念空間について考察
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ノヴの念能力「4次元マンション(ハイドアンドシーク)」やヂートゥの念能力を筆頭とした念空間について考察。
クラピカ曰く「空間を区切り遮断する能力は放出系・具現化系の相反する能力者が得意としている。放出系は空間そのものを移動させる力に長けていて具現化系は空間内に様々な法則やルールを作り込む事に長けている」とのこと。
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冨樫による仕掛けに引っかかる方が、読んでて楽しいのはその通り
先の長文のかなり早い段落で、冨樫が作中人物に喋らせてる内容や、冨樫が作中人物に洞察させた内容は真実とは限らない、だから理性的に理屈を追って、物語や念能力の理合を読み解くべきだ … と書いてる。
どのキャラがどんな勘違いをしたのか? についても詳しく書いてるつもりなんだがな。
冨樫の作劇上のギミックにいちいち驚きながら読んだ方が、そりゃ漫画の楽しみ方としては第一、一等賞だよ。その方が楽しいからそれでいいと思うよ。
長文翁
作中のキャラが言ってる事とお前が勝手に意訳した内容や解説が別物だから挙げてる作中の発言や描写が根拠になってねーよアホ
冨樫は読者を騙そうとしている。マジカルワームについて
✿ 筆者はココまで読んで、下を書きました → 週刊少年ジャンプ、2024年 46号( 10月28日号 )、No.402 ◆ 手紙の巻。
フウゲツの守護霊獣 … 具現化系念空間の能力・マジカルワームについて。
冨樫が二つ、伏線を張っておきながら、読者をミスリードしようとしているのかな … ? と思う節がある。二つとも(急いで)考察しておく。正解発表までに、カキコが間に合えばいいな。
*~*~*~*~*~*――――――――*~*~*~*~*~*
大前提として。
▷(漫画内の)冨樫本人による説明には、間違いは許されない。コレは読者との約束。漫画に緊張感をもたらす限定条件のようなもん( … でもまぁ、その冨樫の日本語が曖昧で、個々の読者間で解釈に違いが出たりしてる)
【 冨樫展の展示内容による説明? アホか。あんなもん無視していい。シルバとゼノが放出系生まれなんて、ハンタ読んだことのないアホの言うことよ 】。
▶( 上とは逆で )登場人物の発言 … コレは銘々勝手な事を言う。登場人物が漫画内で思ったこと、憶測したことなんて、間違いだらけ。
例えば今回、カチョウとセンリツは … ルズールス王子の普段の暮らしぶりと性向から、フウゲツが受けたダメージはルズールス王子の守護霊獣による悪さだと推測している。
が、守護霊獣が霊獣憑きの人間を直接攻撃しないことは、読者ならば誰もが知ること。ベンジャミン王子の従者・バルサミルコやチョウライ王子は守護霊獣自身の行動規範を探ろうと冷静だが、危機に直面したカチョウ王子にはそれはできないでいる。
∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅
つまり冨樫は作中で、登場人物の台詞を借りて読者に、作劇上のペテンを仕掛ける事が有る … ってことだ。騙されていた読者は、その後の展開であっと驚くことになる。
代表例は …
○「 念能力の策定に際しては、個人のメモリ容量を圧迫してはいけない(by ヒソカ)」 → 『 制約と誓約を設けることで自分の念能力が活躍できる局面を限定せよ。さすれば願いは叶う(by イズナビ)』
→ カストロのダブルが念能力(六性図)の限界だと騙されていた読者は、ネテロの百式観音を観て驚く … という仕掛け。
◎「 強化系に生まれたら特別な必殺技は要らない。理由は6つの生まれの中で最も攻守のバランスに秀でているから。(by ひよっこウイング)」
⦿「 硬を実践装備するなんて狂気の沙汰! (メンターとしては今後の実践でお前に )使わせねえぞ!!(by ナックル)」
→ 『 安定的にしか戦えないような個人には超えられない壁が有る。僅かな勝機に食らいつく気概の無い者は真の強者には成れない。逆転の手立てを周到に用意しない者も同じだ(by ビスケット = クルーガー)」 … キルアに実力差を見せつけて尚、そう諭した。
→ 真の強者・ビスケは、ゴンが硬を前提とした3つの邪拳の構想を打ち明けても、なんら咎めも修正もしない。
●「 ジャジャン拳のグーでもパーでも、お前が消費するオーラ量に違いはない。単に未熟な技では、コストパフォーマンスが下がるってことだ(by ナックル)」
→ オーラ消費の仕方には、ナックルの言う所謂「 パケット定量方式 」と、元々ゴンがドッジボール戦でやってた『 従量方式 』がある。明らかにゴンのヤツは後者。フェイントにすぎないパーに全力の硬からの出力をする程に経験不足ではない。
… という訳で、今回、マジカルワームの性質について、冨樫は登場人物の台詞を借りて、読者を騙しにかかっていると、筆者は思う。だからソレを暴く。当たってるかな?
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冨樫によるマジカルワームに纏わるミスリードの、一つ目。上であげたジャンプのP345。センリツが言ってる件だ。
☆「フウゲツが扉の能力を発揮する為には、予め実際にその場所へ行く必要があるのよ 」 ← ダウト。そのマーキングの前提条件は間違っている。
→ そもそもフウゲツの能力ではない。カチョウとフウゲツが相互協力して働かせている、守護霊獣サマ ↓ の能力だ。
術者・マジカルワームの能力なのだから、★ マーキングをする義務を負うのも、フウゲツではなくて、マジカルワームさんの方に決まっている。
✔ 資料:第 34 巻、P197〜198。王子達の守護霊獣が幾つも、ワブルに会いたくて出張してくる( ワブルの守護霊獣はまだ未登場だが、間違いなく居るだろう。もしもワブルが霊獣憑きで無いならば、兄姉王子達の守護霊獣がワブルに会ってみたいと思う理由がない )。
その中で、天井を幾度も、幾重にも … 逆さま青海波のように … 縫っているのが、マジカルワームの初期形態だ。
見開き:『 壺中卵の儀 … 蠱毒か … ‼ 』の縦に二列の文字の間には、肛門のようなワームの口すらもちゃんと見えている。
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我々読者が作中で見たシーンだけがこの漫画世界の全てではない。筆者が思うに … ワームはもう既に、フウゲツの体力の許す限り、黒くじら号の中を好き放題に探索済みの筈だ。だからこそ ↓ 、
✔ 資料:第 36 巻、P207。フウゲツは、扉の能力で船の第三層にまでやって来れたのだ。
つまり真実は … 船内でマジカルワームが扉を出せない場所 … 移動できない場所は( 壺中卵の儀が禁じているエリア以外は )、もはや無いに等しい ← 冨樫はそうではなく、まだまだフウゲツ本人の踏破による直のマーキングが必要だと見せかけている。これがミスリード。読者をこの次の展開であっと言わせようとしているんじゃないかな?
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同じくこの回のジャンプの、P344。カチョウはセンリツに説明した。
「 フーちんは自分の能力で色々、どこまで出来るか試したの。この船全体に結界が張られているのか判らないけれど … 船外の場所を念じても扉は開かなかった(後略)」
→ 船外の、人間文明の世界に扉がつながらないのは、◆ 今回の壺中卵の儀が禁じるエリアだからだ … それはその通りだと思う。
しかしながらそれがそのまま “ フウゲツがその足で踏破し、その目で見た箇所にしか行けない ” 事を意味するとは、筆者は思わない。
◇ フウゲツが行った事がないんじゃなくて。マジカルワームが行った事が無い場所 … ってことだ。それが真実。
術者・マジカルワームが行った事がない場所 … 当然、これはフウゲツが念じただけでは、扉はつながるまい … ?
流石に、正当な守護霊獣であるマジカルワームは、フウゲツ本体の警護ができなくなる程に遠くまで(海の向こうまで)は出張しない。だから当然、フウゲツが念じたところで行きの扉は現れないのだが。
→ つまりその逆で、フウゲツ本体の近所でしかない黒くじら号の船内には、フウゲツが念じて扉を設置できない場所は、もはや無い ← コレが筆者の主張。
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☆ もう一つ、この線に沿った別の仮説を立てるならば。
船内の第一層に居る ★ フウゲツの本体から、マジカルワームが離れられる距離 … これが今のところ、第三層くらいまでが限界 … 第四層まで届くか届かないかぐらい。第五層まではとてもとても、まだ行ったことが無い。何しろフウゲツにはオーラスタミナが足らない。
だからフウゲツが … というか守護霊獣が念能力者としてレベルアップしたら、ようやく第五層の隅々までの探索ができる … 今はまだその手前の段階 … という仮説。
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守護霊獣・マジカルワーム自身の出張によるマーキング … という仮説の補足。また別の観点から。
同じページで、カチョウはこうも言っている … 「 でも救命艇のある部屋にはつながって、(その中でも)先頭の救命艇の内部には入れたそうよ 」
→ つまり先頭以外の救命艇の中には、マジカルワームは扉を設置できない … と、冨樫は思わせたい訳だな。自分はそうは思いません!
✔ 資料:第 37 巻、P57。エマージェンシーナントカ部屋の内部。確かに。カチョウは2人が実際に踏破した位置の話をしている。
しかしながら筆者は言いたい。カチョウ王子よ、そりゃフウゲツが “ 先頭の救命艇の船内 ” に扉を繋げたいと念じて実験したから、そういう結果が出たんだろ?
そうではなく。今となってはフウゲツが願いさえすれば、行ったことが無い二番目、三番目に並んでる救命艇の中にだって行けるハズだぜ? マジカルワームもバカではない。先頭だけではなく、他の救命艇の中に逃れる必要性も感じているだろう?
… そもそも、今先頭に在る救命艇が、あの時フウゲツとカチョウが乗り込んだ(そしてカチョウが死んだ)救命艇だとは、限らないだろう?
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もとい。守護霊獣・マジカルワームが勝手に設置する、入口、出口の扉にまつわる話。
漫画だから毎回何の問題もなく扉は現れてるけれども、その下準備は大変だ、慎重にやらなきゃいけない … という話をしておく。
例えば。出口の扉から出たフウゲツが、そのまま落下して怪我を負うような高さ … ソコに出口は作れない。つまり魔法のようにホイホイと出現しているように見える扉も、予め空間の状況を立体的に把握する為の下見 … これは必要なのだ。
加えて。フウゲツが安全にトンネルの出口扉から出た床が … しかしながらハリボテだの、落とし穴だの、安普請だのでは困るしね( 手を着いたらトゲが刺さる … とかね )。
その下見(空間のスキャン)をしているのは、見えないワーム本人だと思える。マジカルワーム自体に、「円」のように三次元空間の全てを把握しようとする性質がある … と主張したい。元々ミミズって奴は地を掘って進むものだ。全部を知っておきたいんじゃないか?
或いは。レベルが低いうちは我々が見たように、天井を舐めるように縫うように動き回ってサーチ(スキャン)していたワームだったが。
レベルアップした今は、環形動物・マジカルワームの口が、ツボワムシのように大きく広がって、部屋全体を透過してスキャンするのかもしれない。あの口だからね。どこまでも柔らかく広がりそう。
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別件。… それこそ、エイイ一家のアジトの中にだって、フウゲツの行きの扉は繋がるのではないか? という話。
✔ 資料:第 38 巻、P31。同じくP64。マイザン伍長はヒンリギに、正規の船内の見取り図には存在しない生活配線や通路について話している。
同じくP93、94、95。同じくP149〜。旅団が踏み入った、トイレの奥に広がる空間は、エイイ一家が(船)大工に金を掴ませて、秘密裏に作ったシロモノだ ← 困った事に … というか、まぁマジカルワームはそもそもこういう所を探索するのが好きだし、フウゲツのイザという時の為に、あらゆる所にランダムに出口を繋げる、その準備だけはしている
【 … じゃないと、36〜37巻でフウゲツがワープした第三層なんて、王族が歩くには掃き溜めみたいな下賤な所でしかない。ソコに扉が繋がった理由は、見えないマジカルワームの出張探索しかない。ちなみにエイイの隠し部屋も同じく第三層に有るのだ 】。
サイキンオセンの、ボーナスポイントは … 王子殺しが レベルアップ 50。念能力者殺しが、レベルアップ 10。
『 国王軍の誰にも見つからない所に出口をつなげ!』と念じたフウゲツに従って、マジカルワームはエイイの隠し通路や隠し部屋へとトンネルをつなぐ。すると … エイイ一家は思わぬレベルアップを果たすかもしれない。センリツの死もエイイ一家がもたらすかも?
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❈ 冨樫が読者をミスリードしていそうな件の、二つ目:フウゲツ達が作るトンネルの、サイズの問題について
資料は同じく、週刊少年ジャンプ、2024年 第 46 号、同じくP355。
司法局の次長、メガネ&スーツの男・カイザルは、センリツに安請け合いする。
「 大丈夫だよ。トンネルの長さが 10 m 位なら、僕一人で運んでも十分間に合う 」 ← そう簡単にはいかない!
同じくP345。カイザルは「 僕が運び役をやろう 」 … と買って出る。
カイザルは、ルズールス王子を急性麻薬中毒に見せかけて殺害し、その死体を担いで運ぶつもりなのだ。当然のように、立って、背負って、トンネルの中を運ぶつもりなのだろう? ← そうはいくか!
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カイザルは見たことないから知らんのだ。マジカルワームの「トンネル」が、小柄なカチョウ、フウゲツをして、ハイハイせねば通れない程に低く、狭いことを!
→ という訳で、実際にカイザルがルズールスの死体や、その他の何かを担いでトンネルに入ったら、思ったよりも狭くて、作業が捗らない … という展開が待っていることでしょう。
おそらくは、身長 258 cmのウボォーギンですら通れる。通れるがそれは極めて狭い。
◇ 大きくて強力な大人には狭く通り難い。逆に
◆ 小さくて弱い者には通りやすい。そのように出来上がっているのが、マジカルワーム。
子供の念能力者が欲しいと願う能力は、自分に都合のよい設定にしか仕上がらない。なぜなら子供の意識には、社会全体の公共性だの、競合他者へのフェアネスの提示、提供だのが無いからだ。自分さえ得をすれば良いのだ。
フウゲツは、カチョウと自分に都合の良い未来をしか望まなかった。だからトンネルの狭さもそれ相応に仕上がった〈 元々は大掛かりな子供の遊び道具なのだ。狭いことにも意味があった 〉。しかしながら … ↓ 。
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カイザルが、膝を着くほどに狭い通路の中を、動かぬ死体を引きずって移動するのは大変困難だろう。
ただしここで重要なのは … 困難とはいえ、カイザルがそれをやろうと思ったら、マジカルワームのトンネル内は、まぁ可能な程度には広い … という事実だ。
あり得ない方の仮説:▷ トンネルの内部は実際問題、カイザルがルズールスの死体を引きずって通れない程に狭い。這いずって一人で通ることはできても、死体を連れ出す作業は物理的に無理だ ← カイザルに対して、守護霊獣がフェアネスを一切提供していない ← このようなケースはあまり考えられない。その逆で ↓ 、
あり得る方の仮説:▶ めっちゃ大変で時間もかかったが、最終的にはカイザルはルズールスの死体を出口の扉から出す事ができた ← 作戦全体を通してそれで良かったのか悪かったのかはともかく、守護霊獣はカイザルに対してフェアネスを提供している ← このケースは考えられる。
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本来、トンネル能力の目指すべき仕上がりは、フウゲツもカチョウも、敵から追いかけられないように出来上がっているのが最上だろう。術者のわがままを最大に叶えればそうなる。
□ 術者・マジカルワームの心、それは。守護しているフウゲツ( とカチョウ)が当面の危機から逃げ切れさえすればそれでよい。その他の人物には扉をくぐらせない。先に逃げるフウゲツを、追跡者には追わせない。トンネルを使わせない。
しかしながら。守護霊獣が低レベル … 念能力の初心者であれば。
■ 敵もまた、先に逃げるフウゲツを追いかけて扉に入って、トンネルを這って追えるように作るしかない( あたかもノヴのワープホールのように )。
→ コレは、敵もまた平等にトンネルを(マンションを)利用できます … というフェアネスの提供だ。
☆ なぜに、敵対者にまでベネフィット(ここでは利便性)を提供するのか?
★ そのような設定にした場合は、術者(ここではマジカルワーム)が低レベルでも高い到達点の能力が発現する。例えば作中のフウゲツのように、本人が願った箇所に安全な出口の扉を発現できる … とかね。
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例えばご存知、エイイ一家の放出系能力者・ボコンテが設置する「 見えない地雷形式 」の移動扉は、敵味方の区別なくワープを施す。アレは術者のレベルが低いからそうなっている。コレがつまり、フェアネスの提供だ。
敵も味方も同じ場所にジャンプするとなれば、待ち受けるエイイ一家は常に、予告なくジャンプしてくる人物に対して、高度に警戒しておかなければならない。神経も消耗する。なぜなら … 当たり前の話だけど、
▷ やたら強い( … 例えばウボォーギンみたいな )敵がジャンプして来た場合には、速やかに全速全力で始末せねばならない。ジャンプしたまさにその時が、不意打ちに最も適している。
しかしながら、いくら不意打ちで迎え撃ちたいと思っていても …
▶ 同じ場所に味方がジャンプしてくる場合もまたある。この時は確と見極めて、けして迎撃などしてはならない。この見極めに、神経を削ることになる ← 例えば操作されていたら、少なくとも速やかに拘束せねばならない。ね? 神経削るでしょう?
さて。そんなボコンテくんが … 放出系能力者としてもっと ☆ 操作系能力のレベルアップが成れば、★ 味方と敵の行き先が異なる移動扉が作れることだろう。これならば、味方が神経削れることは殆ど無い!
◇ 予め味方だけをボコンテが直に触って、味方の印をマーキングしておけば良い。◆ 逆にマーキングの無い人物はすなわち他人。どうなろうとも構わない。
◇ 味方は予め用意したアジト、すなわち安全圏にジャンプ移動させるけれども。
◆ 他人は「罠」行き。クイックな一撃が待ち受ける屠殺場で、エイイ一家の餌食となる。
ところが。こういうのは … 例えば具現化系能力とセットで、誰にでも見える刻印が、例えば味方の手の甲に付着する … その程度の低レベルに留まるかもしれない。
もちろんそんなマーキングの印なんて見えない方がハイレベルなのだ。が、そんなハイレベルな仕様が手に入る程には、未だボコンテのレベルは足らない( サイキンオセンなので、レベルアップの為には … 念の修行をすべきなのか? それとも、人殺しを積むべきなのか? どっちでもよいのか? ちょっとわからん )。
例えばゴレイヌは、予め白と黒で色分けした行き先を、自分と他人に見えるように提示せねばならない。他人に見える能力の設定を採用する … これが最も手っ取り早い、フェアネスの提示のやり方だ(だから具現化系能力者って、出番が派手なのよね)。
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もうちょっとその手前の、低レベルな移動扉の能力としては …
□ 味方だけはジャンプ移動するけど、■ 敵はそもそも移動できない … とかね。
でもこれだと味方に便利なだけで、敵対者に対する何の罠にもなり得ない。ボコンテが採用した ▷ 見えない地雷形式の移動扉 … の利点が殆ど無い。というのは … 生け贄や敵対者に対する罠として使いたいから、ボコンテは見えない設定の利点を優先した訳でね。
【 マジカルワームも、フウゲツ&カチョウの姉妹だけを新天地に逃がす … その程度の能力であればコレで( 味方だけが移動できて、他人は拒絶する仕様で )良い訳ですが … 王者の技となると、そんな程度でよいのでしょうか? 】
上とは逆の話。放出系生まれのボコンテにも、ワザと ▶ 見える結界形式の移動扉を設定することだって、できたハズなのだ。
読者もご存知の通り … ▷ 見えない地雷形式の移動扉は敵を騙せる蓋然性が極めて高い。その反面、ソレを仕掛けるに際し、制約が増える【 関係ない話だけど、操作系生まれであれば下の ▶ よりも ▷ は尚更に修得し難い 】。それに対して、
▶ 見える結界形式の移動扉は、いろんな意味で仕掛け易い。中でも顕著なメリットは、未成長で低レベルな放出系や操作系の術者でも、なんとか設置できるという点だ。
でも、ボコンテが設置した ▶ 見える移動扉を、ワザワザ使ってくれる敵対者 … ってのは、あまり考えられない。そもそもの罠性(わなせい)が無いに等しい。
エイイ一家の人間が先んじて逃げ込んだ、見える結界形式の移動扉の中に、後を追って果敢に攻め入る追跡者 … クレイジーな旅団はともかく、例えば国王軍の念能力者がそんな無謀なことをするか … ? と言えば、ベンジャミン王子の私設兵クラスの上級者しか考え難い。
ちなみに … 読者諸君はどう考えるか?
筆者が思うに … 旅団やヒンリギ、オウケンイが逡巡していた、あのドアね? 仮に。アレに、何らかのお決まりのマークが目立ってさえいれば、それでもう、見える結界形式だと思うんだよね、筆者は。
何も実在する同じアイテムをいくつも作る必要なんてない。❀ 念能力者にだけは見える念文字や念イラストによるマーキングか、或いは ✿ 一般人にも見えてしまうマーキングか、そのどちらでも、マークを描き入れさえすれば、それはもう見える結界形式の移動扉だ … と思うんだよね。
☆ そして、ドアを具現化して誰の目にも見せるという作法 … マジカルワームの成立の事情ってのは、間違いなく見える結界形式の移動技法を採用している( 幼少時、執事達もその中に入れて一緒に遊んでいたそうだから )。
★ 誰の目にも見えるから、フウゲツ&カチョウのみならず、王国の臣民にも分け隔てなく利用できる … という点に、王者の守護霊獣たる所以が現れてると思うんだよね。
→ 王国民の緊急避難 … その時には( いつもはドアだけど )大型の地下通路への入口の姿で具現化する … とかね?
【 資料:第 29 巻、P42〜44、同じくP177、178。同じくP189 】 ← フウゲツ大王が秘密裏に建造していた、王国民を危機から逃がす地下通路 … なので、ハイハイが前提の短いトンネルなんぞでは終わらない。もっと広くて、長くてよいのだ。それ自体が破壊不可のシェルターでもある。例えば薔薇のグランドゼロから逃れる為なら、山一つ向こうまで … 数十kmの地下通路でもいい訳よ。
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おさらい。この漫画の念能力のキホン。顕現と、隠密の差。
▷ 叫ぶ、詠唱または説明する、お決まりのポーズを取る、先に具現化して対象者に見せつける、実在の道具( しかも目立てば目立つほど良い )を用いる、狙った効果によってあえてオーラの色分けをする 等の …
▷ 自分の念能力を相手からよく見えるようにして用いる(顕現化) = 罠性(わなせい)を下げる、不意討ち性を下げる = 術者にとってのハードル上げ、リスク採用
→ 何らかのメリット、リターンを得る( 例:術者本人は低レベルなのに、一応到達点の高い念能力が使えるようになる、やたらと多いオーラを使い込めるようになる、威力が甚大 等)
→ マジカルワームの場合は、念能力者の目にしか見えないノヴの入口サークルとは違って、二人が具現化する扉が誰にでも見えるところに意味が有る。つまり、王国の臣民の誰もが使えるトンネルとして具現化できるところが、王者たる所以なんだな。
「 この危機を見越して、フウゲツ大王は秘密裏に避難通路を建造していました! 」となる訳やね。しかもソコに最後に入るのは、フウゲツ大王だという設定( 後述します )。
▶ 暗殺技なのにやたら遠くから仕掛ける、相手の目の前だけど隠して使う 等の …
▶ 自分の念能力を相手から見えにくくして用いる(隠密化)= 罠性(わなせい)、不意討ち性のアゲ = 命中率のアゲ、トリック的な騙し効果( 例:ヒソカのガム、マチの糸、ウボォーギンの気配、クラピカの鎖の … 隠や、ナックルのハコワレを開始する素手 = 敵が気づかない、察知するのが遅れる 等 )
→ 顕現と隠密で、仮に同じオーラ消費量ならば、前者の方が威力が大きい。
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もとい。ところが … マジカルワームの入口の扉には、往路も復路も、追跡者の発生を未然に封じる事ができる … そんな手立てが有る事が今回、判った。
☆ フウゲツもカチョウも、入口の扉を自ら閉める(消す)事ができるそうな。
→ 同じくP344。カチョウは言っている。「 (入口の)扉が締まる条件は、▷ 行き(の扉)はフーちんが、▶ 帰り(の扉)は私が、トンネルの中に入った瞬間なの(後略)」
✔ 資料:第 37 巻、P65。フウゲツの守護霊獣についての冨樫の一言説明。
うわぁ … と。その2、3ページ前では確かに、冨樫の言う通り … 悲しいかな … フウゲツが具現化した扉に先にフウゲツが入ってしまったばっかりに … カチョウが入る前に、扉が閉まってしまった … 。
もとい。ちょっと整理しましょう。
▷ 往路の入口の扉はフウゲツが具現化する。想定上、人々をどんどん入口からトンネルに入れた後に、最後にフウゲツがトンネルに入れば、彼女の後ろの入口の扉が消える ← フウゲツと、彼女が逃したい人々(カチョウを含む)への追跡者は発生しない。
▶ 復路への入口の扉( ❈ 注意:フウゲツが司るトンネルでやって来た、その元の位置に戻る為の、それだけの為のトンネルの入口のこと )はカチョウが具現化する。カチョウが逃したい人々(フウゲツを含む)を次々とトンネルに入れた後、最後にカチョウが入口に入った時点で、後ろの扉が閉まり、消失する ← この時点で、敵対者による追跡は不可能となる。
❈ 余談だが。二人に元の位置に戻る気がなくて、常に新天地に前進する気構えしかないのならば、カチョウが司る復路の扉の出番は無いことになる。だから本当に、元の位置へと逃げ帰る時にだけ、カチョウの司る扉が必要となるのだ。
→ 資料:第 37 巻、P61。この時カチョウは素早く、フウゲツに往路の扉を具現化するように命令している。それもそのはずで、二人は実際に走って救命艇まで駆け付けている。だからココから “ 帰る為の復路 ” は必要ない。あり得ない。
→ フウゲツの扉を用いてやって来た場所から逃げ帰る時にだけ、カチョウの扉は必要になるのだ。
∉〜∉〜∉〜∉ ∉〜∉ ∉〜∉〜∉〜∉
上の、冨樫による能力設定のスキを突いて、なお逃げるフウゲツを追いかけてみよう。
というか、作劇上まだ冨樫が明かしていない事がある(それは別にいいんだけどね。言わない権利、明かさない権利だ )。
→ トンネルの入口が閉まって消えるタイミングについてはもう判った。では逆に、トンネルの出口が消えるタイミングについては、どうなってるの???
仮定:フウゲツを追いかける話を仮定して考察するのだから、カチョウが司る復路のトンネルに、先にフウゲツが入る … という話しかない。フウゲツが、現場からカチョウの扉を通じて逃げ帰る … という設定だな。
❀ フウゲツの追跡者は、カチョウをオーラで遠くへ突き飛ばすことで、自分が先にトンネルに入る時間を作ればよい!
そうしておいて、先にトンネルに入ったフウゲツを追いかけて、自分もトンネルに入るのだ … グフフフ … 逃げても無駄だフウゲツ王子 … 捕まえて直ぐに息の根を止めて … 狭いな! 扉の中は低くて狭いトンネルなのかよ! 立ち上がれない! こうなりゃ匍匐前進で … そんでクソガキが進むのがまた早えぇな!! このチビが! シャカシャカ機敏に進みやがって( バタン )
… あ。フウゲツ王子め、行った先で出て、外から扉を締めやがった … とはいえ、正味 10m位のシロモノだ。ほれ着いた! 私もフウゲツ王子が出た扉をトンネル内から外に押し開けて出れば、それで済む話ではないか … ン開かない!? 扉が消失した!? ひょっとして … 私だけスゴスゴと後退して、入って来た扉から出るしかないのか … ? トホホ …
という訳で、守護霊獣が何よりも守りたいフウゲツが逃げ果せる為に、フウゲツが出口から出た途端に、出口の扉が開かなくなる … という仮説だ。これならば確かに、追跡者はフウゲツを負えない。
→ でもコレはそもそもおかしいんだよね。
【 今となっては既にカチョウが死んでいるから、カチョウがまだトンネル内から出て来ていないにもかかわらず、フウゲツが出た時点で出口が消える … という妄想も可能となった
( カチョウは必ずしもトンネルを利用せずとも、壁や床を透過して脅威から逃げることもできるので )。閉まっていない復路の入口扉を放ったらかしていなくなることも可能 … そうすると、フウゲツの追跡者がスゴスゴと後退して入口から元に戻る … という展開も想定できる 】
しかし本来ならば。元々は守護霊獣・マジカルワームはカチョウの相互協力が必要な存在。つまりフウゲツの無意識は、カチョウも自分と等しく、危機から逃げ果せる事ができなくてはいけない … そのように能力を求めたハズだ。
だからフウゲツだけが逃げ果せた時点で出口の扉が消えて、トンネルの中に追跡者が取り残される … ってことは考えられない。カチョウが最後尾で潜る復路の入口扉なれば、カチョウが出口から出るまでは、出口は存在し続けるだろう。
そして、追跡者がせっかく扉をくぐってトンネルに入ったのに、元の場所へと戻らざるを得ない … この展開 ↑ ってのは、はたしてどうかな … って思うね。卑怯じゃない? 他者には一切のフェアネスを提供していない。
追跡者としては既にトンネルに入ったのに、出口の扉から出る前に、出口が消失するなんて、そりゃヘンだ。
でもね。例えばノヴのマンションならば、必ず入った扉( = 例のサークル )から出る事になるんだよね(ノヴが予めマスターキーでルートを作っていない限りは)。それと同じだと考えると、マジカルワームに入った人間が必ずしも、行き先へと行けるとは限らない。
【 ノヴのマンションへの入口サークルを利用した第三者は、一時的な避難場所としての利益を得た … ってことだ 】
フウゲツだけが利益を得て、敵対者にはそれを与えない … それでも守護霊獣の能力は成立するのかもしれない。
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上とは反対の考察も書いておく。
上と設定は同じ。先に入ったフウゲツを追いかけて(復路の)入口の扉に入った追跡者が居た場合〈 ちゃんと霊体のカチョウをオーラパンチでぶっ飛ばして、カチョウに先んじる時間を作れば可能だ 〉。
→ 仮説:✿ 追跡者が一旦トンネルへの侵入に成功した以上、その出口からフウゲツが先に出た、まだ出ていないの違いに関わらず …
追跡者と(復路のトンネルなので → )カチョウが出口から出るまでは、トンネルの出口は消失しない … という仮説がコチラ ↑ 。
さらに ↓ 、その追跡者を追いかけて、殴られ吹っ飛ばされたカチョウも、トンネルに入って来た場合は?
→ ✿ の □:カチョウが入口の扉にまだ入っていない場合は、追跡者は入口へと後戻りして外に出る事も可能。もちろん先に進んで、出口からも出られる。
→ ✿ の ■:追跡者を追いかけて、後からカチョウが復路の入口の扉の中へと入ってしまった場合。
入口の扉が消失して、トンネルと出口だけになってしまう。(先にトンネルに入っていた → )追跡者もカチョウも、出口から出るしかない。
… ✿ の場合でも、カチョウの行動選択によって □ か ■ かの違いが発現するだろう。
このケース ✿ では、その上の ❀ のケースとは違う。
違いとは端的に言って、術者のフウゲツやカチョウだけではなく、敵対者すなわち追跡者にもフェアネスを提供していること。このトンネルの能力の場合は、誰もが平等に使える … と設定した方が、その到達点は高い。この漫画ではそうなっている筈だ。
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仮説:◇ フウゲツは子供だから、自分とカチョウの欲得しか考えていない → その念( 思い・意識も無意識も )は我侭。畢竟、発現する守護霊獣の能力は術者のワガママの影響を受ける。
そしてその逆で、
仮説:◆ カキン王族の祖先は、公民の王の気質を持つ。国民の誰からも支持されたからこそ支配者と成れた → 祖先が願って造った壺中卵の儀 … その念は、王のワガママが王自身を滅ぼすと知っている。生まれてくる守護霊獣は、王子の欲得をある程度制御(自制)した能力を発現する。
◇ と ◆ は互いに打ち消し合う性質。
→ 例えば操作系の守護霊獣が発現したカミーラ王子やツェリードニヒ王子の守護霊獣は、二人の王子の本質ほどには、ワガママな能力を持ち得てはいないことだろう。極めて限定的な条件をクリアした場合に限り、他人を操作出来るものと思える。
簡単に言えば。カミーラもツェリードニヒも、他人を支配したい欲望に真っ直ぐに、己自身の操作系能力を作った方が、彼らの守護霊獣なんかよりも圧倒的にワガママ放題の操作系能力を作れる … という話だ。
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上の、ワガママと公平のせめぎ合いから守護霊獣の能力は定まる … という考察を踏まえて。
もっと高次元な段階 … マジカルワームが成長した暁には、 “ 敵味方識別の能力 ” が身に付くかもしれない。
→ コレはまぁつまり、術者のワガママが、公平性を無視できる … 少なくとも押さえ込めるレベルにまで到達するかもしれない … って話だ。
エイイ一家のボコンテが設置する見えない地雷形式の移動扉が、敵味方の識別が可能なくらい成長したなら、その結果とは、ボコンテのワガママ念能力が、能力設定の公平性を考慮せずとも良いレベルにまで到達したからだ … という話を、先にしましたね。その件です。
□ フウゲツやカチョウの敵対者がトンネル内に侵入した場合には、トンネルは狭いまま。その逆で、
■ フウゲツやカチョウに味方する者がトンネル内を通る時は、そのサイズに合わせてトンネルが一部だけ膨れ上がる。
→ カイザルがルズールス王子の死体を背負ったまま、立って歩いて通る事が出来る程に、そこだけトンネルが膨らむ。
補足:□ 敵対者がトンネル内を(フウゲツを追って)追跡できない程に狭くはなく、一旦トンネルに入ったからには、ちゃんと出口から出られる。しかしながら、
■ フウゲツとカチョウ、そして彼女らに味方すると守護霊獣が認識している者がトンネル内を通る時には、むしろ立って走れる程にトンネルは高く広く膨らむ。
→ 能力全体としてはフェアネスを提供している。その上で、味方にだけは優遇措置を臨機応変に提供できる。コレは術者のワガママ性質がより成長したからできる事だ。
二番目の話は。カイザルが、見たこともないトンネルのサイズについて、呑気な事を言っていたので、釘を刺しておいた … というカキコでした。
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ご清聴ありがとう。次の号ではまだ、正解発表が来てなきゃいいがな … 投稿が間に合わない笑
たしかに
ノヴはすごいがサブ能力が防御無視なんでも切れますはバランス的におかしい
ジョジョの奇妙な冒険の「ザ・ハンド」
とは違うよね。
ノブの念の技もスッゴいよね。
なんかジョジョにスクリームみたいな技があってそれが防御不能らしいね
スクリーム防御不能説はそれにひっぱられてるだけじゃないか?
メルエムにも通る攻撃力があるならノヴが折れるまではこれをトドメ技として運用するために他の陽動を作戦になるのが自然
ノヴのスクリームは四次元マンションの応用で念空間の扉を部分的に開けて勢いよく閉じてるだけだと思う
だからメルエムやウボォーといった攻防力に長けた相手には通じないだろう
扉を閉めようとしても間に硬い物体があったら閉じれないのと同じ
何でも切れる剣は具現化出来ないっていう説明があるのに、空間を閉じる力っていう理屈を用意するだけでそれが実現されるのはちょっと嫌だな
空間を閉じる力自体にも限度と強度があるべきだろう
四次元マンション
異空間を作り出す念能力。
壁や地面など手をかざしたところに念空間に通じる穴をあけ、そこから人や物を入れることができる。念空間は4階建て全21室で、各部屋は独立しているため部屋から部屋へは移動できない。マスターキーがあればどの出口にもつながる。
他の部屋に移動できない、と書いてあるのは放出系の制約が問題なのだろう。実際は離れている念空間を行き来するには放出系のメモリを使いすぎる。マスターキーはクロロの栞みたいに後付けしたのかもしれない。他にも制約ありそう。
ノブの四次元マンションは出口が複数存在するため放出系なのだと考えられる。自分だけが同じ場所を出入りできるならただの具現化系能力者だ。しかし、別の場所に移動するには放出系が必要だ。
空間とは何か……と考えると、三次元の縦、横、奥行きの三要素。その空間内が真空だとすると具現化系で、気体、液体、固体などを創造しなければならない。道具を作り出すより広い分、かなりメモリが必要だと考える。トラップとして使われることが多いのは制約を用いなければ発動が困難だからなのかもしれない。
問題は念空間がどこにあるか。放出系による瞬間移動は具現化系との併用が困難である。そのため術者の近くで念空間が発動していると考える。そう考えると、おそらく変化系による体積変化だと考えられる。つまり、変化系により念空間は圧縮され、具現化系で創り出したものを収納できる。具現化系と念空間の相性の良さはこれなのではないだろうか。
即ち念空間は具現化系により創り出され、変化系によって圧縮されるのではないかと考察する。
発信した
操作系念(過去)
具現化系(未来)
念の電脳空間『念(オーラ)』発信したと同時に受け取る『現実(幻のネーム)』
幻とは(たちまち消えるもの)時として時空を越える物。
スクリームが物理的防御不可に賛成
あれは「閉じる力」を発せさせる能力ではない。ワープホール(空間の切れ目)を作り出しそれを維持・解除する能力。そしてワープホールの維持を解除すると空間は自己修復力で勝手に閉じる。それは伸ばした輪ゴムが勝手に縮むようなものであり、通過中の物体は空間的に分断される。
削除
念空間って基本的に現実世界のどこかにあると思ってる
全くの異次元にマンションを作るのは不可能だろう
空間=肉体…?
人間を念空間の一種に定義する事が可能となると、空間の修復は肉体の修復と同義、もしくは拡張可能な技術という事だろうか
ノブナガが空間の修復に対して具現化/変化/特質系の能力と発言していたことを鑑みると、大天使やアルカは兎も角ドクタープライスはそれで説明できる能力ではあるが…
というかいつもの人が全然シュバって来ないんだけど何かあったんだろうか
長文その2/2。念空間と、防御不可の切断の技
>>11 の続き。
ノヴの「窓を開く者/スクリーム」。この切断の技は、強化系の防御力では防げない。
テーマ。
✿ 念能力の対象を選定、選別する操作系や強化系の念能力のはたらき。
それらとは真逆の
❀ 念能力の対象を選べない、具現化能力や放出能力のはたらき。そしてその副次作用。
↑ 具現化能力者・ノヴの具現化系の技、スクリームは。
☆ 具現化した創造的念空間を操る能力の副次作用を利用している。
敢えて人体に対する安全性を担保しないことで、その攻撃性を発揮している(ノヴは防御不可の攻撃性に大いに期待してこの能力を設計した)。
ちなみにその効果は無差別なので、例えばノヴの頭だろうが足だろうが、切り落としてしまうだろう。
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まずは作中の実例から。
▷ ヒンリギ = ビガンダフノが投げたナイフ。エイイ一家のトレベルムの、右のこめかみに命中した。
その後はトレベルムの左手が持つ飲料の缶に、そのナイフの切っ先が移った。その後、ヒンリギのナイフはトレベルムに刺さった … かのように見える位置から、綺麗に切断された。
▷ ノブナガの刀の切っ先。これもヨコタニの額に刺さった … かのように見えたが。その後にトレベルムの念空間の能力で切断されてしまう。
※ … 切れた切っ先が何処に行ったのか? 作中では不明。トレベルムには左の袖口からの流血が見える。
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ここで押さえてもらいたいポイントは。
☆ トレベルムは別段、ヒンリギやノブナガの刃物を破壊する事が主眼ではない … ってところ。それが彼の狙いではない。
(彼の能力名:Damage/スウィートホーム の通り、自分や味方がダメージを受けない為の能力だ)。
作中の事実としては … 硬い刃物といえども。
▶ 強化系の攻防力とは無関係の「念空間の技の副次作用」で、完全に切断されてしまう。
トレベルムの本体や彼の右手が触れたヨコタニの体は「人型の念空間」と化している。
そしてトレベルムの左手が触れた飲料の缶もまた、ダメージを受け取ってくれる「対象物」になっている。トレベルムが左手で触れることで対象物に指定している … ってことだ。
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★ 副次効果(副次作用) … とは何か?
作中ではセンリツが言及している用語。他人の治癒、治療の為に空気振動を介して耳からオーラを注ぐと、その他人の意識が飛んでしまう。
カチョウを交えて、司法局のメガネの青年・カイザルに。演奏の能力を説明する際に。
☆ 冨樫はセンリツに「副次効果」と言わせている( ちなみに副次作用とは筆者が勝手に言っている用語。勿論同じ意味だ )。
つまりは。本来の念の目的、狙いに付随する作用、効果のことだ。
▷ センリツの技の本来の主眼は、強化系と操作系の合わせ技。対象者の心身の疲労を癒やすこと。
▶ その副次効果は、その時に対象者の意識が飛んでしまうこと。
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仮説 … センリツは。患者の意識をキープしたまま治療する事はできないのか?
不可能ではない。が、その為には「患者の意識をキープさせる」為の操作系メモリを大きく割かなければならない。そして作中のセンリツは、それをやっていない。むしろ技の副次効果(患者の意識を飛ばす作用)に期待している。
ちなみに。そっちを主目的にすると本気で演奏にオーラを込めねばならない。が、三分間程の長きに渡り、対象者の意識を飛ばしてしまう。
✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽〜〜✽✽
前記したように。
☆ 放出系能力者・トレベルムの能力は、硬い刃物をも切断、分割してしまう。
念空間をつなげたり、解除したりすれば、さもありなん。二つの異なる空間にまたがって存在していたブッタイは、切断されてしまうだろう。
余談だが。
ノブナガに殺されて念空間の技が途絶えたルイーニーの技。この時も …
ルイーニーの本体が。A地点に残った上半身と、B地点に残った下半身、それぞれに分断されてしまった。
筆者の分類するところの、イチヒャク移送というやつだ。
移送が完了するまでに、イチからヒャクまでのどこかに「途中」が有るから、切断などという副次作用が生じる。
✽✽✽✽✽ ↓補足から本論↓ ✽✽✽✽✽
逆に言えば。
☆ 対象者を切断に巻き込まない為には「操作系メモリを割いた安全の担保、保証」が必要となるだろう。
▷ 具現化能力者・ゲンスルーが具現化した火薬の爆発には、何もかもが巻き込まれる。本人の肉体も例外ではない。それに対して、
▶ 同じく具現化能力者・シズクが具現化した掃除機の中のブラックホール。これはけして「何もかもを分け隔てなく」吸い込みはしない。何を吸い込むかの選定はシズクの操作系メモリのはたらきによる。
当然のことながら。シズク本人が吸い込まれてしまってはあまり意味がない。使いどころの難しい能力になってしまう(仮にその場合、逃避行には便利かもしれないが)。
シズクはあらかじめ、本人も含めて生きた人間や動物を吸い込まないという制約を設定している。何を吸い込まないかの選定もまた、操作系メモリに頼るところが大きい。
〜〜〜〜 ↓補足の補足↓ 〜〜〜〜
☆☆ 仮説:具現化能力者・ゲンスルーの具現化火薬の無差別の被害。コレについて …
★★★ 自分だけは例外、被害に会わない … こういう上手い設定 … という訳には、いかないものだろうか?
★ 否。いかない。そんなに都合の良い設定や制約はできない。何故か?
☆ 本人の無意識 … 心理上の、フェアネスに反しているからだ。そんなに自分にばっかり都合の良い念能力ってのは、作れない。
◇ 一握りの火薬も、命の音も。他人を害するならば、自分をも害する。コレが作中、冨樫が設けている念能力のフェアネス。← フェイタンの小太陽球も、キルアの電撃も同じこと。
◆ 自分だけは被害を免れて、他人だけは害する。そのような都合のよい設定は本来不可能。しかし作中では。
▶ 操作系または強化系のメモリのはたらきで、それを達成している術者もいる。
それには勿論、強化系や操作系のメモリに、大いに頼らねばならない(なぜなら。六性図の構文の中で、いわゆる目的語を設定できるのは、これらのメモリなので)。
〜〜〜〜 ↓以下、補足↓ 〜〜〜〜
先の例 … 具現化能力者・シズクの、「 操作系による吸引力の対象の選別 」… それ以外の例。
強化系の場合 ↓ 。
ビスケは殆どの場合、薄手の手袋を身に着けたままパンチを敵に当てる。敵の顔面は砕けるが、ビスケの手袋がそのオーラで消し飛ぶ、破れるなんてことはない。
◆ これは、ビスケの強化系の念 … 思念の差配、選別による。ビスケの思いはビスケの手袋をむしろ我が手を守る防具だと認識しているので、ソレを強化する方向に働いている。バラの顔面はその逆。破壊の対象なので砕ける。
また別の強化系の例。
◆ レイザーのドッヂボール。無差別な破壊の念が込められている … かと思いきや … という話。
コレはヒソカを押し下げ、指を折り。またツェズゲラの防御力と相殺した後にもかかわらず、キルアが持つと重さを感じる。またゴンを後ろに吹っ飛ばした後に、かなり頑丈な体育館の天井に埋まり込む程に威力を保っていた。
しかし。空中に飛んだレイザーの念獣・№ 5は、軽々と両手キャッチから片手に持ち替え、スローできる。
◆ レイザーの強化系のオーラは、レイザーの肉体やレイザーの念獣にとっての負担にはならない。投球は軽々と。逆に対戦相手が捕球する時にはズッシリと働く。
✽✽✽✽✽✽ ↑閑話休題↑ ✽✽✽✽✽✽
空間をつなげて、一人の人体をイチからヒャクまで移送しようとするから!
仮にその途中で技が途切れるなんて事が起こると、その人体が切断されてしまうワケだな?
そんな事故を防止する為には?
☆ はじめから、ゼロからイチへと、切り替える能力にしておけば良い。
( ゼロ=無い、起こっていない。イチ=有る、有った、起こった。その違い )
☆ ゼロイチ移送の技(人を操作対象とするジャンプ移送の技)。
A地点からB地点へと、一人の人体をジャンプさせる … そんな操作系能力にはじめから設計しておけば。
A地点からB地点の中間 … ゼロからヒャクまでの中間のどこかの状態(上半身は移送できているが、下半身はまだこちら側に残っている等 ) … コレが存在しない。
ジャンプという操作系の技とは、ゼロか、イチかのどちらかだ。
ジャンプさせられる発動条件を満たした個人(=イチ)か、未だ満たしていない個人(=ゼロ)か。
そのどちらかしかない。だからこそ安全。途中で空間移送の技が途絶えて、中途半端な状態だった身体が切断される … なんて事故は、起こらない。
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本論。
☆ 操作系の別の具体例。エイイ一家のボコンテの、見えない地雷形式の扉の罠。
この技は、豊富な操作系メモリのはたらきにより。一つの人体に対する発動条件、またその他の発動しない条件を設定している。
▷ この見えない扉を潜った人体は、移送の発動条件を満たす。扉の罠はその個人をジャンプさせてしまうが…
▶ 仮に同じ人間が投げつけたナイフ … のような、オーラに染まった器物 … これらを移送する事はできない。
これもまた、操作系能力による「 対象の選定、選別(選定した上で区別できる設定 )」である。選外 … ってこったな。
今回は別件 ↓ なので詳しくは取り上げないが。
ボコンテの扉の罠はには。人間が部屋から出ても発動しないが、部屋に入る時だけ発動する … という仕様もある。
但しコレを殊更に「操作系だ」と主張するつもりはない。設置するオーラにも「向き」くらいあるだろう?
✽✽✽✽✽✽ ↓また別件↓ ✽✽✽✽✽✽
こっちが本題。ノヴの「窓を開く者/スクリーム」。
この技は創造的念空間を利用した、切断の技。両の掌の間に生じた念空間をワザと閉じる。その副次作用によって巻き込んだ人体や物体を切断してしまう。
初見殺しの技も珍しくないこの漫画。これもその一つ。強化系の硬い防御も無意味。
何でも切れる刀なんて非合理的な者は作れないが、創造的念空間の副次作用を効率よく利用すれば。
ブッタイの硬さやオーラによる防御力の多寡には無関係に、何でも切断することは可能だ … ということだな。
但し。ヘタレのノヴが師匠のネテロと同じように。常に己の技を発動できるか? といえば、これは別問題である。
作中。具現化生まれの非力なノヴが。やたらに自信ありげだったのは。この防御不可の必殺技が有ったからだ(第 19 巻、P185〜189 )。
今回は以上。ご清聴ありがとう御座いました。
長文その1/2。何かを操る念空間の技と、何にも操らない念空間の技。そしてその中間の技あれこれ。
筆者の造語 … イチヒャク移送と、ゼロイチ移送について。
◇ イチヒャク移送 … 途中がある。人や物が地点イチから地点ヒャクへと移動する。それに伴う移送。アナログな移動。
操作系能力で人や物を動かす必要が無い場合もあり得る( ← 人や物が念空間の中を独りでに動いてくれる場合のこと )。
◆ ゼロイチ移送 … 途中が無い。ゼロかイチか。ナシかアリか。デジタル的な移動。
旅団員は好んで「ジャンプ」という用語を用いる。故に『 ジャンプ移送 』も同じ意味。漫画的には瞬間移動。
人や物に対する操作系能力に頼むところが大きい。
以下、① から ④ までの分類を比較されたし。
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① 何にも操ることのない、念空間の技
・ エイイ一家のルイーニーの、実在する空間 … A地点とB地点をつなげる技
・ノヴの四次元マンション
これら二つ ↑ ↑ 、どちらもイチヒャク移送。途中がある。途中が有るので人体を切断してしまうバグもあり得る
・カチョウとフウゲツの、マジカルワーム。イチヒャク移送。A地点とB地点をつなげた念空間のトンネルの中を、人が這って移動する。
ルイーニーの技と似ている。違うのは、具現化した念空間が有るか無いか。/ 実在する壁や天井を不思議なチカラで歪めて、素手でスリットを作ってしまうのが、ルイーニーの技だ。
余談 … カチョウの死後、具現化能力者としてレベルアップしているフウゲツの守護霊獣。相互協力の相手である死後のカチョウに頼まずとも、復路の扉を単独で具現化できるようになった様子。そのペナルティや如何に!?
・モラウの監獄ロック … 単にすき間の小さい、堅い牢屋として起動する。空気が通う程のミクロサイズのすき間は有る。厳密には、念空間の技とは言えない。
・モレナ = プルードを守る、エイイ一家の誰かの技。不思議な物理または化学の能力を持つ壁で、六方向 … どころか、あらゆる方向に囲まれた、部屋を具現化している
(実在する媒質が在ったとしても、それが果たす役割が極めて小さかろうことから、部屋そのものは{操作ではなく}具現化したモノと推測している。
別件 → 。この不思議な壁の無い隙間を、同じくエイイ一家のボコンテの、見えない地雷形式のオーラの罠がカバーしている )。
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② 物は操るが、人は操らない念空間の技
・シズクのデメちゃん … 最後に吸い込んだ物だけは念空間に保存しておいて、次の命令で吐き出す事が可能。
操作系能力による対象の選別。具現化したナゾの吸引力によるイチヒャク移送。
・グリードアイランドの不思議なアイテム
リサイクルーム … 具現化した念空間として存在する。中に入れた物を修理できる。
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③ 人は操るが、物は操らない念空間の技
・エイイ一家のボコンテの、見えない地雷形式の扉の罠( 操作の条件を満たした人体をジャンプさせる。ゼロイチ移送。途中がない。人体が切れたりはしない。安全 )
考察。ボコンテの放出系能力者としてのレベルが低い内は、ドアの枠のような、放出オーラを配置する「 依り代 」が必要(操作系メモリに頼る)。成長すればその限りではないんじゃないか? 大広間の中央とかに任意で配置できたりして? ドーム状のオーラとかね。入るぶんにはええけど、出るとジャンプ … とかね。
・キメラ蟻、ヂートゥのサバンナの念空間( 生きた人間である対象者を基準点として、それごと閉じ込める念空間の技が起動する。ゼロイチ移送。但しジャンプはするけど、同じ位置から動いてはいない。戻って来るのは同じ位置)
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・グリードアイランドの、移動スペル( 通常スペル) … マグネティックフォース、リターン、レルゲイト、デパーチャー、リーブ、ドリフト、コリジョン、アカンパニー
◇ 殆どがイチヒャク移送だった( A地点からB地点へと飛行する描写 )。
◆ 例外的にゼロイチ移送も在った。離脱/リーブの描写その1(後述 ↓ )と、エリミネイトの呪文( 人物が バシュッ … と消える )。
※ 審議 … ↑ … 作中のアカンパニーの使い方。ゴンがキルアを伴い、ニッグの元へ飛んだ(ニッグ即ちカイトは指輪すらしていない)。
つまりグリードアイランドという念空間の中だけで起動する移送の技…とは言えない。であれば、全ての通常移動スペルがそうだと言える。単に三次元の中を飛んでいく技だ。
となると別に「念空間の技」だと定義する必要もない。但しもちろん、操作と放出の仕組みではある。
・グリードアイランドの不思議なアイテム … 人を操る事を生業とする、具現化念空間として存在する(即席外国語スクール、クラブ王様、バーチャルレストラン )
・グリードアイランドから島の外へ出る為のアイテム … 通行チケット。第 15 巻、P112〜115。
ゲームマスターの一人、エレナとのコミュニケーションを経てオペレーションする。ジャンプ移送。
但し、作中キルアがエレナの元に飛んだ描写は無い。おそらくは … 同じくP60、ゲンスルーが離脱/リーブのスペルを唱える様、そして飛んでいく様 … ドギュッ 。これと同じかと思う。
〜〜〜〜 ↓以下、補足↓ 〜〜〜〜
注意 … 離脱/リーブの描写には二種類在る。
審議 … 誰か、その違いの意味が解るだろうか?
筆者は単に冨樫のミスだと思っている。下のその1で何の問題もなかったはずだ。
その1:第 14 巻、P67。ジスパーに操作されて バシュ ‼ っと消えるプーハット。ゼロイチ移送。ジャンプ移送。
その2:第 15 巻、P60。自ら離脱を唱えて ドギュッ っと飛行するゲンスルー。イチヒャク移送。
☆ その2の飛行型の移動 … 離脱/リーブのみならず … その他の … 例えばマグネティックフォースのような、明確に飛行型の移動呪文の意味とは?
これは。移動する者が、移動が完了した直後の行動選択 … コレを決めるまでの時間的猶予だ。ゲーム性の問題だな。
逆に。作中の飛行型の移動には音が伴う キイイイイイ … ギュオオオオ 。コレ即ち、音速のお知らせ … というフェアネスの提供。
自分に向かって音速以下のスピードで飛んで来る者がいる … と察知してからの、行動選択。その判断の猶予期間。これもゲーム性故に。そんな意味がある。
第 18 巻、P159〜162。ゴンとキルアの飛行による接近を許したカイト。無防備この上ない。そんなに釣りが大事か笑?
★ その1の、バシュ っと消えるジャンプ移送。
離脱/リーブの呪文や「通行チケット」の場合は、ゲーム上の対戦相手が居る型の移動ではない。だって島の外に出るんだから。ブックもゲインも使えない。
あ、手に持ってるアイテムは使えるかもね? 否! そんなことはあり得ないな? たまたま魔女の媚薬を一瓶持ってる時に離脱/リーブを食らったら … エレナの所で破壊されてしまうのかしら?
✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽
④ 人も物も操れる念空間の技
・オロソ兄妹のダツdeダーツ( … ここでは具現化念魚を物だと解釈する。念魚をジャンプさせる。即ちゼロイチ移送。但し念魚そのものは高速で前進している )
… 具現化バッヂにより、そもそも一人の人間を人型の念空間として呪っている。ターゲットとして逃れる事のできない操作系能力。
・アルカ(ナニカ)の、イルミや現金輸送の飛行船を移送する技(ゼロイチ移送、ジャンプ移送 ← 同じ意味の用語 )。札束の空中散布はサイコキネシスか?
※ … 審議。これ、はたして念空間の技と言えるか? 三次元上をA地点からB地点へと移送しているだけだ。但し間違いなく操作系と放出系の仕組みではある。
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・グリードアイランドの、不思議なアイテム( 黄金るるぶ、顔パス回数券、さまようルビー … ← 三次元の或る空間そのものと、其処に関わる特定の人物の運命を支配、操作する )
・スケルトンメガネ … 対象物を遠隔の空間としてまるごと把握して調査する。調査能力は使い手の視力による
・隠れ家不動産 … 念空間として存在する。しかし必ずしも具現化したモノとは限らない。建造してもいいし、既存のモノを借りてもいい。本質的には、その他の誰にも気づかれる事なく存在し続ける住居。任意の位置に作れるというところがチート級の操作系能力。
・神隠しの祠 … 侵入、そして出てきた人物の先行きを支配、操作する。小規模な冒険とお金の節約が可能(関わる人々やモノの運命を操作しているから、お金を使わなくて済む )。
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長文その2/2に続く。
ヂートゥは武器具現化してたし具現化系の念空間なのかな
これ念空間は具現化系の方の事で放出系の方は転移、テレポの事を指してるんじゃないかね
と書こうとしたら2でとっくに言われとったわw
フウゲツ王子の守護霊獣の念空間の能力について2/2
>>7 の続き
さて。フウゲツの「魔法の扉/マジカルワーム」について、ようやく本題に入る。
第 36 巻、P78〜81。その能力の実際を診てみよう。
特にそのP80。『キイ… パタ…ン スウ… 』
★ 具現化って事は、実在する道具ではないので。ご覧の通り ↑ 。
フウゲツが扉を閉めてワーム状の念空間の中を這って移動を開始したら。
☆ 扉は独りでに消えてしまう。普通に考えて、その方が良いに決まっている
( 蚯蚓も、仮に具現化生まれだったら、こう ↑ した方が良いよ、自分の出入りの痕跡なんて残さない方がいいでしょ? … という長文を今、書いているところだ)。
◇ 放出系能力者であるエイイ一家のルイーニーが。
◆ 一回行った事が有る場所 … 即ちマーキングを施した場所になら行けるようになる(第 36 巻、P174〜176、同じくP186、187、同じくP195〜197)
… その事 ↑ とは逆で。
★ 具現化能力者であるフウゲツ(の守護霊獣)は、そもそも行った事が無い場所へと行く能力を持っている。
これは凄くないスか?
特にこの二人(カチョウ&フウゲツ)の能力の場合。
未踏の地へと…先へ先へと行きっぱなし…という使い方もあっただろう。
にもかかわらず、『復路が別途、ちゃんと有る』事を、はじめから冨樫が明示している。
(元の位置には戻れない…という制約/リスクの設定が有れば、逆に手に入るリターンの大きさは相当だったはず。でもまぁそれは一長一短だね。切り取り方次第では『フウゲツだけでは復路が使用できない』というリスクを既に採用しているし、それで得られるリターンは既に得ている)
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ほならね? 帰り路が有るというならば!
▷ 帰れる位置としてのマーキングを、残しっぱなしにした方が良かろうもん?
▶ にもかかわらず、ソレ(入口の扉)が スウ… と消えるというのだから。何をか言わんである。
▶ この仕様が意味するものは?
▶ ソレを消してまでも、何の痕跡も残さない…というメリットを得ている(?? 本当に得ているのか? … 別途、蚯蚓についての長文を書く予定。蚯蚓は出入りの痕跡を必ず残すんだよね。痕跡を残す事にもメリットが有るのか…? 無いのか?)。
フウゲツが移動能力を使って出立した痕跡 … コレは残らない( ▶ 痕跡が無い事 … 何処からどうやって消えたのか判らない事自体のメリットは後述する)。
その代わり、いざ帰り路に頼りたいとなったら、姉の存在が要る … という大きなデメリットが在る(ルイーニーになら独りでできる事が、フウゲツにはできない)=例えば姉が妹と独立して行動している時、妹だけでは、既に行った事がある所には帰れない=必ず妹だけで新天地へと行くしかない。
※ … フウゲツ独りでは帰り路を使用する事すら放棄する(デメリット)事で、ルイーニーが手に入れていない能力=行った事が無い所へ行く能力を得ている(メリット/リターン)。
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次の話題。フウゲツの「行きの扉」は、以下のどちらか?
フィンクスが言っていたこれらの違い ↓ ↓ 。
◆ 一回発動する毎にスイッチの入れ直しが必要になる『単発消失型』と、
◇ そんなことしなくてもちゃんと機能する『連続発動型』。
フウゲツの具現化した「行きの扉」は、一回使えば消える。元には戻れない。単発消失型
①:元に戻る … 即ち復路を利用するには? フウゲツ(&カチョウ)の体がすっかり出た後に、出口の扉は閉まって消える。その扉は即ち「帰りの扉」。コレをカチョウの手で(再具現化して)開けねばならない)
②:フウゲツが出立した地点の「行きの扉」自体は、閉まるとやがて消えてしまうので … 現段階では『残存して誰かを誘う役割』を担う事は不可能(つまり単発型)
―――――――― ↓ 寄り道 ↓ ――――――――
★ 痕跡が無い事、残らない事のメリットとは? またデメリットとは?
あ、でも。この件では亜種か…。イコールじゃないのか …
○ 蚯蚓は痕跡を残すと同時に、単発型(蚯蚓以外の誰かを罠にかけるタイプの技ではない。消えてるかと言えば消えている)。
そしてそれは同時に、けして消失型ではない(痕跡が残るので。消えてないので)。つまり単発型ではあっても消失型ではないケースも有るってことだ。
余談としては。実在する補助道具を用いる場合は尚更にあり得る。例えば三回しか使えない御札なんてのは普通に考えられる。能力の痕跡だけは残して、機能は消失しているケースも考えなくちゃならない。
◎ フウゲツは移動の痕跡を残さず、そして消失型。勿論単発型。
これらは別の形式。この件は保留にしとこう。
―――――――― ↑ 寄り道止 ↑ ――――――――
元い(← 本筋に戻る、の意味)。
単発(消失)型である事のメリットについて、結構後に書く。
そのイントロダクション ↓ 。
○ 実在する補助道具(← 普通に考えたら、実在する以上誰の目にも見せないなんて事は不可能)を利した「見える結界形式」と、
● 移動を司る操作系オーラ … それのみを放出系能力で分離、設置した「見えない地雷形式」。
… これら ↑↑ の分類で無視されている問題が一つ。
☯ 具現化した補助道具 … ってのは、アリか? ナシか?
答えは決まっている。アリだ。フウゲツ達の行きの扉、帰りの扉がソレだ。
やりたいことを達成する為に、具現化系能力を経由する事のメリット。これらは以下。
六性図のバランスの設定が固く、故に発動が安定する事。また出し入れが自由であること。
逆にデメリットは、やたらにオーラ消費が多く、オーラスタミナが早く枯渇する事。
☆ 出し入れが自由とは言っても…
①:具現化している間は目撃されてしまうし、円でも感知されてしまう … ???
②:んなこたない。具現化している間に「隠」を使えばいいんじゃない??( ← この点は現段階で答えが出ない。クラピカのイルカとレシーバの件があるので考察するには難易度が高い。円でも判らない具現化アイテム。かつバビマイナが悲鳴を上げたオイト王妃を凝で見ていない訳がないので、隠の定義に反する ← それでもイルカもレシーバも見つかっていない)
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ではそれらの点を踏まえて。
▷ 具現化した扉=見える結界形式 … と言い切っていいのか?
▶ 半々だ ↑ 。そうとも言えるし、逆に言えない部分も有るし。
良いとこ取り … なんて美味しい事になってるのか? 否か?
先に書いたフウゲツの移動のケースだけ見たら。
❀ 見えない地雷形式の中でも、作中でフィンクスが言っていた「単発消失型」か「連続発動型」かの分類の内、前者だと言える。だって消えちゃうからね。
✿ とても「見える結界形式」の亜種だとは言えない。だって、結界ってのは見える形式の言い方だから。
しかし … 。
消える=証拠を残さない=見えない。見えないのなら地雷形式だ … というロジックには無理がある。通らない。
なぜなら別段、フウゲツは誰かを嵌める為に「行きの扉」を設置しようとはしていないし
( ココ ↑ も冨樫の日本語の甘いところで…。敵を罠に嵌めるだけなら地雷形式と言えばいいが、単に味方が移動の為に使用する時には「罠/トラップ」とは言えない。罠とは言えないのだから、見えない罠を意味する地雷っていう言い方…コレは一面的に過ぎるだろう…。じゃあどんな用語で書けば良かったのか? って言われると、うーん…保留)。
そもそもフウゲツの扉は見えるし、見えない地雷形式とはとても言えない。
しかしソレは作中で、フウゲツがソレ(誰かに不利益をもたらすこと)を意図しなかったというだけの話であり…!
急に思いついた余談を以下 ↓ に書く。
例えばフウゲツが誰ぞの子供を拐かす意思を持って、保育園にでも子供部屋にでも「行きの扉」を設置した場合、好奇心からその扉の中へと入った子供が居たら( … 良く考えたら別に子供の意思は無関係だった。フウゲツが腕力で赤子(←ワブル等)を連れて、這って動けば良いだけだ)、誘拐の痕跡は跡形も無く消えてしまう。
そう考えると「見える結界形式」かつ「単発消失型」だ(そして作中ではそのケースの議論は行われてはいない。痕跡を残さない事の利点はこのケースにも在る。考えてもいなかった)。
補足。子供を自動的に誘拐する場合。
いかにも楽しげな「行きの扉」がキーデザインとなる。好奇心の強い子供ならば、開けて這って進みたくなるだろう。
(具現化した補助道具を用いた)見える結界形式が、十全に罠として機能するって寸法だ。そしてそれは用が済めば消える(単発消失型)。
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元い(← 本筋に戻る、の意味)。
局面によっては、フウゲツの移動能力は単なる「見える結界形式」でしかない … という話をする。
※ … 具現化した道具は、消すまでは必ず人目に触れる、という話。
フウゲツが具現化した扉の中へと逃走する瞬間を目撃した者からすれば、その仕掛けを視認できる。即ち学習できるってことだ。一旦ソレを学習した者は。
たとえソレが今回消えてしまっても。次回フウゲツが扉を具現化する場面に出くわしたら、そこから逃走を図ろうとしている…という予測の元に行動選択できる。
こう ↑ 書けば、見える結界形式のデメリットが解る。
以下は、移動能力の(道具の使用を含む)痕跡を見られた訳ではないものの、真剣に警備(調査・探査)している者には情報を蓄積されてしまう … という実例。
第 36 巻、P132。カチョウ王子の警備を担当していたハンター協会員・キーニはセンリツに伝える。
「(前略)マンホールのフタを開けるみたいに(誰かの生首が現れた)」← キーニは独自の円でこの形状を看破した。具現化した道具のシルエットは、円で感知されてしまう訳だ。
この件がそのままこの形式の欠点だとまでは言えないが…。
例えばマラヤームの守護霊獣が扉の枠に添わせて展開しているオーラ。コレは見えない。
その上で、キーニの円でも異常が感知できるのか?というケーススタディが待たれる。
ノブナガは。
3101号室の外側から自慢の「半径4㍍ の円」を使って室内の罠を探ろうとはしなかった。
それはそのまま「見えない地雷形式」の分離・設置済みの操作系オーラは、円では感知できない … という解答が得られた…で正解だろうか?
であれば。具現化した補助道具を用いる事のデメリットの一つは。円で形状のデータを蓄積されて、後々対策されてしまう…だ。
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以下は、フウゲツが具現化した行きの扉が誰にも見られていないケース。
この場合、仕掛けが見えない事のメリットを享受できている。
第 36 巻、P122〜123。フウゲツの単独行。扉をくぐった後には、ソレは消えたことだろう。
同じくP206、207。姉がいないから出発地点への復路は作れない。これはしょうがない。
第 37 巻、P09〜13。念能力のプロ達がフウゲツの移動のカラクリを調査したが、推論に終わる。当然、見てなきゃ真実は掴めないものだ。
※ … ちなみに(以前の長文と内容は重複 → )この時のフウゲツのモノローグ(連行されながらの推察、沈思黙考)は、彼女たちの移動能力を正確には言い当てていない。
フウゲツは『帰りの扉からまた別の場所へ行ける』と勘違いしている。が。実際にはそういう仕様にはなっていない。
「帰りの扉」とは「行きの扉」へと戻る通路に過ぎない(冨樫の言う復路だ)。そしてその扉は、カチョウがいなくちゃ開けられない … って話なのだ(相互協力型ゆえのリスク/デメリット)。
正確に言えば。フウゲツ(及びカチョウを含む同伴者)が「出口」から全身を乗り出してしまったら、その出口こそが「帰りの扉」と成る。
ソレをカチョウが開けることなくほったらかして。かつフウゲツが新しい行きの扉を具現化すれば、それこそが『また別の場所へ行ける』能力なのだ。
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フウゲツの話(資料その1)は上で終わりで。以下は別件という訳ではないが。
以下は後日、別途書く話。メモ代わりにココにも書いておく。
資料その2。第 23 巻、P162。
ノヴは、ヂートゥがモラウと共に何処かに消えた事を遠くから直視していた。
ノヴはモラウの紫煙機兵隊が動きっぱなしである事だけを確認して(モラウの安否を安だと判断し)、自分のやるべき事を続けた。
仮説 → 。作中で、ノヴがモラウを救出に向かう手立てが有ったのか、無かったのか?
それは定かではないが。とりあえず言える事は、具現化能力者・ヂートゥはこちら側の世界に、何の手がかり(痕跡)も残していない…ということだ。
もう一つ。シズクも、デメちゃんの中に入れた貨物を搬送している最中には、何らの異常も示さない。デメを消すからね。痕跡ナシだ。
フクロウは…どうだろうね? 風呂敷自体はかなり小さくは成るのだけれど。
自分ごと何か…お宝とか人質を風呂敷に包んで、小さくなって、別の誰かに搬送してもらう事はできるかも?
あ、別に自分ごと風呂敷の中に入る例え話の必要はないか。小さく纏めた風呂敷を、本人がポケットの中に入れて持ち運ぶ…でも同じことだった。
その際現実問題として、現実空間に痕跡を残しているのか? … と言われれば?
半々だな。フクロウの風呂敷が小さな巾着型になっている事を知っている者は「円」で搬送者のポケットの中のソレを見つける事が可能かもしれない。
しかし知らない者には、それが現実空間に残された念空間のヒント(=痕跡)だと気づく事はかなり難しい。
☆ 結論。総じて具現化能力者は。
★ 自分が念空間の技を使った後、その痕跡を現実空間には残さない場合がもっぱらだ、と言える。
フウゲツの「行きの扉」やカチョウの「帰りの扉」については。
その使用過程を見た者からすれば、対策の立てやすい「見える結界形式」の亜種。
しかし逆に。その使用過程を見なかった者からすれば、能力使用の痕跡が残らないので。
「見えない地雷形式」かつ「単発消失型」の利点を得ている、と言える。(追跡も調査も対策も難しい)
この結論を踏まえて。
蚯蚓は具現化能力者ではない … という長文を書く予定だ。
蚯蚓の場合は必ず痕跡を残す。見える結界形式の亜種。勿論単発型であるが、単発消失型ではない。痕跡が残るので。
ご清聴ありがとう。
フウゲツ王子の守護霊獣の念空間の能力について1/2
操作系生まれの念空間の術者・陰獣の蚯蚓について論述しようとしたら。
先に、資料価値の有るコレ ↓ について書いておく必要が生じたので書いておく。
第11王子・フウゲツの守護霊獣の、念空間の能力について。
冨樫が(姉の第10王子・カチョウの守護霊獣のソレと共に)明示した能力説明は、以下のこれっぽっち。
第 37 巻、P65。
第10(カチョウ)、第11(フウゲツ)王子の守護霊獣
両方共、相互協力型で、フウゲツはワーム状。カチョウは無形。
◆ フウゲツの守護霊獣。能力名『秘密の扉/マジカルワーム』
… 空間移動能力で、往路を妹が操り、復路を姉が操る。
―――――――― ↓ 追加ト補足 ↓ ――――――――
◇ カチョウの守護霊獣。能力名『2人セゾン/キミガイナイ』
2人の内どちらかが死ぬとその者の姿となり、もう一方が死ぬまで側で護る
余談、かつ補足。
作中ではこの能力により、死んだカチョウが生きてる時よりもやや優れた状態でフウゲツを守っているので。
上の文中の『復路を姉が操る』についても、未だ有効。発動できる状態にある(まだ使ってないけど)。
余談その2。
相互協力ってのは、コレ ↓ のことでしょ?
どっちかが先に死んだ時には、未だ死んでない方を助ける、護る … っていう「契約」の形式。コレが相互に補完し合う形式になってます … っていう話だよな?
まさか。死んだカチョウの死後の念(= 死後残存したカチョウの死体から一挙に全部出た残存/潜在オーラ)ではなく。
カチョウの幽霊を動かすエネルギーは? まさか生きてるフウゲツのオーラが負担してるんじゃあないんでしょうね?
そんな阿保な! 幽霊カチョウの活動ぶんのオーラ消費すらもフウゲツが担ってたら、そりゃ念の上でも病気になるわ。
フウゲツが祟られてるのは、それ(弱り目に祟り目)が原因ではないと思う。
―――――――― ↑ 補足ココ迄 ↑ ――――――――
「操る」とは、行き先を定める … くらいの意味だろうか?
『司る』ではいけなかったのか? 操ると書くからには、端的には操作系の働きが大きいイメージだ。
ちなみに。 フウゲツ自身による自分の能力についての考察は、第 36 巻、P122〜123 にある(4日目 水曜日、深夜)。ズスズズ…
フウゲツの能力の詳細について既に結論の出た今となっては、コレらはもはや無意味。
しかしながら。念能力を考察する態度、また押さえるべきケーススタディとしては、何より我々の参考になる。
補足。
フウゲツは「この魔法は一日一回の限定なのだ。なぜならソレを使用した昨日は、とても疲れたから」と考えている。ということは、既にお解りのように。
一日一回というのは別に制約ではない。冨樫もそんなことは書いていない。要はオーラスタミナの上で疲れなければ問題無いのだ。
今後念能力者として成長すれば一日二、三回は使えるようになるだろう(ただしフウゲツ自身は念の修行はしていない。今後のクラピカやセンリツとの関わり次第であり、またマジカルワーム自身の成長次第である。マジカルワームは守護霊獣なので、それ自体独自の経験、思考で成長を遂げる蓋然性は有る)。
そんなことより展開上押さえておくべきは、
『キィ … 』「私の魔法で カーちんを助けるんだ ‼ 」← フウゲツが単独で実験をやってる点。
この続きは第 36 巻、P206、207 に有る。第三層にて、ミザイストム達にとっ捕まるフウゲツ。その場に姉がいないから、帰還できなかった訳だ。
それに先立つフウゲツの実感は、第 36 巻、P97 にある。
「すごいすごい ‼ 願ったらカーちんのとこに行く扉が開いた ‼ 」← フウゲツの思念が『行き先』を定める端緒であることが伺える。
「戻って来たら扉は消えてしまったけれど(後略)」← 本来なら出発地点にフウゲツ一人で回帰することはできない。
第 36 巻、P81。カチョウの掛布に在った出口から、フウゲツが全身を乗り出さなかったからなのか? (← 全身が出たら境界を出たという判定。これは有名やヤツ)
それともその場に能力の協力者の( … 復路を操る … )カチョウが居たからなのか? ともかくフウゲツは出発地点に戻って来た。そして扉が消えたのその目で確認した。
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『キィ … 』「私の魔法で カーちんを助けるんだ ‼ 」 … の続き。
フウゲツの単独行動、試行錯誤の結果の、正しい気づきは。第 37 巻、P13。
『…… やっぱりカーちんと私は、2人で1人 … ‼ 』
『(前略)帰りの扉はカーちんでないと開けられない』
※ … 相互協力の在り方を推察したフウゲツ。ソレは当たった。
ちなみに正しくない考察もある。
『その代わりちゃんと扉を閉めれば( = 帰りの扉をカーちんの能力で使用するのではなく、閉めて使わないことで)』 ← ここまではいい。
『帰りの扉からまた別の場所へ行ける…(後略)』 ← コレは間違い。また別の場所へ行くには、フウゲツが具現化する行きの扉が必要だ。その二つは … 帰りの扉とは形からして異なる。
作中で本来カチョウが司るはずだった帰り路への丸い扉( ← 作中では「帰りの扉」と呼ばれる。真ん中にハート♡マーク。モロにマンホール型)の、資料としての描写はココ ↑ で出てくる。というかココしか出て来ていない。
▷『(行きの扉の)行き先を定める』事が可能なのは妹のフウゲツだけであり。
姉の能力の行き先は元々決まっている( ← そもそもフウゲツがやってきた元の入口へと帰る路を復活させる事ができるだけだ。ソレが復路だ)。
フウゲツだけでは帰り路(復路)の扉を開けることすらできない…と読み解くべきだ。
▶『帰り路(復路)』への扉(=フウゲツが顔を出して外を伺った丸い形状の扉)が一旦閉まった場合。それを開ける事ができるのは、姉のカチョウのみ。
カチョウだけが、「消えた出口」の再具現化をする事が可能(所謂『後戻り』を適える仕様。
(消えるってのはつまり、フウゲツ&カチョウが出口からその身を全て乗り出したら、出口はその後消える … の意味)。
作中、フウゲツが一旦出口から全身を出した後に後戻りした事が無いので、つまりはカチョウが能力を披露したという作中の事実(描写)が今のところ無い。
注意と補足 … 描写が無いので、カチョウの「復路/帰りの扉」が持つ制約について、アレコレ深堀りするしかない。だからやっておく。
上記で筆者は「カチョウは一旦消えた帰りの扉をその位置で再具現化して、ソレを使用できる」と仮定している。が。他にも例えば以下の設定(制約込み)が推定できる。
㋐ … 復路を司る帰りの扉(出口)を二人の内どちらかが閉めるとその場に扉は残り続ける(痕跡を残す事のリスク/リターンが生じる。リターンは具体的に何か? 不明。既に得ているのか?)。その後フウゲツが新しい行きの扉を具現化したら、その時点で先の帰りの扉が完全に消えて、再具現化できない
㋑ … 帰りの扉は、ソレを開けっ放しの間は消えないし、ソコに潜り込めば復路として使える。その仕様そのものがカチョウの能力。その場にカチョウが居れば自動的にそうなる(開けっ放し、というのがフウゲツの考察 … カチョウがソレを開けるという思い出 … に反する。この線は蓋然性が低い)
㋒ … 帰りの扉は時限設定。開けっ放しだろうが閉めていようが一定時間使用しなかったら勝手に消えて二度と使えない。その仕様そのものがカチョウの能力(融通が効かないぶんのリターンは大きい。ソレは何か? 既に得ているのか? 不明)
㋓ … その他、貴方が思いつくもの
その2へ続く。漸く本題。
>5
いい分析だ。
その考えを補完する説明は作中で二回おこなれているから紹介しよう。
まず1つはクラピカとビルの会話で出てくる行動制約。
あえて具現化し可視化する事によって行動に伴うリスクを増大し威力を高める制約。
非能力者でもツチボッコを銃撃すれば排除できるように、非能力者でもバッジに気付けば外せる。
そういう制約だ。
2つ目は、フウゲツ王子に憑いていた邪霊の発生源。
フウゲツ王子が誰かの念で攻撃された結果発生したのが邪霊であれば、フウゲツ王子には憑依体の念が憑いていなければおかしい…というのがセンリツの分析だ。
これも行動制約と同じようなもので、憑かれているというのが一目瞭然で見てわかるし、攻撃している術者の特定にもつながるので制約となるのだろう。
ただフカジミンは憑依体なしに自死の制約のみで呪念を練るタイプだったようだがね。
翁の長文はいま読む気分じゃないので読んでいないが、妹が放出系というのは私も同じ考えだったが、バッジを具現化してるのはたしかにひっかかるな。
ナックルが具現化系なのにポットクリンを遠隔で使えていたことを思えば、憑けてしまえば寄生型のようなもので距離なんて関係ないんじゃないんだろうかね。
憑依とはすなわち寄生と読み替えれば、距離減衰を無視した能力のいくつかは飲み込めるようになるんじゃないだろうか。
おろそ兄弟は
兄が具現化したダーツゲームを、妹が放出系能力で瞬間移動させてるだけでは?
放出系なのにバッジを具現化してる事に疑問が出るけど
おそらく敵に何らかの「呪い」をかける場合、具現化系能力の補助で、マーキングのような事をした方が威力が上がるんだと思う
ただ、オーラを引っ付けるだけより、バッジを付ける方が難易度は高いし
何より相手が「ん?何だこのバッジ?」と、攻撃を受けてる事に気付ける余地がある。
有効エリア いいですねぇ
大規模な念空間の使い手、小規模な念空間の使い手
管理人さん。トピック作りのリクエストにお応え頂き、ありがとうございました m(_ _)m
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放出系能力に優れた使い手は、己の体から多くのオーラを放出して、実在する空間を覆い尽くす事ができる。
今思いついた提案なのだが。
▷ この「オーラで覆い尽くされた空間」また「オーラが浸透して仕掛けが発動する空間」を、
▶『有効エリア/有効スペース』と呼んでみてはどうだろうか?
様々な「対象者に強制するルール」や「対象者に強制できる法則」を実装できる。
それが、使い手にとっての『有効エリア/有効スペース』。
※ … 用語としての「念空間」と『有効エリア(後略)』の違い。使い分けたい理由。それは。
・『有効エリア(後略)』とは、必ずしも「ひとつながりの空間」ではないから、そう呼びたい。
具体的には例えば…
・エイイ一家のボコンテ君が(黒鯨号の一般客室、第三層の)3101号室、その他に仕掛けた「一方通行のワープホール」のように。また
・具現化系能力者ノヴが、この世のあちこちに仕掛けた「マンションの入口/出口」のように。また
・具現化能力者ゴレイヌが、自分や他人の体を瞬間移動できる「ゴリラ/人体」一体ぶんの念空間のように。
❀ ひとつながりの空間ではなく、点在しているから。
✿ ひとつながりの空間をイメージせざるを得ない「念空間」と、バラけて点在できる『有効エリア/有効スペース』とを、概念としては分けておきたい。
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最近では「結界形式(仕掛けのヒントが目に見える)」や「地雷形式(目に見えない罠)」という言い方が、作中で提示された。
有効エリアの作り方、仕掛け方にも、いくつかのやり方があるということだ。
○ 結界形式 … 実在する補助道具を使って、多数仕掛ける事が可能。反面、技の強制性能は小さく、低い。
◎ 地雷形式 … その名の通り、仕掛けが見えない。少数しか仕掛けられない反面、その強制性能は大きく、高い。
ちなみに…。これら ↑ ↑ の違いを正確に伝える事が下手な、冨樫の日本語を引用しておこう。冨樫はこう書いている。
● 結界形式 … 札や縄など、念を込めた道具で能力発動をサポートし、より広域で複数の罠を張る事が出来る。
● 地雷形式 … 特定の場所に念で直接発動スイッチを設ける。強制力が強い分、2〜3か所が限界。
この書き方では。筆者には、いまいち肝心な要素を伝え切れていないように思える。
見える事で法則が観察できる結界形式と、食らってみるまでは現象を観察、体験できない地雷形式。その違い。
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☆ 大原則:放出系能力に恵まれた使い手の有効エリアは、とても大きくて広い。
作中の具体例としては…
・モラウは。ヂートゥのサバンナの念空間の中の全てを、己の煙のオーラで覆い尽くせないものか? と思案した(第 23 巻、P157〜158)。
煙を充満させた後…即ちヂートゥが遮断した念空間の中を、さらに内側から煙のオーラで支配する…即ちモラウにとっての「有効エリア」に変えた後に…モラウはどうするつもりだったのか?
例えば。けして破壊できない、煙の立体迷路でも、作る事ができたのだろうか?
迷路には、解法が存在する。正解の道筋をヂートゥが選択し続ける限りは、永遠に追跡者から逃げること自体は可能。
ヂートゥは何らかの具現化のマーキングで、けして動かすこと、剥がすことのできないマークを迷路に付け足しつつ動き回り、正解の道筋を探査しつつ、自慢の足で追跡者から逃げ切れば良い訳だから…破壊不可は成立する。
・作中では破壊不可の「煙のロープ」でヂートゥの足を直接結わえる技を使ったが。アレを成立させる為には、こっそり結わえる事が可能なように、やたらと時間をかける必要があった。
そこんところいくと、迷路で一括、サバンナの内部を支配してしまえば、大胆に直ぐ仕掛けることもできた。時間の節約が可能だった。
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逆に、放出系能力に恵まれていない使い手は、
○ 己の体から放出、そして切り離した少量のオーラでしか、有効エリアを確保できない。
つまるところその有効エリアは、とても小さく、また狭くなってしまう。
作中の具体例としては(注意 … 使い手の本体から切り離して存在できる、そんな有効エリアの例)
・シュートの「実在する鳥カゴ」の中の有効エリア。彼は強化系の殴打に操作系の支配を託して対象者を殴りつつ、この小さな有効エリアを少しずつ、対象者の体へと侵食、敷衍していく。
最終的には対象者の体丸ごと、鳥カゴの中の有効エリアへと格納してしまう。
・オロソ妹の「具現化バッヂ」が支配する、キルア一人分の人体(衣服ごと)。そしてそもそもの、オロソ兄が具現化しているダーツの的(筐体)。この二つを、距離を隔ててシンクロさせる念空間の技。
・具現化能力者ゴレイヌの、ゴリラ一体ぶんの、自他の瞬間移動を達成できる有効スペース
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◎ あるいは。放出系能力に恵まれていない使い手には…これらのやり方が有る
1.使い手本体が自らの有効エリアに触ったまま、技を展開するやり方
作中の具体例としては…
・ヂートゥのサバンナの念空間。彼はこの有効エリアの中に居続ける事で、技を成立させている。
・オロソ妹。彼女は、兄が具現化したダーツの筐体のすぐ側に陣取る事で、瞬間的な「念魚・ダツ」の具現化と対象者への侵攻を達成している。
・エイイ一家のトレベルム。彼は未だ発展途上。今のところ彼は、自らの右手から伸ばしたオーラが浸透した人体、及び左手から伸ばしたオーラが浸透した物体しか、己の操作系の支配を達成できない。
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2.何らかの「補助道具」の効果に頼って、使い手本体が、自らの念空間(有効エリア)から離れるやり方
(注意 … 以下の具体例の二つは、厳密に言えば結界形式)
作中の具体例としては
・具現化系能力者ノヴの、マンションの「入口/出口」。彼は。実在する道具ではないが、念使いがよくよく目を凝らせば見る事が可能な、オーラ文字で。
意味の有る「円形の紋様」や「神字」を書き入れている。そのやり方により、多数の「有効エリア」を本体から遠く離し、かつ仲間や敵が自由に通れる「結界形式と地雷形式の中間の形式」として成立させている。
・オロソ妹の具現化バッヂの技。見つけようと思えば見つける事ができるバッヂを、技の要である補助道具として使っている。
この技も実際には「補助道具の結界と、あらかじめこっそり仕掛けられたバッヂの着いた上着を着たら罠が発動する…そんな地雷形式との、中間の技」だと言える。
念空間とは、念で出来た部屋の事
部屋を作るのは具現化系能力
空間を移動させるのは放出系
それだけの事。
そもそも念空間ってなんなんだ。
念空間自体を作るのはどの系統?