クラピカの考察
ハンターハンターの登場人物であるクラピカの強さや系統、念能力、名前の由来などについての考察を56件まとめています。
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クラピカに関連するキャラクター
クラピカについて
念能力
絶対時間(エンペラータイム)
「緋の眼」になったとき、オーラの絶対量が激増し、具現化系から「全六系統の能力を100%の精度で使える特質系」に変化する。上がるのはあくまで能力の「精度」であり、クラピカの本来の系統である具現化系の「レベル」と同等に扱えるというものではない。先述のように、「緋の眼」は本来は感情が昂ったときなるものだが、クラピカは訓練により自分の意思で「緋の眼」発現のコントロールをできるようにした。
これ自体は何の外的効果もない補助的な能力だが、クラピカの鎖の能力と合わせると絶大な効力を発揮する。ただし、使用後の体力の消耗が非常に激しく、使用中は痛みが伴う。その負担を軽くするために「絶対時間発動中は一秒につき一時間クラピカの寿命が縮む」と制約を設けたが、体への負担は依然重い。
具現化した鎖(仮称)
具現化系能力で鎖を創り出し、右手の五指にそれぞれ1本ずつ計5本装備している。鎖の先端には、それぞれに付与された能力を象徴する形の錘が付いている。「一人で戦える能力」というクラピカの意図により、各鎖にはそれぞれ特有の能力が付与されているが、具現化系以外の能力を必要とする能力もあるため、通常時は効力の度合に差がある。戦闘時のみならず常時具現化しているのは、具現化した鎖であることを隠すという戦略のためで、また一部の鎖は「絶対時間」のブーストをかけないと使い物にならない。「操作系(または強化系)を装う」「黒スーツの袖で隠す」「隠で不可視化する」「未知の能力が5個もある」「特質系であることをあえて明かして具体的な能力をわからなくさせる」など、駆け引きにも用いられる。
癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)
親指の鎖(先端は十字架)。鎖を巻きつけた部分の自己治癒力を強化し傷を癒す、強化系の能力。平常時にはあまり大きな効果は見込めないが、「絶対時間」中は粉砕骨折すら数秒で完治させてしまう程の効果がある。クラピカ以外も回復させることが可能。
奪う人指し指の鎖(スチールチェーン)
人指し指の鎖(先端は注射器)。他者に刺してオーラを吸い取ることで、その者の念能力を預かることができる。「絶対時間」を発動しなければ(預かるだけで使用しないならば)ノーリスクで使用可能。一度に奪える能力は1つだけ。戦闘中に相手に刺すことで、オーラを吸って発を封じることもできる。
5つの鎖の中で最後に判明した能力だが、単に登場が遅くて不明だったのではなく、当初は念の師匠からのアドバイスにより、「たった一人でも戦い抜ける能力にするために、後の状況に対応できるようにあえて空けておいた」ものだと語られた。つまり、独り立ちしてから自身で追加した能力である。
人指し指の”絶対時間”(ひとさしゆびのエンペラータイム、ステルスドルフィン)
鎖で念能力を預かった後、「絶対時間」を発動させることにより、 メカニカルな喋るイルカ型の念獣(ステルスドルフィン)が出現する。鎖の注射器で吸ったオーラをドルフィンにセットすると、預かった能力を解析して1度だけ使用できるようになる。このドルフィンはクラピカと、能力によりドルフィンを預けた仲間(後述)にしか知覚できず、「凝」を使っても不可知である。
奪った(預かった)能力を使用するまでは「絶対時間」とドルフィンを解除できないという制約がある。能力を使用するとドルフィンは消滅し、吸い取ったオーラは持ち主に返還される。つまり難条件の能力をドルフィンにセットしてしまうと、使えないままに「絶対時間」で寿命が削られ続けるという事態に陥ってしまう。
他の人間に注射すると、預かった能力とドルフィンがその者へと譲渡される(特質系貸与型に属する能力)。すると注射器に空きができるので、クラピカは他の念能力者のオーラを吸い取ることができるようになる。ドルフィンを預けられた人間が非念能力者だった場合は、能力の行使に加えて念の視認もできるようになり、ドルフィンを解除したときには副作用で念を目覚めさせることになる。念講習会では「2週間」という異例の短期間で受講者に念を会得させるために用いた。
束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)
中指の鎖(先端は鍵爪)。相手に巻きつけ、強制的に「絶」状態にして捕縛する。対旅団戦闘の要となる能力で、通常では考えられないほどの強力な念が籠められている。この鎖で捕らえられると念能力を封じられるため、解くには念を使わず筋力のみで鎖を破壊するしかないが、幻影旅団一の怪力を誇るウボォーギンでも、体を全く動かすことができなかった。
常時具現化しているものの、能力行使のハードルを自ら高く設定しており限定的。「律する小指の鎖」の念をクラピカ自身の心臓にかけており、「旅団以外に使ったら死ぬ」という縛りがついている。また対旅団という条件上、必ず「緋の眼」「絶対時間」が併用される。
導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)
薬指の鎖(先端は球状)。クラピカ自身の集中力を高めることでダウジング効果を発揮する能力で、探し物を発見したり、相手の嘘を見抜いたり、地図にかざすことで人物の場所を見つけたりするなど多彩な使用法がある。飛んでくる銃弾を察知し受け止めるなど、戦闘時の防御にも応用できかなり柔軟性が高い。他の指の鎖の使用法が限定的であることもあり、クラピカが主力として使用する能力である。
嘘を見抜く能力は相手と直接対峙していないと使用出来ない。だが「緋の目」の状態になると精度が上がり、1度会ったことがある人間なら映像を通してからでも嘘発見が可能となる。機械以上に精度の高い判別が可能だが、超能力捜査であるため物証にはできない。また対象が操作されている・記憶を消されている・嘘を自覚していない場合など網羅できないパターンも予想され、100パーセントの確証にはならない。
律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)
小指の鎖(先端は刃)。対象者の体内に鎖を打ち込んで心臓に念の鎖を巻きつけ、設定したルールを対象者に宣告。対象者がルールを破った場合、鎖が心臓を握り潰して殺害する。常時具現化しているものの、能力は「絶対時間」中しか使えない(通常時では放出系や操作系の精度が足りないため)。他人にかけるタイプの念であり、一度打ち込みさえすればクラピカの意思で解除されるまで、いつまでも、どんなに離れても効果を発揮する。同時に複数人にかけることも可能。何らかの手段によって強制的に解除された場合、クラピカはそれを知ることができる。
クラピカ自身の心臓にも刺して「束縛する中指の鎖を幻影旅団以外に使ったら死ぬ」という条件をセットしている。
自分にも刺す必要があるために、幻影旅団以外にも行使可能(旅団以外に使ったら死ぬという条件だと、自己矛盾にハマり、即クラピカの心臓が潰されることになるため)。
緋の眼
クルタ族の瞳は感情が昂ぶると鮮やかな緋色になり、戦闘力が大幅に上昇する。緋の眼の状態で絶命すると色が瞳に定着して褪せることがなくなる。この輝きは世界七大美色の1つに数えられ、闇市場において美術品として高値で売買されている。クルタ族は幻影旅団のウボォーギンが強さを評価するほどの一族だった。怒りや悲しみなど強い感情によって達する緋の色が最も深く鮮やかであるとされた事から、最終的にクルタ族は生きたまま凄惨な拷問を受け殺された。現在のクラピカは普段カラーコンタクトでクルタ族であることを隠している。生前のクルタ族は原作ではNo.000(0巻クラピカ追憶編)に登場しており、8巻のクラピカの回想では焼き討ちにされたクルタの里が描写されている。
クラピカは普段は具現化系能力者だが、「緋の眼」発動時には特質系能力者となる(後述の「絶対時間」)。「緋の眼」発動時に水見式を行うと、定型外の「水の色が変わると同時に葉が回る」という効果が現れる。
参照元:wikipedia