

    他ならぬヒソカ本人が内心で言っている。『 ここで何度か起こっている凄まじい鳴動も…、儀式の力で生まれた念獣のサポートで発現した集団行動型の能力だと知り、一気に萎えた ♤ 』
  これらのヒソカの経験、実感から判ること … ① ハルケンブルグ陣営の行動がさっぱり見えないところに居る( 居た )。② 守護霊獣についてかなり正確に知り得る程には、カキン王族に接近している。

   ❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊

    そしてまた、ヒソカはクロロの言う通り … 王子の護衛なんぞしなくて良い程に、高い高い地位に居る。まさしくベリー VIP待遇なのだ。
  ヒソカがあんなシュッとした衣装でカジノでの余暇を楽しんでいながら、「 非番が開けたら 〇〇王子の護衛任務に戻らなくちゃ ♧ 」なんて作劇は許されない。
  その他の王子の護衛役は皆、非番には王子の居室で休んでいたではないか( 待機っていうのかな? )。あんな自由時間を過ごす余裕なんてあり得ない。

   ♡〜♡〜♡〜♡ ♡〜♡ ♡〜♡〜♡〜♡

    仮説 : ハルケンブルグ陣営の鳴動について様々に考察していたベンジャミン王子の陣営に、実はヒソカが居た … なんて作劇 … こんなのは全くピンと来ない。つまらない … が、
  ヒソカもベンジャミン達と同じく、鳴動の正体を知りたかった事自体は事実なようだ。そして結果、割と正しく知り得ている。これはヒソカがそもそも、守護霊獣の役割をかなり正しく知り得る立場に居なくては、不可能な作劇だ。
  だって少なくとも、ベンジャミン陣営は、無線通信でハルケンブルグの守護霊獣とその仕業を目撃した部下から情報を集めている。そしてそれを見てはいないはずのヒソカが、ベンジャミン陣営に匹敵する真偽の見極めに辿り着いている。

     … で、それらを纏めると、以下の事が言えると思う ↓ 。

✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱〜✱

    唐突に登場した本物のヒソカ。今のところの考察としては、☆ ヒソカを船内に正式に招待したのは、★ ナスビー王その人しか考えられない。

    ヒソカの目には守護霊獣が見える。そしてそれは必ずしも戦闘の対象ではないのだ … とヒソカが理解している状況だ( だって守護霊獣って、船内中を勝手に動き回っていたんだからね? )。
  ご存知の通り、ヒソカがその気になって倒せない守護霊獣や、それが憑いた王子なんぞ居ない。その上でどの守護霊獣も、ヒソカを危険人物だとは認識していないっぽいので … ヒソカ個人は王位継承戦とはパラレルな位置に居る事が判る。カキン国内において、守護霊獣達とヒソカは並立可能な存在なのだ。

    ❈ あまりに筋立ての弱い推察を一つ:ヒソカはナスビー王の守護霊獣( … めっちゃ経験値があり、年季を重ねて成長しているのが一目で解る程の威容だ )とも面会した事があり、それが敵ではない事を理解した( つまりヒソカが本気を出せば、非念能力者のナスビー王ごと倒せそうなのだ )。
  →  だからその他の、生まれたばかりで未成長の、各王子達の守護霊獣なんぞを見ても、何にもそそられない。まぁ闘うに値しない存在ならば、ヒソカが手を出さないのはその通り。

    カキンの司法がどうあれ、国王軍の脅威がどうあれ … そして、たとえ王族殺しが極刑だろうと。
  ヒソカが戦いたいと願えばそうなる( 事実、ヒソカは視認できなかったハルケンブルグ陣営の謎の使い手を探り出し、タイマンで殺したい … その為に走り出したい … と願っていたのだ! )。

    でも作中のヒソカは、今はそう思ってはいない。つまり、王位継承戦と守護霊獣の役割を正しく理解・認識できる立ち位置に居るのだ。
  それは壺中卵の儀や守護霊獣について、全く何にも知らないところから、イチから分析せねばならなかった各王子 … そんな彼らがもたらす情報を吟味して当て推量せねばならない立場 = 王子陣営付きの用心棒 … なんかよりもさらに上 … すなわち、ナスビー王のお付き以外はあり得ない。

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    別件。数十年前のジャンプ漫画ならば、船内の一層で天空闘技場の延長線上のようなタイマンバトルが設けられていて … そこでヒソカ選手も戦う … なんてしょうもない作劇に付き合わされる羽目になるのだろうが。今ならそんな引き伸ばしは誰も喜ばない。
  仮にヒソカがバトルをやるのならば、今のところ、その場所は一層ではない。もっと下層だ。まぁ幻影旅団が上に上がって来た場合はその限りでもないのだろうが( だからボノレノフとの舞踏はあり得る!)。

    それと余談:奇術師・ヒソカを必要とした王族が居て、スーパーエンターテイナーとして船内の第一層に居る事を許可されているヒソカ … なんてのはどうか? つまんないよな?

✢✢ 〜〜 ✢✢ 〜〜 ✢✢ ✢✢ 〜〜 ✢✢ 〜〜 ✢✢

    別件。ハンター・ヒソカについては、どう考えたらよいか … という話。
  正式なハンター証の持ち主・ヒソカ … っつったって … その集団・本丸である十二支んですら、V5から雇われてカキン国〈 及びビヨンド = ネテロ 〉の監視役( 或いは競合相手 )として同行している。つまりライセンスを持つハンターといえども、カキン側の心象が好転する材料ではない。待遇に関しては何の得にもならない。

    そのライセンスに付随する話として。ヒソカが船内で何かを独自にハントする資格を、カキン王国側からもらっている … なんて作劇については、どうか?
  例えば幻影旅団の討伐役として名乗りを上げた結果、船内に居る … のであれば、そのヒソカが第一層に居続けているのは … これは筋が通らない。

    ちょうどルイーニーの無理矢理連続殺人が起こったばかり。それが幻影旅団の仕業ではない … なんて、誰にも判断できないではないか?
  ゆえにだから、ヒソカが真に幻影旅団ハンターならば、連続殺人事件の調査に向かう義務があっただろう?
  呑気にカジノで余暇を過ごしていながら、実は幻影旅団を狙ってます … なんて作劇は無理筋だ。つまり作中のヒソカには、幻影旅団討伐よりも優先すべき何かが有るのだ【 ❈ 筆者注:後に、そんなものは無い、幻影旅団が最優先だ … と結論します 】。
  しかし … ヒソカがクロロの討伐を後回しにするような優先対象 … そりゃなんだ?

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    カキン国の性質について、その考察の背景:✔ 第 18 巻、P171。キルアの質問に応えたカイトの説明と、同じくP183、カキンの役人の話を纏めると …
  ▷ カキン国は、国の調査機関よりも腕の立つ外部の調査員がいるならば、それなりの対価を払って仕事を投げる程には融通が効く … って事が判る。特に生物学とその調査については遅れているようだ( もちろんヒソカはそんな分野の専門家ではない )。

    では。カキン国がこの際、必要とする専門家とは何か?
  あり得るとすれば … ✔ 第 34 巻、P142。単独行動のクロロは電話の向こうのシャルナークに、今後の幻影旅団の方針を示す。カキン国の隠し財宝を狙うという  ←  コレが、ヒソカが乗船している、その遠因じゃないか?
  幻影旅団の脅威が船内に迫りつつあり … その乗船を防ぐ事は難しい。今はその身を隠している幻影旅団 … これを目敏く察知したカキン国は、どうした? こうしたんじゃないか? ↓ 。

    ★ 幻影旅団討伐の専門家・ハンター・ヒソカ氏に、そのハントを依頼した。これならまぁ解る話だ。
  【 もちろんヒソカはこんな事はしないとは思うが → 仮にヒソカがハンター協会の審査部に対して … 先に旅団の内部へと内偵していた自分とクラピカの活動でウボォーギンを殺害し、パクノダを削り、クロロを一年以上活動停止させ、今またシャルナークとコルトピを殺し、また正式なライセンス持ちのイルミを旅団に潜伏させる事に成功しました … と申告すれば、もう最右翼の専門家だ。ヒソカこそが幻影旅団ハンターだ。ゴンも合わせた同期の桜で、幻影旅団を追い詰めたんです! 僕たち!! 】

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    それじゃあ何故? ヒソカは一層を離れて、船内の下層で幻影旅団の討伐をしてないの … ?
   … ってところでまた、論旨は先の分岐点に戻っちまうよなぁ。
  新しい論述の為の材料はないか? 何か新しい要素を、カキン国が、すなわちナスビー王が察知してはいないものか? … となると、あったじゃない?
  ようやくエイイ一家、モレナの反乱について、だな?

    作劇上は、幻影旅団がエイイ一家の抑止力になると判った段階まで、ヒソカの行動指針は宙ぶらりんのままだった事にはなるが
  ( それが一番問題なんだよな … まぁまだ十日くらいしか経ってないから、ヒソカの心のエンジンは、勝手知ったる幻影旅団よりも、謎の鳴動の使い手をタイマンで殺したい … その欲求を優先していた … でもいいのかな? 後で時系列も並べてみてみよう )。

    今ならカキン国が、幻影旅団ハンター・ヒソカの行動を抑える理由も納得できる。なぜならもちろん … ヒソカが幻影旅団の戦力を削れば、エイイ一家を利する事になるからだ( 幻影旅団はエイイ一家と敵対してくれているからね )。

    ◇ ✔ 第 37 巻、P74、75。エイイ一家の正体についていち早く知り得る王子 … これは確かにツェリードニヒではあった
  ( だから ◆ ヒソカに幻影旅団討伐のストップをいち早くかけられる立場 = ツェリードニヒ … ってのは筋が通る仮説な )のだが、彼とヒソカがツーカーってのはもう無茶苦茶だ。あり得ない作劇だ。
   … なぜなら。テータじゃなくとも、今のツェリードニヒはヒソカが味見したくなる程には成長中であるし。ヒソカが彼を殴って念能力に目覚めさせた方が、絶対にヒソカにとって良い未来がやってくるではないか?
  →  ツェリードニヒが獲得する念能力は、ヒソカへのリベンジに資する戦闘用となる蓋然性が高まるからだ!

    ✔ 第 36 巻、P189〜。ミザイストムも、シュウウもシャアアも、国王軍もそうそう愚かではなかろう。
  そして全ての情報を集約し得る、◆ ナスビー王付きの当局も、いち早くエイイ一家の反乱を知り得ているのではないか?
  であれば、それで初めて、幻影旅団ハンター・狂人ヒソカの早期の単独行動を抑制し得る … その筋書きは成立する。「 ヒソカさん、今は幻影旅団を狩らないで下さい! 」となる。
   … これで一応の整合性は着いた。

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

    余談ながら:ネオン = ノストラードに対して …「 お宝の人体がヨークシンで手に入るから、金を持ってマフィアのアンダーグラウンドオークションに参加しなよ 」… とそそのかした人物が居る〈 故にネオンは父のライトに、マフィアンコミュニティが開催する地下競売の正式な参加証を手に入れてくれ … と催促した 〉。
  →  それがクロロ本人なんじゃないのか?

    ✔ 第 12 巻、P84。クロロは事のはじめからネオンの占いの能力を盗む気で、ネオンの身柄がヨークシンに来て、単独で泳ぐように … と情報を、そして状況を操作している。
  しかしながら。✔ 同じくP82、83。クロロは自分でネオンをヨークシンに来るようにと(ダークウェブ上で)芝居をうっていながら、占いの能力ばかりを気にかけていたせいで、肝心の人体蒐集趣味についてはすっかり忘れている。それもそのはずで、クロロにはそんな趣味が無いからなのだが … 。

    筆者が何を言いたいのかというと。
  ネオンを唆す為のダークウェブ上の演技 … 気色悪い人体蒐集趣味人の、世を忍ぶ仮の姿を研究していたクロロなのだから … ツェリードニヒに辿り着き、彼についてより以前から分析していたのは、ヒソカよりもむしろクロロの方だろうな … っていう余談でした。
  →  だから、ツェリとヒソカが既にツーカーってのは無理矢理すぎる筋書きだ … という推論の、その補論でした。

    シャルナークやクロロはミザイストム以上にダークウェブの専門家であり。盗むべき金持ちで、ぶっ殺すに相応しい、憎むべき趣味人のツェリードニヒ = ホイコーロに辿り着く蓋然性 … これは極めて高い。
  その上で演技巧者なのだから、何らかの因果でツェリードニヒに取り入っている … としたら、そらヒソカよりもむしろクロロやろうな … という余談でした。

    むしろクロロがコネでツェリードニヒサイドを動かして、ヒソカに幻影旅団討伐のエサをぶら下げて、誘い込んだ可能性すらあるのかな。でもそりゃつまんねえな。
  だって、ツェリとヒソカが既に知り合いならば、ヒソカがツェリを殴って、念能力の洗礼と憎しみを与えていない訳が無いんだもの【 ✔ 第 38 巻、P83。成長したツェリードニヒの復讐は “ 本人手ずから ” 苛烈に実行される。これを望まぬヒソカではない。垂涎&勃起ものだ。カストロの件を思い出すべし 】。

▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲〜〜〜▲

    おさらい:今回のヒソカの内心。これは、ハルケンブルグ陣営の鳴動が、仮に一人の強力な念能力者の仕業であれば( 萎えたりせずに )、タイマンを仕掛けに行くつもりだったのだ … と読み解ける。
  しかしながら実際は集団行動型だったからがっかりした、ボクが闘うには値しない … とヒソカは言っていた訳だ 。

    この件から判ること  →  やはり! ストーリーをかき回すジョーカー!、トリックスター・ヒソカ!
  その行動を縛る事ができる何者も居ないのだ!
  カキン王国から正式な招待を受けて乗船しているヒソカといえども、例えばクラピカなんかとは違う。強い個人が居れば、タイマンを売りに行く気満々なのだ。

    作中のめんどくさい初期設定だけど、ライセンス持ちのハンターが殺人を侵しても、免責になる事があり得るという。しかしそれは表の顔のヒソカ。
  裏のヒソカは、誰であれ殺す。強ければ。たとえ王子でも。免責なんて求めていない。
  たとえ逃げ場の無い船内であろうと、王子殺しのボクを、捕まえて仇をとってごらんよ? 全部返り討ちにしてみせるよ?

◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇

    以上で、ヒソカが第一層に居ながら、まだ何らの殺しもしていない。その作劇の整合性は取れたと思う( 殺したい程に強い王子に、まだ出会っていないのだ )。
  ナスビー王付きの当局が … 天空闘技場でのフロアマスター同士の決戦で殺害されたと思しきヒソカを … しかしながら生きていたヒソカを。幻影旅団討伐の専門家として、正式なハンター証を持つ有資格者として、雇用している。
  だから、今のところのベリーVIPエリアでの暇つぶし、穀潰しも許されている … 。

    以下、毎度筆者お得意の、妄想ストーリー。
  ナスビー王付きの側近・ヌグイが( ← 壺中卵の儀のツボを持ち運んでいた三頭身の紳士。尻拭いをする立場の人だからヌグイか笑 ✔ 第 37 巻、P35。ハルケンブルグの反乱も万事オッケーと言ってくれている )、
  ヒソカに対して説明しているシーンが、これまでは作中で省かれている … という考察です ↓ 。
  【 ❈ 注意:以下のヌグイ ↓ は念能力者で、守護霊獣が見える … という設定です。実はヌグイも壺の妖精なんじゃないのか笑 】

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

    時系列では … ✔ 第 36 巻、P89。タイソン王子がお早うの挨拶をしている。出航して三日目の朝だ。
  ✔ 同じくP93、ハルケンブルグ陣営が初めてパーティーフォームを取ったところ。一度目の鳴動だ。
  ちなみにこの度の鳴動は、死んだモモゼ王子へと黙祷を捧げる為であり。誰ぞを攻撃しようというものではない。

  架空のヒソカ「( 激ヤバじゃないか!? 今すぐにでも殺りに行きたい!!)」
  ヒソカの心中を察知した、架空のヌグイ「 落ち着いて下さい、ヒソカ様。あのオーラの鳴動は、位置で言えば王子の居室。おそらくはハルケンブルグ王子です。彼は念能力者ですらありません。これは間違いなく守護霊獣の仕業。ヒソカ様はけして、王位継承権の争いには関わってはなりません 」
  架空のヒソカ「 守護霊獣 … ? 」
  架空のヌグイ「 ご説明いたしましょう … カクカクシカジカ 」
  架空のヒソカ「 そんな便利なモノが有るの … ? 」

    同じくP96。黙祷を済ませたハルケンブルグ王子は、ナスビー王の元へと直訴に向かう。
  ✔ 同じくP109。門番の軍人は既に帯銃を下げているようにも見えるが。ともかくハルケンブルグは、お手紙作戦を開始する。用意周到なこった。

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    次。✔ 第 36 巻、P122。時系列で言えば、四日目・水曜日が始まったばかり。ここでいう深夜とは、日付変更の直後 … の意味でよかろう。というのも、その先 ↓ で午前中が訪れるからだ。
  ✔ 同じくP198。出航四日目、すなわち水曜日の 午前 10:00 だという。
  ちょいとページを遡れば、ようやくモレナはサイキンオセンを発動している。❈ なんで出航の初日ではないのさ?  ←  統率の取れないルイーニーのようなタイプの部下が、これよりも早い時点で能力を得る事を避ける為だったのか?
  そして幻影旅団はといえば、集合し、行動指針を決めている。今まで動かなかった理由は何だ? ボサッと三日も、何してたんだ? クラピカなんて二日間も講習会をやったんだぞ。

    確かに。旅団の動きが静かすぎると、ヒソカの動き出しが遅いのも頷ける。
  でも普通に考えたら、旅団は盗賊なのだから、目的を達成する為ならば静かに動いているのが当たり前ではないか? それを捕捉できてこその専門家、幻影旅団ハンター・ヒソカだろう? タダ飯喰らいめ。何を手をこまねいているのだ?
  【 ❈ もちろん、ヒソカを幻影旅団ハンターに仕立て上げたのは他ならぬ筆者本人なのであって。それ以外の立場が … 役目がヒソカにはあって、それがまだ明かされていない … だからヒソカが動けていない … という作劇もあり得る 】

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    次。時系列では … ✔ 第 37 巻、P29。ハルケンブルグが国王軍の帯銃を下ろすのに、初めのお手紙作戦から四日かかったという。
  ✔ 同じくP39〜43。結局、ナスビー王への革命は通用しないと悟ったハルケンブルグ王子は、自身の念能力に目覚め、それを初めて使う。二度目の鳴動だ。 ↙

    【 余談ながら:この時ハルケンブルグ本人の念能力の名前等の紹介はなかった。冨樫の地の文による説明がちゃんと付属していたというのに?
  これはあたかも、ネテロがネフェルピトーを相手に初めて念能力を使った時と似ている 】
  ( ✔ 第 25 巻、P78〜83。ゼノが勝手に百式観音と言っているから、まぁコレがそうなのだろうな … とは思っていたが〈 その全貌は 27 巻まで不明だった 〉、どこが観音なんだよ!? という違和感を憶えている。
    →  もちろん。メルエムを地べたに埋め込む時に初めて、放出系のみならず具現化を経由した、六性図上、より迂遠な構成の念能力であるのだ … と明らかにした方が、読者のショックが大きい! 情報を開示する順序を上手く構成しているから、漫画は面白い )。

  ↘ 架空のヒソカ「( 二回目の鳴動 … 激ヤバなんですけど!? いつ殺るの!? 今でしょ!? )」

  架空のヌグイ「 ヒソカ様。落ち着いて下さい。あれはハルケンブルグ王子の守護霊獣が働いた影響です。どうか矛をお納め下さい。ヒソカ様には、王位継承の儀式には傍観者で居続けて頂きたい。王子それぞれの守護霊獣は、かようにそれぞれの王子を支援していきます 」
  架空のヒソカ「 凄まじく強そうじゃないの? あんなのが他にも合わせて、14体も暗躍してるっていうの!? アレと闘う機会を見逃せ … と、このボクに命令できるつもりかい?( ヒソカは隠したかったが、ヌグイへの殺気が漏れ出ている )」
  架空のヌグイ「 集まれば膨大でも … オーラの源、その一人一人は … ズブの素人ですぞ? カクカクシカジカ …( ヌグイはハルケンのパーティーフォームの構成について詳細を話す )」
  架空のヒソカ「 あっ … そうなの? 完成形はチートでも、攻略法はつまんないね? ( 現場を見ていないヒソカは、後方に居並ぶハルケンブルグの従者達を、素早くカードで各個撃破できる自分を想像した。相互協力型の要の役割の守護霊獣は、それこそその役割に集中している以上、より殺しやすい ) 気が削がれたよ … 」

   ✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦〜〜✦

    その次。✔ 第 37 巻、P110〜118。ハルケンブルグは今回、弓矢で誰を狙ったものか? それはさておき、鳴動再び。三度目の鳴動だ。

  架空のヒソカ「( 激ヤバなんですけど!? 我慢しなくちゃいけないの!?)」
  架空のヌグイ「 ヒソカ様。やれば勝てるのですから、どうか自重してください … 風俗でもご利用なさったらいかがですか? 手配いたしますよ? 」
  架空のヒソカ「 いい。要らない ☠ 」

  →  ハルケンブルグ陣営は、オーラの鳴動のその裏で、シカク( の体 )を殺害している。✔ 同じくP108〜111。シカクの魂の在り処を知る、その為の実験だという。
  【 ちょっと書き方が逆だな。シカクの自死という派手な演出の裏で、オーラの弓矢でやらねばならなかった、何者かの人体の乗っ取りを遂行した … と書くべきだったか? 】

   ✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫〜〜✫

    ✔ 第 37 巻、P169〜172。時系列では、10日目・火曜日の 午前11時30分。四度目の鳴動だそう。ハルケンブルグはベンジャミンの部下、国王軍のビクトを行方不明にしてしまう。

  架空のヒソカ「 … 」
  架空のヌグイ「 ヒソカ様。ようやく落ち着いてくださいましたな 」
  架空のヒソカ「 もう、流石にね。ねえ、ヌグイ。そもそもアレが狙ってるのは、どういった標的なの? 」
  架空のヌグイ「 さぁ … そこまではわかりません。何しろ観てはいませんもので 」
  架空のヒソカ「ふうん 」
  架空のヌグイ「 いかがでしょう、ヒソカ様。気晴らしにカジノにでもお出かけになっては? この際ですから、軍資金はお気になさらず。このカードをお使いください 」
  架空のヒソカ「 こいつはどうも。気を使わせちゃって申し訳ないね。まぁ負けが込まないウチに引き返すとするよ 」
  架空のヌグイ「 案内の者をお付けしましょうか? 」
  架空のヒソカ「 … 子供じゃないんだから。心配しなくても、余計な喧嘩も殺しもしないよ 」

   ✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾〜〜✾

    ❈ 筆者注:筆者が描く勝手な物語の、10日目・火曜日の世界線上で、ヒソカをカジノへと行かせる理由が有る。
    →  コレが次の日、11日目の水曜日( バルサミルコ兵隊長が、ハルケンブルグ陣営に弓矢で撃たれた朝の、その日 )ではいけない理由が、有ると思っているんだよね、筆者は。おいおい書く。

    ヒソカは心中で思った …『 ここで何度か起こっている凄まじい鳴動も…、儀式の力で生まれた念獣のサポートで発現した集団行動型の能力だと知り、一気に萎えた ♤ 』 ←  ヒソカは “ 何度か起こった ” と言っているが、
  作中のヒソカのカジノ遊びと、ソレをボノレノフが目撃したタイミングは、四回目の鳴動の後で、かつ五回目の鳴動の前なんじゃないかな? と思っている。
  単に漫画の連載を追っていれば、普通に考えたら、ヒソカはバルサミルコ兵隊長が撃たれた “ 五回目の鳴動 ” の後に、カジノに行っているのだけれど … それでは日付が食い違ってしまうと、筆者は思うんだよね ↓ 。

❀〜〜〜❀〜〜〜❀〜〜〜❀〜〜〜❀〜〜〜❀

   ? 疑問点というか、確認:上の、10日目・火曜日の世界線上のヒソカでなければいけない!
  10日目・火曜日のヒソカであれば! このままカジノに赴いて、それでそのまま、ボノレノフが変身したヒソカに目撃される … そういう展開になる。というのはね … ↓

    ✔ 第 38 巻、P57〜60。映画館でヒンリギと巡り合った〈ヒソカの形貌の〉ボノレノフは、まんまと船内の第一層へのチケット&カードキーを手に入れた。このまま一層のカジノへと赴けば、ヒソカを目撃する事が可能だ。
  →  言い換え、同じ話しの念押し:( ボノレノフがヒンリギからカードキーを受け取った日付は確かに )、10日目・火曜日の世界線上の出来事のはずなんだが … 。
  →  また言い換え:そのまま船内の第一層に上った〈ヒソカの形貌の〉ボノレノフだったら、本物のヒソカを背後から視認できる。その機会をボノレノフの行動から裏付けたら、その日付は 10日目・火曜日のはずなんだが … 。

    再度、疑問点:だとすれば ↓ ? コレ ↓ って、なんだったっけ?

   ∉〜∉〜∉〜∉ ∉〜∉ ∉〜∉〜∉〜∉

    疑問点:✔ 第 38 巻、P187。初めて出会ったヒンリギとランデブーし、新天地へと赴いたノブナガだったが、しかしエイイのアジトから逆送されてしまう。
  ✔ 同じくP191。その後ヒンリギと別れたノブナガが、フィンクス&フェイタンと合流した後に、黒くじら号中に鳴り響いている緊急放送 … コレはなんだったっけ?

    『 緊急放送です。皆様、お手を止めて静粛にお聞き下さい。皆様 … 大変悲しく、残念なお知らせです 』
  ↑  コレは( 展開の流れでいくとそのまま )、10日目・火曜日の出来事だよね?
  ↑  この、悲しく残念な出来事って、なんだったっけ? 10日目に、誰か死んだっけ?

   ♡〜♡〜♡〜♡ ♡〜♡ ♡〜♡〜♡〜♡

    ✔ いっこ前の、週刊少年ジャンプ、第 48 号。No.404 ◆ 思惑の巻。そのP393。
  緊急放送は、ハルケンブルグ王子の訃報を告げる。もちろん、彼の死は 11日目・水曜日の出来事だ【 ← ゴメン。これは間違い。さらに次の日の、12日目の木曜日の未明の出来事だ。見落としていた描写があった。以下で解説して訂正する 】。

  『 皆様 … 非常に悲しく、残念なお知らせがあります。本日未明、ハルケンブルグ王子がご逝去なされました。本日正午よりハルケンブルグ王子の葬列が中央階段を通り第一層へと向かいますので、第三層の皆様、最後のお見送りは中央階段広場にてお願いいたします 』

    ❈ 余談:ハルケンブルグの死亡時刻が “ 未明 ” というのならば、現在の黒くじら号の夜明けは極めて遅いと言わざるを得ない。北欧か!?
    未明ではないはずなんだよな … 。11日目・水曜日の、午前8時50分には黒くじら号が朝日を浴びて輝いてる描写が有る( ✔ 週刊少年ジャンプ、第 46 号、No.402 ◆ 手紙の巻。その最後の頁ね )。
  そしてハルケンブルグが死ぬにはまだ早い。そんな早くにハルケンブルグは死んではいない【 ゴメン。確かに未明に死んでた。後から判った 】。

    【 ✔ 週刊少年ジャンプ 第 47号。No.403 ◆ 成果の巻。
     纏めると … 。ハルケンブルグ王子はバルサミルコ兵隊長の体を乗っ取った後、倒れたハルケンブルグを収容した医務室に赴き、自分の体を最前にし( 自分の支援者達の体を後方にし )、軍靴の中に仕込んだ細菌兵器を放出している! これが双方が裁判でまみえていないにも関わらず、ハルケンブルグ王子( の体 )が害された … 後に死んだ理由 】

    【 ✔ 週刊少年ジャンプ 第 48 号。No.404 思惑の巻。
     簡易な医務室から隣接する総合病院へと搬送されていく、自分の病体を … バルサミルコ兵隊長の目で眺めるハルケンブルグ王子。
     彼との電話中にベンジャミン王子が心中で思っている → 『 嘔吐の症状が現れてから、死ぬまではおよそ 12 時間 … 』
     →  いやいやいや … 正午にはもう、葬列の催しをやる段取りになりましたやん … ? あっという間に死にますやん … 】 ← ❈ ゴメン。これも間違いだった ↓ 。 

     【  ✔ No.404 ◆ 思惑の巻。そのP390。
  ☆ 今気づいた。ビルと打ち合わせるクラピカの下の描写は、黒くじら号が、真っ暗闇の大海を、両の眼のライトで照らしながら航海している様子だ。
  →  つまりここで、★ 深夜 = 日付を跨いでいるワケだな?
    その前の ✔ P389 で、クラピカが明日の曜日を木曜日だと … すなわち明日の日付を 12日だと言っている。
    そうすると … 総合病院でのハルケンブルグの死は、クラピカの言う “ 明日すなわち本日 ” 、12日目の木曜日という事になり … ベンジャミン王子が心中思った『 死ぬまで12時間 』との辻褄は合う。つまり … 本日・12日目・木曜日の未明に、ハルケンブルグ王子が死去したのは、その通りという事だ。筆者の見落としだった  】

   ❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊

     … もとい。本題に戻る。12日目の木曜日の、午前中の緊急放送について。

    厳粛に、それを起立して聞いていた()旅団の三人は、語り合う。
  「 この王子はどれかの組のケツモチか? 」 / 「 いや、違うね 」 / 「 なら関係ねェ。さっさと第四層に〈 下に 〉行くぞ 」
  その後、ノブナガはエイイ一家と接触してみて疑問に思った事を確かめようと、オウケンイやハタオと話し合う為に、シャアアの詰め所へと赴く。

✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽

    いずれにせよ。筆者が疑問視している、件の ✔ 第 38 巻、P191〈 まだハルケンブルグ王子が生きている日付 〉で、旅団の三人がくっちゃべる中、流れた緊急放送〈 おそらくは誰かの訃報だ 〉 … コレがなんだったのかは、筆者には不明のままだ。どなたか解る読者におかれましては、教えて欲しいです。

    筆者が疑問視している、件の緊急放送 ↑ の日付は、✔ 第 37 巻、P169〜。
  ベンジャミン王子が居室で、ハルケンブルグ王子からの攻撃を受けているビクトと通信している … ここに冨樫は、10日目・火曜日の午前11時30分 と刻時している。
  →  ここからそのまま続く、10日目の世界線上の出来事なのだ( そのはずなのだ )。

    ❈ ちなみに同じ ✔ 第 37 巻、P185。コベントバのコインだけが 10 の数字へとクラスアップしている。
  ご存知の通り、1から始まった数字が 10 に変わるのは 10日目(火曜日)だ。このまま続く世界線上で、ノブナガ達がくっちゃべる中、件の緊急放送は流れた。

    ひょっとして … 8日目に死んだカチョウ王子の訃報が、まさか10日目に流れた … ? まさかね?
  いやまさかとは思うが、冨樫、やっちまってないか? 流石に、タイムテーブルを用意してネームを切っている冨樫が、訃報が鳴り響く日付時刻を間違うハズはないから、筆者が何かを見落としているのだ。

✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽

    ❈ 余談:コインの数字について、クラピカ達は10日で十進法の法則で増えるものと推測しているが … そんな訳あるか?
  紙幣ならばともかく。コインに表せる十進法なんて、すぐにスペースに限界が来る。面倒くさがり屋の冨樫が漢字でデザインするはずもない。
  単に、坂道じゃなくて階段登りでレベルアップした事を表す、日数なんじゃないか笑? つまり次のレベルアップが十日後とは限らない。チョウライの味方であるままに 10日、25日、50日、111日、222日、333日、444日、555日 … 999日と過ごせば、レベルアップの階段を登る … なんてな?
  最大で999日までなら、コインのサイズが拡大する等の変化を考慮しても、まぁ問題なく刻印できるというものだ。
  チョウライ王子に謁見が叶う際に、守護霊獣( 顔の有る転輪王の輪宝 )の口にお返ししたら、なんかご利益が有りそう。ソレを司る念能力者が側近にいなければ、口が何処にあるのかすら、チョウライ王子には判らない。今ならテンフトリがそれを務める事もできる。
❈ 今回は以上。もうジャンプの50号が発売されちまったな。ご清聴ありがとう。

自分だけのオリジナルの念能力を考案
三ツ星の考察ハンター 2024/11/11 18:03

あのね、聞いてほしいことがあるんだ(スノウレター)

操作系能力

対象者へ宛てた手紙を書いてその『写し』を送り、対象者が『写し』を読むことで発動する。

複数人に対して発動させることは不可能であり、対象者が『写し』を読まなければ発動しない。だがその代わり、かなり複雑な命令を与える且つ、ごく自然に命令を遂行させることが可能。さらに、対象者が念能力者であった場合は、その能力を使用させることもできる。

能力によって操作されている間の行動について、対象者は「自分の意思による行動」であると認識する。これは能力解除後も変わることは無い。また、操作されている間の記憶は解除後も残り続ける。

解除条件
・術者が手紙の『原本』を破棄する。(破棄の手段は問わないが、どんな形であれ、手紙が破壊されている、若しくは全ての文字を認識できない状態にあることが必須。)
・破壊された『写し』を対象者が発見する。(写しを破壊されても能力が解除されることは無いが、破壊済みの写しが対象者の視界に入った場合は解除条件を満たす。)
・『原本』が術者、対象者以外の第三者に読まれる。(第三者が内容を読まずに破壊した場合、能力の解除条件を満たすことは無い。)
・術者が新たな『写し』を作成する。(内容の異なる、新たな原本を作成した場合解除条件を満たさないが、新たな原本の写しを作成した場合はこの解除条件を満たした事となる。)

幻影旅団のルールや思想について考察
mare 2024/11/11 15:05

能力翻訳:
マクガイト=ナルミ
「恋のダイヤル6700」
(いまわしでんわ)
ぐげんかしたケータイを使って
理想の相手を探し出す
じょうけんを入力すると
6~20桁の番号が表示され
かけると案内が出る

>畏れをデザイン

ボノはもう芝居を辞めたがっているが、クロロにその気はまったくない。
むしろ国宝でさらにメンバーを強化しようと考えている。
流星街の志願者で壺中卵の儀をするのか?
それは初代王の残留思念が許可しない気もするがうまいことハックできるんだろうか?

どうも旅団の立ち位置には後発メンバーの中でも違いがあるように思う。

ボノ、シズク、コルトピ
旅団が芝居だと知っていて加入した流星街出身メンバー

ヒソカ、イルミ、カルト
旅団が芝居だと知らないガチのサイコたち
それとも母親のキキョウが流星街出身なのでその縁で採用したのか?

クロロは自分の死後も旅団を存続するように、最終的には元々芝居だったことを知らないメンバーだけでも続くようにデザインしてるんじゃないんだろうか?
ヒソカのような腕が立つサイコはクロロの理想のメンバーだったのかもしれない。

>電話の能力で探していた人物は誰か?

これはヒソカを殺し得るレア能力の持ち主だろう。

現時点でヒソカを確殺可能な能力者はハルケン、クラピカ、ツェリ
次点で条件次第でなんとかなりそうな能力が、モレナ、ベンジャミン、カミーラ
といったところだろうか。
これに加えて能力がいまいち不明な霊獣や新たに能力を得た者たちも候補となる。
現時点でかなり多いように思えるが、検索に時間がかかっていたのが違和感がある。
自死の制約と寿命の制約と絶の制約が気に入らなくて検索条件を絞っていたのだとしたら上の能力者はひっかからないのでもっと使い勝手が良い確殺能力者がいるのかもしれない。

>レア能力

なにやら盗む能力の中には格付けが存在するらしい。
これは極能力の事を言っているのだろうか?
たしかに百式やメルエムの能力などが盗めれば確実にヒソカを殺すことができるだろうが。
アルカのお願い能力が安々と盗めてしまっては物語の均衡が崩壊する。
極のアベンガネから除念能力を盗まなかったのは条件が不足していたからか?
極のドラゴンヘッドはそもそも条件が足らず盗めなかった?
コルトピのギャラフェを借りられていたのは、天賦までなら盗みの制約は必要ない?
条件を満たすのは地下オークションでお宝を盗んだ後だった?

それともレアとは特質のことか?
レアと言われていたパクノダもシズクも極ではない。
ネオンやツェリのような先天習得型で自力開発不可能なものをレアと言っているのか?
レアの判定がいまいちわからない。
単に、単純戦闘力強化の強化系などはアンコモンで、便利な特殊能力付きの特質具現化がレアか?

そしてこの制約により緋の眼を襲った理由がさらに明確に。
世界三大美色のお宝を盗むことによってレア能力獲得の条件をクリアするため。

これはつい先日、特質系能力ディノ・ハンターの制約のためだと考察していたが、クロロの方だったか。
緋の眼が20対程度あったと仮定すると、20のレア能力をクロロは所持しているのか?
20もあればいくつか緊急用に枠を空けておけばいいのに。
それとも20対で1レア能力の枠を満たすのか?
クラピカの緋の眼を盗むことでも条件達成は可能か?
ツェリ所有の緋の眼は一度クロロが盗んだものだから条件にはならなそう。

しかしヒソカ確殺までの手順が複雑で困難が過ぎる。
やはりクロロはクラピカの合せ鏡のような存在だ。
頭が良いから条件を複雑化しても破綻しないと思っているんだろうが、船では不確定要素が多すぎて破滅する未来しか見えない。
早速ボノの変身でボロを出しているのが良い証拠だ。
予告通り二人は死ぬのだろう。
それでもいいと考えてるのが二人なのだが。

>ノブナガの刀

自分で作った偽物の刀らしい。
これはおそらく、念刃を振り回すためのフェイク触媒か。
チラっと見せていたが、ノブナガの能力は念刃を創り出す変化系能力だろう。
普段は実在の刀で斬るように振る舞っているため、キルアがしていたように間合いを1.5M以下と誤認させてしまう。
実際の間合いはその倍以上の4Mなので、間合い外に避けたつもりになった敵を伸長した念刃で切り飛ばすというのがノブナガの奥義なんだろう。
実際の間合いがバレたら意味がなくなる戦法なので使えるのは確実に殺せる一対一限定の状況のみ。
さらに刃をヘビのように曲げて追尾して貫くような変則的な戦法も使えるのかもしれない。
これも刺突を避けたつもりになった敵の油断をつく技なので人前では使えない隠し玉。
刀を落としたふりをして近づいてきた敵をバッサリいくのも得意戦術だろう。

能力名は「隠し剣桶狭間」
だから刀が欠損することを躊躇しないし、刀を奪われても何とも思わないし、フェイクの刀を持つことにはこだわる。

>無敵型

ノブナガ、DAMAGEの説明してないが大丈夫か?
フィンクスがぶん殴った瞬間にフィンクスにタッチすればダメージをそのまま返せるだろ?
墨攻の発動のキーが攻撃ではなく違法行為であることに果たして気付けるか?

>ヒンリギ

有能故にボノのやらかしに気付いてしまったヒンリギ。
その表情は複雑。
旅団と敵対することをどう思っているのか?
絶対に敵わないという言葉はただのおべっかではなく心底の本音で、ノブナガへの対応からも箱推しというのも事実だろう。
組織の掟に殉じて死を覚悟しているのか?
それとも旅団への引き抜きがあるのか?
いずれにしろかなり濃厚な死亡フラグが立ってしまったヒンリギ。
便利過ぎる能力者は早々に退場するのが物語の制約。
だがもう一立ち回りしてなんとか頑張ってもらいたい。

>リンチ

念能力者集団の組織を描くにあたり、情報収集役の能力者の存在は必要不可欠。
そのリアリティ感覚から冨樫はリンチを登場させたのだろう。
しかし作劇上便利すぎるので早々に退場するのが定め。
ハンバーガー男を何故か逃がしてしまっていたが、あの時点で捕まえて吐かせていればまったく違った展開になっていただろうに。
組織には必要だが、物語に不都合な存在だ。

Q「結末は決まっていますか?」A(冨樫先生)「A・B・Cの3パターンの終わり方を用意していて、未完のまま死んだらDが結末」について考察
三ツ星の考察ハンター 2024/11/11 06:08

一年前で今更だけど
>No.4
単に主人公が死んだだけなら否が9割にはならないからそれは賛否両論のBだと思う
ゴンが大切な誰かなり民衆なりを救って笑顔で死亡(新災厄と相打ち的な)とか命を捨てて災厄を一時封印ないし後退させて
稼いだ時間でゴンの弟子が災厄に挑むなり孫のギンがゴンの意志をついで新災厄を消す為にゴン弟子に弟子入りするエンドとかレベルがBのイメージ

否が9割になるほどとなるとゴンがラスボス(災厄等)勝利後に帰ろうとした時に何かに気付いてちょっと仲間から離れて調べたら別の災厄に殺されて新たな脅威登場!まだまだ人類の絶望は終わらないエンドとか
ラスボスに勝って帰ったらカキンが世界征服を成し遂げて窮屈な世界になったとかのビターエンドとか実はレベルEの王子が作ったシナリオ自動生成ハンターゲーム世界だった全部台無しエンドとかだと思うわ

念空間について考察
長文翁 2024/11/10 14:55

先の長文のかなり早い段落で、冨樫が作中人物に喋らせてる内容や、冨樫が作中人物に洞察させた内容は真実とは限らない、だから理性的に理屈を追って、物語や念能力の理合を読み解くべきだ … と書いてる。
どのキャラがどんな勘違いをしたのか? についても詳しく書いてるつもりなんだがな。
冨樫の作劇上のギミックにいちいち驚きながら読んだ方が、そりゃ漫画の楽しみ方としては第一、一等賞だよ。その方が楽しいからそれでいいと思うよ。

MENU
キメラアント