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フウゲツの守護霊獣「秘密の扉(マジカルワーム)」の能力について考察

フウゲツの守護霊獣「秘密の扉(マジカルワーム)」の能力について考察

フウゲツ=ホイコーロ(第11王子)に憑く守護霊獣の能力について考察。

フウゲツ=ホイコーロ(第11王子)の守護霊獣「秘密の扉(マジカルワーム)」

カチョウ・フウゲツ両方共相互協力型でフウゲツはワーム状、カチョウは無形。空間移動能力で往路を妹(フウゲツ)が操り、復路を姉(カチョウ)が操る。

ストーリー:暗黒大陸・王位継承編

フウゲツの守護霊獣「秘密の扉(マジカルワーム)」の能力について考察へのコメント

No.10 長文翁 2024/10/21 03:12

フウゲツの受けた攻撃 = ウショウヒの仕業なんじゃない?

  ✿ 筆者はここまで読んだ  →  週刊少年ジャンプ、2024年 46号( 10月28日号 )、No.402 ◆ 手紙の巻。

    フウゲツの守護霊獣 … 具現化系念空間の能力・マジカルワームについて。
  冨樫が二つ、伏線を張っておきながら、読者をミスリードしようとしているのかな … ? と思う節がある。二つとも(正解発表の前に急いで)考察しておく。
  ☆ それら二つは念空間のトピックに書くんだが …
  ★ ここでは、いつの間にかフウゲツが受けて “ 心身耗弱 ” している、念攻撃の正体を考察をしたい。

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    余談:冨樫が用いた造語、「心身耗弱」について。
  普通なら『心神耗弱』である。心神とは、気持ちも含めた精神であり、それが耗弱する … 擦り減って弱るという意味の四字熟語だ。そしてこれはそもそも法律の用語。
  対して冨樫は単に、心身すなわち、心も体も耗弱している … の意味で心身耗弱と造語し、作中で用いている(ベンジャミンとバショウの心中で出てくる)。
  何も筆者は、造語することが悪いと言いたいのではない。ただ、辞書に乗る程に一般的な言葉と似通ってしまう紛らわしい造語ならば … コレを避ける方針が有るのではないか? と意見しておきたい( 仮に四字熟語のテストで出くわしたら、冨樫の書いた通り心身耗弱と書けば、間違いだ )。
  例えば心身消耗や、精神衰弱を変えた心身衰弱では何故いけなかったのか? ( 38巻で邪霊に取り憑かれたフウゲツの様を見たセンリツは実際に『心身が極度に衰弱』と表現している)

    筆者はかねてから冨樫の日本語のセンスの不確かさが、この漫画の読み解き、解釈を徒に分岐させ、読者を困惑させている事を問題視してきた。今回も似たような話だ。指摘しておきたい。
  例えば今回、バショウの能力のキーワード・祈る言葉と書いて「祈語」なんてのは、良いじゃないか? なんで良いかというと明らかにこの漫画専用の、初出の日本語だからだ。
  他に有名なのは「精神の文字」で『神字』とかね? 他の日本語と紛らわしいって事が無い。こういうので頼むよ。

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    もとい。本題 … その大前提として。
  ▷(漫画内の)冨樫本人による説明には、間違いは許されない。コレは読者との約束、契約。漫画に緊張感をもたらす限定条件のようなもん( … でもまぁ、その冨樫の日本語が曖昧で、個々の読者間で解釈に違いが出たりしている。その件を下 ↓ で揉む )
    【 冨樫展の展示内容による説明? アホか。あんなもん無視していい。シルバとゼノが放出系生まれなんて、ハンタ読んだことのないアホの言うことよ 】。

  ▶( 上とは逆で )登場人物の発言 … コレは銘々が勝手な事を言う。登場人物が漫画内で思ったこと、憶測したことなんて、間違いだらけ。

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    例えば今回、カチョウとセンリツは … ルズールス王子の普段の暮らしぶりと性向から、フウゲツが受けたダメージはルズールス王子の守護霊獣による悪さだ、攻撃だ … と推測している。
   … が、守護霊獣が霊獣憑きの人間を直接攻撃しないことは、読者ならば誰もが知ること( ナスビー王がソレを知る理由は謎だな? なぜなら霊獣憑きの王族本人は、自他の守護霊獣の活動の様を視認・観察した経験が無いはずなのに … ? )。
  作中人物とて、ベンジャミン王子の従者・バルサミルコ = マイト兵隊長やチョウライ王子は守護霊獣自身の行動規範を探ろうと冷静だが、危機に直面したカチョウ王子にはそれができないでいる。

    そこで。筆者の勝手な私見。
  →  やっぱりフウゲツは、ウショウヒのニードルボール( 虫射球 )にヤラれてる … と考えるのが普通なんじゃないの? というありきたりな考察を書く。ハズレてるかな? 正解発表までに間に合うかな?
  ❈ ウショウヒの念能力についてのトピックは無いよね? だからココにカキコします(ちなみにリハンも無いっぽい。王子達の護衛の強さについて … は有るね。纏めてなのかな? )。

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    ウショウヒの動向、国王軍の配置転換について。

    ✔ 資料:第 37 巻、P13、14。第三層からミザイストムに連行されて来たフウゲツ王子。母のセイコと護衛のリョウジが迎えている。
  ここに立ち会っていて、顔の見えない国王軍の兵士(ジャンパーの肩が一部黒い)は、物語の前後の経緯からして、おそらくウショウヒだ。
  →  証明するのがややこしくなると解っちゃいるが … この後、三日後よりもさらにちょっと後 … ウショウヒは、ニードルボール(虫射球)によるオーラ毒をフウゲツに、どうにか打つことに成功したのだと思う。

    件の兵士の描写:首の後ろのジャンパーの一部を黒塗りしている … 漫画家がアシスタントにベタ塗りを頼んで、完成原稿でそれが通っている。
  まぁそれが正しいとして、読者として受け入れてみよう。しかしながら、他にこんなデザインのジャンパーを着ている国王軍の兵士はいない … って点が気になる。
  →  この黒塗りは、髪の毛なんじゃないか? リハンのような長髪の兵士ならば、まぁあり得る。でもこの黒塗りジャンパーの兵士がリハン本人ではないってのは、物語の前後から判る。
  →  一応リハン以外にも黒髪長髪の兵士が居るかもしれない。なのですぐ下に解説しよう。要は我々読者の知らぬ、国王軍の追加メンバー、追加・補充兵士について ↓ 。

  →  髪の毛の黒塗りではないとすれば、やはりジャンパーのデザインなんだけど … 謎だな? 答えは出ないな? 漫画家のベタ塗りの指示が間違ってた … ってのが一番スムーズな解釈なんだがな?
  そうなると ☆ この人はやはりウショウヒなのだ … という解釈が残る。★ 筆者はコレに乗って考察した。

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    余談:☆ ベンジャミン王子麾下の、国王軍の追加メンバー( 追加・補充兵士 )について【 ← 追加ナントカという言い回しは筆者の勝手呼び。この件で冨樫は何の説明もしていない 】。
  ★ 以下にその具体例 ↓ 、↓。時系列としては随分以前。

    ✔ 資料:第 36 巻、P78、79、80。1011号室のフウゲツ王子の寝室【 カチョウの寝室との見分け方 : 画面左側の調度品 … 和風の背の低いパーテーションと、その奥のガラス扉の水屋(? … 寝室に?) みたいなヤツを覚えておいて欲しい 】。
  →  同じくP80。黒服はリョウジだが、黒髪は名無しの国王軍・追加メンバーだ。

    ✔ 資料:第 36 巻、P82。1010号室のカチョウ王子の寝室【 フウゲツの寝室との見分け方:画面左側にはスタンドライトとチェストが有る。靴下を履く時に座る丸い椅子まで有るのだ 】。
  →  センリツの呼びかけに対して「?」で応えている黒服は、けしてリョウジではない。そっくりさんだ。そして黒髪で顔の描写が無い国王軍兵士もまた、追加メンバーだ。

    資料:第 34 巻、P159。国王軍の主要メンバーの初出。また資料:第 35 巻、P63。「イエス! サー!」 →  同じく国王軍の主要メンバー、14名。
  何も14人だと限った話ではないのだが(もっと多いに決まっている)、ベンジャミン王子を含む王子の居室が 14 部屋有る関係で、14 人が基準数となる。
  そしてこの 14人から既に、ビンセントが死に、欠員1名、またその関係でバビマイナのみならずヒュリコフをワブル王子の居室に寄せているので、その意味で欠員1名。
  つまり国王軍としては追加で2名、王子居室担当を増やさないと、手が足りない。そこでアンパイの姉妹王子の担当を、追加メンバーに任せていた … というのが真相だ。だから上の資料の二人を、我々は初見なのだ。

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    もとい。本題ね。我々は問題となるウショウヒの心中の日本語を吟味せねばならない。
  ✔ 資料:第 37 巻、P23、24、25。ブブブブ …   第三層からフウゲツが無事に帰って来たばかりの 1011号室。本物のリョウジと、本物のウショウヒが並んでいる
  ( つまりこの後、ウショウヒは一旦、1008号室に配置転換される訳だね )。

    第三層へと一時的に脱走したフウゲツ王子を監視する司法局員が部屋に付いているらしいが、グラスハープの稽古をするくらいの自由は、フウゲツにも有る( 資料 : 同じくP14)。
  この部屋で、リョウジと共にフウゲツに付いている … 白髪の本物のウショウヒは、心中でいろいろと考えている。問題の言い回しはコレ ↓

  『 “ 殺人を無罪にする方法/スタンドバイミー ” は標的がオレの半径 20 mから出ると強制解除される … !(以下略)』
  →  同じくP44。サレサレ王子の暗殺に成功したウショウヒ。上を踏まえて考える … この様子だとずうっと、確かに半径 20 m以内で『 悟られず離れず 』を維持し続けたのだろうな … と思える。が!? ↓ 。

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    休載前に、フウゲツ本体が著しく病んだ件で当たりを付けていて … ある程度考察を進めてはいたのだが … 今回、連載が進んで正解発表されちゃう前に慌てて書くんだが。
  →  筆者は、冨樫の操るあやふやな日本語のせいで、間違った解釈をしていた … ?

    ✕ 筆者の間違った解釈:
  →  非念能力者であるフウゲツには、ニードルボール( 虫射球 )の羽音は聞こえない。刺すのは楽勝。だから予め作業の難易度と反比例した高いハードル(制約)が設けてある。
  この時も、羽音が聞こえないフウゲツを、虫射球は実際に容易く刺した。それが能力の開始。刺し跡も探せば見つかるところだった。
  しかしオーラ毒を注入したとしても、✕ それがフウゲツ本人の免疫にアジャストして激しいショック反応を引き起こすまでには、長時間かかる。たった一回の注射で直ぐに強いショックを与えようなんてのは虫が良すぎる。
  もしも「 体内のオーラ毒を中和する為のフウゲツの免疫反応が過剰化するよりも前に 」、半径 20mの制約をフウゲツに破られたら、もう一回始めからやり直し。
  →  ✕ ウショウヒの本体が標的の本体から「悟られず離れずを維持する」のは、虫射球が標的を刺してから、標的が死ぬまでの、長い時間  ←  筆者はコレを、冨樫によってミスリードされた、間違い解釈だと言ってる。

    ウショウヒは思った。『 命拾いしたな、フウゲツ王子(以下略)』
  →  つまり、実際にウショウヒは一回、フウゲツを刺していたのだ。が、フウゲツがマジカルワームで 半径20mの制約を破戒したので、命拾いした … と、ウショウヒは思った。

  ↑ コレが間違いだと筆者は言っている。
  このページの段階では、虫射球はまだ、フウゲツを刺してはいなかったのだ … というのが、筆者の主張。では、筆者が想定するところの、真相は!? ↓ 。

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    ○ 冨樫がぼんやりとさせて隠していた、正しいウショウヒの能力の仕様:
  →  非念能力者であるフウゲツに効く方の種類のオーラ毒が、 “ ニードルボールの中で醸成する ” までにかかる時間は、比較的長い。その間に半径 20mの制約が破られたら、始めからもう一回やり直し。
  でも。虫射球の中で一旦オーラ毒が完成して、その後に刺したら、半径 20mの制約はもはや無関係。なぜなら肝心なオーラ毒は既に、フウゲツの体内に有るから。
  その後、注射済みのオーラ毒はジワジワとフウゲツを苦しめて、サレサレ王子と同じように死に至らしめる。
  →  ○ ウショウヒが標的から「悟られず離れずを維持する」のは、虫射球が標的を刺すまでの、長い時間のこと〈 けして、刺された人間の体内でオーラ毒が効くまでの時間のことではなかった 〉。

    ウショウヒは思った。『 命拾いしたな、フウゲツ王子(以下略)』
  →  この時は、虫射球の中で非念能力者専用のオーラ毒が醸成するよりも先に、マジカルワームを駆使したフウゲツが逃げ果せたので、○ まだ刺してはいなかった。それが真相。
  ( 実際にウショウヒが、すなわち虫射球がフウゲツを刺すのは、フウゲツが救命艇の中から往路の扉で寝室に戻った、その後ほどなくして … )

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    そんでもって今回新しく仮説した、ウショウヒの技の真実:
  標的のフウゲツ王子により半径 20mの制約を破戒されることさえなければ、ニードルボール(虫射球)はいつでもフウゲツ王子を刺せる。刺すだけならば刺せる。しかし殺すには至らない。なぜなら。
  時間経過が未熟なままのオーラ毒を注射したところで、まともな体力・精神力を保った非念能力者を殺せるものではない … 彼らにも、元々体と心の普通の免疫力が有り、それが未熟なオーラ毒を中和してしまう。

     … ただし。今回は少し事情が違った。ウショウヒは勝機を知る!
  狙っている妹のフウゲツを残して、姉のカチョウが先に不審死したというではないか!? これならばフウゲツの免疫力は、精神衰弱して一気に下がる! ニードルボールの中のオーラ毒の完成を待つまでもない! 今打つべし!
  フウゲツが死ぬまでの時間は長くなるだろうが、姉を失った妹が思い詰めた結果の、自然な衰弱死を演出するにはむしろ持って来いだ!  ←  コレが本件の真相だというのが、筆者の仮説。

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    ??? 実際に虫射球が(非念能力者ver.のオーラ毒が醸成して )標的を刺すまでの時間は?

    ✔ 資料:第 37 巻、P25。その時間がたまらなく好きなウショウヒ。下の方、最後に冨樫による時系列の刻印が入っている。
  手っ取り早く物事の前後を纏めて意訳すると … ウショウヒがサレサレ王子の護衛に付いてから、日曜日の晩餐会の直前に死ぬまで、72時間はかかっていない … ってことだな。
  →  じゃあ実際問題、虫射球はサレサレに憑いてから何時間で刺したのか? サレサレの死の何時間前の犯行だったのか?

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    ウショウヒの念能力にとって、サレサレとフウゲツは共に非念能力者なので、条件はだいたい同じ。
  ただしフウゲツは2つの守護霊獣の活動のオーラスタミナを負担しているので、72時間も保たない。もっと早死にする。
  逆算して、休載前の弱小の邪霊に取り憑かれたフウゲツ … そのさらに 36時間前くらいには、虫射球に刺されている … と仮定しておく。これだと、あと2日( 48時間 )も保たずに死ぬ計算になるんだがな笑( サレサレは長く見積もって 72時間以内に死んだ )。
  →  こりゃ、ウショウヒの仕業じゃねえな? フウゲツは長生きし過ぎだ? まぁもうしばらく、筆者の妄想にお付き合い願おう。長生きの理由は見つけた。

    今回、各王子と面会して、兄姉の守護霊獣に邪霊を祓ってもらったり、バショウから俳句の御札を貰ったりして防御力を上げたが … まぁ根本的には体内の毒なんでね。邪霊が依り憑くのは、先んじたオーラ消耗という原因の、その結果にすぎない。ソレを祓ってもどうしようもないハズ。

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    補足の為に、時系列と、時間の経過を計算する章です。
  ✔ 週間少年ジャンプ、46号。No.402 ◆ 手紙の巻。その同じくP355 に、冨樫による時系列の刻印がある。
  →  11日目(水曜日)AM 8時50分 だそう。

    余談:水曜日の … 随分と朝早く、バルサミルコとハルケンブルグの対決が起こったものだ。法務局は働き者だ( ていうか、ベンジャミン王子がフウゲツと面会して手紙を受け取ったのは、逆算すると七時過ぎくらい … ? 流石は国防の責任者。早くから起きている )。
  ✔ 資料 : 第 37 巻、P171、172。司法局が開廷する、第一回公判で、ハルケンブルグの暗殺を決行すると言うバルサミルコ = マイト兵隊長。やったんだな。まぁそれはともかく …

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    本題。時系列の話なので、ちょっと遡る。✔ 資料 : 第 37 巻、P44〜47。
  既に死んだサレサレを放ったらかして始まった、(8日目の)日曜日の晩餐会が 午後の 8時00分頃にスタート。
  サレサレが死んだ後にその部屋は封鎖されて、ウショウヒはお役御免。配置転換だ。
  ☆ 重要な仮定:仮にこの後すぐにウショウヒが再びフウゲツ王子の護衛に戻ったのだとすれば、★ ウショウヒがフウゲツを虫射球で狙うタイミングは、その直ぐ後に存在し得る。なぜならフウゲツは往路の扉で、己の寝室に戻って来るからだ。

    作中、実際にフウゲツが虫射球に刺されたタイミングはさておき。時系列を計算すれば、後12時間程の経過で、ウショウヒの配置転換から … 72時間を超えてくる。
  既にフウゲツの背中には刺された跡があり。もはや余命は幾ばくもない。長くとも 48時間以内には死ぬ。だってあんなに丸々と太った栄養満点のサレサレですら、72時間ほどで死んだのだから。
  →  フウゲツが心神衰弱したのは、2つの守護霊獣を稼働させたから。その結果、低級邪霊が吸い寄せられたというだけ。つまりフウゲツの衰弱とは無関係に、あたかもサレサレが突然死んだように、フウゲツは死ぬ予定。
  この件は … 心身ともに健康な、架空のフウゲツを想定したら解る。2つの守護霊獣を持たずに部屋でゆっくり楽しく過ごしていただけのフウゲツならば、サレサレと同じく( 邪霊に依り憑かれることなく )突然死することだろう。
  逆に言えば、サレサレの体内で虫射球のオーラ毒に対する抗体がどんどん過剰化していても、体力満タンのサレサレは全く苦しまない( コロナ禍でも昨日まで元気な人があれよあれよと言う間に死にましたね?)し、低級邪霊も依り憑かない。

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    別件 … フウゲツとカチョウの無意識が選んだ守護霊獣の形態「 見える具現化型 」に、彼女らの敗因が有った!?

    たとえ話から。
  リハンのプレデターがサレサレの守護霊獣に楽勝したのは、リハンの能力が「敵の念能力に対抗する性質を反映して生まれてくる」からだ。
  コレと似た話は既に作中に在る。ノブナガのありきたりの斬撃 … ただそれのみならば想定済。あっという間に修復してみせます、もっと複雑高度な破壊方法を用意してリトライして下さい … という、エイイ一家が用意した、対応力抜群の建造物・『壁/壁に囲まれた部屋 』( 資料 : 第 38 巻、P164、165 )。
  →  ▷ プレデターは、解答用紙を1つだけ持って生まれてくる。それが正解ならば … すなわち眼前の敵に適応していれば、必ず勝つ(不正解ならばもちろん勝てない )。
  →  ▶ エイイ一家の予め在る壁は、あらゆる破壊や突破、通り抜けの方法を想定済み。つまり用意している解答用紙が始めからやたらと多い。コレを破るには、例えば絶対零度と灼熱の同時攻撃等で、壁が用意した対応能力( 操作系能力によるオートセレクト )をバグらせる突破方法が吉 … だと筆者は勝手に推測している。

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    何の話をしているのか、というと。
  資料 : 第 37 巻、P24。他ならぬウショウヒ本人が言っている件なのだが …
  『 命拾いしたな、フウゲツ王子。だが …( 貴方が持ち合わせた守護霊獣が )無害な空間移動型だと判明した以上、次々と刺客が来る(以下略)』

    そう。だから筆者は、フウゲツの守護霊獣の能力がアンパイだと判明した今だからこそ、再びウショウヒがフウゲツの監視につき↙、

   【 フウゲツ監視 → 最優先のサレサレ暗殺 → 再びフウゲツ監視&暗殺 … という臆面もない見え見えの配置転換で動くウショウヒ 】

  ↘ オーラ毒を注射した … という考察をしている訳だ。空間移動能力持ちの守護霊獣では、フウゲツ本体への念攻撃を防げない!
  →  ここで読者の貴方は疑問に思う。ウショウヒの知らない「 相互協力契約の守護霊獣・カチョウが、フウゲツの監視と警護に憑いてるんじゃなかったの!? 」、「 カチョウはなぜに、フウゲツへの攻撃をむざむざ許してしまったの!?」

    つまりね。カチョウが憑いてるフウゲツならば、虫射球なんて一撃で退けるんじゃないか!? という疑問。
  ニードルボール VS フウゲツを守る守護霊獣・カチョウ。
  →  プレデターでもない虫射球なのだから、たとえフウゲツを狙っても、カチョウの攻撃で容易く倒せるんじゃないの!?

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    で、上の疑問点への結論としては。カチョウ&フウゲツ姉妹の無意識が選択した、守護霊獣の形態にこそ、敗因が有ったんじゃないか? と思ってるの、筆者は。
  →  すげぇ珍しいケースなんだけど。二人の守護霊獣は、霊獣憑きの二人どころではなく。本当に誰の目にも見える。

    ❀ フウゲツのマジカルワームのドアは、往復の扉のどちらもが、誰の目にも見える。二人がコソコソ隠して使っているから、他人に見つかっていない … ってだけだ。
  【 具現化ブツは誰の目にも見える … だから後に、フウゲツ大王が秘密裏に建造していた、巨大地下通路が王国民を危機から逃がす … みたいな妄想もできる。それは念空間のトピックに書く予定 】

    そして悲しいかな、マジカルワームが見える( = 二人で一緒に楽しく遊んでいた思い出の焼き直しなので、二人の目に見える守護霊獣になってしまった )のと同じで …
  ✿ カチョウの守護霊獣・キミガイナイ/二人セゾン。これは二人の愛情の結果、それぞれの目に見える形態を選んでしまった。
  →  死んだカチョウがフウゲツの目に見える選択をしたと同時に、誰の目にも見える制約が始まってしまった。
  →  だからカチョウには、人目を避けて隠れる時間が付き物になってしまった。★ その時にフウゲツは虫射球に刺された … と主張したい。

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    考えてもごらんなさい。✔ 資料 : 第 37 巻、P60〜65。死んだカチョウはすぐさま生き返ったかのように、フウゲツを安心させている … のだが!
  これって必ずしも、死んだカチョウがフウゲツの目に見える必要が、有ったのかね!?
  架空の物語:目に見えない姉王子の幽霊に常に見守られていると信じて、次の王となる事を目指す健気な妹王子 … という選択肢だってあったはずだ。
  しかしながら、しかと常に、姉と二人で生きていきたい、話し合いたい、触れ合いたいと願う、意志薄弱なフウゲツの無意識を反映して、カチョウは実体化してしまった。

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  見えるカチョウゆえに生じる問題 … という章です。

    作中に描写の無い経緯:救命艇を回収した国王軍は、中にたった一人のカチョウ王子の死体が残されていたのを確認した。死因は不明だ。殺人だとも判明しない。
  カチョウと共に晩餐会からは行方不明になったものの、何故か救命艇での脱出を拒否したらしいフウゲツ王子。彼女だけは、晩餐会の会場からいつの間にか、自室に戻っていた … 。まさかフウゲツが、カチョウの死の要因なのだろうか!?
  まぁ何処まで防犯カメラに撮影してあるのかは不明だが。念能力の法則からは、経緯をある程度推理できる。カチョウの死因は謎のままだが、フウゲツだけは危機から逃れる事が可能な能力を、彼女の守護霊獣が持ち合わせていたのだろう … と。

    ✔ 資料:第 38 巻、P194。司法局の聴取室なるところに、センリツと、死してなお生けるカチョウは隔離されている。何しろカチョウはカイザル(メガネとスーツの司法局次長)にも見えているのだ。他の人間にだって平等に見えるに決まっている。

    ✔ 同じくP198、199。カチョウの為にと占有してある第一聴取室。司法局にも武器を携帯した警護員が居るようだが …
  自動扉を開けて、司法局が用意してくれた自室( = 次の頁 200。ソコにちゃんと生きたフウゲツと共に隔離されて、国王軍の目から届かぬように配慮されている )に戻るカチョウ … を、訝しむ職員は誰一人居ない。
  →  つまり。カチョウが死してなお生きて居る事は、司法局内では周知の事実、公然の秘密なのだ笑。

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     … で。カチョウが( 壁や廊下を通り抜けられる件はともかくとして )、守護霊獣としては珍しく、誰にでも見える形態を選んでしまった …
  そのせいで、常にフウゲツの側に居た訳ではないんじゃないか!? というのが、筆者の推理。
  →  カチョウは国王軍のウショウヒに見つからないように、壁の中に隠れている必要があった。そのせいでフウゲツの監視・警護を怠る時間が生じた。

    そんでもってカチョウがまさか、透過して壁の中に隠れているなんて知らないウショウヒは。
  フウゲツに刺す為に、計画通り虫射球の経過時間を大人しく待っていたが … 急遽事態が動いて( ↓ )、まだ非念能力者専用のオーラ毒の醸成が完璧ではなかったにもかかわらず、慌てて犯行に及んだ … 結果、たまたまカチョウが監視していないタイミングでの注射となった。

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  以下、ウショウヒの犯行の経緯を、妄想解説しよう!

    ✔ 資料:第 37 巻、P65。救命艇の船室から、フウゲツ&カチョウはダイレクトに 1011号室に回帰している。
  →  これより先に … 1008号室でのサレサレの暗殺と、部屋の封鎖、引き継ぎを終えたウショウヒ …( 資料:第 37 巻、P44、45 からだいたい、30分ほど経過したくらいのウショウヒ)が、
  フウゲツ王子をもまた暗殺する為に … 速やかに 1011号室に配置転換されていたとすれば!? フウゲツを虫射球で襲う時間は作れる。

    筆者の仮想するウショウヒの心中:『 おや? 既にフウゲツ王子はご在宅だな? 寝室に居られる。気配で判るぞ。まだ晩餐会の最中のはずなのに? 出演予定だったサレサレが死んだせいで、出番がより早く終わったのかもな? まぁそれはいい … 居ると判れば一応、虫射球を飛ばしておくか … 時間経過を待つのがオレの制約なのだからな。躊躇う理由は無い。
  王子の天蓋付きベッドの真ん前に陣取るのが役目 … ってのが、何より幸いだ。そしてもう一人の黒服の護衛が、オレがフウゲツ王子に直接触っていない事を証言してくれる。こんなに完璧なアリバイはない。気長にオーラ毒醸成の時間が経つのを待つだけだ。
  どうせ空間移動型の守護霊獣しか持ち合わせていないフウゲツ王子では、オレの虫射球を消し飛ばせはしない。刺せるか刺せないか … 刺せる方に賭けて、オレは準備するだけだ 』   

    ほぼ同時刻。晩餐会の途中、異常事態を察知した国王軍が、行方不明の二人を探し始める。異常事態の引き金と思しきフルート奏者・ハンター・センリツを拘束する。
   ほどなく、救命艇の部屋近辺で自殺しているハンター・キーニを発見した。救命艇の発射も確認。当然回収した … が、その回収には、海上故に時間がかかった。中にカチョウの死体は発見できたが … であれば、キーニはフウゲツを何処に隠した!?
  キーニは何か手がかりを残して居ないか? 国王軍は未だ行方不明のフウゲツ王子を探す為に( カチョウの護衛を担当していたキーニ故に )そのカチョウの 1010号室を家宅捜索する。

    1011号室のフウゲツの寝室に陣取っていたウショウヒ。
  彼は無線通信で国王軍からの報告を受けて、晩餐会の異常事態を知る。カチョウとフウゲツの姉妹王子が行方不明(カチョウの死はまだ外の国王軍兵士には伏せられている)で、同時に死体が発見されたハンター・キーニが警護していたカチョウ王子の部屋から手がかりを得る為に、1010号室に家宅捜索に入る、と。
  →  ここまで … 晩餐会の開始から二時間〜三時間くらいか?

   ∉〜∉〜∉〜∉ ∉〜∉ ∉〜∉〜∉〜∉

    ✔ 資料:第 37 巻、P48。サレサレの死亡を受けてのプログラム変更  →  キーニとセンリツの二人は思う。『 計画実行まであと 90分 … ‼ 』

    午後 8時00分の晩餐会スタートから、90分後のフルート演奏。その後、国王軍がキーニの死体を探り当て、1010号室のカチョウの部屋の家宅捜索に駆け付けるまで、どれくらいの時間がかかるか?
  30分では早すぎるか? と思った筆者だったが、妥当かもしれん。というのも …

    そうか … 救命艇の中身の確認なんてするまでも無く、カチョウの警護員だったキーニの死体 → カチョウの部屋の家宅捜索が必要 … と連想すれば、そこは秒で決断できるワケか。割と早いな?。
  となると … 晩餐会開始の三時間後に、1011号室のウショウヒが、1010号室の家宅捜索を知る … なんてのは、やや遅い。もっと早くて、二時間後? いやさ、フルート演奏の15分後には、もう家宅捜索は始まるかもしれない。何しろ王子達の部屋は全て、晩餐会と同じ、第一層に在るのだから。国王軍の屯所からはほど近いのだ。

    ああ、いやいや。それどころか。
  晩餐会会場から、姉妹王子が二人とも行方不明  →  姉妹王子のそれぞれの部屋に詰めて居る国王軍兵士に無線通信が入る。何か異常は起こっていないか? これならばもっと、事態は早く動き出す( 早ければ早いほど、フウゲツが食らうオーラ毒は未熟 = 余命は長引く … のだ )。

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    カチョウの部屋への家宅捜索をするとの無線連絡を受けたウショウヒは、無線通信のモールス信号で、把握している事態を国王軍へと知らせる。
  『 1011号室のウショウヒである。カチョウ、フウゲツの姉妹王子が行方不明だというが、当方は寝室のフウゲツ王子の就寝を確認済だ。カチョウ王子については知らぬ。ともかく、フウゲツ王子の身柄はこのまま警護し続ける 』
  『 国王軍管制である。ウショウヒ一等兵においては、フウゲツ王子の帰宅をいつ把握したのか? 』
  『 ウショウヒである。知らぬ。当方が配置についた 20:45 には、既にフウゲツ王子は寝室にてご就寝であった。むしろ晩餐会会場から 1011号室へと、フウゲツ王子を案内した兵士に尋ねるべし 』
  『 国王軍管制である。それを担当した兵士は存在しない。国王軍は未だカチョウ、フウゲツの両王子の晩餐会からの退場を確認していない。フウゲツ王子の身柄を当方が確認するまで、現場を維持されたし 』
  『 了解 』

   ❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊〜〜❊

    当然、たとえ国王軍にそっくりな集団がやって来たといえども、おいそれと家宅捜索なんてさせないのが、王子付きの護衛だ。リョウジがシフトに入っていたかどうかはともかく、ウショウヒは己が所属する国王軍に敢然と立ちはだかる。とはいえ … 国王軍から説明を受けて、晩餐会の異常事態の経緯を知る事になった。

    はたして家宅捜索 … なんと! 晩餐会に姉と一緒に出席していたハズのフウゲツ王子は一人、自室に戻って居た!?
  現時点でフウゲツ王子は、キーニの自殺や、カチョウ王子の救命艇での突然死の真相を知る、たった一人の重要参考人となった!!
  何らの情報も与えぬままに拘束したかった国王軍だが … そこは王族特権。通常の容疑者と同じ訳にはいかない。弁護士ではないが、事の中立性を担保する名目で、司法局の動きは早かった。あっという間にフウゲツの取り調べが可能な隔離部屋へと連れ去った
  ( 資料:第 38 巻、P200。元々の 1010号室のフウゲツのベッドとは〈 資料:第 36 巻、P78、79 … 天蓋が無いこと、ベッドと壁の向き方向が 〉違う。ココは元々、司法局が用意していた王族専用の隔離部屋だ )

   ∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅

     … で。司法局員がフウゲツの身柄を件の隔離施設に連れ去ろうとする … その直前に、ウショウヒの犯行は済んだ。

    この仮説内の、架空のウショウヒの心中:
  『 カチョウの死体が上がっている!? 勝機!! このドサクサに紛れて虫射球のオーラ毒をフウゲツに打つ!
  実のところまだまだ、虫射球内のオーラ毒の醸成までには時間が足らない! … が、それよりも優先するのは、自然なフウゲツの死を演出すること … 姉を失った妹が、徐々に “ 心身耗弱 ” していく様にしか見受けられまい!
  むしろサレサレのようにピンピンコロリと急死されちまうよりも、弱いオーラ毒のせいで死ぬまでに余計に時間がかかった方が、事の真相からは遠ざかるというものだ! 今こそ撃つ! 虫射球のオーラ毒を!』
  →  チクリ! の瞬間には、誰からも実体を見られてしまうと解っていたカチョウは、壁の中に透過して隠れていて、ウショウヒの犯行を見逃していた … それが、事の真相。

   〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃

    誰からも視認できる守護霊獣となったカチョウは、その自覚がある。何故かそれと解るのだ。フウゲツのみならず、誰もが自分を見る事ができる、と。
   … 俄に部屋の中が騒がしくなった。なるほど。晩餐会から脱出したワタシとフウゲツを探しているのか。当然、フウゲツの部屋は捜索するわな。となると、自分までもがココで発見される訳にはいかない(救命艇の中に自分の死体を置いてきたではないか!)。
  寝ているフウゲツには断りなく、壁の中に透過して隠れた( 何故か自覚できるのだ。自分は厚みのある壁の中に、潜む事ができる、と )。

    壁の中に隠れたまま、聞き耳を立てて判ったのは … 国王軍ではなく、その国王軍からフウゲツを庇った司法局員が、フウゲツを連行していくようだ( 電灯の点いた明るい部屋では、顔を出して外を見る訳にはいかない。でも、壁の中から外は見えずとも、耳は聞こえるんだよね )。駆け付けた司法局員が、晩餐会のドレスを着たままのフウゲツに行く末を説明している。

  →  ココ! このタイミングで、ウショウヒはフウゲツを虫射球で刺した!
  守護霊獣へと生まれ変わった以上は、そのカチョウの目にも他人の念能力が見えるのかもしれない( さりとてフウゲツに群がる低級邪霊が見える程のレベルにはない )。
  とはいえ、壁の外に目を出していないカチョウには、虫射球が見えていない。仮にその羽音が聞こえたところで、まさかフウゲツを刺す害虫だとは思わない。
  →  という訳で、ウショウヒは中途半端に醸成したオーラ毒をフウゲツに刺した。二つの守護霊獣を稼働させているフウゲツが、それでも思ったよりも長生きしている理由はそれ。毒が弱いからだ。

   ☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘〜〜☘

    カチョウは思う … それにしても。司法官はフウゲツを何処に連行しようというのか? こっそり後を付けるしかない。
  →  カチョウは床の中を逆さまになって、ピタリとフウゲツの足の裏に合わせて歩く事ができた! オートと言ってもいい。流石はフウゲツの守護霊獣となった自分だ。特に見向きすらしなくても、フウゲツの歩みはトレースできるワケだ。

    異形の、そして新米の守護霊獣・カチョウは、他の守護霊獣が生まれつき当たり前に理解している、守護霊獣のルールを把握できていない。
  1.霊獣同士は殺し合わない
  2.霊獣の憑いた人間を直接には攻撃しない … これらのルールを知らないままだ。

   故にカチョウは … 壁や床、天井を透過しつつ徘徊できるのだが … うっかり自分と同じような守護霊獣とかち合ってもたまらない。
  単なる一人の女である自分( 物体を透過したり逆さまに浮かんだりする以外に、何らの超能力も無い事が自覚できるのだ )とは違って、先輩守護霊獣には霊験が有るはずだ。消し飛ばされでもしたらたまらない。当面、その他の王子本体とかち合うような局面は避けよう( なぜなら守護霊獣は各王子を守っているはずだから )。
  なるべく大人しく、フウゲツを隔離している部屋と、救命艇脱出作戦を考案したセンリツおばさんが居る部屋との往復に努めよう(彼女も同じく、アタシの突然死の真相を知り得る重要参考人として、司法局に留め置かれている )。

    ✔ 資料:第 38 巻、P119、200。ただいまー。司法局員には公然の秘密にすぎないカチョウの幽霊は、その姿を彼らには隠さない笑。堂々と廊下の真ん中を歩いて、フウゲツを隔離してくれている部屋へ入る。
  →  空間移動を司る能力は、マジカルワームが完全に持って行ってしまったようだ。カチョウはフウゲツの守護霊獣だというのに、そのフウゲツの元に一足飛びに帰る事は不可能なようだ。居場所を感知できないでいるし、ワープもできない。
  【 スタンドという具現化霊体が出てくる漫画、ジョジョの奇妙な冒険について:超能力者本体が、具現化した霊体を用いてバトルする訳だが … スタンドには、本体からやたらと離れられる、出張が得意なタイプが居る。ところが困った事に、ワープして本体に戻る仕組みは無いのだ。出張した距離を、素早く時間をかけて戻るしかない 】  
  →  カチョウの場合はさらに困る。守護すべきフウゲツの居場所を見失うレベルなのだ。そんな低レベルの先輩守護霊獣なんて居ない!
  加えて、いくら壁や床を透過するといっても、女の足の移動速度はたかが知れている。それに第一、カチョウはなるべく人目を避けて移動しようという方針なのだ。

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  以上です! ご清聴ありがとう! 念空間のトピックも読んでね!

No.9 三ツ星の考察ハンター 2022/12/28 07:39

フウゲツに取り付いてる虫はヨモツヘグイか。
儀式の制裁説もタイソン霊獣の能力説も儀式のルールと噛み合わないからナシ。

フウゲツ霊獣が移動能力であることは各陣営にバレてるだろうけど、祓う力もないとどうして確信できたんだろう?
念獣カチョウに虫も邪霊も見えず祓う力も無さそうなのが意外だった。
念体として壁抜けするくらいが関の山なのか?

フウゲツの心境の変化は移動能力を駆使して諜報してカチョウの死と想いを知ってしまったからだろう。
母親の思惑とキーニの死亡にも気付いてそう。

移動の制限がなくなったことで悪さしようと思えばなんでもできてしまうが、移動能力者は便利すぎるが故に退場が早いのでフラグなんだろうか?

No.8 三ツ星の考察ハンター 2021/10/16 13:49

ワブルが寝てる時に、クラピカたち黒服連中のところに、ワラワラと霊獣がぎょうさん湧いてきたじゃん?

第 34 巻、P198、199。

爪と牙の巨大ハムスター = モモゼ第12王子の霊獣
六つ足の巨大竜魚 = マラヤーム第13王子の霊獣
複数のメダマジャクシ = タイソン第6王子の霊獣

そして正体不明の。
複数のクラゲ = カミーラ第2王子の霊獣だろうか?
初期型は情報収集のため群体の散開形態で、船内の地理を把握した今は、単体の巨大なクラゲに変化した?

そして単数の巨大ワーム = ???
イソギンチャクのような顔の巨大ワーム。天井を幾重にも縫うように貼り付いている。
これが、フウゲツ第11王子の霊獣の、初期形態ではないだろうか?

偵察として、船内の地理を把握するまではこのような移動が可能な形態だったと推測する。
そして現在は、フウゲツの少女時代の玩具のような美しい形状に変化しているのではないか?

No.7 三ツ星の考察ハンター 2020/08/16 09:23

3層へフウゲツは行ったことないだろう

No.6 三ツ星の考察ハンター 2020/08/16 00:03

移動距離もどこら辺までが限度なのか気になる、その気になればどこでもドア出来るのか、まぁ本人たちが行ったことある場所で二人分のオーラが続く以内って条件はありそう。

No.5 三ツ星の考察ハンター 2019/01/12 08:01

>3.4
ワーム状は生体の形だし
無形が変化したカチョウも生体の形と言えなくもないし
マジカルワームはフウゲツの霊獣の具現化能力だし
キミガイナイはカチョウの霊獣が具現化能力でカチョウに変身した姿だし
現在ふたつ霊獣を所有しているのはフウゲツの方。

>1
ジョイント能力は一方がいないと使えないけど、カチョウがいなくてもカチョウの霊獣がカチョウの代用をするはず。

No.4 三ツ星の考察ハンター 2019/01/12 02:05

フウゲツの霊獣はまだ謎が多いな。
フウゲツとカチョウのみ生体の形していないし。

No.3 三ツ星の考察ハンター 2019/01/08 00:02

カチョウとフウゲツの霊獣がマジカルワームなの?
カチョウのキミガイナイは霊獣じゃないの?
カチョウはふたつ霊獣を持っているってことなの?

No.2 三ツ星の考察ハンター 2019/01/05 15:48

ノヴの能力は出入り口が同じだけど、フウゲツの能力は当たり前だけど出入り口が別なのか。

No.1 三ツ星の考察ハンター 2019/01/05 14:44

指定された二人用のジョイント能力は、一方がいない場合どうなるか重要ですよね。
多分考慮されているんだろうけど。

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