ハルケンブルグの守護霊獣の能力について考察
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ハルケンブルグ=ホイコーロ(第9王子)に憑く守護霊獣の能力について考察。
ハルケンブルグ=ホイコーロ(第9王子)の守護霊獣
強化系相互協力型の能力。羽の刻印を持つ者が王子の元に多く集まる程、個々のポテンシャルを高めあう。その集団が互いに意志を統一し能力を発動した時の威力はあらゆる念能力の中でも最大級となる。
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仮説:単なる従者が魂の矢となりバルサミルコ兵隊長の体を乗っ取ったら、ハルケンブルグ陣営の作戦はどう変わっていたのか?
命題その1:もしもハルケンブルグ王子の人格ではなく、集団行動の中の単なるモブ従者のうちの一人が魂の矢となり、バルサミルコ兵隊長の体の中に入っていたら、ハルケンブルグ王子の作戦はどう変わっていたのか?
そもそも論として。
確率論から言えば、ハルケンブルグ王子の魂が矢として選ばれて射出される確率は、多くても 1/13人 しかなかった( 或いは 1/18人 しかなかった。加えて、もっと多い分母を計算できる考察についても後述しておく )。
逆算すればまさに上の仮説のようになる蓋然性 … すなわちハルケンブルグの魂が矢として選ばれない確率の方が 13倍も( 18倍も )高かった( ん? 正確には 12/13 や 17/18 だな)。
普通に考えれば、ハルケンブルグ陣営はこの仮説(命題)の通りの、そうじゃない方の作戦をあらかじめ用意していた … と考える方が道理なのだ。
だから当然、作中では描かれなかった … 上のもしもの方のハルケンブルグ陣営の行動選択 … その考察をやろうぜ? という動議である。
∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅
上の話の論拠は以下。✔ 2024年 週刊少年ジャンプ 第 48号、No.404 ◆ 思惑の巻。ハルケンブルグは我々読者に、内心で能力説明をしてくれている。
✔ そのP381。「(前略 … 僕の能力 “ グリマル・レ・ディゾナンス/少年は残酷な弓を射る ” は )発動側の集団からランダムで一人選ばれ、矢で射抜かれた人物との人格交換がなされる … !(後略)」
✔ 同じくP382。「(前略 … バルサミルコ兵隊長をオーラの矢で狙うに際し )僕自身がバルサミルコと人格転換する事は低確率だが想定内の事象だった… 」
そう。ハルケンブルグの言う通り。確率で言えば 1/13(1/18 または 1/27 … 後述 )しかなかったのに、そうなってしまったのだ。
だからそうではなかった場合のハルケンブルグ陣営の作戦は、どうするつもりだったのか? 妄想してみようぜ?
メモ:27人 = 作中に見えた刻印有りの人物が14人 + 死んだスミドリ君を除く元々の刻印有りの私設兵が 13人。合わせて27人。後述する ↓ 。
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❈ 筆者の勝手な用語についての注意:以下の文中の “ 死に体作戦(しにたいさくせん) ” という表現について:
仮にこれを死んだふり作戦と呼称すれば、半分正解、そして半分不正解になる。何しろハルケンブルグは作中で本当に死体となるのだから。死んだふりでは終わらないし、終われない。
作中でハルケンブルグ陣営は、王子が生きて戻ってはこれない決死作戦を選んでいるのだ。
ここで言う “ 死に体(しにたい) ” とは、大相撲に言う、例えば土俵際で、逆転不可能な体勢のこと。普通ならばこのまま負けるに決まってる … そんな体勢のこと〈 ところが大相撲では攻めてる側の力士がミスして勝手に負けてくれて、死に体の力士が勝ちを拾うことも時としてあり得る 〉。
大事なことなので二回書きます。大相撲では、死に体だったのに試合としては勝ち名乗りを受けた … という結果が起こる。勝ちを拾うことがあり得る【 相撲の技比べの勝負には負けたが、試合には勝った … いわゆる『勝負に負けて試合に勝った』というヤツね 】。
→ 筆者の言う「 死に体作戦 」とは、作中の通り、ハルケンブルグ王子の体を滅ぼすことで、王子がそのチカラを失い、また同時にいなくなり、継承戦から脱落した … と他の王子に思わせる作戦。
だから普通に考えれば、作中では今後、( バルサミルコの体内から、次々と居住先を移していく )ハルケンブルグ王子はノーマーク = 周りの王子からは見えない … 継承戦のインビジブル・ライバルとなる。
ノーマーク … 本当に? そんなに上手いこといくものかね? 本当にバルサミルコ兵隊長が他の王子達からノーマークになる為に、必要な条件を一つ、下で確認してみよう ↓ 。
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あまりにも重要な余談:
☆ 命題その2:守護霊獣の次なる寄生先 … 移り住む先の、寄生すべき人物について
仮定:もしも作中の、バルサミルコ兵隊長の中に居るハルケンブルグ王子の魂に、守護霊獣【 単眼双角荒い鼻息羽毛だらけ爪スゴ獣 】がくっついて来たとしたら …
→ 周りの国王軍兵士から見たら、バルサミルコの中にハルケンブルグ王子が居る事がバレバレとなる。
そうなると … ノーマークどころか、「 バルサミルコ殿を始末しろ! アレはハルケンブルグ王子の傀儡だ!! 」… となるんじゃないか?
→ これでは無意味にも程がある。だからむしろ、例の守護霊獣はハルケンブルグ王子の肉体と共に滅ぶ … と考えた方が、バルサミルコの肉体を乗っ取った “ 死に体作戦 ” の甲斐がある、筋が通るってものだ。
〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃
もちろんこの場合、元々ハルケンブルグ王子に流れるカキン王族の血を拠り所として発現していた守護霊獣が、滅んでいなくなる事を意味している。それが自然な有り様だと思う。のだが … !?
☆ それとも?、守護霊獣【 単眼双角荒い鼻息羽毛だらけ爪スゴ獣 】の、新しい寄生先 … 拠り所が生じるのだろうか?
→ あり得るとしたら守護霊獣が以前からハルケンブルグ王子の味方陣営に配りまくっていた、★ 左手の甲の羽毛の紋章「 覚悟の刻印 」の、持ち主の体内だ。そこに移住するかもしれない。
以下、この件を深堀りしてみよう。
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✔ 第 35 巻、P43。ホームパーティーでノリノリのサレサレ王子とは対象的に。
己の従者が10人以上、仲良くぶっ倒れてる異様な光景に恐れ慄くハルケンブルグ王子。ここが彼らの謎の羽毛の紋様の初出だ。
→ 次の場面は 同じく✔P113。ハルケンブルグ王子すらも、守護霊獣による操作系・記憶補正攻撃の対象のようだ。確かにこの方が本人の罪悪感は低い。従者達を自分の覇道に巻き込んでしまったのだから。
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次。同じく✔ 第 35 巻、P184。一人だけ右手甲の者もいるようだが笑( この点 … 右手甲の者については後述する )。ハルケンブルグ王子も含めて、陣営は皆同じ紋章を、左手甲に持っている。
メガネの若者・シェジュールは直感的にこの紋章を、ハルケンブルグ王子の守護霊獣の仕業だと看破し。同じく黒髪の若者・ユヒライもその名を「覚悟の刻印」だと知っていた( 二人は何らの忌避感も違和感も湧かないようだ )。
つまり二人によると、この紋様の意匠は見慣れたシロモノ … そもそもハルケンブルグ王子が日頃説くテーマの象徴そのものなのだという。 ↙
【 余談だが。画家の冨樫の左右盲はワザとなのか、それとも何か意味が有ってのことなのか?
週刊少年ジャンプ 第 50号、最新話のラストのコマで、クロロが右手で(具現化ブツであるハズの)携帯電話を閉じて保持している。それができるのは左手のはずだろう?
共闘説の根拠の一つとして作劇から読み解ける仮説 … それは。クロロが本に栞を挟んで、実際に一度でも使用した他人の能力は、本から栞を抜いて本を閉じたタイミングで、元の能力者に返る … というものだった。
だから仮にクロロが「 忌わし電話/故意のダイヤル6700 」のページに栞を挟んで、右手で携帯電話を保持していたのだとすれば、本から栞を抜いてページを閉じてしまった場合、二度とこの能力は使えなくなる。だから筆者は個人的に、右手で携帯電話を持ったクロロは作画ミスだと思う 】
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↘ 次。✔ 第 36 巻、P29、30。クラピカ主催の念能力初心者講習会にて、ユヒライとシェジュールは、初心者には似つかわしくない大量のオーラを湧出させている。これはもちろん二人が守護霊獣から紋章を渡されていることが要因だ。それを知らぬクラピカは二人に食ってかかる。 ↙
【 余談:けして守護霊獣の側に居らずとも、二人はオーラで身を守り、強化した身体能力で運動することが可能だ … とここにて証明した。つまりは例の、強化系生まれの守護霊獣による放出系統の加護により、遠隔地に居ても強く在れる訳だが …
ここでは修行だから問題ないが( ✔ 第 20 巻、P31、32。ゴンやキルアのように、一時間以内にへたばるだけだ )。
→ 仮に初心者の二人が念の実戦に遭遇した場合 … 起こり得るリスクは早目のガス欠だ。そしてそれを回避する為に、ハルケンブルグ陣営はあらかじめ計画していた集団行動を敢行する … ものと仮説できる。
つまり闘う二人とは全くの遠隔地にて紋章憑きの初心者達が一丸となり、二人の為に祈れば( その一丸の地点ではなく) 二人の体それのみから、初心者には分不相応なオーラが湧き上がり、戦闘に勝利し得る。その一丸にたとえばハルケンブルグ王子が参加していようと、全員が等しく生命力を消費することが可能 … という事だ。
補足:第 47 号で車椅子の身体障害者が居たことで思いついた件だが:消費する生命力は等しい定量ではなく、等しい割合なのかもしれないね? 例えばプロレスラーも伏した病人からも等しく1万オーラを集める … のではなく、プロレスラーも伏した病人からも等しく五割を徴収する〈 オーラ量で言えばプロレスラーが多くなる 〉 … 。この場合も同じく、紋章の精神 = 平等と言えるんじゃないか? 】
【 ちなみに:強化系生まれの守護霊獣からしてみたら、作中ではたまたまハルケンブルグが人格を入れ替える操作系能力を選んだので、ランダムにこちらの魂入れ〈タマ入れ〉の中から一人が選ばれて飛び出していく( 交換となる )事になったが。
それはそういう操作系能力だったからそうなったっていうだけの話であり。単なる物理的な戦闘の為に前線の兵士に遠隔でオーラを送るだけの時には、別に誰一人として倒れたり、魂入れから魂を一つ消費したりはしないのではないか?
例えば前線の、メガネのシェジュール君がウボォーギンを殴り殺す為ならば、ハルケンブルグ国王を支持する国民が共に1万人も祈れば、秒で片が付くだろう … ? ウボォーには彼のメガネ一つ壊せないんじゃないか? 】
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↘ 次。✔ 第 36 巻、P39〜43。黒髪の男・ユヒライは、ハルケンブルグ王子も含めて皆の左手甲に同じ記しが現れた、とクラピカに告げた。 ↙
【 ❈ ちなみに左手という点まで平等である必要は無いと思う。後にハルケンブルグ王子の支持者の中に、車椅子の身体障害者が居てはたと思った件だが。
つまりは、足が無役の者と同じく、左手が無い身体障害者を考慮する場合は、右手に付与しても同じことではないか? ( あぁ、先の一人だけ右手に紋章が入った黒スーツの彼こそが、左手の無い隻腕だったのかもしれないね? ) 】
【 ❈ 余談だが。冨樫はユヒライに「記/マーク」という用語を言わせている。つまりはマーキングということだ。
もちろん、マーキング = 移動 … ただそれのみの関わりではない( 他の念能力にもマーキングは使う )が、★ 今ココでの話題はまさしく移動だ。マーキングをあらかじめ持った念能力者の体には、いざという時にはハルケンブルグの守護霊獣が移り住む … その前提はあらかじめクリアしてあるもの … と、言えなくもない 】
∉〜∉〜∉〜∉ ∉〜∉ ∉〜∉〜∉〜∉
↘ クラピカは、初心者のユヒライにはなかった認識を教える。曰く、「 王子自身にも同じ刻印があるという事は、かなり危険な兆候だとも言えるな 」
続けて曰く、「 刻印に差異が無いという事は『志』に対して王子も支持者も平等だという意志の表れ(中略)。念獣の能力に対するリスクも同等に負うという事を示している 」
参考:仮定の話:例えばベンジャミン王子は。自分が継承している先死した仲間たちの能力までをも、生き残る仲間の誰か一人に、授与して死んでいく事があり得るだろうか? まぁ無いだろう。
ベンジャミンの場合はコントロールできない守護霊獣の能力ではなく、自分で管理した(設定した)能力なのだから。自分の死後の仲間たちの利益を考慮した設定にしておく事も可能だった。しかしきっとそういう設定にはなってはいまい。
そこんところいくとハルケンブルグ王子の場合は。コントロール不可能な方の、守護霊獣の強化系・相互協力&集団行動型の能力であるにもかかわらず。全体のメリット&デメリット、リスク&リターンの扱いを、自然とみんな平等に設定してあった。
これを踏まえて ↓ 。
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上のクラピカの話はつまり。
ユヒライに対して、▷ 攻撃の際のリスクすなわち、ハルケンブルグ王子の魂までもが一介の弾丸として射出される … そのリスクを予言していた( もちろんそこまで具体的ではなかったが )。
それを踏まえてこの際の我々の話題・議題は、もっぱら ▶ 守備・防衛の際のリスク管理の話となる。それが作中の有り様 ↓ だ。
リーダーであるハルケンブルグの魂が、本体を捨てて出張し。今またハルケンブルグの肉体までもが失われた。この際は何らかのデメリット(或いはハードル)を新しく一つクリアすることで、◇ 守護霊獣の棲家がハルケンブルグ王子の死せる肉体から、◆ 紋章を等しく持ち合わせる誰か一人の生ける体へと、移り変わる事を示唆している。
聡く勇猛なハルケンブルグのこと。たとえ検証はできずとも、それを端から信じて敢行する … という覚悟を持っての、自死であろう。
今後例えば、描写の簡単なユヒライの体内に、守護霊獣が移り住む事もあり得るだろうか? どうなるものかな?
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もとい。本題に入る。
仮説:もしも作中の通りにハルケンブル王子の魂がバルサミルコ兵隊長の肉体を乗っ取る … なんて事にはならず! 本稿の先の仮説の通り …
命題その1:単なるハルケンブルグの一支持者が魂の矢となり、バルサミルコ兵隊長の肉体を乗っ取っていた場合、ハルケンブルグ陣営の作戦 … これはどうするつもりだったのか?
例えば手始めに。筆者が今回取り上げて引き合いに出している、例の車椅子の女性の場合を考えてみようぜ?
彼女の前半生がどのようなものであったか? 我々は知らない。例えば元軍属で、半身不随になったから後半生はハルケンブルグ王子の支持者になったのかもしれない。そうなると彼女の精神は、実力をもって平和を遂行する実力平和主義者なのかもしれない。さらにはドラマ・演劇好きでもあれば、バルサミルコ兵隊長を演じるに足る資質・技能は十分だと言える。
肝心な観点は、当然その真逆である蓋然性もあり得る … という点だ。その場合は、建前上のボスのベンジャミン第一王子と上手いこと電話で話すことすら不可能となる。これは当たり前の話だろう?
単なる運動神経の鈍い( が故に事故に遭い車椅子乗りとなった )ミーハーのおばちゃんが、ハンサムでスポーツマンのハルケンブルグ王子の支持者になる蓋然性も有る。鈍くさい純朴なババアに何が出来るというのだ?
であるが故に。当然ハルケンブルグ陣営の構想及び行動選択として、演技功者が選ばれて飛び出すか?、逆に演技下手が選ばれて飛び出すか? その分岐点は有ったものと考えるべき。
… というよりもむしろ、作中の “ 死に体作戦 ” を敢行する為の必要十分条件からしてそもそも ☆ ハルケンブルグ王子本人が矢として選出されることだったのではないか?、と言いたくなる
( だってバルサミルコ兵隊長が普段どんな態度でベンジャミン王子と話し合っているかなんて、王族のハルケンブルグ王子だからこそイメージし得るのであって。今回王子の周りに居並んだ普段着の支持者風情には、想像もできまい? )。
だからその逆のパターン、★ ハルケンブルグ以外が魂の矢として選ばれて飛び出した場合の、陣営の行動選択を考えてみたいのだ。
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本考察の特記事項:ハルケンブルグ王子が “ 仮病作戦 ” を敢行するのか? 逆に、しないのか? という話。
❈ ここで言う仮病作戦と、先に書いた “ 死に体作戦 ” は別物です。
✔ 第 47 号、そのP362。裁判は予定通りには始まらなかった。
その理由は原告、被告の双方に有ったという【 ❈ 筆者注意:原告・バルサミルコ側の理由である “ 機器のトラブルによる準備不足 ” ってのはコレ、兵隊長の中身のハルケンブルグ王子が裁判所に対してワザと言い出したシロモノである。でもなんでそれを言い出す必要が有るのか? 解る読者が居たら教えて下さい 】。
ベンジャミン王子の部下かもしくは裁判所の職員( いずれにせよ形貌も名称も不明 … ひょっとしたら、気絶する前のウォーリオ = ベイ君か!? )が、電話の向こうから、裁判の進捗を気にするベンジャミン王子に説明している。曰く、
「(前略)『 被告本人の体調不良 』が〈 裁判所あるいは裁判長から 〉認められ、回復し次第の開始となります 」
→ なんでまたハルケンブルグ王子は『 体調不良 』になったんだい? ↓
∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅
作中の事実としては。たまたまハルケンブルグ王子が魂の矢として選ばれて飛び出し、バルサミルコの中身となった。
そうなると、バルサミルコの中でハルケンブルグ王子の人格が覚醒している以上は、その逆で、ハルケンブルグ王子の体内のバルサミルコの人格は眠りっぱなしとなる。が故に、
→ ハルケンブルグ王子は眠るように倒れて、医務室に運ばれるハメになった訳だが … 。
この作劇に不審な点はない。問題視すべきは、以下の件だ ↓ ↓ ↓ 。
〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃
この際に、今回話題にしているように。仮にハルケンブルグ以外の人物が魂の矢として選ばれて飛び出していれば、どうなったか?
→ 射手のハルケンブルグ王子はピンピンしている。眠りもしなければ倒れもしない。
だから仮に倒れる段取りを踏まえた行動選択をするならば、それはハルケンブルグ( 本体の中にそのまま宿っているハルケンブルグ )本人の意思による仮病、詐病 … 。つまりは “ 仮病作戦 ” の発動となる【 … その実態は不明! 】。
→ 筆者は今回、そうなる確率の方が最大で 12 倍も高かった … と主張しているのだ( 1/13:12/13 )。
参考資料:✔ 第 37 巻、P38〜42。ハルケンブルグ王子にとっての初めての個人的念能力の発動。
ご覧の通り( ハルケンブルグ王子ではなく)スミドリ君が矢として選ばれて飛んだ場合には、倒れるのは( シカクの人格を閉じ込めた )スミドリ君であり。
射手のハルケンブルグ王子はちゃんと立っているし、その後の行動も可能なのだ。
すなわち。陣営の端からの作戦次第では、バルサミルコをオーラ矢で射た後に、必ずしもハルケンブルグ王子までもが倒れる … そんな行動選択をしない事もあり得る。
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注意:ハルケンブルグが倒れる倒れないの話じゃなく、その他の集団失神する連中との兼ね合いについて
今回、作中の人物を数えてみると、ハルケンブルグ王子を含む 14人の、等しく覚悟の刻印を持つ者が “ 集団失神 ” に巻き込まれている。
これは彼の守護霊獣が、彼の支持者に対して初めての、例の羽毛の紋章を授けた際に記憶補正をしたせいで、集団失神の有り様となった訳だが ↙
( ❈ 別に気絶させなくてもいいのに … 強化系生まれのくせに拙い操作系能力なんて使うから、自然な記憶のつなぎ目を誤魔化せなくって『 気絶したから私の記憶のつなぎ目は曖昧なんだわ 』… という演出の為に失神させている ← ✔ 第 36 巻、P40。クラピカが記憶補正の意味合いについて語る )
【 ❈ 別段初めてではないならば〈 = はじめから覚悟の刻印を左手甲に持っていたならば 〉、集団行動したからといって彼らは失神なんてしない 】
↘ 肝心な点は、作中、ハルケンブルグ王子が実際に倒れるかどうかは、集団失神とは別問題(パラレル)だった、という話だ。これはどういう意味か? ↓
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今回、以下のケースが考えられた。
①( = 作中の実際をおさらい ) ハルケンブルグ本人の人格が魂の矢として選ばれて飛び出した場合、実際にハルケンブルグ王子の体も( バルサミルコの人格を閉じ込めたままそれを眠らせて)倒れる。
② ハルケンブルグ以外の人物が魂の矢として選ばれて飛び出した場合( その選ばれた人物だけはバルサミルコの人格を閉じ込めてそれを眠らせて倒れる )、ピンピンしているハルケンブルグ王子もまた、集団失神に紛れ込んで体調不良のフリを始める【 これが上の “ 仮病作戦 ” だ。その先の展開はさっぱり不明 】。
③ ( ② と同じく)ハルケンブルグ以外の人物が魂の矢として選ばれて飛び出した場合、ピンピンしているハルケンブルグ王子は、けして集団失神に紛れ込まずに、別の行動選択をする【 言うなれば “ キビキビ行動作戦 ” だ。その先の展開はさらに不明瞭となる 】。
① の場合は作中の通り。② と③ の場合はそれぞれ考えてみる意味がある。
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特記事項として。上の ② の場合。架空の作劇上無視できないのは、
→ ハルケンブルグ王子の仮病は、運ばれた医務室では高確率で医者に見破られてしまうであろう … という点。
そして見破られた場合にも、その医師達が被告・ハルケンブルグ王子の味方をして、裁判の開廷を遅らせる場合や、逆に被告に何らかのペナルティを課す( 法廷侮辱罪等? )場合、その他様々な展開があり得る。
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加えて。② の場合のさらなる特記事項として。
医務室にて、仮病で寝たフリをしているハルケンブルグ王子に対して、支持者の一人が操るバルサミルコ兵隊長が、もしも軍靴の細菌兵器を使った場合 … 。
→ 仮病で寝ているハルケンブルグ王子は、普通に細菌兵器に侵されて死んでしまう … という話だ。
だって。寝ているハルケンブルグの中に、普通にハルケンブルグ本人の人格が有るのだもの。そりゃ体が死んだら、中身も死ぬよね?
だから普通に考えたら、② の仮病作戦と同時の “ 死に体作戦 ” は不可能だ。そう考えるのが当たり前だと思う。
この件は流石に、異論はあるまい?
∉〜∉〜∉〜∉ ∉〜∉ ∉〜∉〜∉〜∉
念の為に軽く指摘しておくが。
③ のケースすなわち、ハルケンブルグ王子が仮病作戦に移行せずに “ キビキビ行動作戦 ” を選択する場合。
→ 細菌兵器による “ 死に体作戦 ” はますます不可能となる。その理由は以下 ↓ 。
何しろ … 生きて歩く高貴なハルケンブルグ王子に対して、イチ軍兵に過ぎない下賤の( 実際には名無しの支持者が乗っ取って操る )バルサミルコ兵隊長が
〈 しかも裁判で争う張本人、原告その人がバルサミルコである 〉、接近してお話しようなんてのは、酷いマナー違反。接近する許可が裁判所から出るはずがない。
❈ 作中ではあくまでも、病身のハルケンブルグ王子を見舞うという建前で、( ハルケンブルグ王子の人格が操る )バルサミルコ兵隊長の、医務室への入室が許されていたのだ。
冨樫は作劇上描いていないが、当然( ハルケンブルグ in )バルサミルコは裁判所に申請して、その許可が出ている。もちろんハルケンブルグの支持者達が原告であるバルサミルコによる見舞いを受け入れれば … という条件付きでの話だ( そこんところは実際には同じ陣営の身内同士なので無問題なんだが )。
仮定:読者の中にはひょっとしたら … 裁判所の意向なんて無関係、無視して接近すればよいではないか … ? などと乱暴なお考えの向きもありや? そんな行動選択が、誇り高き国王軍の兵隊長にできる訳がない。
裁判で争う原告が、一方的に被告に詰め寄るなんて、見た目も外聞もみっともない。 … ん、いや?
言われてみると … ソレは確かに、国王軍を率いるベンジャミン王子の面汚し作戦としては確かに有効かもしれないが【 バルサミルコを信頼していたベンジャミン王子なれば、操作系能力による尊厳破壊だとすぐさま看破し得るところだろう 】。
余談だが:作中では、人格を支配された兵隊長・バルサミルコが、ボスのベンジャミン王子に( 医務室で横たわるハルケンブルグ王子を見舞う為の )許可をもらっていた。
これはすなわち、( ハルケンブルグの人格が操る )バルサミルコ兵隊長が、ハルケンブルグに取り込まれたとベンジャミン王子から疑われる … その上で暗殺計画を遂行するのだ … と前もってベンジャミン王子に断っておく為の電話にすぎない。
ベンジャミンに渡りをつけておく事 … コレははじめから裁判所及び法律上のクリアすべき作法ではなかったのだ。お解りだろうか? 真に許可を得ねばならないのは、描写には無い裁判所の方だ。
◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇〜〜◇
命題その1の話の続き:
どういう訳だか不明だが … 被告のハルケンブルグ王子陣営は、原告のバルサミルコ兵隊長が新手の細菌兵器を( 秘密裡に軍靴に隠して )裁判所に持ち込み、ハルケンブルグ王子を病死に見せかけて暗殺するつもりだ … という事をあらかじめ知っていた様子だ。 ↙
∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅〜∅
【 ちょいと追っかけ切れてないんだけど … ベンジャミン陣営の国王軍属が、各王子の居室の警護員をローテーションしている事実がある。例えばいつの間にかカンジドルがハルケンブルグ陣営の誰かにより中身を乗っ取られている … なんて事はあり得るだろうか? であればバルサミルコが細菌兵器を用意しているところをどうにか見抜いて、そして作中には未登場の通信能力で、ハルケンブルグ陣営に伝えていた … なんて事もあり得るのかもしれない。
何しろハルケンブルグ陣営には既に、ビクトの身柄を隠し通す能力が備わっているのだ。他にどんな能力を開発していても驚かない。その為のクラピカによる講習会であり … そもそも念能力のど素人・ハルケンブルグ王子は、何の修行も無しにいきなり己の発に目覚めたではないか?
ハルケンブルグを守る為、ハルケンブルグの覇道の為ならば、陣営の各員が望む能力が秘密裏に発動していても不思議ではない。そして度々話題にすべき要素であるが … ことハルケンブルグ陣営においては、霊獣憑きのハルケンブルグだけが特別ではないのだ。その他の( 覚悟の刻印を持たされた )人員も同じく念能力に目覚めたいのだとしたら、強化系生まれの守護霊獣は等しくその力で、個人個人の内在する念を推し上げることだろう 】
〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃〜〃
↘ そうでなければ、とてもとても、アドリブでハルケンブルグ王子の肉体を亡き物とする “ 死に体作戦 ” なんて敢行できない。
そしてここが真に肝心な要点なのだが … 作中で、ハルケンブルグ王子自身の死に体作戦に着手できる確率( 前の章の ① のことね )は、▷ 大きく見積もっても実に 1/13人。▶ 小さく見積もれば 1/18人 にすぎなかった ↓ 。
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▷ 1/13 の場合の根拠 = ✔ 47号のそのP361。オーラの鳴動『 ゴゴゴゴゴ、ゴゴゴコ 』 のコマ。ちょうど車椅子の女性支持者の正面が見えるコマ( 同時に椅子に腰掛けたノーパソ使いの協力者の、秘密のハンドサインが『 ス、ス 』と見えるコマ )。
→ オーラの弓矢をつがえる一群の人数が、ハルケンブルグ王子も含めて 13人だ。故にここから射出され得る魂の弾丸役は、1人/13人だと言える。
→ 作中の作劇では、射手のハルケンブルグ本人がその1/13 を見事に引き当ててしまった … そんな世界線上の物語が進行中。
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▶ 1/18 の場合の根拠 = ✔ 47号のそのP374。ベンジャミン王子「 それは … 確かか!? 」のページ。
ハルケンブルグ王子がその肉体を乗っ取ったバルサミルコ兵隊長が、ベンジャミン王子と電話で話している【 医務室に横たわるハルケンブルグ王子を見舞うことが許可されて、彼の鼻呼吸に合わせて細菌兵器を吸わせる事に成功した … という報告 】。問題はその下のコマだ ↓ 。
先の、オーラの鳴動『 ゴゴゴゴゴ、ゴゴゴコ 』 のコマに集いし13人が、今は医務室に居る。ベッドに横たわるハルケンブルグを含めて、逆にたまたま居合わせた司法局の次長・カイザルを除けば、13人。ここまでは上の ▷ と同じ。
そしてここに、ハルケンブルグの死に体作戦に協力したのでは? と疑わしき面子を5人、加える。
1.バルサミルコの退路を断つように仁王立ちする、行方不明だったはずのビクト( ❈ ビクトの手の甲に「覚悟の刻印(羽毛の紋章)」は無い )。
2&3.あたかもバルサミルコの前進をさせじと、T字路を塞ぐように立ってくっちゃべるスーツ姿の男女。
4.射手のハルケンブルグに秘密のハンドサインを『 ス、ス 』と送った、椅子に腰掛けたノーパソ使いの短髪の若い男。
5.司法局の局員・ウォーリオ = ベイ【 裁判の直前に金属探知機まで使う所持品検査を受けて尚、集団失神したハルケンブルグ王子の支持者達12人と、このウォーリオ君の左手甲の覚悟の刻印は見つかっていなかった。何しろカイザルの耳に入っていなかったのだから〈 いや、そりゃ当然、ハルケンブルグ王子の左手甲の刻印は見つかっていたと思うよ? 〉。という事は今回の刻印に限っては、まさしくオーラの鳴動すなわち強化系の強制活性と運用が始まった後に、守護霊獣から付与された訳だ〈 初めて刻印を授けられた際には、操作系の記憶補正攻撃を受けて失神する 〉 】。
→ 彼ら5人を合わせて、考慮すべき人数は最多で18人だ。
→ 作中の作劇では、射手のハルケンブルグ王子本人がその 1/18 を見事に引き当ててしまった … そんな世界線上の物語が進行中。
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… ちょっと待てよ?
普通に考えたら、射手のハルケンブルグと、ウォーリオを含む集団失神した13人を合わせて、14人の中から1人、たまたまハルケンブルグ本人が魂の矢として選ばれて射出されてしまった … と考えるべきだな? 1〜4人目の人物は、刻印無しのようだし、初めての失神を経験していないようなのでノーカンでも問題なさそうだ。
まぁ14人という数は、13 人と18 人の間に在る数字なのでこの際無視してもいい( 閾値の端っこを汲み取るものなので )。
問題にすべきは、ハルケンブルグが魂の弾丸として射出される確率は、最大でも 1/13という低い数値でしか計算できない … という件だ。
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命題その1のまとめ:もしも … 単なるモブ従者のうちの一人が魂の矢となり、バルサミルコ兵隊長の体の中に入っていたら、ハルケンブルグ王子の作戦はどう変わっていたのか?
その取っ掛かりとして、そうなる確率を一応、計算し終えた( 12/13 だったり 13/14 だったり、あるいは 17/18、はたまた 26/27 でしたね? ↓ 後述 )。
取っ掛かりだけ提示して、筆者はその先をぼちぼち、妄想してみようと思う。
もしもハルケンブルグ陣営のクリティカルな行動選択を思いついた読者がいらしたら、このトピックに書いておいて下さいよ。
もう一つ。ハルケンブルグ王子の守護霊獣が持つ、放出系統による遠隔管理の技法について、書き留めておく ↓ 。
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命題その3: 強化系生まれの守護霊獣【 単眼双角羽毛だらけ荒い鼻息爪スゴ獣 】の、遠隔でオーラを移送する、放出系統の管理技能について:
今回、作中の裁判では … 司法局 = 裁判所がベンジャミン陣営の要望を受け入れて、ハルケンブルグ陣営の私設兵達を王子の身柄から遠ざける事は叶った。
しかし遠ざけられた私設兵達が〈 例えばハルケンブルグの居室・1009号室にいたとして 〉、オーラの鳴動 … すなわちオーラの合力に参加できなかった … と言い切れるだろうか? ↙
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【 ✔ 資料:第 36 巻、P76、77。冨樫はこう書いている。
〇 私設兵 … 王子が独自の人脈で集めた兵隊。ただし第一王子の私設兵は正規国王軍の資格を有する。上位5人の私設兵は幼少から王子の為に身を捧げる訓練を受けており、士気も忠誠心も高い。
◎ ハルケンブルグ王子には、14人の私設兵が付いている … とある。
● 筆者注意:そのうちスミドリ君は死んだので、最多で 13人だ。
⦿ 筆者注意:ハルケンブルグ第9王子の私設兵達は、上の冨樫の書き方だと “ 上位5人(の生まれの王子) ” の私設兵には含まれない。そう考えるのが自然だろう〈 … ところが。読者も知っての通り、真逆だ。スミドリ君は警護任務ですらない、単なる実験の為にすら自ら死を選んだではないか? 〉。
◉ ハルケンブルグ王子の居室にはその他の警護員として、ウンマ、トウチョウレイ、カットローノ、スィンコスィンコ各王妃の兵が4名居着いているはずだが、本稿では計算しない。
❈ 余談:疑問:母のウンマ王妃はツェリもハルケンも等しく監視していない? 9人の兵の配置の内訳は? 】
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↘ 等しさの象徴・覚悟の刻印を等しく持つ全員が、たとえ何処にいようと等しい割合でオーラを負担することが可能だ … と仮定しよう( ハルケンブルグの側にいない者にもオーラの合力への参加が可能だとなれば、参加者一人一人の負担割合は減る )。
気絶する気絶しないは “ オーラの合力に参加するのが初めてか否か〈 初めてならば記憶補正を受ける 〉 ” という問題であり。オーラの強制徴収というハードルは、目に見えている刻印がクリアしてくれている。そしてこれは、放出系統の遠隔管理・制御の技法だと言える。 ↙
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〈 参考:例えば特質系生まれでより強い操作系能力を持つ( = ハルケンブルグの守護霊獣よりも強い強制力を持つ )クロロは、誰の目にも痕跡がまったく見えない手のひらへの具現化本によるタッチのみで、対象者からの遠隔での “ 純正のオーラ ” の強制徴収をクリアしている。ただしクロロの場合は放出系統ではなく具現化系統の遠隔管理の技法。
❈ ここで言う純正のオーラとは = その人固有のオーラのこと。クロロが盗んだ能力を上手く使えるのは、元々の能力者のオーラを遠隔で融通しているからだ( だから対象者が死んだらお終い )。けしてクロロ本人の純正のオーラで、他人の能力を使いこなせはしない。逆の面を言えば、クロロのガス欠の心配もない。
✔ 第 36 巻、P75。クラピカによる解説を意訳する … 離れた二点間を特別な用件の為に融通する技法は、六性図上相反する放出系統と具現化系統の双方に有る〈 ❈ この件はフウゲツの具現化系生まれの守護霊獣・マジカルワームの登場により説明が容易くなった 〉。
別件:筆者の考察では、破壊不可のマンションを具現化しているノヴは具現化生まれなのだが、冨樫展を企画したバカのせいで、そうとは言えなくなった。なぜなら確かに、ハイレベルな放出系生まれのノヴを仮定する時に、破壊不可のマンションの具現化は不可能ではないからだ。しかしながらフウゲツの守護霊獣はまだ一歳にも満たない未修行の念能力者。二種類のドアと通路を具現化しての遠隔管理は、放出系生まれだとしたら不可能 … というか、具現化の手間をワザワザかけない 〉
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↘ 本件は。
裁判所が傍聴を拒否したせいでその場に立ち会えなかった、もはやベテランのユヒライやシェジュールを始めとする、ハルケンブルグ王子に忠誠を誓う私設兵達 … 彼らも等しく、
バルサミルコ兵隊長を襲う弓矢の技の為のオーラの合力〈 in 裁判所 〉 … に、遠隔地から加担していた … という仮説である。
将来的にハルケンブルグ国王が誕生した場合:
参加人数が国家規模で増えるほどに個々の念能力を使用する際の威力・精度・効果範囲は拡充し。
また何らかのペナルティを負うはずの個人が、同時に全体にとって極めて有用な個人である確率 … これはぐうっと下がる = 比較的どうでもいい個人を技の使用時の犠牲者として費やす事ができる … その確率が上がる。
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死んだスミドリ君を除く13人の私設兵もまた、( 裁判所内で )バルサミルコ兵隊長を襲うオーラの弓矢の一撃に加担していた場合の人数計算:
1.ハルケンブルグ本人
2.ハルケンブルグ王子の周りにいた、今回初めて覚悟の刻印を授かった( そのせいで集団失神した )支持者、12人
3.離れたところに居たのに今回初めて覚悟の刻印を授かり、等しく集団失神する羽目になった、司法局員であり、ハルケンブルグ王子の隠れ支持者でもある、ウォーリオ = ベイ君
4.おそらくはハルケンブルグ王子の居室である 1009 号室に待機していた、ハルケンブルグ王子の私設兵達( 既に死んだスミドリ君を除いて )、13人。
→ 1〜5を合計すれば 27人だ。
❈ 3 と4 のケースでは、守護霊獣は放出系統の( マーキング:覚悟の刻印を介した )遠隔でのオーラの強制徴収を行う。【 1 と2 のケースでは守護霊獣の広げたオーラの中に全員居るので、放出系統を介さずともよい。そのまま吸い上げる 】。
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ハルケンブルグとその支持者達 12人は一箇所に固まっていた。だからオーラの合力に加担したのは当然だろう( 13人 )。
そして今回、其処とは無関係の位置にいた司法局員・ウォーリオ君までもが失神した。故にやはりこう言わざるを得ない。
→ ウォーリオ君は、離れていたって、守護霊獣からオーラを強制徴収されていただろう? ( 13+1=14人 )
おっと … 以下は余談の性質が高い:
裁判所内で働くウォーリオ君。彼には今日まで覚悟の刻印はなかった( 仮に数日前から左手甲に刺青が有れば、上役のカイザル君の耳に入っていない訳がない )。
そしてまた彼には、ハルケンブルグ王子の隠れ支持者である … それ以外のアイデンティティはなかった。
そんな彼に、ハルケンブルグ陣営はあらかじめ、まさか裁判所で対決するバルサミルコ兵隊長に、これから弓を引く作戦がある … と、教えていただろうか? 筆者はそうは思わない。
✔ 週刊少年ジャンプ 第 47号、そのP373。ウォーリオ君は上役のカイザルに説明した。
「 ハルケンブルグ王子は、貴方が( カイザルが )念能力について自ら言及したら、こちらも包み隠さず話すようにと …(中略)
ハルケンブルグ王子は、間もなく死にます 」
合わせて鑑みる資料: ✔ 週刊少年ジャンプ 第 47号、そのP372。ウォーリオ君が失神したのは、ハルケンブルグがバルサミルコに弓引いた位置とは無関係なのだそう。まず場所が違う。そして失神のタイミングが違う。
以上の二点から言えるのは …
一。ウォーリオ君は、ハルケンブルグ王子がベンジャミンに弓引くよりも早い段階で王子本人とこっそりお話して、自分が中立を逸脱した、彼の隠れ支持者である事を告げた。
二。だもんで、ハルケンブルグはウォーリオ君に秘密を開示した( 開示せざるを得なくなるなった … なぜならハルケンブルグにもコントロール不可能な守護霊獣は、勝手なタイミングでウォーリオ君を気絶させて、覚悟の刻印を憑けるだろうから )。
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作中の展開を分かりやすく説明する為に、架空のハルケンブルグ王子の台詞を書いておく。本来は二人の台詞のやり取りだが、ここでは一方的に。
架空のハルケンブルグの台詞:
ハ:「 ウォーリオさん。貴方の志を有り難く受け取ります。僕の手の甲を見て下さい。僕の支持者には皆、この『 覚悟の刻印 』が等しく現れるのです。コレは手術ではなく、念能力という不思議なチカラによるものです。貴方にもやがて同じ物が現れますが、怖がらないで下さい。
ウォーリオさん。今すべてをお話はできませんが、僕はこの王位継承戦を勝ち抜く為に、その不思議なチカラに頼る所存です。
( 零。)僕は一旦死して、後にまた再び、生きて貴方と巡り合います。その時は今、この出会いの件をお伝えします。お約束します。だから今後の成り行きも落ち着いて受け容れて下さい 」 ↙
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【 … どう考えても、バルサミルコの軍靴に隠された、新手の細菌兵器を用いた “ 死に体作戦 ” を敢行することが、あらかじめ決まっていたことになってしまう。冨樫、やっちまってないか?
読者よ? 以下の件をクリアできる擁護を用意できないか?
壱。ウォーリオ君と、後に気絶するはずのハルケンブルグ王子が話すタイミングは、弓矢の技を使う前しかない … 。
弐。しかしながら弓矢を使う前には、まさかハルケンブルグの人格が矢として選ばれて飛び出すなんて、誰にも判らない。
参。矢として飛び出さず、本体に居残るハルケンブルグ本人には、まさか死に体作戦は使えない。
… あ、擁護できた!。自己完結笑。
→ 肆であり解答。ハルケンブルグ王子の人格が中に入った、原告・バルサミルコ兵隊長が、彼の空き時間を使ってウォーリオ君と面会し、「 ね、会えたでしょう? 」と自己紹介した ↓〈 この件は下で解説しておきます 〉 】
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↘ 架空のハルケンブルグの台詞の続き:
ハ:「 ウォーリオさん。今、とりあえず貴方にとって大切な事を打ち合わせておきます。
一つ … これまでの我々の経験則から言って、貴方は間もなく気を失う事になるでしょう。目覚めた時には私と同じ『 覚悟の刻印 』を持っているはずです。
二つ … 貴方が今後、勤務中に気を失うことにより、保健当局のみならず、司法局員もまた貴方に興味を持ち、あるいは取り調べが行われることでしょう。なぜなら、すぐ後に私と面会する予定の12人の支持者達もまた、貴方と同じく気を失う予定だからです
( これが集団失神。あらかじめ他の司法局員にも伝えておく事になるヤツ。ハルケンブルグは接見の喜びと緊張からの解放故に起こるというが、もちろん実際には守護霊獣が攻撃して覚悟の刻印を憑け、その恐怖体験を雑な記憶補正でフワッと誤魔化す。守護霊獣は強化系生まれで操作系が低レベルなので、手っ取り早く気絶させる程度の事しかできない )。
三つ … その取り調べの際に、貴方が持っているはずのこの『覚悟の刻印』を見せて、不思議なチカラについて説明して下さい。貴方が私の支持者である事を隠し通す事はもはや難しくなっていることでしょう。
四つ … もしも私がピンピンして居たら、取り調べは私にも行われる。逆に万が一、私が死の淵にあったら、私への取り調べは不可能。貴方への事情聴取はより念入りに行われることでしょう 」
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筆者による注意:どうにも、時系列をおいかけて展開の整合性を取ることが難しくなった。というのも …
弓矢の技を使う前。ハルケンブルグは …
1.自分の人格が矢として選ばれて飛び出した場合の事後策と、
2.自分ではない支持者の人格が矢として選ばれて飛び出した場合の事後策の、それら両方を区別してウォーリオ君に授けることが可能だっただろうか?
→ そんな訳がない。なぜならば、ウォーリオ君はあまりにも、ハルケンブルグ陣営としての経験値が足らないからだ。念能力が介した後の未来の行動選択なんて、あっさり簡単な用件しか記憶できないし、伝わらない。
だから上のハルケンブルグの台詞からいくつかの要点 … おそらくは四つ目を差っ引いて。真相は!
バルサミルコ兵隊長の中に入ったハルケンブルグ王子がどうにかこうにかウォーリオ君と面会して
( 気絶から目覚めたウォーリオ君なれば、司法局員として原告のバルサミルコとの何らかの確認が必要で、遭って話す事自体はおかしくはない。それは例えば病身の被告・ハルケンブルグ王子を原告・バルサミルコ兵隊長がお見舞いすることよりはむしろ自然だ )、
その面会の時にバルサミルコが言ったのだ。
バルサミルコ兵隊長の中に居るハルケンブルグ王子の架空の台詞:
バ:「 ね? 生まれ変わって再び、貴方とお会いすると約束したでしょう? 今はこうして生きてるんです。詳しく説明することは不可能ですが、この不思議なチカラを念能力というのです。私に使えるのですから、やがて貴方にも使えます。ただし、覚悟の刻印を持つ貴方に可能な念能力は、私の王道すなわち、未来のカキン国を良い方向へと導く為のものとなるはずです。
まぁ遠い未来の話よりも、喫緊の課題が先です。実は総合病院の集中治療室に居る私の体は、間もなく死にます(後略) 」
ちょっと苦しいな?
ウォーリオ君が、Ⅰ … 弓矢の技の前にハルケンブルグ王子からもらう情報量と、Ⅱ … 後にたまたまバルサミルコの中に入ったハルケンブルグからもらう情報量の差異を突き詰めれば、
Ⅲ … 極めて少ない確率で起こった、バルサミルコ兵隊長の中に移住したハルケンブルグ王子の人格と、本人の体を失う “ 死に体作戦 ” との、整合性を取れるかもしれない … ?
… 今回は以上。ご清聴有り難うございました。
>死ぬ覚悟が有ることと、それが制約として成立する事は違うんじゃないか?
覚悟と制約はほぼイコールだと思うがなんで違うと思うのかよくわからないな。
羽刻印を打ち込む際に、霊獣から要請があるのだろう。
ハルケンに協力しハルケンの能力の弾役になるリスクを受け入れるか?
否と答えたのがシカク。
応と答えたのがハルケン従者と支援者たち。
この時点でジョイントパーツの資格を手に入れると共に自死のリスクの制約を負うのだろう。
直接に死後の念を運用するネコノナマエやヨモツヘグイの方が強力な制約だろうが、クラピカ同様に決死の覚悟の制約も効果があるのはクラピカ自身が証明してくれてるだろう。
肉体との別れは即座の死ではないので、その分は制約効果も落ちるか?
そのへんはパーティフォームでカバーだ。
だがまぁ一死一殺(一操作一人格)のすこぶる燃費の重い制約だとは思うが。
ネコノナマエとチェーンジェイルは何度も使えるのですこぶる燃費が良い。
比べるとヨモツヘグイが一死一殺で長期間の蓄積条件の割に遠距離だと効果が遅くて守護念獣にも一蹴される程度の弱い能力なのが気になるが。
まだ14分割された霊獣の段階で死後の念も祓えるのは性能が高すぎる。
(これは勝手に王になったら14王子の霊獣のオーラが統合されて成獣(聖獣)になると仮定している)
また魂の交換がいつまで続くかは、ハルケンの魂が消えるか、継承戦に敗北し継承権を失い霊獣を失うまでという条件も付随するだろう。
核の術者がいなくなってしまえば、従者が貴人の中にいようと能力は解除され攻撃者の魂だけがどこかへ行ってしまうんじゃないだろうか。
ハルケンと継承戦を勝ち抜くために魂を捧げる制約なので、敗北者に待つのは魂の消滅だろう。
>フラッタの死体に残る彼のオーラを使い果たすまでしか使えない
このへんは別の解釈をしてるな。
まずオーラはガソリンで能力はエンジン。
死体のオーラはゼロで、エンジンのみが肉体に残されている状態。
これにイカルゴが自分のオーラ・ガソリンを注ぐことでフラッタの能力・エンジンを動かしている。
肉体と魂は相似形であり、肉体を離れた魂にも同様のエンジンが搭載されている。
相似とは量子もつれと言ってもいい。
肉体と魂が離れた場合、死後の能力の優先権は早いもの勝ちであり、例えば死後のシカクをイカルゴが操作してもカルドセプトは使えない。
ベンジャミンは能力と共にそれを運用するためのメモリも譲渡されてるはずだから魂のエンジンごと継承しているはず。
クロロが盗んでいるのは能力の使用権であり、能力エンジンそのものは複製され能力者と本の両方にある状態。
クラピカも同様で、能力一回分のオーラにエンジンを複製し、能力者の使用権を剥奪しているだけ。
オーラを生み出しているのは肉体に宿る魂。
死後、肉体から離れた魂がオーラを生み、魂のエンジンが能力を発動している。
効果対象はテレプシコーラ、ガム、ジャッジメントチェーン、ラヴィアンローズなどあくまで生前の能力を強化増幅する効果で発揮される。
肉体が死に魂が他人に憑依してる状態のハルケンは、死後の念状態と言ってもいい。
意識もオーラも能力もあるのだからまぁ霊獣もセットで憑いてくるんじゃないか。
一方、霊獣が具現化変化したカチョウは継承戦失格扱いだと言っていたが、こちらもハルケンと大差ない状態。
フウゲツの霊獣扱いということで存在を許されている。
先日まではハルケンもこのパターンと一緒で、継承戦を脱落したが悪い王子を殺すマンになったものと思っていたんだが、ここに何の違いがあるのかを考える必要がある。
やはり、逃亡して死んだ者と、自死の覚悟の違いじゃないだろうか。
死ぬ覚悟が有ることと、それが制約として成立する事は違うんじゃないか?
>>34
>自死を前提とした制約はいったいなにに働いてるんだという話になる。
ハルケンブルグの従者達は、余所の体に出張した結果、たまたまの運命で死んだり生き延びたりするのであって。それは例えばヨモツヘグイのような自死を決行する制約とは違う。
この件は、クラピカの心臓の掟の剣の鎖とどう違うのか … を説明するのが難しいが。まぁ賭けるモノが有るか無いか、で言い表せないものかな?
ワシには、ハルケンブルグの従者の魂が出張した後の結果の死は、全部成り行き、たまたまの死に思える。
夢に賭けた結果、死んでも構わない! と、夢に向かって先ずは自殺! ってのは、大きく違う。
そう、クラピカの場合は、先に、中指の鎖は幻影旅団にしか使わないから、オーラにブーストかけて欲しいんだよね? と、自分の無意識に要望している。
あ、これだと、ハルケンブルグの従者も同じく、自分の未来はどうなっても良いから、ハルケンブルグ王子が王様に成れますよう〜に!
僕は死んでもいいです! っていう切望なんだから、こりゃクラピカの剣と同じか?
… 何の結論も出なくてすみません。
例えば貴人の体内に入って、贅沢三昧に生きる未来を手に入れる事、及びその貴人の人格を下賤の自分の元の肉体に閉じ込める事は、何にも制約にはなっていないと感じる。
別件:死後の念には、言い方の違いで、二つあったよな?
① 死体に残存したオーラについて:ネテロのように、精孔を持つ体細胞の生命力がすっからかんになって死んだ後には、死後の念は生じない。
だから。イカルゴが使うフラッタのサテライトんぼや死体と遊ぶな子供達には、フラッタの死体に残る彼のオーラを使い果たすまでしか使えない … という限界が有る。
② 13巻でフィンクスが初出した、マジの死後の念について:
例えば鎖野郎の死体に残った残存オーラが、死体から離れて、恨みに思うクロロ(心臓の鎖でマーキング済み)に高級邪霊として祟るようなパターン。
これはネフェルピトーの死後、死体に残ったオーラが彼の本来の死人使いとしての能力を遺憾なく発揮し、自らの死体を操り、王を守る為に脅威となる眼の前のゴンさんに襲いかかった件も同じ。
① には死後のオーラに意思がなく、② には死後のオーラ自体に意思が有る。
ハルケンブルグはそこんところを … 守護霊獣ってのは “ 気高く尊いボクの王道の為のボク自身の犠牲 ” が先に立つ場合には、ボクの魂にくっついて来てくれる存在 … だと、信じてるっぽいんだよね。
自分の肉体が滅んでも、自分の魂の有るところに、我が守護霊獣よ、宿れかし! ← そうはいかないんじゃないか? っていうのが、ワシの疑問。
バルサミルコ兵隊長の中のハルケンブルグは、自分の残った死体と共に、自分の守護霊獣もめちゃ元気を失くしている事に、誰かを介して、気付く(教えてもらう)事になるんじゃないか?
>自分の肉体が毒殺されることまで予測できていた
バルサのブーツに仕込まれた毒に気付くことは難しくても、バルサが右手に握り込んでいた噴霧器のスイッチから毒殺を連想するのは難しくない。
そもそもバルサの暗殺を見越してバルサを狙撃したのだから。
人格乗っ取り時にバルサの記憶を読んだという推測が多々見られるが、シカクはスミドリの識別番号を知らなかったので、逆もまたないのではないのだろうか。
人格が一つの肉体で共存するだけで、融合するわけでも記憶を共有するわけでもない。
せいぜい夢の出来事として一方の体験を認識するくらいじゃないんだろうか?
60秒間息を止めるような特殊な呼吸法でないと自爆する毒殺方法だが、裁判所ではなく病室のベッドでなら、噴霧してすぐ部屋を出れば毒に侵されるのはハルケンボディのみになる。
まぁここらへんの未知の毒の仕様に詳しすぎるあたりが記憶の共有を疑われてるんだろうが。
先行有利でハルケンは一方的にバルサの記憶を読めるのか?
自死を前提とした能力ならなんでもありか。
※
ベンジャミンのっとりは運ゲー?
別にベンジャミンの中身が誰であろうとハルケンの仲間であれば誰でもいいのでハルケンが入る必要はない。
どうしてもバルサとの共存状態が不都合であるのなら、二人など少人数で弓矢を発動して二分の一の確率にかけて人格交換できるまで弓を撃ち続ければいい。
最終的にいずれかの王子の肉体にハルケンが収まればいいので、
※
>その肉体が滅べばまた、守護霊獣も滅ぶ
このへんどうなんだろうな。
ハルケンは、継承戦を勝ち抜くために守護霊獣が授けた能力なのだから優位に働いて当然と推理しているが。
このあたり、検証するまでもなく自明であるとかなんとか強弁してたのが逆に怪しいが、もし人格交換で守護霊獣がいなくなるのなら無意味にもほどがない能力だ。
自死を前提とした制約はいったいなにに働いてるんだという話になる。
制約が重すぎる使い勝手の悪い能力という前提で考えれば、都合よく守護霊獣がついてくるのは検証するまでもなく自明である、と言えないだろうか。
※
>今回ハルケンブルグ王子の肉体は瀕死だし
既に死亡確認済みだと思うが最新号まで読んでないのか?
バルサの魂は今ハルケンの中で睡眠剤で眠らされているぞ?
>念能力は魂ではなく、肉体に宿るものだという事実を知らない( イカルゴの死体と遊ぶな子供たちを参照 )。
それは能力の影響を受けていない死体だから死体に念が残っていたというだけだろう。
絶対に肉体から能力を切り離せないなんてことはない。
実際に死後の念などは肉体を離れた死後の魂が発動しているようなものもあるだろう。
ハルケンブルグはうっかりチョンボった?
ハルケンブルグ王子は今回、バルサミルコ兵隊長を狙うに当たり、多くの支持者の中から自分自身が魂の弾丸役に選ばれてしまう … という、低確率のリスクを計算してたっぽいが … それに加えて、自分の肉体が毒殺されることまで予測できていたっぽい。
なんでそんなことまで読めていたんだろう?
そして。ハルケンブルグ王子は継承戦の次の一手として何を画策しているのか?
( ハルケンブルグ王子の肉体が滅んだ後 … 死後十時間以内に )バルサミルコの体のままで、例の弓矢を放ち、ベンジャミン王子の肉体を乗っ取ろうとしているのだろうか? そこまではちょっと読み解けない。
そもそも、射出する弾丸役の魂 … コレが誰の魂になるのか? そこがランダムなのでは、都合よく自分の魂がベンジャミン王子の肉体の中に入る … とはいかないではないか。コレは無理筋だ。
ウンマ王妃が養っている赤子の中に魂として移り住んで、 “ 強くてニューゲーム ” をやるつもりなのだろうか? まさか笑
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ワシは思う。壺中卵の儀の壺の精霊は、あくまでも ☆ カキン王族の子孫の血に反応して、守護霊獣を授ける。その肉体が滅べばまた、守護霊獣も滅ぶ
( 少なくともモモゼやサレサレの肉体が安置されているのと同じように、守護霊獣だけが何処か別の場所に保存されている … という描写や読み解きは無理筋だ。それとも最終的に残って王となった王子の守護霊獣が、後から食う為に保存されているのだろうか? )。
→ つまり。バルサミルコの体に移り住んだ ★ ハルケンブルグ王子の魂には、彼の守護霊獣【 単眼双角羽だらけ鼻息爪凄獣 】はくっついては来ない。そう思える。
王子の瀕死の肉体に寄り添ったままなんじゃないか? なぜなら王子の肉体の中にしか、聖なるカキン王族の血は無いのだから。
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今回ハルケンブルグ王子の肉体は瀕死だし、焼却はしないまでも、謎の感染症で死ぬのだから。仮にバルサミルコの魂が覚醒したとしても、やはり瀕死。以下の三点は検証できない。不明のままだ。
① バルサミルコの魂は、その肉体に巣食うハルケンブルグ王子の守護霊獣と仲良くやれるのか?
② バルサミルコの魂が操るハルケンブルグ王子の目には、守護霊獣【 単眼双角羽だらけ爪鼻息凄獣 】は見えるのか? 見えないのか?
③ いくらなんでも守護霊獣もおバカじゃない。肉体はハルケンブルグのままでも、中身は別人に入れ替わっている事を見抜けるんじゃないか?
【 守護霊獣とて、物語を俯瞰で見ている神ではない。何もかもお見通しという訳ではない。ハルケンブルグ王子の弓矢の能力をサポートしてはいるが、ランダムガチャの結果までをも毎回サーチしている訳ではない。見抜かなきゃ見抜けないものは、守護霊獣とて見抜けない 】
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バルサミルコ本人の肉体が持つバルサミルコ固有の能力 … コレは、その肉体の中身のハルケンブルグ王子にも、使えるかもしれない。それがどんな技かは判らないけれど。
そしてハルケンブルグ王子固有の能力 … なんかフランス語の名前の弓矢の能力も使えるかもしれない。でも威力や精度は守護霊獣がブーストしてくれていた訳だからして、最早使い物にはなるまい?
なぜなら。ハルケンブルグ王子の肉体は瀕死だからだ。
スゲエつまんねえ素人考察・作劇としては … ハルケンブルグ王子はバルサミルコの形貌で、オーラの弓矢をベンジャミン王子に向けてつがえようとして、そのあまりのショボさにより … 既に自分が守護霊獣の加護を失った事を、自覚するのではないか?
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ハルケンブルグ王子は言う。ビクトの肉体を使った実験によって、検証は済んでいる … と。
しかしそりゃあくまでも、ハルケンブルグ王子の肉体だけは無事 … って状況で検証した訳/話だろ?
それだったら確かに、王子の肉体を寝城にしている守護霊獣は、余所の肉体に出張しているハルケンブルグの魂の為に、例の強化系能力でオーラを融通し続けてくれたのかもしれない。放出系能力だって使えるのだから。
『 先に発動側の肉体が死んでしまった場合…(以下略)』の検証は済ましたと、ハルケンブルグ王子は言うが … 。
つまり、ビクトの肉体の中から、弓矢の能力を使いこなして、その後ビクトの肉体が死んだ、その上での検証までをも済ませた … と、言ってる訳だ? そりゃ凄えな?
現にビクトは死んでなくて、生きてる様に見えるが … ありゃ、死人使い能力者の仕業なのかい?
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次回が本当の、ハルケンブルグ王子の肉体が朽ちて滅んだ後の、念能力の使用、その最初の実践 … となるハズだ。
ハルケンブルグの肉体の血が全て汚染された状態では、守護霊獣も死んだも同然( モモゼのハムスターなんて、モモゼが深く寝入っていたというだけで、モモゼが死ぬまで仕事をしなかった )。
バルサミルコの肉体の中のハルケンブルグ王子は、守護霊獣がブーストしてくれるハズの威力は出せない。想定以下の弓矢の能力しか使えない。そう思う。
それはバルサミルコの中身のハルケンブルグ王子にとって、想定内なのか?
ハルケンブルグ王子は、元々念能力者ではなかった。だから念能力は魂ではなく、肉体に宿るものだという事実を知らない( イカルゴの死体と遊ぶな子供たちを参照 )。
守護霊獣とて念能力なのだから、ハルケンブルグの魂ではなく、王族の血すなわち、ハルケンブルグの肉体に宿っている。それを知らなかったという作劇になるんじゃないか?
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ハルケンブルグは言う。自分の弓矢の能力の正体は、個人の人格の転換を他者に強制する能力だ、と。
この言い方では確かに … 肉体と遊離できる魂 … みたいな解釈とは異なる作劇を … 冨樫はするつもりなのかもしれない。
放出系能力が司る座標の管理で、肉体と本人の魂は結びついたまま、その魂が発現する座標が、他者の肉体の中へと変更してしまう … とかね?
でもこの言い方・言い回しだと、ハルケンブルグ王子の肉体が滅んだ後の、王子の(魂の)活路ってのは、無いな? 肉体と共に魂も滅んでお終いだな?
素人目には、八方塞がりのハルケンブルグ王子 … この先の逆転の目は無いものだと見受けられる。ここからのプロの冨樫の作劇は、如何に?
覚悟の刻印はクラピカのスチールチェーンと同様に念の攻撃であり、念覚醒を促す副作用がある。
ヒュリコフ判定だとユヒライ達はジョイントをせずとも既に念を使える状態にあった。
スチールチェーンと違って未修行者に使うと疲労で動けなくなるデメリットもない。
一時的な気絶がそれに相当してるのかもしれない。
王子の居場所を正確に特定するGPS能力か、王子の近くに出現する空間移動能力を参列者の誰かが発現させればもう勝ち確。
記憶補正能力でどのようにだって言い繕えるし、催眠能力で意識を飛ばしてから行動してもいい。
このコンボ条件を満たす条件があまりにも簡単なのだが、誰がどう対策できるのか?
ツェリなんかより百万倍ヤバい能力だと思うが。
ハルケン必勝のパワープレイ
葬列にハルケン支持者が数千人は参列するとして、その全員に覚悟の刻印を打つ。
そしてそのまま全員で王子達の元へ向かい矢を射ち続ける。
オーラの鎧を展開しながら移動すれば国王軍は何をしようと止めようがない。
矢を打つのは王子相手に最低限の回数で済むか。
ビクトは検証によりハルケン側近の弾役の肉体を殺していて二人の人格はビクトの肉体で共存状態にあり、バルサと対峙した際は睡眠薬を服用したかで側近の人格が優位状態にあった。
つまりスミドリだけでなくビクト用の弾役の肉体も死んでいて処分しやすい状態にあった。
ではライス用の弾役はどうか?
ビクトと違って敵地で独りで睡眠薬を入手し服用しライスの人格を抑え続けるのはちょっと無理だろう。
一人くらいならなんとかなるのか?
というかユヒライ達がもう念を覚えられる状態にあるんだからその能力をジョイントでブーストすればだいたいのことはなんとかなるんじゃないか?
一人は空間系能力で死体を処理し、一人は能力補助能力で残りのメンバーをサポートすれば支援者も含め無限に強力な兵隊を量産することができる。
ビクトが今まで姿を隠していたのも、空間系能力のサポートでは?
※
肉体を失い継承戦は諦めたものと思っていたが、まだ勝利を狙っているハルケンブルグ。
仮にベンジャミンの肉体を乗っ取ったら、ベン霊獣はどこかへ行って、継承資格を得るのだろうか?
ベンとハルの人格が共存状態になったら霊獣も二匹宿る?
人格優位状態時にだけ片方が発現する?
最後の二人がベンハルになった場合も継承戦は終わらない?
その場合はハルケンが他の肉体へ移動してどちらかが死ぬまで終わらない?
ちょっとこの能力ややこしすぎるぞ冨樫
※
いよいよ導火線の着火点が明らかになってきた今話。
マフィアのケツモチ王子が死んだ場合も、特殊戒厳令の発令条件を満たすという。
カチョウのルズールス暗殺予定が木曜夜。
不可持民特攻予定の講習会が木曜午前9時。
ハルケンの葬列とバルサが戻るのが木曜正午。
旅団の動き次第だがまずは1014号室で前哨戦勃発か?
※
ウンマの部屋にベビーベッドがあるらしいと聞いて見たらマジだった。
これは15番目の継承戦参加王子なのか?
情報量が多すぎるぞ冨樫。
解剖の拒否権はドゥアズルにあるが実母のウンマを経由してお願いした、という解釈も可能か。
バルサの口から直接伝えたらドゥアズルにハルケンの能力のヒントを与えることになるので、信頼できる実母を経由した…といったところだろうか。
※
シカクの死体とライスとビクトの弾役の人どこに行ったんだ問題
ライスとビクトの人格がバルサのように共存状態になってしまっては困るので、二人の弾役に選ばれたハルケン側近の肉体はどこかに安置されている。
さらに検証を終えたシカクの死体。
この3体をどうやって捜索から隠し仰せたのか?
シカクの死体ならバラして運ぶなり処理すればいいが二人はそうもいかない。
ウォーリオのような隠れ信奉者が王国軍にもいて買収されていたのだろうか?
こういう行間の些末な辻褄合わせは勝手に想像してくれというスタンスでとくに説明されないのだろうか?
まだライスの種明かし編が残ってるいるのでそこらへんに期待したい。
しかし能力の全容が明らかになり一気に死亡フラグが立ってしまったハルケンブルグ。
こういうお約束はあえて外してくるのが冨樫流なのでもうちょっとハルケンの活躍を期待したい。
ベンジャミンボディを乗っ取り特殊戒厳令を発令するのが勝利の定石だが、ベンジャミンの能力も能力で明かされてないものが多すぎて殺すにはもったいない。
ウンマに電話でお願いしたこととは何か?
→答え、ハルケンの解剖を拒否してもらうこと。
なかなか斜め上の答えだった。
すると、拒否権は建前上の母親のドゥアズルにはなく、実母のウンマにあり、そのお願いをバルサミルコになったあとでお願いしたということになるが…なんだかイマイチ腑に落ちないがこれが正解ってことでいいんだろうか?
※
具現化系蓄積型
時間を条件に威力を高めるのはポットクリンやサバンナに通じるが、こういうただの制約条件を類型化するのが最近のハンタの傾向だ。
想像妊娠がモチーフのヒリンの除念能力も出産にかかる時間で腹の具現化物質が除去される能力だとしたら、逆蓄積型といったところか。
グーの溜めも廻天のグルグルもパワーの蓄積という点では大差ない気もするが、より長期的な時間を指して蓄積と類型しているのだろう。
他に近いのは、針人間用の針、ヨモツヘグイあたりか。
具現化系に限らない条件特性に思えるが、能力そのものに主導権があって人を選ばず能力を発現できるのが強みか?
しかし地の文で様々な効果と明言しておきながら、クラピカが堂々と半操作系と断言してるのが気になる。
これはバショウのような1視点の推理情報か?
コインの能力を半強制型と推理した理由がイマイチわからないが、ルズールス念獣も具現化したトラップを媒介した半強制型能力なので、操作系から離れた具現化系が用いる操作系能力は強制型より一段落ちる半強制型が多い傾向にあるのでそう言ってるのかもしれない。
これは強制ワープの地雷形式と結界形式にも通じる。
触媒を用いる結界形式は設置できる数が多いが、地雷形式は完全ステルスで行動制約が付与されてないのでトラップ数は2.3個に限られる。
その割にはボコンテのトビラの数はもっとあるようにも感じたが。
※
人格の共存
戻って来るバルサの人格を睡眠薬で眠らせてる間に次なる一手を打とうとしているハルケン。
これはまぁ弓矢が使えるってことでいいんだろう。
弓矢の能力は魂についてきてるし、弓矢は王子相手にも使えるし、霊獣はどこかへ行ったか消えてるかしらないがジョイント能力は生きてる、そんな極めて都合のいい状態なんだろう。
自死を前提とした能力ならなんでもありか。
まるでクラピカのようだ。
しかし次のターゲットに弓矢で乗り移った場合、バルサの肉体にはターゲットとバルサの人格が共存するのだろうか?
その状態でバルサを殺したらバルサの人格だけ消えてターゲットの人格だけハルケンと共存状態になる?
スミドリinシカクは眠ったらスミドリの人格になったんだろうか?
この辺の検証がなんかよくわからない理由で適当に流されてた気がするが。
バルサミルコとビクトが相対した瞬間、背景の書き込み量が増えたのは何故か?
それは、普段は簡素化して白く書いてるけど実際の背景は微妙な凹凸のディティールもあれば傷も汚れもあるので、バルサの立ち位置から正確な距離を算出することは可能なんですよってことを示してる。
※
疑問:操作系早いもの勝ちのルールはまだ有効?
答え:ベンジャミンがその可能性もあり得ると考察している以上、たとえハルケンの能力が操作系でなくとも、ジョイントの大出力操作で早いもの勝ちルールを打ち消すことは可能である可能性が高い。
※
ハルケンとウンマは何を話したのか?
具体的にハルケンは何を心配し、どのような選択を伝え、どのような理由から晩餐会に行けないことを話したのか?
描写が時系列そのままならハルケンが倒れたあとに電話してることになるが、さすがに倒れる前の時間だろう。
実子ベンジャミンと敵対し抹殺することか?
ハルケンはウンマからの報復を危惧していたのか?
まさかバルサミルコと体が変わるから晩餐会には行けないなんてぶちまけるわけがなかろうし。
※
司法省局員にしてハルケン支持者のウォーリオ。
カイザルといい、司法省は独立中立といいながら実はかなり民主主義的な組織なのだとわかる。
権力を行使するカイザルも無法感があるし、カチョウクラピカハルケンら下位王子で結託し司法省と連携すればかなりのアドバンテージなのでは?
下位王子が個々に狙われればなすすべもないのはモモゼサレサレで実証済みなので、下位王子連携は当然といえば当然なのだが。
※
壺中卵の儀を強制終了させる裏技とは?
それは王子たち全員が意思を統一しナスビーを指差しゴールデンハンマーと唱えること。
しかし王子がもう全員いないのでその条件は達成不能。
クラピカどうする?
1.絶で霊獣が消えるケース
ツェリ、モモゼ、カミーラ?
2.能力の発動条件が揃わず姿を表さないケース
カチョウ、ツベッパ
3.何故か姿を見せないワブル霊獣
ケース2か、赤子だからか、ツェリの特質念獣のような潜伏型か
ハルケンの霊獣はケース2であってもよく、マイトinハルケンが再び同志を14人以上集めれば刻印を打つために姿を表してくれるのかもしれない。
その発動条件が同志の意思を問わず14人いたら自動発動するものだったら潜伏任務には少々まずい。
しかし晩餐会などでは発動してないので刻印羽の発動は任意になったか、あるいは密室が条件か?
霊獣には継承戦を勝つための自制心という本能が備わっているのでこの線が濃い。
可能性:
ハルケンは自らの意思で弾役になった?
ベンジャミンを抹殺するにしろ操作するにしろ、欺くには高度な駆け引きが要求される。
側近でもないハルケン以外の支持者に務まりそうもない大役だ。
見抜かれれば即時に特殊戒厳令が発令されるのだが、その時はその時で弓で応戦するつもりだったのだろうか?
そのくらいのパワープレイが不可能ではない強能力ではあるが、多大な犠牲者を出しそうな戦略をハルケンは好まない気はする。
ハルケンの能力が単なる操作系ではなく魂の永続的な交換能力だといえる理由。
根拠1、ハルケンは自らの肉体を捨て去ろうとしている。これが単なる操作系能力であれば、術者本体の死で能力が解除されると思うのが普通なのではないか?
例:ハンゾーの分身
弾役の操作人が死んでも操作が続くことをライスかビクトで確認したのか?
もう一つの可能性として、死後の念化して操作が永続化してる可能性もなくはないか?
例:ラヴィアンローズ、テレプシコーラ
可能性2、マイト軍曹を殺せばハルケンは元の肉体に戻れるが、特殊戒厳令を発令させないためにあえて肉体の死を偽装(ガチ)しようとしている。
可能性3,能力の性質上、霊獣も空気を読んでマイト軍曹に取り憑いてる間はステルスになる。
このへんは考えようと思えばまだまだ可能性はある。
根拠2、ベンジャミンが操作系と推定できるような情報をあえて教えてミスリードしているから。
やはりその能力の本質が異なることを示しているように思える。ただの操作能力であれば一操作一死は制約が重すぎる。その重さから、念矢とステルス霊獣も持ち越せていたらかなり有利だが強力過ぎるか?
肉体を捨て去るということは、人生を捨て去る、ハルケンの場合は王位継承権を捨てるということで、この上ない制約だからこのくらいのメリットはあってもいいような気もするが。
疑問1、カイザルがかまかけして聞き出したベンジャミンが特殊戒厳令を発令しようとしていることをハルケンはどうやって知ったのか?
1.スミドリinシカクに対する尋問?
2.あるいはシカクの記憶をシカクinスミドリが読んだ?
3.それともハルケンの名推理か?
スミドリinシカクは歯をカチカチする連絡手段がなくなってるので尋問し放題ではある。
ビクトやマイト軍曹に対しても接敵瞬殺でなるべくベンジャミン陣営に情報を渡さないよう立ち回っている。
ハルケンの目的はベンジャミンのみの抹殺ではなく、本当の意味でのカキンの民主革命なので、ツェリの悪行を知ったときどうなるのか。
これはマイト軍曹になりきってベンジャミンをツェリにぶつけ共倒れを狙う展開が濃厚なんじゃないか?
そしてどうやら弓矢の能力は操作系とは異なる能力のようだ。
その能力の本質は、魂の永続的な交換か?
スミドリの肉体でシカクが意識を取り戻したのはシカクの肉体が死んだ後。
これは旧来の肉体の死が後戻りできない条件を兼ねているのではないのだろうか?
魂が交換されたのならスミドリinシカクには念も使えた?
それともカイトのように念は肉体に残ったのだろうか?
メモリだけリセットされたんだろうか?
スミドリinシカクを再び始末したのなら、スミドリの死体どうしたんだ問題が浮上する。
ハルケンの部屋を捜索して誰も見つからなかったのでスミドリは意識を取り戻したものだと思っていのだが、誰にも見つからないように始末したんだろうか?
ちょっとこのへん腑に落ちない。
※
ではハルケンの肉体が先に死んだ後場合、ハルケンの意識とバルサミルコの肉体にはどのような変化が起こるのか?
ハルケンの肉体の死をもって、永続的な魂の交換条件を満たし、バルサの肉体でも再び弓矢の能力が使えるようになる、とかじゃないだろうか。
しかしこの場合でもやはり霊獣の扱いが謎だ。
見た目が変わっても認知してくれそうな気はするが、王位継承権のない見た目別人を守る理由があるだろうか?
別の王子に乗り移ればひょっこり姿を現すだろうか?
弾役に選ばれ倒れてしまったハルケンブルグ。
あんなに支持者がいたのにどうして…?
理由1、たまたま運悪く15分の1を引いてしまった。しかし能力の発動はこれで4回目なので、15分の4と思えば起こり得る不運の確率ではある。
理由2、即席のジョイントだったので不具合が起こった(ハルケン述)
理由3、能力の使用回数、刻印を身に着けた時間によって弾役となる優先順位が設定されていて、即席メンバーに比べるとハルケンが最上位の優先度だった。
普通に理由1な気がする。
20面体のリスキーダイスは6回目で大凶を引き当てたし、一度使っただけで死んだ男もいた。
さらに死を予告されたハルケン。
その理由とは…?
弾役が目覚めたらその意識は攻撃対象のものと入れ替わる。
事前の検証で、スミドリの肉体の意識はシカクの意識と交換されていたことを確認したのだろう。
ハルケンの意識がハルケンの肉体に戻ることは今後なく、バルサミルコの肉体が死んだらバルサミルコの意識を持って目覚めてくるだけなので、どうせならハルケンんを殺して利用しようということなのだろう。
自らの肉体の死をもってバルサミルコの潔白を証明しベンジャミンに近づくハルケン。
その目的は毒殺か、操作か?
そこで疑問。
バルサミルコ状態で肉体に刻印を刻み、能力を再発動することは可能か?
そもそも霊獣は今どっちに取り憑いているのか?
ケース1,ハルケンの肉体に憑いているのなら信者たちがハルケンを殺すことは難しく、ジョイント能力の発動も今後は不可能か?
ケース2,バルサミルコに憑いているのならベンジャミン兵など王子以外の念能力者にモロバレ。ハルケンが絶を習得したツェリ以上の超天才なら霊獣を隠せるがいずれにしろバルサミルコが絶なんてしてたら不自然極まりない。疑いはクロとなる。
ケース3,「あれ、ハルケン王子死んだ?」霊獣はどこかへ行ってしまった。今ならハルケン肉体は自由に殺せるしバルサに霊獣はついてないが、意識交換能力だけはハルケンのものなので継続している。
ついでに能力のジョイント補助もしてくれたら最高だけど期待薄。
これはケース3か?
つまりいずれにしろハルケンは能力を用いずバルサミルコの肉体と毒か話術のみによってベンジャミンと戦おうとしている。
一気に不利になってしまったハルケン陣営。
少なくとも王位継承の目はほぼなくなってしまった。
このまま玉砕か?せめて一矢報いるか?
リーク情報によっては標的がツェリに変わる可能性もあるか?
それともバルサ肉体でもジョイント補助のもと弓矢を発動して次々と乗り移っていくことができるのか?
だとしたら実質ノーリスクなので、ハルケンのリスクの観念と矛盾するので期待は薄い。
※
ハルケンの実母がウンマであると確定。
その意味とは?
顔に遺伝的形質がモロに出ているので、これは公然の秘密というやつで確たる証拠がなければベンジャミンにとっては噂扱い。
ツェリがベンジャミン兵の居室を拒否できる権利をもつように、ハルケンが第一王妃の息子である方が継承戦上は有利なのだが、いったい何の目論見があって出生を偽っているのか?
説1,双子を除いて同父同母の子供は継承権を持たない二線者となる。
ハルケンがナスビーとウンマの第二子であるのなら、ハルケンは本来二線者となるところを、母親を偽ることによって王位継承権を獲得している。
この事実をハルケンが知ることによる変化とは?
実兄のベンジャミンを殺しづらくなる?
継承権がなくて落胆?いやもともと王位継承する気なんてない。
そもそもハルケンはその出生の秘密には気付いているのでは?
理由1,顔の遺伝的形質。誰もが噂するくらいの公然の秘密。
理由2,なぜかツェリと仲が良いのは母親が一緒だから。
じゃあベンジャミンとも仲良くしろという話ではあるが。
ツェリの悪行を知らない以上は、ハルケンの最優先抹殺目標が覇権主義の軍事国家を目指しそうなベンジャミンになるのはしょうがない。
操作系早いもの勝ちのルールは、先に操作されてるか否かであって対象の精神は関係ない。
針人間は精神が破壊された廃人だが操作されてるだろ。
人形やコマにはそもそも精神がない。
カルドセプトによってシカクが自己操作されてる以上、シカクの精神を破壊したところでルールの打開にはならないし、シカクの精神が破壊された描写などない。
相手の精神を破壊してから操作してるなら操作系のルールに矛盾しない
常に自己操作してるわけじゃないなら羽根刻印が操作系以外とは言えない
クラピカ判断だと念獣は強化系で操作系の記憶操作もある
鳴動の時は放出系攻撃の特徴としてる
ハルケン自身は放出系でよさそう
カルドセプトを構えてない時は自己操作中じゃないだろうから2度の羽刻印の操作は操作系じゃないなんてことはないって言いたいんだろうよ。
カルドセプトが常時発動型なら、二度も操作ガードを貫かれてることになるので、より強大な矢に対して使う意味がないし、そんな命令はベンジャミンもしないだろう。
いくら記憶補正を受けてるとはいえ、それくらいの分析はシカクなら出来る。
カルドセプト発動時に、「カード化すら…」と言ってることから、羽刻印系の操作攻撃に対してはカルドセプトは有効だとシカクは想定していたんだろう。
まぁ羽刻印がカルドセプトで反撃できる操作系攻撃だとわかっていながら二度目の攻撃を受けているシカクは不意打ちの早業とはいえ不注意が過ぎないかと思うが。
考えられるケースは2つ
1.矢は操作系だが、羽刻印をはるかに上回る操作系強制力を持っていたので操作ガードは効かなかった。パーティーフォームのオーラ増幅による力技。
2.矢が操作系早いもの勝ち外のロジック(魂干渉系など)を持っていたため操作ガードが働かなかった。その場合は特質系が濃厚だが、強化、放出、操作の性質を持つハルケンが実は特質系というのはいかがなものか?
カルドセプトを構えた時には既に自己操作してると思いますよ。
シカクは常に自己操作してるんだっけ?
戦闘前に先んじて自己操作するのかと思っていたが
自己操作中のシカクにも効いた事から
意識挿入の能力は操作系ではないという事。
しかし刻印時の記憶操作は行えてることから
ハルケンの系統は
操作系では無いが、操作系に近い系統。
特質系か放出系になるけど
見た目的に放出系かな
地の文には肉体と引き換えにとある
失敗した場合でも犠牲になるのは精神なので、どっちみち地の文は間違ってる
矢を防がれるか外した場合は魂が帰ってこないリスクがある可能性はある。
ハルケン自身が矢役になった場合は自死するまで連続使用不可能。
グリードアイランドみたいなめちゃくちゃなチート能力に比べればまだリスクがハッキリしてる能力だと思う。
これ実質ノーリスクで部下一名の肉体を代償にしてないのズルいよな
ナレーションがウソ
矢を放つ瞬間にスミドリがハルケンのそばにいないのだから不可能かな。
スミドリが戻るかどうか確かめるためにシカクで実験した上で、ビクトにも矢を使っているので戻っている可能性は高い。
戻らないのならかなりのクソ能力。
念矢は壁をすり抜けるが曲がらないし直進上にいる人物に命中するだけで必中でもなんでもない。
あくまでライスがインターフォン前にいると確信しているから可能な作戦。
必中だとしたら部屋から王子に矢を撃って終わり。
外したら矢の弾役人員が空費されるので高リスク。
自殺と同じタイミングだからそのまま入れ替わるのも可能かなと
スミドリの中身がスミドリかはまだ確定してないよ
スミドリなわけないだろ。
スミドリ以外のハルケンの護衛のうちの誰かに決まってる。
スミドリの意識はシカクの死でスミドリに戻ってるはず。
>>8
なるほど、面白い考察だ。
つまりハルケンブルグの矢は、敵の正面で構える必要がなく、間に障害物があろうと直進でなかろうと必中であるということか。
ライスを攻撃した際に矢になった部下は、スミドリか、スミドリ以外か、どちらだと考える?
冨樫の謎掛け挑戦状、ハルケンの3度目のオーラの鳴動は誰を攻撃したものなのか?
まずは状況を整理しておこう。
一度目の鳴動はモモゼへの黙祷。ハルケン陣営の誰一人自覚する事なくオーラ量のみをジョイント効果により強化し高めた。
二度目の鳴動はシカクへの攻撃。ナスビとの問答で腹をくくり霊獣のサポートによって覚醒したハルケンの弓矢の能力による攻撃。
三度目の鳴動はルズールスの部屋の眼の前でシカクが拳銃自殺するのと同時に行われる。
この鳴動をクラピカは放出攻撃によるものだと認識しており、強化の祈りだけではなく放出の弓がどこかへ向けて撃たれたものだと示されている。
4度目の鳴動はビクトへの攻撃。余談だがタックルシールドは変化系能力で硬質の盾状のオーラを展開する能力だと予想している。
さて三度目の鳴動だが、結論から言うと弓矢で撃たれたのはライスという人物である。
ライスとはシカクの訪問でインターフォンに出た人物で、唯一この人物だけが隣室のハルケン達から立ち位置が特定できた人物なのだ。
シカクの「ベンジャミン王子万歳!」の発声と銃撃音。
これはハルケンたちにインターフォンの前に人がいるというタイミングを知らせるための合図だった。
一見してただの能力検証と無駄な撹乱のためにシカクを使い捨てたと思われる一連の行動も、真相を知ればなるほどハルケンらしい合理的戦略が見えてくる。
ライスはシカクの拳銃自殺を目撃し驚きよろめき倒れる。
護衛者にしては随分な驚きようとは思わないだろうか。
これは実は弓矢の攻撃を受けた衝撃で倒れたのであって、シカクの自殺はその不自然な状況をカバーするためのアクションに他ならなかったのだ。
バルサミルコに探れと指示されたカンジドルは果たしてこの真相にたどり着くことは出来るのか?
乞うご期待。
そんな適当な計算ならナックルの能力は成立しないだろ。
ナックルは相手のオーラ総量と技の消費量を全て計算した上で残り時間を算出して動いてたのに。
全員のオーラを集めて100万!更に弓矢に変えて200万!更にスミドリの魂を載せて400万!そしていつもの3倍がんばればベンジャマン!お前のオーラを上回る1200万オーラだーっ!!
…て言うとギャグだけど実際「発」「制約と誓約」「テンション」を掛け合わせるとこんな感じでドンドン強くなってくわけで。
つまり利息10000パンチはいろいろ掛け合わせた「最終攻撃力」の値であってオーラ量とイコールの式で表すのは間違いだと思うのだが…
まるで問題の証明で計算式すっ飛ばして赤点もらう答案。
まず仮定する刻印者の元オーラ量とジョイントした場合の倍率を根拠を交えて書きなさい。
仮に霊獣の能力が「刻印者の顕現オーラ量を(刻印者*100)増加させて更にそのオーラをジョイント化させる」だった場合、本人1+従者14人のハルケンの顕現オーラ量は22500、鎧(防御)に半分割いたとしても矢に込められたオーラ量は11250
ゴンのグーが2000~2200のオーラ量だったことを考えるとその5倍以上、数値だけで言えばユピーの利息10000では到底済まないパンチとほぼ同等のパワーがあると思われる
ポテンシャル高めるタイプは来る気がしてたけど、一斉にやられたらヤバイでマジで。しかも術者のメイン能力じゃなくて補助的な能力でこれって。
継承戦を中止させる為にクーデターという真逆の行動をしたハルケンブルグが現状最強ともいえる守護霊獣を従えている点に注目したい。
ハルケンブルグが継承戦を勝ち抜いた暁には、王政は撤廃されホイコーロ王朝は失権するのだが、霊獣はそれを良しとするのだろうか?するわけがない。
カキン国の繁栄を願って具現化された壺中卵の儀の壺と念獣であろうに、継承戦の参加条件にハルケンのようなホイコーロ王朝の繁栄を願わない人間を選出するのはおかしい。そこには何か仕掛けがあるはずだ。
ナスビーがハルケンとの問答で答えた、国に最も大事なものは国民であるという答え。
これが真実だとするのなら、カキン国は体制には拘らず形だけでなく民主化し、ホイコーロ王朝が滅んでも構わないという思想なのだろうか?そんなはずはない。
国民を守るために強力な国家体制が必要なのであり、その為にはホイコーロ王朝の存続は不可欠だと考えているはずだ。
だとすると継承戦を勝ち抜いた王子は初代カキン王の思想に背いた行動が取れない仕掛けが、儀式には設けられていると考えられないだろうか。
カキンの大樹を模した装置の棺桶が14個だった点を思い出してほしい。これは、敗北した王子+ナスビー王を納める数ではないだろうか。
14人の死後のオーラと霊獣を合体させ、残った王子に継承させる、継承戦とはその為の儀式なのではないだろうか。
だとすれば、念能力者で長命になったにも関わらず、ナスビー王の先代の王がいない理由もわかる。
もしかすると、守護霊獣に寄生されオーラを吸われ続けると短命となる呪いの制約も存在するのかもしれない。
カキン王とは、初代カキン王から連綿と王と王子達のオーラと霊獣を継承し続けてきた存在なのではないだろうか。
つまり初代カキン王の遺志は今もナスビーに取り付く霊獣として生きて、その思想と行動に影響を与え続けているのだ。
たとえハルケンが王になったとしても、霊獣に思想と記憶を改竄される可能性は非常に高い。
事実、戦う気の無かったハルケンに対し、既にハルケン霊獣は初日に記憶改竄を行っている。
人格まで継承してしまうと進撃の巨人と丸かぶりになるので、その当たりは筆者の匙加減でアレンジしてこのような形にしてくると想像される。
「最大級の威力」というのが相当気になる。ウボォーギンもモントゥトゥユピーもメルエムも超える威力になるのか。
もともとハルケンブルグは忠誠心が高い人物なので、他の王子のように忠誠を誓わせるステップも必要がないのもポイントが高い。
最初は噛ませ犬だと思っていたが、相当な一大勢力になるかと思っている。